スイング・アウト・シスターのセカンド『Kaleidoscope World』リリース時のロンドンでのライブを完璧サウンドボード録音で収録!
キーボード担当のアンディ・コーネル 、ドラムのマーティン・ジャクソン、そして後から加わったヴォーカルのコリーン・ドリュリー で84年に結成、バンド名は、45年のアーサー・トリーチャー主演映画『Swing Out, Sister』から採られました。86年末に発売したシングル「Breakout」はイギリスチャート4位そしてアメリカチャート6位、続くジョン・サーケルのトランペット・ソロが使われた「Surrender」 はイギリスチャート7位、ジャズ調の「Twilight World」、ピチカート・ファイブを予見させる陽気なポップ「Fool By A Smile」と、ジャズとテクノポップを巧妙にブレンドした名曲だらけのファースト・アルバム『It's Better To Travell』はイギリスチャート1位になっています。セカンド・アルバム『Kaleidoscope World』でマーティンが脱退、デュオとなりますが、サウンドはオーケストラを取り入れてよりオーセンティックな音楽となっていき、そのサウンディングがこのロンドンでのライブでも強く感じさせます。そんな豊潤さはファースト・シングル「You On My Mind」のオープニング演奏に既に彼らの自信と共に現れています。イントロからじわじわと「Breakout」の世界に誘導する巧みさや、後半の男性ボーカルをジャジーに歌わせた展開も最高です。それでも終始全くぶれないコリーンの艶やかで誠実なボーカルは、安心感と心地良さを同時にリスナーに与えてくれます。一つの到達点なったライブです。
Live at The Royalty Theatre in London
3rd December, 1989.
01. You On My Mind
02. Twilight World
03. Precious Words
04. Forever Blue
05. Fooled By A Smile
06. Breakout (introduction)
07. Breakout
08. Surrender