1/1

マイケル・ジャクソン / Bad Sessions Definitive Edition Vol.3 (1CDR)

¥990 税込

残り1点

なら 手数料無料で 月々¥330から

この商品は送料無料です。

『Thriller』の大成功に甘んじることなく、マイケルはそこで打ち立てたすべての記録を破るべく次のアルバムを作ると決めていました。83年11月から84年前半、ヘイヴェンハーストでの『Victory』セッション中に、最初のデモが作られていたとされています。それらには「Liberian Girl」、「Dirty Diana」が含まれていました。『Victory』にあえて収録させなかった、次のマイケルのためのアルバム用に取って置いた、という見方も出来ます。未完成のためアルバムに入れられなかったけれど、これらが真の完成となれば至高の素晴らしい曲となる、そうともマイケルは思っていたはず。「Liberian Girl」のその時期のデモはリークしていません。しかし「Dirty Diana」はスニペットとレコーディングをしていた人間のセミナーの隠し撮りとされる音源があります。「Dirty Diana」は84年のデモの後85年の秋に一度レコーディングされているので、今回のタイトルの10曲目、11曲目にそれらを入れました。

オープニング「You Are The One」は、ミュージカル『ドリーム・ガールズ』内で歌ったR&Bチャート1位の「And I'm Telling You I'm Not Going」を持つジェニファー・ホリデーの曲で、85年のアルバム『Say You Love Me』の1曲目に収録されています。マイケルはバズ・コーハンと共同制作、プロデュースもし、当初は自身のバージョンも録音したとされています。それはこの曲のBMI登録にマイケルが演奏者としてクレジットされており、マイケルはバッキングはもちろん、コーラスも曲には入っていないので、そのレコーディング前にマイケルが録音した音源があるのではないか、と思えるからです。ただひそひそした声でyou're the oneと言っているのがマイケルで、それをコーラス扱いとしている、という可能性もあります。しかし例えあってもマイケルのバージョンはホリデーの歌のガイドのデモだと思われ、ホリデーはそこから自身の素晴らしい歌唱へと発展させて歌って完成させたのは明白です。素敵なメロディを持つとても美しい曲ですが、当時彼が取り組み始めていたアルバム『Bad』用ではないと言われています。「いつか王子様があなたの所にやってくる。そしてあなたに微笑みかけて言うの、君のような人をずっと待っていたんだ、君は運命の人だって」。男性用、女性用、どちらでも歌えます。そしてプリンスという言葉が出てくるので、あのMJのライバルの?とドキッとします。またアコースティック・ギターはアール・クルーですが、キーボードがジョン・バーンズ、シンクラヴィアがCraig Huxleyとマイケルを支えるミュージシャンがおり、『Victory』セッション時期の作品のように思えます。尚ここにはAIによるマイケルのバージョンも収録されていますが、それ程出来は良くありません。確かに本気度が無いのが如何にもガイドのデモという感じはしますが。

ダイアナ・ロスが当時10歳のマイケルを含むジャクソン5を見出したとプロモートしていたモータウン。実際ダイアナはマイケルの才能を早速見抜き、それを伸ばそうとあらゆる尽力を尽く切ります。一方マイケルもそんな愛情たっぷりのダイアナに対して、どんな恩返しをしてもし尽くせない、と大感謝です。ダイアナとマイケルはモータウンが制作した映画『The Wizz』からのクインシー・ジョーンズがプロデュースの「Ease On Down The Road」で共演し、マイケルが曲提供した「Muscles」もあります。そして85年「We Are The World」のプロジェクトでは二人は数多の綺羅星スーパースターと共に(実際二人こそベストなのですが)ボーカルを披露。その前後にマイケルは70年代、ディスコを席巻したビージーズのバリー・ギブと曲を書き、ダイアナに提供しています。それが彼女のアルバム・タイトル曲「Eaten Alive」です(先行シングルで85年9月1日リリースされました)。マイケルが鋭いボーカルでダイアナ・ロスに愛のつぶてをぶつけています。今回その全リミックス、更に複数のミックスを巧妙にブレンドしたRaw Mix、そしてマイケルのボーカルのみのバージョンが存在するそうですが、それとは異なるAIによってのマイケル・バージョンを再現。しかしこれがとても超良い出来で、本当にマイケルのみのバージョンがリークしたと思わせるものです。ジャクソンズの「State Of Shock」とは異なりプロモーション・ビデオもあり大ヒット間違いなしだったはずですが、ポップで77位、R&Bでも10位とがっかり。マイケル好みのホラー、「生きたまま食べられる」、というおどろおどろしいタイトル、ただもしマイケルがビデオに出演していたらヒットしていたかもしれませんね。やはりホラー風味なのにマイケルが出演せず結果あまりヒットしなかったジャクソンズの「Torture」を思わせます。
またアルバム『Eaten Alive』に、「偉大なあなたとまた共演出来て嬉しいです。愛してます」と直筆のメッセージを寄せたマイケル。
しかし85年にダイアナ・ロスはノルウェーの船舶王アルネ・ネスと電撃再婚します(マイケルにはもう結婚はしないと言っていたそうです)。前述したように「Dirty Diana」は85年秋に録音。マイケルがダイアナ・ロスやダイアナ妃ではなく、グルーピーのことを歌っている、と述べていますが、果たしてそうなのでしょうか。「すべてを捧げるわ、スターにしてくれるなら」という歌詞。お金持ちにしてくれる富豪との結婚、妻子もいるベリー・ゴーディの愛人だったダイアナ・ロス。彼女のダーティーな側面を歌っているとどうしても勘ぐりたくなります。84年の最初のデモは純粋に「Billie Jean」の歌詞の続編のようなものだった、でもダイアナの青天の霹靂再婚で裏切られた感を持ったマイケルが歌詞を変更したということではないのかと。

「Loving You」は、85年7月にサンフェルナンドのレッドウィングスタジオで、初期の『BAD』セッション中に録音されました。マイケルが作曲、プロデュースで、ボーカルは完成していたにもかかわらず、お蔵入りとなりました。マイケル死後2枚目となる最後のアルバム『Xscape』の3曲目に大胆に手を加えて収録されています。

「良い曲だったが、BADアルバムに真剣に考慮されることはなかったんだ。録音されてお蔵入りした多くの曲のうちの1つだよ。」マット・フォーガー。

今回は『Xscape』とは歌詞が異なるオリジナル・バージョン、そして80年代にリリースしていたらというコンセプトのファンメイドのリミックスを収録しました。

「Another Part Of Me」は、84年『Victory』セッションの際に録音、兄弟達は収録を強く願ったそうですが、まだ完成となっていなかったのか、お蔵入りとなりました。しかし85年7月にマイケルがSF短編映画『キャプテンEO』の制作を開始した際に「Another Part Of Me」を使用することを決めました。ジョン・バーンズがキーボードを担当していますが作曲はマイケル・ジャクソン単独です。その映画でのバージョンは後に『Bad』に収録されるものと異なります。今回はその映画で使われた音源等から作られた素晴らしい再構築デモ、そして映画の音源を巧妙にDJリミックスしたもの、2種を収録しています。

そして映画『キャプテンEO』に使われたもう一つの曲「We Are Here To Change The World」。こちらはジョン・バーンズとの共作、マイケル・ジャクソンがプロデュース。85年に録音されて完成させています。まずデモのスニペット、そしてデモの長いバージョン、更にセミナーで隠し撮りされたフルレングス・バージョンの3つ。これらは全てリークした本物の音源です。そしてスタジオ・バージョン、そのインスト。最後に映画の音源を使ってファンが作ったロング・バージョンを収録しています。

1.Jennifer Holiday - You're The One 4:41
2.You're The One (AI Test Version) 4:41
3.Diana Ross - Eaten Alive 3:55
4.Diana Ross - Eaten Alive (Extended Version) 5:52
5.Diana Ross - Eaten Alive (7" Remix) 3:54
6.Diana Ross - Eaten Alive (Insturmental) 5:52
7.Diana Ross - Eaten Alive (Unreleased 7" Instrumental) 4:03
8.Diana Ross - Eaten Alive (Raw Mix)
9.Eaten Alive (Jike's Mix AI Version) 3:54
10.Dirty Diana (Demo Snippet) 0:11
11.Dirty Diana (Demo Seminar Recording) 0:53
12.Loving You (Original Version) 3:02
13.Loving You (80's Remix) 3:29
14.Another Part Of Me (Captain EO 1986 Version) 2:59
15.Another Part Of Me (Captain EO Remix) 4:16
16.We Are Here To Change The World (Demo Snippet) 0:44
17.We Are Here To Change The World (1985 Demo) 5:02
18.We Are Here To Change The World (Full 1985 Session) 4:56
19.We Are Here To Change The World 2:53
20.We Are Here To Change The World (Instrumental) 2:51
21.We Are Here To Change The World (Long Version) 4:12

商品をアプリでお気に入り
  • レビュー

    (150)

  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥990 税込

送料無料

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      その他の商品
        CATEGORY