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スライ&ザ・ファミリーストーン / 1920 x 1080 pixel Collection (1BRDR)
¥1,890
スライ&ザ・ファミリーストーンのブルーレイ・クオリティ、1080Pのベスト映像だけを集めたタイトルの登場です。 まずはザ・ミッドナイト・スペシャルでのパフォ。73年と74年2回出演しており、スライがホストを務めていることもあり、他のバンドの映像を含めてその2回出演を完全収録しています。共に自身のバンド演奏こそ一番素晴らしいものを披露しています。 73年の方は、マーク・アーモンドがアシッド・ジャズのようなロック「Get Yourself Together」を聴かせてくれます。メリッサ・マンチェスターは山下達郎やスライのカバーを後にするようなシンガー。ブルー・アイド・ソウルの祖フォー・シーズンズ、カントリーのフレディ・ウェラー、グルーブ・ロックのアットリー・イェイガーのパフォもなかなか楽しめます。 そして最も重要なスライ&ザ・ファミリー・ストーンの演奏。まずジャズ・ファンク風の「Stand!」のアレンジで始まり、ちょっと速過ぎたな、とスライのオルガンから一転噛み締めるような味のある「Stand!」の演奏へとスイッチするここでしか聴けない展開となっています。リトル・シスターのコーラスがプリンスのNPGのシェルビーやリヴ達を思わせます。Higherを連呼するファンキーな「Music Lover」で演奏が終わってしまうのにまたメンバーが戻ってきて「I Want To Take You Higher」の本格演奏へと雪崩れ込むのは圧巻です。かなりアグレッシブなプレイで突き進む「Thank You」では味のあるファンキーなギター・ソロがカッコいいです。リズム・カッティングのフレディーもしっかりグルーブを支えます。ドリフの早口言葉の借用元リトル・シスターの「You're The One」のソウルフルなライブ・バージョンも結局スライが真ん中でオルガンを弾いていてバンマスしています。ちょっと若き和田アキ子似のエルヴァ・ムートンのスキャットは迫力ありです。ヴェット・ストーンもタンバリンを使ってカッコいいです。ワン・ツー・スリー・クワトロとおどけた声でスライがカウントをして始まる哀愁の「If You Want Me To Stay」は大変しっかりとプレイされていてマスト・パフォと言えるでしょう。最後はハイパーな「Dance To The Music」でフレディの優雅さもあるカッティングでファンクして演奏はクローズします。 74年もスライがホストで、アーティスト紹介の殆どを行っています。スライとフィルモア繋がりのエルビン・ビショップ、バーズのロジャー・マッギン、南部さ香るヘンリー・グロス、ニューオリンズ的サウンドのリトル・フィートの演奏は特に素晴らしいです。 スライのパフォ、まずアンディ・ニューマークのドラミング、そこへファミリー・ストーンのメンバーがステージに上がり、ファンキーなインストを披露する最中、スライがステージ袖に登場、まずはベースのラスティー・アレンのプレイを踊りながらチェックします。これならよしとダンスをしつつメンバー観察、そして最後にギターをピックアップしたスライはファンキーなフレーズを奏でつつ、「Thank You」のホーンのファンファーレが鳴り響いて演奏に突入します。しかし長くはプレイされずスライはありがとう、ありがとうと言葉を繰り返します。眠いのにブッハをスライが無理に声を出させようとするシーンから「Family Affair」の演奏へ。短めですがオルガンを弾くスライの姿が拝めるのは貴重です。そして未発表曲かもしれないFeeling Goodという歌詞を含むファンキーなイントロから「Dance To The Music」に雪崩れ込むのは圧巻の一言です。フレディのリズミカルなカッティングには心底震えます。スライもノリノリで絶好調。勢いは全く止まらず「Music Lover」へと突き進みます。タンバリン、そして何よりチョッパー・ベースが炸裂している超ド級ファンク。「If You Want Me To Stay」はスライを中心としたショット、その後スライが歌い出してバンドが追いつくようにプレイされる「Stand!」、この2曲のメドレーはめっちゃクールで、シド・ペイジのヴァイオリンがとても効果的です。最後はスタジオ・バージョンより躍動感のある「Loose Booty」でフィニッシュ。もう少し観たいという所で終ってしまいますが、この名残惜しさも一興なのかもです。 そしてラリー・グラハム在籍時の絶頂期ライブ映像、70年9月13日ロンドン公演。WDRの秘蔵のものですが、1080Pの映像が流出、既存で悪かった音声部分もかなり良好になっての収録。アップが多くそれがとても迫力です。スライのピアノ裁きとアジテーション、ラリーの超絶ベース、シンシアの強烈なトランペットの吹きっぷり。演奏が一部編集されており、この映像だけで大満足とは言えないものの、絶対必要なマテリアルです。バックステージの映像と合わせてメンバー紹介をしたり、「Dance To The Music」でのファンクに特化したアレンジは、ラリーが結構主軸になっていて、それがプリンスに派生していく、そんな架け橋的な映像とも言えます。 そして最後はエド・サリバン・ショウ、白人達のお茶の間を人種を超えて席巻した最強パフォ、シンプルに圧倒されてしまうパワーを感じてください。 Intro Sly and the Family Stone – Stand Mark Almond - Get Yourself Together Melissa Manchester - Oh Heaven How You've Changed Me Frankie Valli & the Four Seasons Hits Medley Sly and the Family Stone – Music Lover - Take You Higher Freddy Weller - The Perfect Stranger Mark Almond - The City Sly and the Family Stone – Thank You Atlee Yeager - I Wanna Be Alone with You Frankie Valli & the Four Seasons – Let's Hang On Freddy Weller - The Roadmaster Little Sister - You're the One Frankie Valli & the Four Seasons - The Scalawag Song Sly and the Family Stone – If You Want Me to Stay Sly and the Family Stone – Dance to the Music ●The Midnight Special Episode 39 October 26, 1973 Intro Sly and the Family Stone - Thank You Sly and the Family Stone - Time for Livin' Elvin Bishop - Travelin' Shoes Elvin Bishop - Sunshine Special Roger McGuinn - Gate of Horn Sly and the Family Stone - Family Affair Sly and the Family Stone - Dance to the Music Sly and the Family Stone - Music Lover Henry Gross - Come On Say It Little Feat - Tripe Face Boogie Little Feat - Willin' Sly and the Family Stone - If You Want Me to Stay Sly and the Family Stone - Stand Elvin Bishop - Groundhog Henry Gross - Simone Roger McGuinn - Peace on You Sly and the Family Stone - Loose Booty ●The Midnight Special Episode 80 August 9, 1974 M' Lady Sing A Simple Song Introducing The Members Stand! You Can Make It If You Try (cut) Everyday People Dance To The Music Music Lover I Want To Take You Higher ●The Lyceum, London September 13, 1970 Sing A Simple Song (part) M' Lady Music Lover ●Ed Sullivan Show December 29, 1968 167min. Pro-shot
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スライ&ザ・ファミリー・ストーン / Time For Changing (1CDR+1DVDR)
¥1,490
グレッグ・エリコ、ラリー・グラハム、二人の重要なオリジナルのリズム・セクションが失われ、スライのコカイン使用がエスカレートしたにもかかわらず、『Fresh』は73年にリリースされました。この頃までに、スライのサウンドはよりシンプルになり、シンコペーションが効き、リズムが複雑になっていました。 スライは『暴動』と同じように、マスターを執拗にオーバーダビングしました。このレコードはリリース時に賛否両論の評価で、バンドの以前の作品ほどの注目を集めることはなかったのですが、史上最も重要なファンク アルバムの1つとして『Fresh』は認められるようになります。ローズ・ストーンはドリス デイの「Que Sera, Sera (Whatever Will Be, Will Be)」のゴスペル風カバーでリード・ボーカルを務め、シングル「If You Want Me to Stay」はアメリカでトップ20ヒットとなりました。 74年にリリースされた『Small Talk』も同様の賛否両論の評価を受け、売り上げは低調でした。最初のシングル「Time For Livin'」は、バンドの最後のトップ40ヒットシングルとなります。2枚目のシングル「Loose Booty」は84位でした。しかしこの2曲のファンクネスは評価されてしかるべしです。 70年代にスライや他のバンドメンバーは、ギグを欠席したり、演奏を拒否したり、薬物使用で意識を失ったりすることがよくあり、ライブの予約に影響を及ぼしました。 スライが演奏を終える前に退場したりすると、観客が暴動を起こしたこともあったのです。結果バンドの仕事が少なくなります。そのためケン・ロバーツがプロモーターとなり(後にゼネラルマネージャー)、75年1月、スライ達はラジオシティミュージックホールで自ら公演を行うことになったのです。しかし有名なミュージックホールにもかかわらず観客は8分の1しか埋まらず、スライ達は帰国するためにお金をかき集めなければなりませんでした。その公演後、バンドは解散することになります。 ローズ・ストーンは、当時夫だったババ・バンクスによってバンドから引き抜かれます。彼女はソロ活動を開始し、76年にローズ・バンクス名義でモータウン風のアルバムをレコーディングしました。フレディ・ストーンは、ラリー・グラハムのグループ、グラハム・セントラル・ステーションにしばらく参加。79年に最後にコラボレーションした『Back On The Right Track』の後、音楽業界から引退し、最終的にヴァレーホのエヴァンジェリスト・テンプル・フェローシップ・センターの牧師になりました。リトル・シスターも解散し、メアリー・マクレアリーはレオン・ラッセルと結婚、音楽プロジェクトで彼と協力しました。 アンディ・ニューマークは、ロキシー・ミュージック、ピンク・フロイド、B.B.キング、スティーヴ・ウィンウッドなどと演奏し、成功したセッションドラマーとなっています。尚シンシア・ロビンソンはスライとの間に娘のファン・ロビンソン・ストーンが居ます。 さて、スライ&ザ・ファミリー・ストーンのテレビ放送、ラジオ、そしてサウンドボード音源を徹底的にコンパイルした究極のCDRタイトル、その第四弾のリリースです。インタビューを排し、基本演奏部分のみを収録しており、純粋なパフォが楽しめるライブ音源集です。 74年マイク・ダグラス・ショウの後半、スライの息子ブッハとの「Small Talk」の演奏がレア且つ素敵です。そしてこのCDの肝、74年11月9日カンサス公演。サウンドボードでノイズ等殆どなく素晴らしい。ただボーカルがややオフ気味なのですが、アンディ・ニューマークの凄い壮絶なドラミングで演奏の疾走感が半端なく、異次元のファンクを繰り広げているのが衝撃です。ホーンが鋭く嘶き猪突猛進する暴発リズム隊と新機軸のファンク・ロック・ギターがスリリング過ぎる「Thank You」はこのツアーのために用意しただろうジャムがあり、ラリー・グラハムより伝授のプリンスはこの展開をカバーしていないはず。最高にファンキーです。シド・ペイジの早急なバイオリンがドキドキする「M'Lady」はコーラスも異なり、ハープも入り新鮮。音合わせのようなジャムから気が付くと繰り出されているナンバー・ワン・ヒット「Family Affair」のホーンを中心としたアレンジがファンキー且つ斬新。「Don't Call Me Nigger , Whitey」もハモンドとホーンの哀愁さがあるこの時だけの独特なライブ・バージョンです。ドラムが思わせるんでしょうけどロックさがある「If You Want Me To Stay」はフルートが入り、ライブ・バージョンの「The Ballad Of Dorothy Parker」を思わせます。ハイパーな「Stand!」も衝撃で、スライのアジテーション中に凄いファンクをしているバッキング。壮絶イントロからの「Dance To The Music」、ハイテンションの「Music Lover」はどこか初期サンタナを思わせる暴れん坊ぶりです。そしてここで終わりそうになるのになんと新曲「Time For Livin'」。ドラムとホーンが盆踊り的能天気さがあるライブ・アレンジ。そして大団円の如き「Loose Booty」、ヴァイオリンの音色をここまでファンクさせたスライの功績を是非知って欲しい。アンディのドラミング、リトル・シスターのコーラス、ホーン、どれもこれもも改めて素敵だと言っておきます。その勢いで更なる高み「I Want To Take You Higher」へ。こんな悶絶モノのライブをしていたなんで知っている人はどれだけいることでしょう。この後75年のラジオシティーが最後のライブとなりますが、このような演奏を披露していたはずです。これを聴くと悔しくて仕方がなくなります。クスリは本当に恐ろしいです。 そして74年のマイク・ダグラス・ショウを焦点とした映像集DVDRが付きます。可能な限り上質な現存のフルレングス映像を収録させたため、インタビューが多いですが、モハメド・アリやリチャード・ブライヤーらの著名人との会話なので資料的に重要です。そして肝心のスライらのパフォも口パクではないため、本気の演奏が楽しめます。ライブならではのアレンジなら「Stand!」でのバイオリンの使い方が絶妙で、プリンスもこれは真似してません。また「Loose Booty」、「Mother Beautiful」のレアな曲の動く彼らが見えるのは大感動です。「Que Sera, Sera」ではマイク・ダグラスが朗々とした声で歌い、スライ達はコーラスに回っていますが、ある種の酔いどれ感がスライ・マナーで最高です。「Small Talk」では赤ちゃんの息子ブッハの口に手を当てて強引に声を出させ演奏に参加するよう促すスライが居ます。声が出ないといよいよわかるとブッハの頭にチョップするゼスチャーをしてキャシーに手渡します。そして最後11月の「If You Want Me To Stay 」では黒人差別を逆手に取った卑語を使う黒人スタンダップ・コメディアンのピカソ、リチャード・プライヤーとの掛け合い、そして彼がドラムで「If You Want Me To Stay」をスライが最初ギターを弾こうとしますが、合わないかなと返却、ピアノにて披露しています。 CDR 1.Small Talk 2.I Want To Take You Higher ●Mike Douglas Show July 19, 1974 3.tune up intro 4.Thank You 5.M'Lady 6.Band Intros 7.Family Affair 8.Don't Call Me Nigger, Whitey 9.Sing A Simple Song 10.If You Want Me To Stay 11.Stand! 12.Dance To The Music 13.Music Lover 14.Time For Livin' 15.Loose Booty 16.I Want To Take You Higher ●Hoch Auditorium, Lawrence, Kansas, November 9, 1974 17.If You Want Me To Stay (with Richard Pryor) ●Mike Douglas Show November 27, 1974 18.Thank You 19.M'Lady ●ABC's In Concert December 6, 1974 DVDR ●May 10, 1974 - Mike Douglas Show (S13E180): Interview If You Want Me To Stay ●July 16, 1974 - Mike Douglas Show (S13E217): Interview with Peter Marshall ●July 17, 1974 Mike Douglas Show (S13E218) with Muhammad Ali, Rocky Graziano & Congressman Wayne Hays Interview Stand! introducing the members I Want To Take You Higher ●July 18, 1974 Mike Douglas Show (S13E219 Interview Loose Booty Mother Beautiful Everyday People Que Sera, Sera (Whatever Will Be, Will Be) (with Mike Douglas) ●July 19, 1974 Mike Douglas Show (S13E220) Interview Small Talk I Want To Take You Higher ●November 27, 1974 Mike Douglas Show (S14E263) Interview (with Richard Pryor) If You Want Me To Stay (with Richard Pryor) Pro-shot 145min.
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スライ&ザ・ファミリー・ストーン / Letting Me Be Myself Again (1CDR+1DVDR)
¥1,490
スライは名声と成功を得た一方多くの問題が生じることになります。バンド内の関係がまず悪化、特にストーン兄弟とラリー・グラハムの間には軋轢がありました。そしてエピックは売れる作品を要求します。ブラックパンサー党は、スライにグレッグ・エリコとジェリー・マルティーニを黒人の楽器奏者に変えるよう圧力をかけます。69年秋にLAに引っ越した後、スライ・ストーンと彼のバンド仲間は違法薬物、主にコカインとPCPのヘビーユーザーとなってしまいます(スライはどこへ行くにも違法薬物でいっぱいのバイオリンケースを持ち歩いていたそうです)。その結果レコーディングは大幅に遅れることに。69年の夏から71年の秋にかけて、バンドは69年12月にリリースされた「Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)」/「Everybody Is a Star」のわずか1枚のシングルしかリリースしませんでした。それでも「Thank You」は70年2月にBillboard Hot 100のトップに躍り出ます。 70年スライは起きている時間のほとんどをドラッグに費やしました。彼は不安定で気分屋になり、その年のバンドのコンサートの3分の1近くを欠席しています。しかしテレビのトーク番組へのライブ出演には良いものが沢山あります。一方スライはストリートに精通した仲間ハンプ・ババ・バンクスとJ.B.ブラウンを個人マネージャーとして、次にエドワード・エディ・チン・エリオットやマフィアのJ.R.ヴァルトラノなどのギャングをスライのボディーガードとして雇いました。これらの人物にスライは商取引の処理、麻薬の回収、そして彼が敵とみなした人々(その中にはバンド仲間やスタッフもいました)から身を守るよう依頼します。結果スライとバンドの他のメンバーの間に亀裂が生じ、71年初頭ドラマーのグレッグ・エリコがバンドを離れた、その最初の人物となりました。その後次々とドラマーは交代し、ジェリー・ギブソンに一応落ち着きますが、1年しかバンドに残らず、73年にアンディ・ニューマークに交代します。 ファンの新曲の需要を満たすため、エピックは素材の再リリースを開始、『A Whole New Thing』は新しいジャケとなり、最初のグレイテスト・ヒッツ・アルバムをリリース、それはビルボード200で2位を獲得しました。この時期にスライはアトランティック レコードとプロダクション契約を結び、自身のレーベル、ストーン・フラワー・プロダクションを設立しました。ストーン・フラワーは、R&Bアーティストのジョー ヒックス、6IX というグループのシングル、リトル・シスターによるポップトップ40/R&Bトップ10シングル「You're the One」と「Somebody's Watching You」(「Stand!」 のカバー) の2曲を含む4枚のシングルをリリースしました。理由は不明ですが、スライは徐々にストーン・フラワーから手を引くようになり、レーベルは71年に閉鎖されます。リトル・シスターの「Somebody's Watching You」は、リズム トラックにドラム・マシンを使用した最初の曲です。 71年、シングル「Family Affair」で復帰、ビルボード・ホット100で1位を獲得します。この曲は待望のアルバム『暴動 There's A Riot Goin' On』のリードシングルでした。60年代の作品の特徴であった楽観的でロック調のソウルではなく『暴動』はアーバンなブルースで、ダークなサウンド、フィルターを通したくごもったドラムマシンのトラック、そして70年代初頭にスライや他の多くの人々が感じていた絶望感を表現する哀愁漂うボーカルで満たされていました。 このアルバムは制作中にスライが何度も再録音やオーバーダビングを行った結果、かなりの量のヒスノイズがテープに入ってしまったことですっきりとしていないサウンドになっています。そしてアルバムの楽器演奏のほとんどはスライ1人で行っており(メンバーが同時に演奏することを拒んだためという説があります)、追加の楽器パートにはファミリー・ストーンのメンバーの他、ビリー・プレストン、アイク・ターナー、ボビー・ウーマックなどの友人たちが参加しています。「(You Caught Me) Smilin'」と「Runnin' Away」もシングルとしてリリースされ、チャートで好成績を収めました。 『暴動』のリリース後、さらにメンバー構成が変更されます。72年初頭、ジェリー・マルティーニがバンドの収益の取り分について詮索したことを受けて、スライはサックス奏者のパット・リッツォを代わりのメンバーとして雇いましたが、結局2人ともバンドに残ります。そしてその年の後半スライ・ストーンとラリー・グラハムの間の緊張は最高潮に達します。コンサート後、グラハムとスライの取り巻きの間で乱闘が勃発。ババ・バンクスとエディ・チンは、ラリー・グラハムが殺し屋を雇ってスライを殺害しようとしていると聞き、ラリーの仲間を襲撃しました。ラリーと妻はホテルの窓から脱出し、パット・リッツォが彼らを安全な場所まで避難させました。最早スライと仕事を続けることができなくなったラリー・グラハムは、すぐにファミリー・ストーンを脱退し、グラハム・セントラル・ステーションを結成します。その間、ラリーの代わりにボビー・ウーマックが加入するも、その後19歳のラスティ・アレンがメンバーとなりました。 さて、スライ&ザ・ファミリー・ストーンのテレビ放送、ラジオ、そしてサウンドボード音源を徹底的にコンパイルした究極のCDRタイトル、その第三弾のリリースです。インタビューを排し、基本演奏部分のみを収録しており、純粋なパフォが楽しめるライブ音源集です。 73年はDon Kirshner's Rock Concertが素晴らしい演奏を聴かせてくれます。テレビ映像からのリッピングで一部ノイズがありますが、これが一番良い音質です。そしてマイク・ダグラス・ショウも演奏部分のみを収録。可能な限りリマスタリング激レア曲「Mother Beautiful」、マイク・ダグラスとの「Que Sera, Sera」はここだけのプレイです。「Everybody Is A Star」も嬉しいプレイです。 そして映像集DVDRが付きます。まずABC's Rockin' USA Special Summer Jam 1974。73年『Fresh』のリリース前にドラムがアンディー・ニューマーク、ベースにラスティー・アレンになっており、新生ファミリー・ストーンの映像となります。「M'Lady」ではシド・ペイジのバイオリンが効果的に入ってスタジオ録音に忠実ながら優雅さも含むバージョンになっています。そして衝撃の演奏シーン、この時の「Thank You」のアレンジ、是非プリンスに聴かせたい!スライがリズムギターを弾くし、いつも以上にギターで活躍しています。さすが元ギターリストです。また重要な下半身系のプレイヤーをガラッと変えたことで、ロックさが希薄になった洗練された音になっています。「Everybody Is A Star」は前半がスライドのようにバンドメンバーを映して後半から演奏風景となりますが、かなりダレダレ。フレディーもちょっと酔っ払ったような声を出しています。ラスティーも緊張気味の歌。しかしこの曲のライブバージョンは貴重です。そしてバイオリンのイントロに変に嬉しがるスライ、もう薬入っているんでしょうけど、そこから強引に始まる「I Want To Take You Higher」がまたある意味らしい流れで、グルービーなアレンジとなっています。少し心配な演奏ではありますが、強引に突き進む、これを観た人はやはり噂どおりスライは薬やってるけどそれでもかっこいいと思ってしまうことでしょう。 そしてIn Concert 1973、ここでもスライはギターを弾いています。時折ハードに聴かせてくれたりするプレイ、しかしあくまで効果音的にですが。「Thank You」でリトル・シスターの女性コーラスが入ってソウルフルなアレンジになっています。スライがだらだら歌っている感じですが、そのダウナーな感じがステキ。アンディーのツッツカーの乾いたドラミングも効きます。「M`Lady」はタンバリンも入ってパーティーライクな演奏となっていますが、ラスティーが歌うパートになるとちょっとトーンが低くなるように感じられます。ラリーのあの何オクターブだか歌える喉を失ったのはやはり痛い。しかしグルービーなベースプレイで演奏の要は果たしています。そして73年10月26日のThe Midnight Special。部分収録で「If You Want Me To Stay」、「Dance To The Music」が収録されています。 73年の「Music Lover」もレアですが、この映像が肝となるでしょう、萌えーな少女が「Sly…I love him.」とつぶやくイントロ、そう、あの有名なD.K.R.C.の映像です。このライブでスライが示したソウル・ファンクショーとは何かを知ることが出来ます。ここではかなり綺麗な映像になっています。1曲目の「You Are The One」はバックでも歌っているLittle Sisiterへの提供曲。この一曲でソウル・ショウのイメージを観客に叩き込みます。『暴動』のスタジオでのワン・マン振りが有名なスライですが、ステージでのバンマスとしての手練手管を知るには格好のパフォーマンスです。この時の「Stand!」も彼女らがいて雰囲気が違い「Somebody Watching You」のライブ・バージョンはこんな感じに演奏されていたのかと夢想します。ベースも跳ねていませんがラスティ、屋台骨たるプレイで良しです。「If You Want Me To Stay」、この哀愁のホーン、しゃがれた歌い方。この曲があったからこそプリンスは「The Ballad Of Dorothy Parker」を作れたと言えるでしょう。ドラムはまだアンディーでそれも嬉しい。ラスティーはここではうねるベースを弾いています。「Thank You」はフレディーが安定したカッティングを聴かせる中スライが効果音的ギターを入れる、それがもう絶妙で、ギターソロも入るしで最高。そしてそのソロの雰囲気まんまにジャムへ突入します。スライのギターによるヘタウマ・ファンク、その典型を十二分に堪能できます。そして「Dance To The Music」、ここでもベースとドラムの下半身部隊は良い仕事をしており、スライもフリーキーにキーボード、そしてハーモニカとプレイしていきます。全演奏中最も黒い「Dance To The Music」と言っても過言じゃないはずです。そして「Music Lover」にもその黒さは染み渡っています。例の「Higher」の儀式がナレーションで潰れてしまうのは残念ですが、それだけ。後は文句なしのライブとなっています。 続いて74年6月5日MSGの結婚式の映像。相手は当然『Small Talk』に写っている女優キャシー・シルヴァ。この日のライブは満員御礼状態で、そのライブ前に牧師を呼んで挙げました。これがテレビで放送されたわけですからツクヅク目立ちたがり屋だし、人気者だったということになります。その後のパーティーの映像ではアンディー・ウォーフォールの顔が映されています。また二人の間にブッハという男の子が生まれますが、5か月後に離婚してしまいます。 74年のMike Douglasショウはインタビュー中心。モハメド・アリのキリスト否定、アラー神信仰の下ブラックピープルの権利を主張する毒舌トークを、スライは時には擁護し時には雰囲気を見て白人のコメンテーターと諍いになるのをわかったよブラザーとアリを諌めたりして取り持ちます。そして最後に歌われるゆったりアレンジの「Stand!」の主張はかなりの説得力を持って迫ってきます。でもここで「Everyday People」が歌われていたらアリはびっくりしてスライをパンチしていたかもしれないですね。「Don`t Call Me Nigger, Whitey」だったらとか。続いてAmerican Music Awards 1975の「Loose Booty」、この曲のライブ映像、観たかったはず!「I Want To Take You Higher」とメドレーになっています。この時期だともうボーカルは弱いのかなと思わされますが、スライは演奏せずボーカルに専念することで克服しています。そしてバックがガラッと変わっています。シンシアとフレディー、リトル・シスター、その辺以外はドラムもビル・ローダン、そしてベースがボビー・ベガ。しかしその一体感のあるファンクネスは唯一無二で、まだまだスライマジックがそこにはあります。そして最後のアルバム『Ain`t But The One Way』で何度目かの復活を遂げる頃のドキュメンタリー。インタビュアーに一体どうしちゃたんですか?最近は?と突っ込まれますが、リラックスしてるのさ、と一体いつまで?と聞きたくなるような受け答えをします。でもニューアルバムのレコーディングはしていると言って、ギターを爪弾いたりスタジオに入ったりまだまだ音楽をやってます的映像で健気にアピールしていますが、もう隠居爺のような老け顔が涙を誘います。しかし「Love City」の演奏となるとしっかりしていて、フレディーやローズ、シンシアのバックにいて、おっ、これなら大丈夫と思わせますが。否待てよ、ラリーがいるみたいだ。もしかすると昔の映像?実は70年くらいのライブ映像です。それじゃー凄いわけですね。そしてBill Graham Specialは86年に放送された映像、演奏時期もその頃でしょう。とにかくバンド・メンバーはスライ以外ファミリー・ストーンが不在。声も出ていますが、バックとかみ合っていません。86年はジェシー・ジョンソンの「Crazey」で客演した頃。でもこの曲のスライは最高にカッコよく、声も出ていて、復帰するとしたらこれがある意味最後のチャンスだったのかもしれません。 CDR 1.Music Lover ●TV Concert 1973 2.You're The One 3.Stand! 4.If You Want Me To Stay 5.Thank You 6.Dance To The Music 7.Music Lover ●Don Kirshner's Rock Concert 1973 8.If You Want Me To Stay ●Mike Douglas Show May 10, 1974 9.M'Lady 10.Thank You 11.Everybody Is A Star 12.I Want Take You Higher ●ABC's Rockin' USA Special Summer Jam 1974 13.Stand! 14.I Want To Take You Higher ●Mike Douglas Show July 17, 1974 15.Loose Booty 16.Mother Beautiful 17.Everyday People 18.Que Sera, Sera (Whatever Will Be, Will Be) (with Mike Douglas) ●Mike Douglas Show July 18, 1974 DVDR M'Lady Thank You Everybody Is A Star I Want Take You Higher ●ABC's Rockin' USA Special Summer Jam 1974 Thank You M'Lady ●ABC's In Concert December 6, 1974 If You Want Me To Stay Dance To The Music TV Concert 1973 Music Lover ●The Midnight Special 26 Octorber 1973 You're The One Stand! If You Want Me To Stay Thank You Dance To The Music-Music Lover ●Don Kirshner's Rock Concert 1973 Wedding Ceremony/Reception ●Madison Square Garden June 5, 1974 Interview (With Muhammad Ali) Stand! ●Mike Douglas Show July 17, 1974 Loose Booty ●American Music Awards 1975 Interview (Documentary) Love City ●TV Documentary 80's I Want To Take You Higher ●Bill Graham Special Live At Fillmore 1986 Pro-shot 118min.
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スライ&ザ・ファミリー・ストーン / We Got To Live Together (1CDR+1DVDR)
¥1,490
68年後半スライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンはシングル「Everyday People」をリリース、これがバンド初のNo.1ヒットとなりました。「Everyday People」はあらゆる種類の偏見に対する抗議であり、「皆人それぞれなんだ」というキャッチフレーズを広めました。 B面の「Sing A Simple Song」と共に、この曲はバンドの4枚目のアルバム『Stand!』のリード・シングルとなり、アルバムは最終的に300万枚以上を売り上げ、タイトル曲はアメリカで22位にまで上り詰めます。「Stand!」はバンドのキャリアにおける芸術的ハイライトの1つとされる名曲です。そして「I Want to Take You Higher」(「Stand!」シングルのB面)、「Don't Call Me Nigger, Whitey」、「Sex Machine」、「You Can Make It If You Try」などバンドを代表するナンバーが数多く収録されています。69年バンドはウッドストック・フェスティバル含めた夏のコンサートを連続でこなし、8月アルバム未収録のニュー・シングル「Hot Fun In The Summer Time」をリリース、10月USポップチャートで2位になります。 スライ&ザ・ファミリー・ストーンのテレビ放送、ラジオ、そしてサウンドボード音源を徹底的にコンパイルした究極のCDRタイトル、その第ニ弾のリリースです。インタビューを排し、基本演奏部分のみを収録しており、純粋なパフォが楽しめるライブ音源集です。 コンピレーションCDには未収録がちなLeslie Uggams Show 1969、リリース直後の「Hot Fun In The Summertime」、やや長めな「Everyday People」、Kraft Music Hall 1969は発掘映像を使った音質がより良いものを収録。ワイト島のライブ音源、「I Want To Take You Higher」は演奏されていません。「Music Lover」の中の「Higher」のフレーズが誤解されているだけです。なのでセトリにはその表記にしてあります。70年9月13日ロンドンはラスト3分(それでも一応良好サウンドボード)以外新発掘の素晴らしいサウンドボード録音となっています。70年Dick Cavett Showの「Thank You」は新発掘映像からのリッピングで既存より音質が向上しています。71年Dick Cavett Show「I Want To Take You Higher」もリマスタリングしてあります。 そして映像集DVDRが付きます。こちらはパフォだけでなく、インタビュー等も含まれ可能な限り存在する映像を収録しています。ホストのLeslie Uggamasの歌も含んでいます。そして動くスライ達がメドレーではなくしっかり演奏しての「Hot Fun In The Summertime」と「Everyday People」がとにかく嬉しいです。一方Kraft Music Hall 1969はより良い画質のものが発掘されたのでそれを収録。「Everyday People」と「Everyday People」と「Dance To The Music」そして「Hot Fun In The Summertime」から「I Want To Take You Higher」までそれぞれメドレーで目まぐるしく曲が変化していき、飽きさせないパフォになっています。前半観客をステージに上げる彼らはプリンスを思い出せます。絶好調のスライ、黒い衣装のラリー・グラハムの勇士、堪りません。 そして絶頂期のライブ映像、70年9月13日ロンドン公演。WDRの秘蔵のものですが、今までは音声部分の品質が悪いものでした。しかし最後の3分を除いて素晴らしいサウンドボード音源があり、今回それとリンクさせての収録です。アップが多くそれがとても迫力です。スライのピアノ裁きとアジテーション、ラリーの超絶ベース、シンシアの強烈なトランペットの吹きっぷり。演奏が一部編集されており、この映像だけで大満足とは言えないものの、絶対必要なマテリアルです。バックステージの映像と合わせてメンバー紹介をしたり、「Dance To The Music」でのファンクに特化したアレンジは、ラリーが結構主軸になっていて、それがプリンスに派生していく、そんな架け橋的な映像とも言えます。「I Want To Take You Higer」のラスト3分は既存のパンチがない音(それでもサウンドボード)になります。 そして70年Dick Cavett Show、ここでのもう悶絶モノのカッコよさ「Thank You」。この曲でラリー・グラハムがスラップ・ベースを発明した、ということになっていますが、そのライブ演奏が素晴らしいクオリティーの映像を発掘。画質も向上していますが、音も向上、最高です。これは『My Music Lover』とは別のタイムコードがない上質映像を重ねて収録しています。本編ではタイムコード付きの映像を使ってますが、『My Music Lover』にあったノイズを取り除いています(その除去はほんの一瞬ですが映像部分も取っています、しかしほぼ違和感はありません)同様71年Dick Cavett Show、Andy Williams Show 1971も同じ除去処理をしています。 CDR 1.Hot Fun In The Summertime 2.Everyday People Leslie Uggams Show 1969 3.Everyday People 4.Dance To The Music 5.Hot Fun In The Summertime 6.Don't Call Me Nigger, Whity 7.I Want Take You Higher Kraft Music Hall, October 20, 1969 8.Stand! 9.You Can Make It If You Try 10.Dance To The Music 11.Music Lover Afton Down, Freshwater, England August 29, 1970 12.My Lady 13.Sing A Simple Song 14.Introducing The Members 15.Stand! 16.You Can Make It If You Try (cut) 17.Everyday People 18.Dance To The Music 19.Music Lover 20.I Want To Take You Higher The Lyceum, London September 13, 1970 21.Thank You Dick Cavett Show July 13, 1970 22.I Want To Take You Higher Dick Cavett Show June 8, 1971 DVDR Put A Little Love In Your Heart (Leslie Uggamas) Hot Fun In The Summertime Everyday People ●Leslie Uggams Show 1969 Everyday People Dance To The Music Hot Fun In The Summertime Don't Call Me Nigger, Whity I Want To Take You Higher ●Kraft Music Hall 1969 My Lady Sing A Simple Song Introducing The Members Stand! You Can Make It If You Try (cut) Everyday People Dance To The Music Music Lover / I Want To Take You Higher ●The Lyceum, London September 13, 1970 Thank You ●Dick Cavett Show July 13, 1970 I Want To Take You Higher ●Dick Cavett Show June 8, 1971 Thank You ●Andy Williams Show 1971 Pro-Shot 88min.
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スライ&ザ・ファミリー・ストーン / My Music Lover (1CDR+1DVDR)
¥1,490
スライ&ザ・ファミリー・ストーンは、66年にカリフォルニア州サンフランシスコで結成され、83年まで活動していたアメリカのファンク・バンドです。ファンク、ソウル、R&B、ロック、サイケデリックミュージックの発展において極めて重要な役割を果たしました。シンガー・ソングライター、レコード・プロデューサー、マルチ楽器プレイヤーのスライ・ストーンがリーダー、そしてスライの弟でシンガー/ギターのフレディ・ストーン、妹でシンガー・キーボードのローズ・ストーン、トランペットのシンシア・ロビンソン、ドラマーのグレッグ・エリコ、サックスのジェリー・マルティーニ、ベーシストのラリー・グラハム。彼らは人種的に統合された男女混合のラインナップを持つ最初のアメリカのロック・グループでもあり、多種多様な音楽ジャンルを融合し、新たな「サイケデリック・ソウル」サウンドの先駆的バンドとなりました。音楽評論家のジョエル・セルヴィンは「黒人音楽には2つの種類がある。スライ・ストーン以前の黒人音楽と、スライ・ストーン以降の黒人音楽だ」と記しています。 64年シルベスター・スチュワートはスライ・ストーンという名でサンマテオのR&Bラジオ局KSOL のDJとなり、ビートルズやローリング・ストーンズなどの白人アーティストもプレイリストに含めました。同時期にオータム・レコードのレコード プロデューサーとしても働き、ボー・ブランメルズやモジョ・メンなどのサンフランシスコ地域のバンドのプロデュースを担当。66年スライは、トランペットの知り合いシンシア・ロビンソンを含むスライ&ザ・ストーナーズというバンドを結成します。同じ頃、弟フレディは、ドラムのグレッグ エリコとサックスのロニー クロフォードを含むフレディ&ザ・ストーン・ソウルズを結成。ジェリー・マルティーニの提案で、スライとフレディはバンドを統合し、66年11月にスライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンとなりました。正確には当初スライ・ブラザーズ・アンド・シスターズと呼ばれていましたが、レッドウッドシティのナイトクラブ、ウィンチェスター大聖堂での最初のライブの後、名前をスライ&ザ・ファミリー・ストーンに変更しました。スライとフレディはどちらもギタリストだったため、スライはフレディをファミリー・ストーンの公式ギタリストに、電子オルガンを独学で習得しました。スライはまた、シンシア・ロビンソンのいとこであるラリー・グラハムをベースギター奏者として採用しています。そしてスライの妹ヴァエッタ・スチュワート、彼女と友人のメアリー・マクリアリー、エルバ・ムートンはヘブンリー・トーンズというゴスペルグループを結成していましたが、スライは高校を卒業したばかりの10代の女性たちを、スライ&ザ・ファミリー・ストーンのバックボーカル、リトル・シスターとして採用しました。 ウィンチェスター大聖堂でのライブの後、CBSレコードの重役デビッド・カプラリックは、このグループをCBSのエピックレコードレーベルと契約させます。ファースト・アルバム『A Whole New Thing』は67年にリリースされ、特にモーズ・アリソンやトニー・ベネットなどのミュージシャンから高い評価を受けました。しかしアルバムの売り上げが振るわなかったため、演奏場所は小さなクラブに限られ、クライヴ・デイヴィスとレコードレーベルが介入することになります。デイヴィスはスライにレコードの作曲と録音をするよう依頼、彼とバンドはシングル「Dance to the Music」を提供します。 68年2月にリリースされた「Dance To The Music」は画期的なヒットとなり、バンド初のチャート入りシングルとなり、ビルボードホット100で8位に達しました。そのリリース直前に、ローズ・ストーンがボーカリスト兼キーボード奏者としてバンドに加わっています。アルバム『DanceTo The Music』はまずまずの売り上げを記録しましたが、続く『Life』は商業的にはそれほど成功しませんでした。68年9月バンドは初の海外ツアーに乗り出し、イギリスに向かいます。しかしラリー・グラハムがマリファナ所持で逮捕され、コンサートプロモーターとの意見の相違によりツアーは中止されることになります。 そんなスライ&ザ・ファミリー・ストーンのテレビ放送、ラジオ、そしてサウンドボード音源を徹底的にコンパイルした究極のCDRタイトル、その第一弾のリリースです。インタビューを排し、基本演奏部分のみを収録しており、純粋なパフォが楽しめるライブ音源集です。 68年のブルックリン、NBCスタジオでのKraft Music Hallのテレビ放送を既存の音寄れのないしっかりとしたサウンドボード音源で収録。そして68年9月3日のコロンバスのState Fair、そして既存では未完成収録だったEd Sullivanショウも全て収録。そしてテキサス・ポップ・フェスもリマスタリングを施し、映像DVDRよりも長い、コンプリート・サウンドボード収録しています。 そして映像集DVDRが付きます。こちらはパフォだけでなく、インタビュー等も含まれ可能な限り存在する映像を収録しています。タイムコードが付いているのが多いですが、それだけ貴重だと言えます。一部ノイズが入る箇所がありますが、当時としては超上質映像と言えるでしょう。まず断片を含むミュージック・ビデオ4つ、内「Dance To The Music」ではスポ刈りのスライがキーボード弾いている姿を観る事が出来ます。その「Dance To The Music」はバンドメンバー全てが右に左に体を振って、統一したグルーブ感を演出しているのがとてもカッコよいです。「Sing A Simple Song」は指揮者のようにスティックを振っているドラムのグレッグ・エリコが中心となったショットで異色です。「Everyday People #1」もバンドを上手く捉えています。次の「Everyday People #2」では演奏シーンが無く、バンド・メンバーがドライブしたり、動物園のシーン等、かなりのんびりした映像です。 そしてKraft Music Hall 1968、これが動くスライ、口パクではないスライの最古のライブ映像です。「Life」を最初に演奏していますが、この曲は「Dance To The Music」のヒットに比べたら全く売れなかった曲で、この頃より前に「Dance To The Music」ヒット当時の映像もあってもおかしくないのですが、残念ながら発掘されていません。そんな脚光を浴びない「Life」、エレピ演奏を終わらせ、はにかみながらボーカルを取るスライは前述のスポ刈から少し伸びたような髪型で、最高のがなりを聴かせてくれ、度胸のあるバンマス然としたスライとなっていてとてもカッコイイです。続く「Dance To The Music」は更に動きが激しくなり、煌びやかなステージングに滑稽なバックのダンス、この時点でもうスライのステージはスライだけにしか出来ない異色さに彩られています「Music Lover」へとメドレー形式に入るのはアルバム『Dance To The Music』の形でもあり、この曲のライブ中の基本的流れです。そこに“I Want To Take You Higher!”の掛け声も入ります。これはアルバム『Dance To The Music』収録の「Higher」での使い方であり、所謂有名な「I Want To Take You Higher」ではありません。結構この二つの曲を混同しているセットリストが多いですが、使い分けたい所です。 Ohio State Music Fair 1968、「Dance To The Music」の二番煎じ的な「M`Lady」も決して売れたシングルではありませんが、この曲のライブバージョンはとても素晴らしいです。そして「Music Lover」に入る部分のジャム、ここでのスライの踊りが物凄いことになってます。音に合ってないんですが、強引さで押し切ります(でもこの踊りは後にいろいろな部分で登場し波乱を呼ぶことになります)。そしてラリーとフレディーもグワングワン動いています。そしてI Want To Take You Higher!のコール&レスポンスがあります。でもその前にL.O.V.Eなんていって、俊ちゃんみたいなことを叫びますが、スライだからこそ全然許せてしまいます(これも結構他の映像でもやっています)。最後にまたステージに呼ばれてバンドが喝采を浴びるその部分も収録。次のKraft Music Show 1969、70年という説がありますが、69年10月20日が正解です。「Hot Fun In The Summertime」を演奏、バンドの衣装も突然垢抜けています。ウッドストックの時の衣装と互角か、それ以上の派手さ、サイケさです。当然ここでの演奏は完成形とも言えるスライのステージになっていますが、やはり「Hot Fun In The Summertime」のライブバージョンが観れる事が嬉しいです。「Don`t Call Me Nigger, Whitey」も嬉しい演奏。グレッグ・エリコのドラムの面白い叩き方はスライ・ビートの実は核であり、垣根を超えたそのバンド性のキーとなるプレイヤーです。「I Want To Take You Higher」の独特のタメを持たせたスライのこぶしの効いたボーカルワークは成功を経た余裕から来るものでしょうかとてもゾクゾクさせられます。観客に白人も多くいて、ヒット驀進はそんな彼らが聴いていてくれたおかげだとわかります。でも彼らが反応しての踊りはあまり上手くありません。それでもここでの「I Want To Take You Higher」は例外無くクロージングとしても、盛り上げる曲としても、バンドの切り札的楽曲として成立しています。そして時代が少し戻ってのEd Sulivan Show。ここでイキナリ平和主義的MCをスライが言って、変則的に始まる「Everyday People」は鳥肌が立ちます。お茶の間の白人もびっくりした事でしょう。その「Everyday People」も殆どイントロって感じで終わります。全曲メドレーですが、Ohio State Music Fair 1968を発展させた演奏です。あの強引なスライの踊りも披露されています。それもステージを降りて白人の隣で。そしてグレッグ・エリコ。かっこいい、ルーク・スカイウォーカーのようにハンサムなので、カメラもちらちら写してます。一方従兄弟のジェリー・マルティニの方はなぜか控えめです。そして「Love City」は、グレッグ・エリコのカウント風のドラミングからパンして、スライとローズの仲良しデュエットで始まります。茶色いコケティッシュな帽子がかわいいスライ。ハーモニカもスライがさらっと披露しています。あの恥ずかしいL.O.V.E.を白人観客にやらせますが、あっさり終わらせています。しかしその演奏はもうタイトにグイグイ行ってます。そしてTexas International Pop Fesの映像、テレビ放送ではないので、多少乱れもありますが、これが現時点の最高画質です。これがライブの醍醐味、と大感動間違いなし。カメラも複数使っています。観客はそれほど多くないですが、気持ちはウッドストック、という感じです。「You Can Make It If You Try」、ここでのスライのエレピのイントロも悪くないですが、中半のギターとベースとドラムのジャムから、テンポがゆったりとなって、歪んだベースが鳴りながら混沌としていく様が黒いです。「Everyday People」はスライもシンシアも丁寧に歌っているのがメッセージとしてこの曲を成立させるためなのでしょう、しかし長く演奏せず「Dance To The Music」のファンキーな世界へとまた雪崩れ込みます。「Music Lover」からあの「Higher」とウッドストックを彷彿とさせる展開があります。そしてアンコールにスライは真の「I Want To Take You Higher」を披露します。この醍醐味!尚CDの方は映像よりも長く収録されています。そして70年7月13日のDick Cavett Showは完全にファンクバンドのカッコよさを前面に出し、ラリー・グラハムなんかこれぞファンクと言った格好でチョッパーをぶちかまします。スライの黒で決めたコスチュームもイカしているし、ギターを弾いています。「Thank You」を演奏するためです。この曲がチャートのトップを飾った頃のプレイなのですから悪いはずがありません。さらに71年のDick Cavett Showになると、69年Kraft Music Showの「I Want To Take You Higher」より更なる加速度を増して黒々しく迫ります。特にフレディー・ストーンのギターはワウで黒さを助長し、ラリーもその頭何とかして!と言いたい位のむさいアフロになってもはや黒いキリストです。スライもどこか別の世界に行ってしまったかのような恍惚のダンスとボーカルを魅せ、最後にバンドがスライを残して去っていくシーンは必見です。インタビューでタンバリンを叩きすぎて腕が折れたなんて言っているくらいのアグレッシブな演奏です。バンドのピークはこの辺りではないでしょうか。そしてレコードコレクターズ誌で小倉エージさんが当時観たとしているAndy Williams Show 1971。「Thank You」を披露しています。お茶の間の衝撃度は凄かったそうですが、その伝説の映像となります。口パクで、アングルとかもスライ中心ですが、結構随所に映画チックな撮影になっていて、この映像を流した当時はそういった部分でもセンセーションだったはずです。スライの勇姿はとにかく眩いです。 CDR 1.Life 2.Dance To The Music 3.Music Lover Kraft Music Hall 1968 4.M'Lady 5.Music Lover Ohio State Fair 1968 6.Everyday People 7.Dance To The Music 8.Sing A Simple Song chant 9.M'Lady 10.Music Lover 11.Love City Ed Sullivan Show 1969 12.M'Lady 13.Sing A Simple Song 14.You Can Make It If You Try 15.Stand 16.Love City 17.Everyday People 18.Dance To The Music 19.Music Lover 20.I Want To Take You Higher Texas International Pop Festival 1969 DVDR Dance To The Music Sing A Simple Song Everyday People V1 Everyday People V2 ●Music Videos Life Dance To The Music - Music Lover ●Kraft Music Hall 1968 M'Lady - Music Lover ●Ohio State Fair 1968 Everyday People - Dance To The Music Hot Fun In The Summertime - Don't Call Me Nigger, Whity - I Want Take You Higher ●Kraft Music Hall 1969 Everyday People - Dance To The Music - Sing A Simple Song chant - M'Lady - Music Lover Love City ●Ed Sullivan Show 1969 M'Lady Sing A Simple Song You Can Make It If You Try Everyday People Dance To The Music - Music Lover I Want To Take You Higher ●Texas International Pop Festival 1969 Thank You Interview ●Dick Cavette Show 1970 I Want To Take You Higher Interview ●Dick Cavette Show 1971 Thank You ●Andy Williams Show 1971 Pro-Shot 128min.
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ヴァリアス・アーティスツ / Don Kirshner Rock Concert Soul Compilation 1974-1982 (2DVDR)
¥1,490
アメリカの音楽番組、Don Kirshner Rock ConcertのR&B、ファンクにフォーカスして集めた2DVDR。それそれの完全収録を目指いし、タイムコードが入っているものもありますが、可能な限り良質映像を集めました。全盛期のオージェイズ、ビリー・プレストンのライブは観たらもうオッタマゲーです。アル・ウィルソンのヒット「Show & Tell」、アイク&ティナ・ターナーの圧巻のライブ・ステージ、激ファンクのキャメオ、アイズレーのギター、マンドリルの土着ファンク、コモドアーズの主軸ライオネル・リッチーのキーボード・ワークと歌声、スモーキー・ロビンソンの名曲Ooh Baby, Babyのライブ演奏には感涙しかありません。タワー・オブ・パワーの若い姿と繰り出されるファンクの数々、一方TOPの人気ボーカルのレニー・ウィリアムスのソウルフルさも堪りません。ヤーブロウ&ピープルズのヤマタツを思わせる爽快チューン「You're My Song」の演奏は全部収録されていませんが魅力は十分伝わってきます。そしてロース・ロイスの全盛期パフォ映像はここでしか観れないはず。あとプリンスが20Tenのツアー時にカバーしたシルヴェスター「Dance Disco Heat」そのパフォ、プリンスは絶対これを観ている、そう確信します。全4時間20分。ファンクソウル好きはきっと大満足しますよ。 DVDR 1 The Ojays Backstabbers Put Your Hands Together For The Love Of Money When The World Is At Peace Hues Corporation Rock the Boat Commodores Machine Gun Graham Central Station Can You Handle It/ Release Yourself Kool and the Gang Hollywood Swinging Jungle Boogie Billy Preston We're Gonna Make It Will It Go Round In Circles I Wrote a Simple Song Everybody Likes Some Kind of Music You're So Unique Outta-Space Al Wilson Show & Tell Ike & Tina Turner Oh My My (Can You Boogie) Sexy Ida Baby Get It On Only Women Bleed I Want To Take You Higher (fade out) Cameo Cameosis I just Want to Be . . . On the One Shake Your Pants DVDR 2 Mandrill Git It All I Wanna Be Your Lover Isley Brothers Ohio It's Too Late Commodores Machine Gun I Feel Sanctified Slipping When Wet Smokey Robinson Ooh Baby, Baby Tower Of Power Ying Yang Thang You Ought To Be Havin' Fun What Is Hip? You're Still A Young Man Ain't Nothin' Stop Us Now Rose Royce Car Wash Ooh Boy I Love You So Do Your Dance Make You Feel Like Dancin Yarbrough & Peoples You're My Song Lenny Williams You Got Me Running I Love You Sylvester Dance Disco Heat Billy Preston That's The Way God Planned It Nothing From Nothing Commodores Sail On, Easy Celebrate Midnight Magic Pro-Shot Total 260min.
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NLシリーズ スライ&ザ・ファミリー・ストーン / Piknik Kasteel Groeneveld Baarn 10-09-1970 (1CDR)
¥990
71年VPROのFM放送音源。再放送されることはなくその元のマスターも現存するのか不明です。今回当時ルボックスのオープンリールで録音したリール・テープから直接落とした音源をそのままCDRにしました。既存のものとは明らかに音質が違います。別格と言って過言ではないです。Sing A Simple Song、Standで少しノイズ、音が一瞬モノラルになる部分があります。しかしこれは経年劣化のためかマスターからのものです。それ以外はピュアな凄い生き生きとしたサウンドで迫ります。冒頭のThank Youの演奏は当時のアレンジがこのようなものだったのか、と改めて知ることができます。他の演奏もとにかく驚異的、当時の音をこれほどまでに再現してくれているということに感謝です。 Piknik Kasteel Groeneveld Baarn 10-09-1970 1- Thank you 2- M'Lady 3- Sing A Simple Song 4- Stand! 5- Dance To The Music / Music Lover 6- I Want To Take You Higher
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NLシリーズ ラリー・グラハム / Don Kirshner's Rock Concert 1980 Rehearsal (1DVDR)
¥990
激レア映像の流出です!プリンスのメンターでありスラップ・ベースの創始者、ラリー・グラハム。彼がソロとなり80年One In A Millionというバラード主体のアルバムをリリース、そしてそのタイトル曲はソウルチャートで1位、Hot100でも9位となる大ヒットとなりました。その頃の音楽番組Don Kirshner's Rock Concert出演時のリハーサル映像です。ダンサンブルなCan You Handle It、そしてプリンスもカバーしたThe Jamの本家演奏、そしてアルバムOne In A Millionから今や演奏することはない激レアなバラードWhen We Get Marriedのソウル、そしてOne In A Millionの熱唱、一回はしっかりと且つ本気に演奏を通して行っていて、十二分に楽しめる内容です。そして放送時には行っていないであろう、スライのDance To The Music、Thank You、Everybody Peopleをファンク・ベースを教授しつつラリーがベースでプレイ。そして最後の壮絶スラップ・ベースのPowと、あらためてラリー・グラハムというミュージシャンのファンクネスの底知れぬ才能に震えてしまうことでしょう。貴重且つ圧巻の映像です。 Intro Can You Handle It 1 Can You Handle It 2 Tha Jam When We Get Married 1 When We Get Married 2 When We Get Married 3 One In A Million 1 One In A Million 2 One In A Million 3 One In A Million 1 Dance To The Music Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin) Everyday People Pow 39min. Pro-shot
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NLシリーズ ラリー・グラハム & GCS/013(2CDR)
¥1,490
2010年プリンスはラリー・グラハムと共にヨーロッパで幾つかライブを行いましたが、そのラリーがプリンスより一足お先にライブを披露していました。10年4月19日、オランダ、Tilburg、013でのライブを最高の臨場感と興奮の極上オーディエンス録音で収録!驚愕のファンクネスの大洪水!全編自身のグラハム・セントラル・ステーション、そしてスライのナンバーで埋め尽くされ、心拍数上がり捲りのステージとなっています。今そこでファンクしているような素晴らしい音質で、冒頭からGCSのライブでしか聴けないEntrow、Feel The Needの激ファンク、そして後半からプリンスのステージでも披露しているHair、スライのEveryday Poeple、Thank You等のおなじみ曲の他に意外なスライ・ナンバーIf You Want Me To Stay、Hot Fun In The Summer Timeもプレイ、プリンスがいないことで出来るラリー・グラハムならではファンクネスが炸裂します! Disc 1 1.Entrow - We've Been Waiting 3.Ain't No Fun - It's Alright - 5. Feel The Need 6. I Can't Stand The Rain 7.Hair - 8.Higher Ground - 9.People - 10.Bass Solo Disc 2 1.Sly Stone Intro - 2.Family Affair - 3.Hot Fun In The Summertime - 4.Everyday People - 5.If You Want Me To Stay 6.Dance 2 The Music - 7.Release Yourself 8.The Jam 9. Thank You (Falettinme Be Mice Elf Again) - 10.More Bounce To The Ounce/Now Do You Wanna Dance 11. I Want To Take You Higher Live at 013, Tilburg, Holland, April 19, 2010
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NLシリーズ!ラリー・グラハム・アンド・GCS/Le Bataclan 2010 Special Edition(2CDR+1DVDR)
¥1,990
ラリー・グラハムとGCSの名盤がNLシリーズ入りしてお求めやすい価格で再登場! プリンスとラリー・グラハムが半ば同行する形でツアーを行っていた20Tenのツアー。ヨーロッパをファンク台風が席巻したわけですが、その前哨戦としてラリー・グラハムのライブ、その超高音質サウンドボードがリリースされています。GCSの激ファンクの洪水、そしてプリンスとカバーしたスライのチューン、そしてFeel The NeedやPeople等のGCSのライブだけのスペシャル・ナンバー、これらが最高音質のサウンドボードで楽しめます。全ファンクファン必聴のベスト・ライブです。そしてそのライブのプロショット映像も付いています。独自のリマスタリングを施し、放送映像ではないのですが、限りなくテレビより録画したかのような素晴らしいクオリティーで収録されています。ラリー・グラハムのフルセットのライブ映像は中々ないです。特別価格でのご提供です。 Disc 1 1.It Ain't No Fun To Me 2.It's Alright 3.Feel The Need 4.I Can't Stand The Rain 5.Hair 6.Higher Ground 7.People 8.Bass Solo Disc 2 1.Sly Stone Intro 2.Family Affair 3.Hot Fun In The Summertime 4.Everyday People 5.If You Want Me To Stay 6.Dance To The Music 7.Release Yourself 8.The Jam 9.Thank You Falletinme Be Mice Elf Agin Le Bataclan 2010.04.17 DVDR 収録曲はCDと同じなのでセットリストは割愛させていただきます。
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NLシリーズ スライ&ザ・ファミリー・ストーン/Small Talk The Quad Mix (1CDR)
¥990
70年代前半に登場した、2チャンネルステレオに更にリアスピーカー2チャンネルを加え立体的な音響となる4チャンネルのThe Quadraphonic Sound。方式が乱立し対応ソフト不足、オイルショック等により70年代後半に製造終了してしまいました。今回のリリースはその4チャンネルのミックスを2チャンネルにまとめたものです。当時の立体的音響を再現出来るわけではありませんが、リアスピーカー用に加えた2チャンネル用の音源があるために、全体的に聴こえてくるサウンド、質感が異なるケースが少なくないのです。そして中にはThe Quad Mix用に再録音されていてバージョンが違う場合もあります。Small Talkが通常のものとどう違うのか、あなたの耳で検証して頂けたら、きっと新しい発見があるはずです。ボーナスにQue Sera Seraのオルタネイト・テイク、こちらはThe Quad Mixではありません。 Small Talk (3:17) Say You Will (3:15) Mother Beautiful (1:56) Time For Livin' (4:00) Can't Strain My Brain (3:44) Loose Booty (3:49) Holdin' On (3:40) Wishful Thinkin'(4:29) Better Thee Than Me (3:40) Livin' While I'm Livin' (2:58) This Is Love (3:03) Bonus Track Que Sera Sera (Alternate Take) (5:06)
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NLシリーズ スライ・ストーン/High On You The Quad Mix (1CDR)
¥990
70年代前半に登場した、2チャンネルステレオに更にリアスピーカー2チャンネルを加え立体的な音響となる4チャンネルのThe Quadraphonic Sound。方式が乱立し対応ソフト不足、オイルショック等により70年代後半に製造終了してしまいました。今回のリリースはその4チャンネルのミックスを2チャンネルにまとめたものです。当時の立体的音響を再現出来るわけではありませんが、リアスピーカー用に加えた2チャンネル用の音源があるために、全体的に聴こえてくるサウンド、質感が異なるケースが少なくないのです。そして中にはThe Quad Mix用に再録音されていてバージョンが違う場合もあります。High On Youが通常のものとどう違うのか、あなたの耳で検証して頂けたら、きっと新しい発見があるはずです。ボーナスにフランス・バージョンのDance To The Music、そしてスライの変名でプリンスのカミーユ声を思わせるThe French FriesのSmall Fries、この2曲はThe Quad Mixではありません。 I Get High On You (3:17) Crossword Puzzle (2:59) That's Lovin' You (2:55) Who Do You Love? (3:40) Green Eyed Monster Girl (3:50) Organize (3:21) Le Lo Li (3:17) My World (3:36) So Good To Me (3:28) Greed (4:21) Bonus Tracks Danse A La Musique (3:02) Small Fries (The French Fries = Sly & The Family Stone) (2:47)
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特別価格 プリンス/Z98 (2CDR)
¥1,890
98年に行われたニューパワーソウル・フェスティバル・ツアー、そのヨーロッパ・レグより、スペインのZaragozaで行われたライブを、ラリー・グラハムのGCSのセット、そしてサウンドチェック、そしてライブそのものをコンプリートで収録したZ98。限定500枚のみ作られて廃盤となっていますが、それをジャケを変更してCDRにて復刻。オーディエンス録音、音質はボーカルは恐ろしくフロントで、ベース音もしっかり入っていますが、ややドラムが抜けが無く、その辺りをシャリっとした音へと逃がす巧妙なリマスタリングが施されています。ジャム・オブ・ザ・イヤー・ツアーから発展し、99年になると大きなツアーを行わず、結果この98年の12月がプリンスの96年末からのライブの集大成となっています。(Let Me Be Your) Teddy BearとCourtin' Timeのある種の新(プリンス)旧(エルビス)のマッシュアップもこの時期ならではレアプレイ。即興なのかZaragoza On My MindはNothing Compares 2 Uのイントロなのですがとても聴かせるブルースとして1曲としておかしくないものです。ラリーのためにと盛り上がるDays Of WildをプレイするGCSのセットもプリンスがいるのでとてもファンキーです。そして部分的ですがTell Me What It Isと5分バージョンのSkin Tightのサウンドチェックも本番でプレイして欲しかったくらいのファンクネスです。 Newpower Soul Music Festival Tour Auditorio de la Sala Multiusos, Zaragoza 17th December 1998 Disc 1 1. Push It Up 2. Jam Of The Year 3. Talkin' Loud And Sayin' Nothing 4. Let's Work 5. Delirious 6. Rock N' Roll Is Alive (outro) 7. Purple Rain 8. Little Red Corvette 9. I Would Die 4 U 10. Jingo-Lo-Ba 11. Get Yo Groove On 12. I Could Never Take The Place Of Your Man 13. The Christ 14. One Of Us 15. The One 16. Do Me, Baby 17. The Go Go's - 2001:Also Sprach Zarathustra - Hola Hola Hola 18. Come On Disc 2 1. (Let Me Be Your) Teddy Bear - Courtin' Time 2. Zaragoza On My Mind 3. Nothing Compares 2 U 4. Take Me With U 5. Raspberry Beret 6. Mr. Happy (outro) 7. Turn It Up Jam 8. Release Yourself 9. Alphabet St. 10. Groove On - The Undertaker 11. I Feel Alright - (Eye Like) Funky Music 12. Baby I'm A Star 13. 1999 GCS Opening Act 14. Days Of Wild 15. Thank You (Falettinme Be Mice Elf Again) 16. You Can Sing It If You Try 17. Free Soundcheck 18. Tell Me What It Is 19. Skin Tight
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NLシリーズ スライ&ザ・ファミリーストーン/Slyest Freshest Funkiest Rarest Cuts(1CDR)
¥990
95年にリリースされていたファースト・アルバムA Whole New Thing以前のA Whole New Thingに収録の曲ではない67年のスタジオ音源集。正式のアルバムとしてクレジットされていることはなく今や廃盤、オリジナルのCDは高価で取引されている場合もありますが、今回CDRにての登場です。前半は曲をしっかりと演奏していますが、後半のOuttakeの一連はそれぞれの曲のフレーズをシンシア・ロビンソンらホーンを含め試している形です。ラリー・グラハムの歌声も聴こえ、スライがThe Viscaynesとして残していた楽曲の演奏ではありますが、66年11月に誕生したスライ&ザ・ファミリーストーンのサウンドになっていると言えます。若干レコード針音が聴こえ、また噂では、エンジニアの声は後からリリースするために追加しているそうで、それが確かに60年代当時の録音風景を感じさせてくれます。 1 I Can't Turn You Loose 2 I Ain't Got Nobody 3 Take My Advice 4 Life of Fortune And Fame 5 Outtake 1 6 Outtake 2 7 Outtake 3 8 Outtake 4 9 Outtake 5 10 Outtake 6 11 Outtake 7 12 Outtake 8 13 Outtake 9 14 Outtake 10 15 Outtake 11 16 Outtake 12 17 Outtake 13 18 Outtake 14 19 Outtake 15 20 Outtake 16 21 Outtake 17 22 Outtake 18 23 Outtake 19 24 Outtake 20 Complete first demo session of Sly & The Family Stone dated January 1967 Tracks 5-12: "Take My Advice" outtakes Tracks 13-16: "Life Of Fortune And Fame" outtakes Tracks 17-19: "Can't Turn You Loose" outtakes Tracks 20-24: "I Ain't Got Nobody" outtakes
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特別価格プリンス、NPG、GCS、キャンディ・ダルファー、レニー・クラビッツ/No Christmas In Utrecht (5CDR+1DVDR)
¥4,890
プリンスのバック・バンドNPGのサード・アルバムNew Power Soulはラリー・グラハムとGCSのアルバム等もリリースされたことにより拡張、New Power Soul Music Festival Tourと題されて、98年の秋にアメリカ、そして12月にヨーロッパ・レグが行われています。その中で最も盛り上がったとされるオランダ、ユトレヒト公演を徹底して収録したタイトルの登場です。 まずはDisc 1、12月23日当日のサウンドチェック。今回この音源は初リリースとなります。ラリー・グラハムはもちろんキャンディ・ダルファーも参加しています。メインショウでレアなプレイといえるスライのカバーStandをより長くプレイし練習した後、アフターショウでプレイしているGCSのHair、When You Were MineとSantanna Medleyを練習。この辺りは比較してみると面白い発見があることでしょう。興味深いのはインプロビゼーション的なジャムが5分ほどプレイされており、明らかにプリンスだと思われるスリリングなギターとモーリス・ヘイズのピアノの素晴らしいインタープレイが楽しめます。 続いてDisc 1の後半はラリー・グラハムのバンドGraham Central Stationの前座、しかしキャンディ・ダルファーはいるし、プリンスも冒頭Days Of Wildから参加しているしで、結局NPGCSと名付けてしまうほど、プリンスの色が濃いです。プリンスがギターのFreeはこの時期、しかもラリーがいる時でないと演奏しないし、作曲もプリンスによるものなのでとても興味深いものと言えるでしょう。GCSのプリンス・プロデュース曲Eyemagettin'のラリーのベースは凄まじいです。 そしてDisc 2と3のメインショウ。少なくとも2つの音源があるのですが、より良い方の音源を使っています。素晴らしい臨場感の極上オーディエンス録音です。冒頭の演奏はキャンディ・ダルファーのサックスがあることでよりファンキーなステージに。一方DeliriousからI Would Die 4 Uの流れはバンド・メンバーの息もぴったりでとてもスリリング。そしてThe CrossをThe Christに曲名を変えた理由をプリンスが説明しています。キリストは十字架にかけられたわけではなく、磔台で殺されたからだと。One Of Usも一つの民族を信じると歌われ、素晴らしいキャンディのサックスがあるThe Oneのこの時ならではのバージョンへの橋渡しをします。The Beautiful Oneの前で、僕はクリスマスを祝わないよ、キリストが生まれた日ではないんだよ、皆勉強しよう、勉強さ、と言っています。またDarling Nikkiではプリンスはエッチな歌だからとピアノは弾くものの歌いません。しかし代わりに観客に歌わせ、その後恥ずかしいよ、君たちとプリンスが嬉しそうに言っています。ハイパーなアレンジとなった1999が衝撃のラスト。尚前座の音源も部分収録ですが、音質がより良いものということもありボーナスとして入っています。 そしてDisc 4と5のアフターショウ。少なくとも二つの音源が存在しますが、より良い方のを使っています。ミーターズのカバーCissy Strutはレニー・クラビッツ、キャンディ・ダルファーも参加して最高のファンク・ジャムとなっています。Superstitionは演奏を中断してしまいますが、よりフリーキーなヘッドハンターズのChameleonとなります。実はこの時がプリンスによる初お披露目で、とてもしっかりとしたプレイはこの曲の最高演奏といえるものでしょう。そしてキャンディのサックスも素敵ですが、ギターも素敵、しかしこのギターはマイク・スコットで、それではレニー・クラビッツは?となるわけですが、実はドラムを叩いているのです。Asswoopのプリンス・ジャズではマイク・スコットのギターがスリリングに、そしてキャンディのサックスが妖艶に響き渡ります。そしてラリーのソロアルバムGCS 2000に収録のGroove Onをベースにしたファンク・ジャムは正にアフターショウらしさがあります。なぜか観客はラリーにではなくキャンディ推しのGo Candy!を繰り返し叫んでいます。そのグルーブはかなり持続し、メイズのJoy And Painをプリンスは歌い、観客にそのフレーズを唱えさせます。プリンスは一度演奏を止めますが、再びバンドを呼び戻した際にはI Know You Got Soulを歌い出しています。観客にクラップを要求し、Groove Onのグルーブの軸となるマイク・スコットのカッティングも変化、そしてラリー・グラハムの名を呼び、プリンスはGroove Onのフレーズをいよいよ歌います。ミスターヘイズの新しいキーボード音、ラリーによるチョッパーベース・ソロが加えられよりハイパーなファンクになっています。そして切れることなくHairへと雪崩れ込み、これはさすがにラリーが歌いますが、女性ヴォーカルもあります。ソウルフルなので、シンシア・ロビンソンではなくマーヴァ・キングでしょう。ラリーは一つの人種しかいないとMCをしてアル・グリーンのLove And Happinessのプレイに。ここではプリンスによるギターがフィーチャーされています。ラリーが歌で観客を一つにしているのは貫禄です。マイク・スコットのロッキッシュなギター・ソロもあります。そしてAre You Gonna Go My Wayでは本来はギターで弾かれるのをピアノで行い、それをバックにレニー・クラビッツが歌います。やがてサックスも入り、カーク・ジョンソンのドラムも活発に、レニーもスキャットのような歌い方になり、キャンディのソロもフィーチャー。完全にプリンス流のそしてここだけの超特別Are You Gonna Go My Wayに変貌しています。演奏は継続していますが、プリンスがもっとジャムをと唱えると、じわじわとThe Jamのバッキングが入ってきます。いざ始まると面白い効果音があるとても破壊力のあるThe Jamで、カークのドラミングとラリーのベースが凄まじく思わず叫び声を出している観客がいます。ヴォーカルはプリンス、なのでバンド・メンバー紹介も彼となります。マイク・スコット、ミスターヘイズ、そしてカーク・ジョンソンとNPGメンバー、更にサックス、ホーン!と不思議な節回しでキャンディ・ダルファーを紹介、そしてなぜかベースのラリー・グラハムはラリー自身が紹介、プリンスではありません。なぜ?ここでプリンスはグンナイとライブを終わらせる雰囲気。しかしまだ帰らない観客達。客電が付かないのでしょう。観客は歓声をあげてプリンス達の再登場を願います。やがてモーリス・ヘイズが登場し、そこでオルガンを弾き、キャンディのサックス、ギターが鳴らされます。ここでDisc 4は終了。Disc5は躍動感のあるグルーブのMadのプレイとなります。プリンスはこの曲はMad、ファンキーだと観客にMad!と唱えさせます。しばらく叫んでいる観客、そこでやっとプリンスがMadを歌い始めます。しかし直ぐにMusic LoverのフレーズとなりDays Of Wildへとスイッチ。プリンスは観客にアーアーアと叫ばせますが、自身は歌わず、ワサワサとギター等のバッキングを入れ込んだインスト・ジャムとなっていきます。そしていざマーヴァ・キングらとプリンスがファンキーに歌うとそれはThank You。You Can Sing If You Tryともプリンスらは唱えファズの効いたベースも飛び出しラリーもソウルフルな叫び声を入れます、結果脅威の3曲のマッシュアップとなっているのです。そして更にサックスもフィーチャーしたアップテンポのForever In My Life、これも衝撃のヴァージョンです。快活で思わず体が動きます。そしてラリーがEveryday Peopleと叫んでその曲に変化。しかしかなりホンキーなジャムで、やがてマイク・スコットなのでしょうか、カッティング・ギターを大フィチャーしたインストになっていきます。もしかすると別のギターも絡んでくるので、プリンス本人なのかもしれません。キャンディのサックスも入り、最早唖然とするしか出来ることがない程かっこ良い演奏となっています。そしてバンドは袖に引っ込み、その間観客は戻ってくるのを祈りながらオーウィオ・オーオと叫び続けます。そして突然プリンス自身がロッキッシュでスリリングなギターを轟かせます。恐らくステージにはまだプリンスは出てきていないのでしょう、観客も驚きの様子。暫く弾き続けたプリンスがふとJungle Strutのギター・フレーズにスイッチするとそれが合図となりSantana Medleyへ突入します。サックスも入ったラテン・ジャズ・ファンクなインストになっています。そしてギターが主軸メロディのThe Question Of Uののインスト、そして絶妙なタイミングのカークのドラミングの入り方からGett Offのグルーブに。オーウィオを観客に唱えさせてからプリンスは歌を入れます。そしてなんとWhen You Were Mineの演奏へ。この方向にハンドルを切るかという意外さ、そしてサックスも素敵に入り、レニー・クラビッツもギターで貢献。そこからプリンスがカーク、Go Goだと呟くとゴーゴーのリズムとなります。これはチャック・ブラウンとソウル・サーチャーズのThat'll Work(2001)のカバーで、メイン・ショウでも披露されています。しかしここで凄いのは、演奏もですが、プリンスが、僕はアメリカに帰って、爆弾回避の準備をしなくちゃいけない、ウサーマ・ビンラディンが爆弾を爆発させようとしているから、アメリカは2001年注意しなきゃ、と歌っていて、911が起こった01年を予言しているのです。このアフターショウは正に衝撃の連続です。 そしてこの日の演奏のオーディエンスショット映像を集めたDVDが付きます。元のマスターからの映像がない部分をカットする編集がされており、このような形では初DVD化となります。 まず前座の15分程の映像。ラリー・グラハムが登場するシーンより捉えられていて、キャンディ・ダルファーがいるのも確認できます。プリンスはFreeでステージ中央におり、サングラスに黒い帽子(もしくは自毛?そうなるとメインのステージでの髪型はカツラ??)を被りfホールのセミアコ・ギターと歌でラリーよりも目立って演奏しています。 そして1時間少しのメインショウの映像。ステージはシンガポールにあるマーライオンのような像や(疑似)炎が立ち上がり、怪しげな宗教を行っているかのようですが、プリンスの優雅さとメンバーの卓越した演奏で、プリンス独特の芸術的ライブ演出に感じさせます。Talkin' Loundではプリンスが一度演奏を止めた後サックスが欲しいとキャンディ・ダルファーを呼び出して吹かせているスペシャルがあります。Deliriousではプリンスがお尻でピアノを弾いている場面も。果たしてどんな音が出ているのでしょうか?I Would Die 4 Uではピアノの上で素敵なダンスを披露。One Of Usではマーヴァ・キングとプリンスがデュエットのように歌っている場面が映されています。またチャック・ブラウンのカバーThat'll Work(2001)でのツァラトゥストラはかく語りきのハイトーン・ボイスはプリンスもしている場合があるようですが、ここではマーヴァ・キングが行っているのが映像で確認できます。アンコールではラリー・グラハムが登場、プリンスはセミアコを持ち、そしてレニー・クラヴィッツと3人で弾きまくる姿が映されています。プリンスが何やらレニーに耳打ちして笑っていてとても楽しそうです。最後にプレイされた1999もプリンスがピアノの上で踊り歌っている姿を良く捉えてくれています。またアフターショウの告知している映像も収録されています。 Newpower Soul Music Festival Tour Prins van Oranjehal, Utrecht 23rd December 1998 Disc 1 The Soundcheck : 1.Stand 2.Hair 3.Diamands And Pearls 4.Instrumental 5.When You Were Mine 6.Santana Medley NPGCS Support Act Feat. Candy Dulfer : 7.Days Of Wild 8.Thank You (Falettin' Me Be Mice Elf Agin) 9.You Can Sing It If You Try 10.Free 11.Everday People 12.Eyemagettin' (The Bass Solo) 13.The Jam 14.Music Lover 15.I Want To Take You Higher Disc 2 Mainshow Feat. Candy Dulfer, Lenny Kravitz and Larry Graham : 1.Push It Up 2.Jam Of The Year 3.Talkin' Loud ' Sayin' Nothing 4.Let's Work 5.Delirious 6.Rock & Roll Is Alive (Outro) 7.Purple Rain 8.Little Red Corvette 9.I Would Die 4 U 10.Get Yo' Groove On 11.I Could Never Take The Place Of Your Man 12.The Christ 13.One Of Us 14.The One 15.The Go-Go's/2001:Also Sprach Zarathustra Disc 3 1.(Let Me Be Your) Teddy Bear 2.Courtin' Time 3.If I Was Your Girlfriend 4.Diamonds & Pearls 5.The Beautiful Ones 6.Darling Nikki 7.Nothing Compares 2 U 8.Take Me With U 9.Raspberry Beret 10.Mr. Happy (Outro) 11.Stand! 12.Release Yourself 13.Baby I'm A Star 14.1999 (Alternate master)NPGCS Support Act 15.Free 16.Everyday People Aftershow Feat. Candy Dulfer, Lenny Kravitz and Larry Graham Tivoli, Utrecht 24th December 1998 (am) Disc 4 1.Cissy Strut 2.Superstition 3.Chameleon 4.Asswoop 5.Groove On (instrumental) 6.Joy And Pain 7.I Know You Got Soul 8.Groove On 9.Hair 10.Love And Happiness 11.Are You Gonna Go My Way? 12.The Jam 13.Organ Solo Disc 5 1.Mad 2.Music Lover (instrumental) 3.Days Of Wild 4.Thank You (Falettinme Be Mice Elf Again) 5.You Can Make It If You Try 6.Forever In My Life 7.Everyday People 8.Guitar Jam 9.Guitar Solo 10.Santana Medley 11.The Question Of U (instrumental) 12.Gett Off 13.When You Were Mine 14.The Go-Go's/2001:Also Sprach Zarathustra DVD NPGCS Support Act : Days Of Wild Thank You (Falettin' Me Be Mice Elf Agin) Free Bass Solo The Jam Music Lover Mainshow : Push It Up Jam Of The Year Talkin' Loud ' Sayin' Nothing Let's Work Delirious Purple Rain Little Red Corvette I Would Die 4 U Get Yo' Groove On I Could Never Take The Place Of Your Man The Christ One Of Us The One Also Sprach Zarathustra If I Was Your Girlfriend Piano Set Take Me With U Raspberry Beret Mr. Happy (Outro) Stand Release Yourself Baby I'm A Star 1999
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NLシリーズ!スライ&ザ・ファミリーストーン/Portland 1970 Reel Master (2CDR)
¥1,490
スライの絶頂期のライブを前座から収録した完全音源のリリースです。オーディエンス録音でわずかに音切れとふらつきがありますが、当時の録音としては最高峰に属ずる音質で、オープンリールのマスターからダイレクトにデジタルでCDR化しています。大ヒットのThank Youで始まり、初期のM'ladyのプレイも嬉しいです。ベスト盤のヒットでHot Fun In The Summertimeをプレイしているのがレア。Take You Higerをリプライズでラストに披露するのもセトリ的には面白いです。 Universty of maine gym portland campus Portland Maine(USA) October-24-1970 Sly Stone vocals organ guitar bass guitar piano harmonica Freddie Stone vocals guitar Cynthia Robinson trumpet vocal Jerry Martini saxophone Larry Graham vocals bass guitar Gregg Errico drums Rose Stone vocals piano electric piano cd 1 1 opening act twelve 76 1 song "get ready" 2 intro/tune up/talk/more talk 3 thank you(falettingme be mice elf again) 4 m'lady 5 sing a simple song 6 stand cd 2 1 you can make it if you try 2 dance to the music 3 take you higher 4 hot fun in the summertime 5 take you higher reprise
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NLシリーズ!グラハム・セントラル・ステーション/Chocolate Mirror (1CDR)
¥990
グラハム・セントラル・ステーションの絶頂期、76年のワシントンDCでのライブをオーディエンス録音で収録したタイトルです。こんな素晴らしい時期のライブです確かに音質は良くはありません。しかしこの時期のライブが聴けるのなら仕方がない、と思って頂けたら幸いです。そして何より、GCSのファンクの権化、Entrowの9分悶絶ファンクで卒倒してください。MirrorなんてPファンク・マナーな曲も聴けます。ここでしか聴けない貴重な曲のライブ演奏です! Entrow We've Been Waiting Love (Cover A Multitude Of Sin) Mirror Interlude Can You Handle It? Washington DC 1976
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NLシリーズ!スライ・アンド・ザ・ファミリーストーン/Live At The Apollo 1971 (1CDR)
¥990
プリンス等あらゆるファンク、ソウル、マルチ・ミュージシャンに影響を与えたスライ・ストーン。今も尚存命ながら表舞台に殆ど立つことはなく、ファンは残された音源を聴く以外に留飲を下げる方法はありません。69年のウッドストックからスライは音楽性こそ天才さを増して行きますが、以降徐々にですがライブは怠慢になりキャンセルしがちになっていきます。それでも演奏をしている時にキラキラと輝くような素晴らしい瞬間があり、結果凄い演奏者なんだな、と思わせてくれることもあります。この71年のライブは数少ないスライの全盛期のライブ音源の一つでオーディエンス録音です。演奏は大ヒット曲のThank Youをリリースして直ぐの旬な時期にプレイしていること、まだラリー・グラハムはもちろん、グレッグ・エリコもいます。最後のI Want To Take You Higerは数多のミュージシャンがカバーしている名曲のオリジナル演奏、震えるほどのカッコよさです。ルーズなスライの素晴らしい瞬間が刻まれている貴重なライブです。 SLY AND THE FAMILY STONE APOLLO THEATER,NYC 1971 1-TUNING 2-INSTRUMENTAL 3-THANK YOU 4-M'LADY 5-SING A SIMPLE SONG 6-FAMILY AFFAIR 7-STAND/ 8-/YOU CAN MAKE IT IF YOU TRY 9-DANCE TO THE MUSIC 10-I WANT TO TAKE YOU HIGHER
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NLシリーズ!スライ&ザ・ファミリー・ストーン/Paris 2007 (1CDR)
¥990
スライ・ストーンが何度かカムバックしていますが、結局長続きがしません。実際にスライがステージに最後に立ったのはこの2007年です。しかもスライは最初こそキーボードを弾いたり歌ったりしてくれましたが、最後の方にはやる気がなく顔を出してもあまりプレイしなくなってしまいます。この07年7月23日のライブはまだまだスライがやる気があって、素晴らしいキーボードを弾いたり、後半かなりの部分で良いボーカルを披露しています。オーディエンス録音ですが音質は良く、07年復活のスライの代表的ライブと言えるでしょう。 Paris, Olympia 23 July 2007 01 In Time 02 Dance To The Music 03 Everyday People 04 Hot Fun In the Summertime 05 You're The One 06 Somebody's Watching You 07 If You Want me To Stay * 08 Sing A Simple Song * 09 Don`t Call Me Nigger, Whitey * 10 Family affair * 11 I Want To Take You Higher * 12 Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin) * 13 Stand 14 Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin) - reprise * 15 Band Introduction * * with Sly Stone Sly Stone - vocals, keyboards Vet Stone - vocals Lisa Stone - vocals Skyler Jett - vocals Anthony Yates - guitar Tony Yates - bass Mike Rinta - trombone Johnnie Bamont - saxophone Pat Rizzo - saxophone Cynthia Robinson - trumpet, vocals Tony Stead - keyboards