サイケな時代に白人音楽のロックと黒人音楽のソウルをミクスチャーしたサウンドを作っていたチェンバーズ・ブラザーズ、彼らのオフィシャル盤Love, Peace And Happiness / Live At Bill Graham's Fillmore Eastとは異なる71年2月12日のフィルモア・イーストでのライブを超高音質サウンドボードで収録。ジミヘンやスライに比べると有名ではありませんが、そのサウンドはプリンスも影響を受けているだろうことは明白です。13分のNew Generationはサイケ・ファンクで、プリンスのRave Un2 The Joy Fantastic等に登場するギター・ソロを思わせるフレーズが飛び出します。プリンスもNew Power Generation名義でカバーしているFunkyのオリジナル・バージョン、それはチェンバーズ・ブラザーズの70年のアルバムNew Generationに収録されていますが、そのライブ・バージョンはプリンスのカバーとは別の角度からファンクしていて必聴です(オフィシャルのFillmore Eastには未収録)。Love, Peace & HappinessではスライのHigherのようにHigherを連呼します。オーティス・レディングのI Can't Turn You Looseのカバーも泥臭さが堪らない攻撃的アレンジになっていて必聴です。プリンス好きにもあまり知られていない隠れインフルエンサー?の名演を是非。
Fillmore East, New York, USA
February 12th 1971
01. New Generation (13:36)
02. Funky (5:25)
03. Let's Do It (2:50)
04. Pollution (3:45)
05. When The Evening Comes (8:01)
06. I Can't Turn You Loose (6:27)
07. Love, Peace & Happiness / Jam (12:34)