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マイケル・ジャクソン / Bad Sessions Definitive Edition Vol.1 (1CDR)
¥990
今回のリリースは、この2タイトルの続編となります。 マイケル・ジャクソン / Thriller Sessions Definitive Edition Vol.5 (1CDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/98428095 ジャクソンズ / Alternate Victory (2CDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/99213339 『Thriller』以降、ジャクソンズの『Victory』の制作の一方でマイケル自身のプロジェクトも進行させていきます。まず上記のタイトルに収録されていた「Someone In The Dark」。『Thriller』セッション中の82年夏に作られました(Alan Bergman、Marilyn BergmanそしてRod Tempertonの作曲)ETのオーディオ・ブックのプロモからのOpening Version(Single Version, Album Versionも名前が違うだけで同じバージョンです)とClosing Versionの2種類が存在します。しかし今回その2種類を合わせエクステンデッド・バージョンにしたのが1曲目です。そしてインスト・バージョンも収録。尚「Someone In The Dark」はリリースされる予定でしたがお蔵入りとなったベスト盤『Decade』にクレジットされていますが、それはOpening Versionだったようです。 そしてジャーメイン・ジャクソンの「Tell Me I'm Not Dreamin' (Too Good To Be True)」。84年のセルフタイトル・アルバム(日本盤等では『Dynamite』とも呼ばれてます)の3曲目に収録された曲です。マイケル・ジャクソンがジャーメインと共にリードボーカルを務めています。法的な問題によりシングルとして正式にリリース出来ず、「Do What You Do」のB面として、インストゥルメンタルは「Dynamite」のB面としてリリースされました。今回は曲とインストの2種を収録。尚85年のグラミー賞で、デュオまたはグループの最優秀R&Bパフォーマンス賞にノミネートされました。作曲はBruce Sudano, Jay Gruska, Michael Omartianです。 「Buffalo Bill」は、マイケルがジョン・バーンズと初めてコラボレーションした曲です。83年にサウンドキャッスル・スタジオで 『Victory』用に録音されましたが採用されず、『Bad』用に再検討されましたが、最終選考には残りませんでした。ビル・ボットレルは、『Bad』 制作のために着任した際にエンジニアのマット・フォージャーによるベーシック・トラックの作業をしたと語っています。ジョン・バーンズはそれをミッドテンポのダンストラックだったと言及し、ブルース・スウェディエンは「壮大なシンフォニックなオープニングと魅力的なメロディー」があると言っていました。 83年の非公開のインタビューで、マイケルはこのトラックに興奮し、ヒットするだろうと主張しています。 「これはウィル・コーディ(カウボーイ)と彼の死について歌った曲なんだ。凄いエキサイティングさせるよ。こんなこと言うのは好きじゃないんだけど、ヒット間違いなしさ。本当に強い気持ちでそう思うよ」。 「「Buffalo Bill」は素晴らしいのですが、まだ完全には完成していません。私はこの曲が大好きなので、ぜひ完成を手伝いたいと思っています。私がマイケルのために、そしてマイケルと一緒に作曲した最初のフルソングの1つです」。ジョン・バーンズ、16年 「『Dangerous』には「Buffalo Bill」は入っていません。ヘイヴェンハーストのセッションのかなり早い段階で取り組んだものです。もしかしたらもっと早いかも。『Victory』の時かもしれません。ヘイヴェンハーストの初期に「Buffalo Bill」に取り組んだことは覚えています。それはマット・フォージャーのベーシック・トラックでした。エステートは古いトラックシートやテープボックスから情報を得るだけで、実際にそこにいた人々には決して相談しないのです。「Buffalo Bill」は以下の歌詞が含まれています。 Who shot Buffalo Bill? They said he shot a lot Did he ever get killed? 」。ビル・ボットレル、24年 ここに収録の「Buffalo Bill」はこれらの情報をもとにAIによって作られたものです。しかし本物の音源がリークしたのではないか、と思わせる程の完成度です。 そしてやはり『Victory』用に83年11月にレコーディングされたスティーブ・ポーカロ作の「Dream Away」。彼のセミナーで流されたものを隠し採りした音源のリマスター、そしてそれとは異なる「Human Nature」風のキーボードが入るデモ、そしてそのデモを参照にしているはずのReborn Mixの3種を収録しました。 83年にシングル「Thriller」がリリースされてから1週間後に録音された「Chicago 1945」は、これも『Victory』用でしたが、スティーブ・ポーカロがマイケルが録音したボーカルテイクを使用し、自らの手でトラックを完成させていたのです。今回はそのオリジナルの音源と、ベース・ラインを変え個々の楽器の分離をより際立たせたFunk Mix、そしてリンドラム風のリズムの80's Mixの3種類を収録しました。 マイケルとBuz Kohanが作った「Scared Of The Moon」は84年にジャクソンズのアルバム「Victory」用に最初に作曲、録音されましたが、採用されませんでした。この曲は85年秋に「Bad」のために再録音されていますが、再びボツになります。マイケルはこの曲の制作を続ける予定にしており、『The Ultimate Collection』に収録されているのにもかかわらず、未完成となってしまった11枚目のスタジオアルバムの候補に挙げられていました。 「We Are The World」はマイケル・ジャクソンとライオネル・リッチーの共作、プロデュースはクインシー・ジョーンズとマイケル・オマーティアンです。85年1月21日から28日にLAのA&Mスタジオでレコーディングされました。 イギリスのバンドエイドの「Do They Know It's Christmas?」に触発されたアメリカのエンターテイナーで活動家のハリー・ベラフォンテが、エンターテイメント系のマネージャーで資金調達者のケン・クレイゲンに連絡を取り、クレイゲンがクライアントであるライオネル・リッチーとケニー・ロジャースをまず起用、そこにスティーヴィー・ワンダーが加わり、映画『カラーパープル』の仕事がありましたがクインシー・ジョーンズを共同プロデューサーに迎えます。クインシーが、ジャクソンズのツアーを終えたばかりのマイケルに電話し仲介、マイケルはリッチーに、曲作りを手伝いたいと伝えます。当初作詞作曲チームにスティービーも含まれていましたが、映画『ウーマン・イン・レッド』のため時間が限られていたため実現しませんでした。マイケルとリッチーは、カリフォルニア州エンシーノにあるジャクソン家のヘイヴェンハーストで「We Are the World」を作曲しました。彼らは歌いやすく、記憶に残り、アンセム的曲を書こうとしていました。1週間、二人は毎晩マイケルの寝室で歌詞とメロディーを模索したのです。ラトーヤ・ジャクソンは、その過程を次のように回想しています。 「彼らが曲を書いている間に、私が部屋に入るととても静かでした。マイケルは普段は仕事をしているときはとても陽気だったので、不思議に思ったの。(出来た曲は)とても感動的だった」。彼女は後に、歌詞のほとんどはマイケルが書いたとも語っています。リッチーは「We Are The World」のメロディーを2曲録音し、マイケルが同じ日にそれに歌詞を付けました。 マイケルは「僕は素早く作業するのが好きなんだ。ライオネルにも知らせずに先に進めていた。待ちきれなかったんだ。その日の夜にはドラム、ピアノ、弦楽器、コーラスの歌詞が完成していたよ」と語っています。 マイケルはリッチーとクインシーにデモを見せましたが、2人ともマイケルがこんなに早く曲の構成を完成させるなんてと驚いたそうです。その後の打ち合わせでは実りがなく、追加のボーカルも生まれず、作業も進みませんでしたが、85年1月21日の夜、リッチーとマイケルはやっと完成させます。 ここに収録されているのはマイケルだけのボーカルという点から二人に聴かせたデモ音源だと思われます。 1.Someone In The Dark (Extended Version) 7:40 2.Someone In The Dark (Instrumental) 4:54 3.Tell Me I'm Not Dreaming (Too Good To Be True) 4:27 4.Tell Me I'm Not Dreaming (Too Good To Be True) (Instrumental) 4:11 5.Alright Now (Ralph Tresvant Version) 4:19 6.Alright Now (Michael Jackson AI Version) 4:18 7.Buffalo Bill (AI Version) 4:54 8.Dream Away (Remaster) 4:51 9.Dream Away (Demo) 4:37 10.Dream Away (Reborn Mix) 4:33 11.Chicago 1945 (Original Version) 5:08 12.Chicago 1945 (Funk Mix) 5:11 13.Chicago 1945 (80's Mix) 4:43 14.Scared Of The Moon 4:41 15.We Are The World (Original Solo Demo) 5:23
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アル・ジャロウ / Live Compilation 1981 1983 (1DVDR+1CDR)
¥1,490
アル・ジャロウの最も成功したアルバム『Breakin' Away』81年、そのモントルー・ジャズ・フェスのサウンドチェック音源をCDR化。そしてDVDRに、やはり81年のノース・シー・ジャズ・フェスのプロショット映像、名曲「Spain」を歌う前のバンドによるイントロが長い!アル自身のボーカルも楽器の一つという価値観で、ポップスではなくジャズ化したライブです。そしてランディ・クロフォードとのライブ、バックは超豪華、ラリー・カールトン、デヴィッド・サンボーン、マーカス・ミラー、ニール・ラーセン...。そして83年の名曲「Easy」のライブ演奏も素晴らしい! Al Jarreau : vocal Tom Canning: piano Peter Robinson: keyboards Ralph Humphrey: percussion Darek Johnson: bass guitar Malando Gassama: percussion CDR Montreux Jazz Festival, July 14, 1981 01 Comments 01:04 02 Easy 00:47 03 Comments 00:31 04 Intro to Raggedy Ann 04:01 05 Raggedy Ann 06:25 06 Comments 01:01 07 Better Than Anything 09:09 08 Drumset Solo w/comments 04:50 09 Keyboards Impro 02:35 10 Impro Cont'd w/AlJarreau 01:26 11 Spain intro (Aranjuez) 01:59 12 Spain 11:43 13 More Comments 01:18 14 Roof Garden (cut) 01:54 Millan June 1, 1983 15 Easy DVDR North Sea Jazz Festival July 11, 1981 Your Song Your Sweet Love Agua De Beber Raggedy Ann Better Than Anything Piano Impro. / Spain intro Spain (I Can Recall) Roof Garden Al Jarreau & Randy Crawford : vocal Larry Carlton : guitar David Sanborn v alto saxophone Marcus Miller v base guitar Ricky Lawson v drums Neil Larsen : keyboards Lenny Castro : percussion Montreux Jazz Festival July 14, 1981 Your Precious Love Who's Right, Who's Wrong Sure Enough Sure Enough Milan June 1, 1983 Easy Pro-shot 89min.
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アル・ジャロウ/Greek Theatre 1981 (2CDR)
¥1,490
17年2月12日に惜しくもこの世を去ったアル・ジャロウ。これほど伸びやかで、これほどソウルフルで、テクニカルで優しい、広い声域の個性的ボーカリストはいないでしょう。AOR、ブラコンの枠では収まり切れない彼の才能、しかしその一方で全盛期と言えるのはこの81年だという人は少なくないです。This Time、Breakin Awayの2枚のアルバム、その時期の上質に録音されたオーディエンス収録のタイトルです。どの曲も素晴らしいですが、一つ選ぶとしたらEasyです。別に一つ選ばなければならないわけではないとしても、この曲のライブ・バージョンが当時のアル・ジャロウのバンドで聴けるのは、感涙の一言。アル・ジャロウの魅力がこの曲に全て内包されている、なんて言ってしまいたくなるほど素敵なのです。他の曲も、その良さは間違いなく聴いてもらえればわかります。全ブラコン・ファン必携です。 August 20, 1981 Greek Theatre, Los Angeles, CA Musicians: Al Jarreau Vocals Tom Canning Keyboards Mike Garson Keyboards Derek Jackson Bass Guitar Ralph Humphrey Drums Malando Gassama Percussion Larry Williams Woodwinds Jerry Hey Trumpet Bill Reichenback Trombone Steve ? Background Vocals Vanetta ? Background Vocals Richard ? Background Vocals Disc-1: 1.01 Your Song 1.02 Loving You 1.03 Fly 1.04 Agua De Beber 1.05 We're In This Love Together 1.06 Band Introductions 1.07 Easy 1.08 Fire and Rain Disc-2: 2.01 Distracted 2.02 We Got By 2.03 Spain 2.04 Roof Garden
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プリンス / Push It Up (1CDR)
¥990
プリンスの曲を大事にしたカッコいいリミックスがノンストップで展開するリミックス・アルバムの登場! 「Slave」と「Emancipation」のプログレッシブなマッシュアップ、が1曲目。ジャム・オブ・ザ・イヤー・ツアーで、ゲストが豪華に参加していたらこんな展開になったのでは、そう喚起させる「Push It Up」、オリジナルのスタジオ・バージョンよりもカッコいい、ヒップ・ホップ・マナーも加味された超ファンキーな「Days Of Wild」、「Wasted Kisses」のシンプルな施し「Kissess」、そこから「U Got The Look」のギター・カッティングへと巧妙に流れます。「Sticky Like Glue」は曲そのものの良さを大事にした最低限の施しですがクール、そこへ「Nasty Girl」のフレーズを軽くまぶした「Sex」のリミックスに。クールさ重視の「Face Down」、「Props 'N' Pounds」、ロングバージョンにした「Loose」、プリンスの名曲をエッセンス使いした「I Wanna Be Your Lover」と題されたメドレー、ラストは「Come On」に「Hide The Bone」のボーカル・フレーズを合わせたリミックスで面白いです。 01) Slave 'Emancipation' 7:07 02) Push It Up 5:43 03) Days Of Wild 10:54 04) Kissess 3:12 05) U Got The Look 5:27 06) Sticky Like Glue 5:07 07) Sex 5:18 08) Face Down 5:06 09) Props 'N' Pounds 3:56 10) Loose 5:49 11) I Wanna B Your Lover "V2" 5:51 12) Come On 'Bone' 5:17
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ザ・タイム / First Avenue 1996 (1CDR)
¥990
オリジナル・メンバーで90年に『Pandemonium』をリリースするも直ぐに解散状態、残ったモーリス・デイ、ジェローム・ベントン、そしてドラムのジェリービーン・ジョンソン、キーボードのモンテ・モアは95年、トーレル・"トーリ"・ラフィン(ギター)、チャンス・ハワード(キーボード)、ロバート・グリセット・ジュニア(キーボード)、リッキー・"フリーズ"・スミス(ベース)を加入させ、モーリス・デイ&ザ・タイム名義で再々結成しました。これが事実上現在までに至るモーリス・デイ率いるバンドの基本となります。そんな彼らの初期のライブとなる、96年2月2日、なんとミネアポリス、ファースト・アヴェニューでのライブを、冒頭の時計の音のイントロで少し音切れがあるものの(演奏自体には関係ありません)、他は素晴らしい超高音質オーディエンス録音で収録。 「The Bird」がライブ中盤でプレイ、この演奏がとても素晴らしく、それで終わるのか、と思わせて全然終わらない展開がプリンスに対する挑戦のように思えてなりません。「Pandemonium」のしっかりとした演奏は、プリンスが作曲に絡んでいないからでしょうか。凄いカッコよく堂々と演奏、「Murph Drag」をモーリスは歌っているのも最高です。MPLSジャムは「Jerk Out」のイントロなのですが凄いファンクネスで、そこからヤバいファンクの「Jerk Out」に雪崩れ込むので、ハゲヤバ中のハゲヤバです。こんなライブ・バージョンを初期にプレイしていたとは、というかミネアポリス効果ですね。最後まさかのアンコール。しかもまだ完成していない形のファンク・ジャムを披露。これこそ初演奏ではないでしょうか。プリンスは絡んではいないでしょうが、モーリス・デイ印のキーボードが浮遊するスリリングなジャムで、これを聴けるだけで大喜び。ジェロームが興奮しているのか吼えてます。 90年代終わりには『Old Dogs, New Tricks』というアルバムも制作されていたそうですが、プリンスとの折り合いが付かず頓挫。モーリスは自身の力でザ・タイム名義で出したかったのでしょうが、その音楽性の片鱗をこの96年のファースト・アヴェニューでのライブに感じられることでしょう。 1.Concert Intro 2.Get It Up 3.777-9311 4.Cool 5.Gigolos Get Loney too 6.Talkin' Shit 7.The Walk 8.The Bird 9.Girl 10.My Drawers 11.Jungle Love 12.Pandemonium 13.Crowd 14.MPLS Jam 15.Jerk Out 16.Crowd 17.Encore Jam First Avenue, Minneapolis, MN, February 1996
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アンジー・ストーン / I Ain't Hearin' U (2CDR)
¥1,490
スタックスからアンジーの5枚目となる09年のアルバム『Unexpected』のツアーから10年2月24日のスウェーデン、Lund公演をサウンドボード級の超高音質オーディエンス録音で完全収録。2時間弱のライブですが、ヒット曲「Wish I Didn't Miss You」、代表曲「No More Rain」等をしっかり網羅しつつ、『Unepected』から清涼感のある「Maybe」、優雅な「Free」、カッティングが心地良い「I Ain't Hearin' U」、新たな名曲「Why Is It」のプレイ、『Stone Love』からレアな「Stay For A While」の披露も嬉しいです。 Live at Kulturmejeriet, Lund, Sweden February 24th 2010 Disc 1 1. intro 2. Play Wit It 3. I Wanna Thank Ya 4. Everyday 5. Easier Said Than Done 6. Pissed Off 7. Makings Of You 8. Green Grass Vapours 9. Bone 2 Pic (wit U) 10. Come Home (With Me) 11. Lovers' Ghetto Disc 2 1. Stay For A While 2. Baby 3. Sometimes 4. Maybe 5. I Ain't Hearin' U 6. Brotha 7. Free 8. No More Rain (In This Cloud) 9. Wish I Did'nt Miss You 10. Why Is It
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アンジー・ストーン / Lovers' Ghetto 2008 (2CDR)
¥1,490
04年のサード・アルバム『Stone Love』の充実ぶり、05年のベスト盤『Stone Hits』で一度自身のキャリアを総括しての06年、体重を落としてスタックス・レコードと契約、リリースした『The Art Of Love & War』のツアーからスウェーデン、マルモ公演を臨場感のある超高音質オーディエンス録音にて収録。この時期のフェス映像がありリリースされています。 アンジー・ストーン / More Than A Man (1BRDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/101800019 素晴らしいのですが、時間制限があるのでどうしてもヒット曲中心となります。しかしこのマルモ公演は更に演奏曲が増え、トータル2時間、『The Art Of Love & War』から「Here We Go Again」、「Pop Pop」、『Stone Hits』からシングルの「I Wasn't Kidding」, 『Stone Love』から「Come Home (Live with Me)」、「Cinderella Ballin'」、「Wish I Didn't Miss You」のヒット曲でライブが終わっている感じになるのに、更に「U-Haul」、「Lovers' Ghetto」と アンジーの更なる名曲がプレイされていることで、絶対必携のタイトルとなっています。 Live at Kulturbolaget, Malmo, Sweden April 24th 2008. Disc 1 1. intro 2. Play Wit It 3. I Wanna Thank Ya 4. Life Story 5. Bottles & Cans 6. Everyday 7. Easier Said Than Done 8. Pissed Off 9. Come Home (Live With Me) 10. Cinderella Ballin' 11. Here We Go Again 12. Pop Pop 13. I Wasn't Kidding Disc 2 1. Baby 2. Sometimes 3. More Than A Woman 4. No More Rain (In This Cloud) 5. Brotha 6. Wish I Didn't Miss You 7. U-Haul 8. Lovers' Ghetto
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アンジー・ストーン/Stockholm Jazz Festival July 20, 2002(1CDR)
¥990
アンジーストーン。プリンスの00年のシングルU Make My Sunshineでソウルフルな喉を披露、このディープなバラードの名曲は後のHit N Runツアーでもプリンスのステージで披露されました。プリンスに認められた彼女、その経歴は93年にソロでシングルをリリース、99年のアルバムBlack DiamondのNo More Rainのヒットでネオソウルのディーバとして一躍世に認められる存在となりました。あのディアンジェロのガールフレンドであったこともあってその時のネオソウルシーンを彼と二人で席巻した感がありました。プリンスはこのアンジーストーンを経由してディアンジェロやクエストラブらとも知り合い、特にディアンジェロはUntitledというプリンスのAdoreのような名曲を作り得たのも、アンジーとやはりプリンスのお陰、と言えるのかもしれません。そんなファクターであったアンジーストーンの未発表ライブを高音質サウンドボードで収録。これだけの才能がある人ですからステージも素晴らしい!彼女は元々キーボーディストなのですが、どこかロージー・ゲインズを思わせ、プリンスが気に入る女性ボーカル的です)結構キーボードを弾けるかがネックなのかもしれませんが)。そんな彼女の熟達したプレイもこのライブで聴く事が出来ます。NPG Music Club発足時期のあのネオR&Bタイプのプリンスの楽曲の放出の背景にアンジーストーンの影響あり!このライブでそれを確認してください!! 1.Wish I Didn`t Miss You - 2.Pissed Off - 3.Snowflakes - 4.20 Dollars - 5.Easier Said Than Done - 6.Mad Issues - 7.Sweetest Taboo - 8.The Ingredients Of Love - 9.Brotha - 10.Family Affair - 11.Life Story - 12.No More Rain(In The Croud) - 13.Wish I Didn`t Miss You Live in Stockholm Jazz Festival July 20, 2002
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アンジー・ストーン / More Than A Man (1BRDR)
¥990
ネオソウルの歌姫アンジー・ストーンがより高みへ。NSJの02年、08年二つの語り継いでいくべきプロショット・ライブを1080PのHDクオリティ、ブルーレイRにて収録! 97年アリスタと契約、デビュー・アルバム『Black Diamond』の制作を開始、99年9月にリリースされました。このアルバムにより、アンジーは90年代後半から00年代前半のネオソウルの最前線に躍り出ることになります。R&Bトップ10ヒットの「No More Rain (In This Cloud)」はR&B史に残る名曲です。01年アリスタの代表だったクライヴ・デイヴィスが新レーベルJレコードを立ち上げそこに移籍、01年にリリースしたセカンド・アルバム『Mahogany Soul』。よりアーティスティックになった内容で、ラファエル・サディーク、ワリン・キャンベル、アリ・シャヒード・ムハンマド、チャッキー・トンプソン、スウィズ・ビーツなどが豪華に参加、アンジーのソングライトも素晴らしく、ネオソウルの、そしてアンジー自身の最高傑作の呼び声も高く、ビルボード初登場22位を記録した名盤です。01年のビルボード誌のインタビューで、彼女はその制作過程について次のように語っています。 「私は演奏やレコーディングをしながら、生後2か月の赤ちゃんと向き合っていました。産後の鬱で自分を憐れんでいた。このアルバムは、その辛さとグレービーソースの結晶なの。」アンジーはさらに、『Mahogany Soul』を「より温かみがあり、より心のこもった歌詞、若々しくストリートの感性がある、バランスのとれた大人のアルバム」と語っています。18年のインタビューで、アンジーは『Mahogany Soul』を「音楽的偉業を決定づける作品、基本は私自身の作品だった。他の誰かの助けで薄められたものではないの。歌詞の面で多少の助けは受けたけど、私が書き始め、誰かがそれに加えて、私が仕上げるか、私たちが仕上げるかのどちらかだった。しかし、すべてのコンセプトと主題は、とてもとても傷ついた若い女性、そして同時にとても頑固な女性から生まれたものだったわ」。 ノース・シー・ジャズ・フェスの02年のライブ。まずセカンドのタイトル曲「Mahogany Soul」がイントロダクションの如く荘厳に歌われます。実はアルバムには未収録でツアー用に特別に作られたようです。続いてア・トライブ・コールド・クエストのアリ・シャヒード・ムハマドがサウンド作りを担った「What U Dyin' For」。そしてダンス・クラブ・チャートで堂々一位となった「Wish I Didn't Miss You」はオージェイズの「Back Stabbers」を下地にしたクールな曲で、スウィス・ビーツのビートをライブで披露することでソウルさが加わり、観客も盛り上がっています。カーティス・メイフィールドの「Making Of You」、アルバムでもインタールードで歌われていますが、こちらはそのロング・バージョン的趣で圧巻です。マルチ・タレントのイラン・タビブ(プリンスの「The Greatest Romance Ever Sold」のリミックスでギターによる参加 )が曲作りに参加、クールなギターがやはり心地良い「Pissed Off」、そしてスタジオ曲ではアル・グリーンの「Simple Beautiful」のリフをサンプリングしている「20 Dollars」、そのライブ・バージョンは生音で再現していてかっこいいです。バンド・サウンドになっていてこれはこれでソウルフルで大ありの「Easier Said Than Done」、「あなたは元の場所に戻らないといけない」、そう歌う「Mad Issue」、シャーデーの「Sweetest Taboo」を挟み込む「Everyday」はファースト『Black Diamond』からのナンバーでディアンジェロとの共作です。メンバーをフィーチャーしつつ紹介するアンジー。とても温かい雰囲気に包まれますが、そのままラファエル・サーディクとアンジーの共作「Brotha」の演奏へ。アンジーのラップもそこで流麗に披露されます。ain't no party like Angie Stone party!とプリンスのようなコール・アンド・リスポンスも飛び出しております。「Soul Insurance」のフレーズも入ったライブならではのアレンジが最高。そしてミュージック・ソウルチャイルドとのデュエット曲「The Ingredients Of Love」、そして代表曲「No More Rain (In This Cloud)」を歌いつつまた「Wish I Didn't Miss You」のフレーズと共にバンドがステージを去って終了します。 そして08年のNSJ。超ダンサンブルなパトリース・ラッシェンとの共作「Play Wit It」は4枚目『The Art Of Love & War』収録。そしてエル・デバージもソングライトにクレジットされている「I Wanna Thank Ya」はダンス・クラブ・チャート1位となった3枚目『Stone Love』収録曲。スヌープ・ドギー・ドッグのラップをアンジーが行っています。冒頭2曲、ライブ感のあるアレンジで思わず体が動いてしまいます。「Life Story」の小気味良いカッティングはMichael Seversonによるもの。もっと知られて良いミュージシャンです。『Mahogany Soul』から「Bottles & Cans」のプレイ、02年のNSJではプレイされていませんでした。少し昔の曲をと「Everyday」のプレイ、ここではディアンジェロ的キーボード・ワークが心地良いです。そこへアンジーが「Brown Sugar」のフレーズを口ずさむのですから堪りません。そして「Easier Said Than Done」、「Pissed Off」、そしてカーティス・メイフィールドの「Making Of You」のカバーと、いずれも『Mahogany Soul』からの楽曲を堂々とプレイ。そしてニューシングルよ、とアダルトR&B1位の名曲『The Art of Love & War』から「Baby」が登場。カーティス・メイフィールドの「Give Me Your Love (Love Song)」を下地に使ったこの曲、心地良いミディアム・ダンサーのライブ・アレンジが素敵です。そしてそこから繋がって「Sometimes」、『The Art of Love & War』からの曲ですが、「愛したい、嫌いになりたい、引き寄せて、愛しているといって、引き離したい、時々は」とゆる動く愛情をメンバー全員が歌に楽器に披露することで、普遍性を出し、結果長めのプレイとなっています。そしてバンドの音楽監督、Travis Saylesとアンジーの「More Than A Woman」のデュエットへと流れ、「Brotha」は、冒頭の歌詞「彼は王様」から、ここにキングは何人居るの?と男たちを鼓舞するアンジーこそがクイーン。そして携帯電話を観客に掲げさせて「No More Rain (In This Cloud)」の感動的演奏。そしてオージェイズの「裏切り者のテーマ」のバッキングをプレイし、一度止めてからの「Wish I Didn't Miss You」、後半にアンジーらが「裏切り者のテーマ」を実際歌っているのがリスペクト感があり好感です。 Mahogany Soul What U Dyin' For Wish I Didn't Miss You More Than A Woman Makings Of You Pissed Off 20 Dollars Easier Said Than Done Mad Issues Everyday / The Sweetest Taboo Brotha Brotha II / Soul Insurance The Ingredients Of Love No More Rain (In This Cloud) Wish I Didn't Miss You Outro Statenhall, The Hague, The Netherlands, July 12, 2002 Angie Stone - vocals Kemba Francis, Tenita Dreher, Terry Lee Taylor - back vocals Reggie Hines - sax Christopher Morgan - guitar Jamal Peoples - keyboards Kenny Seymour - keyboards Larry Peoples Jr. - drums Larry Peoples Sr. - bass intro Play Wit It I Wanna Thank Ya Life Story Bottles & Cans Everyday Easier Said Than Done Pissed Off Making Of You Baby Sometimes More Than A Woman Brotha No More Rain (In This Cloud) Wish I Didn't Miss You / Back Stabbers Nile, Rotterdam Ahoy, The Netherlands, July 11, 2008 Angie Stone - vocals Travis Sayles - musical director, keyboards Jonathan Richmond - backing vocals, keyboards Sharay Roby, Ashley Washington - backing vocals Michael Severson - guitar Le Shawn Thomas - bass) John Wesley McVicker Jr. - drums Pro-shot 148min.
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アンジー・ストーン / Love Junkie (1BRDR)
¥990
ネオ・ソウル界でナンバー・ワン、ディーヴァ、アンジー・ストーン。プロショット、1080PのHDクオリティーのブルーレイ収録のライブで知る彼女の魅力。もう相当凄い人だとこのタイトル一つで分かってもらえるのではないかと思います。 ヒップホップの先駆的レーベル、シュガーヒル・レコードから79年初の女性グループとして登場したThe Sequence。そのメンバーだったのが当時14才だったアンジー・ストーンです。その後Mantronixへの加入、Vertical Holdではリーダー的存在となり、96年にはDevoxを結成。その頃同時無名だった若きボーカリスト、ディアンジェロと出会い、二人目の子供を授かります。彼のデビュー作『Brown Sugar』にアンジーは大きな影響を与え、その後の00年『Voodoo』において作曲、バックボーカルで参加。そして満を持してソロでファースト・アルバム『Black Diamond』をリリースします。そこから「No More Rain(In This Cloud)」がR&Bチャート10週連続でナンバーワンとなる大ヒットを記録、ネオ・ソウルにおいて最重要の一人と目されることに。尚ディアンジェロとは離婚してしまいます。 アンジーのノース・シー・ジャズ・フェス、その最初の出演、『Black Diamond』リリース後、00年のライブを完全収録。「Starship」という素晴らしい曲ながらアルバム未収録のライブ演奏がオープニング。JBの「Pay Back」の雰囲気を纏ったファンクを軽くブリッジとしてプレイして、ファンキーなカッティングがスリリングな「Visions」へ。そしてロバータ・フラックの「Feel Like Makin' Love」風の「Bone 2 Pic」、またもやギターのカッティングがダンサンブルなグルーブを紡ぎ出す当時の新曲(ボビー・ウォマックのカバーではないようで、今も尚未発表曲ではないかと)「I Can Understnd It」、黒いファンクネスで迫る「Love Junkie」、アル・グリーン「Love And Happiness」をゴスペル・マナーに演奏。映画『Money Talks』で使われ、ディアンジェロと一緒に書いた「Everyday」のプレイは、アンジーがリミックスと唱えてからすわ、シャーデー「The Sweetest Taboo」を混ぜ込んで観客に歌わせるカッコ良すぎのアレンジ。そして「No More Rain (In This Cloud)」の解放感溢れる演奏で大団円か。否ここで終らずなんとザ・シーケンスの「Funk You Up」を超カッコいいジャズファンクなアレンジで披露!この時のメンバーにはキーボードが16歳、ドラム18歳が含まれており若いのに芸達者で超びっくりです。そしてアンジーは80年代既に音楽界に居たこともあって、レディ・ソウルの風格を纏っていて相当の安定感があります。 ギターは居ませんが、後はNSJのメンバーによる2 Meter Sessionsのスタジオ・ライブ映像。名曲然と「No More Rain (In This Cloud)」のソウルフルさに満ちた演奏、繋がってシンプリー・レッドの(正確には彼が以前参加していた82年Frantic Elevatorsの)「Holding Back The Years」のジャジーなアレンジでの披露、間髪入れず「Band Medley」へと雪崩れ込みます。この演奏のベースはギャップ・バンドの「Shake Your Booty」で、そこにファンカデリックの「(Not Just) Knee Deep」等のフレーズを入れ込むファンキーなジャムとなってます。ネオ・ソウル・マナーの「Bone 2 Pic」、アル・グリーンの「Love And Happiness」、スイングしている「Everyday」の心躍らせ感、もっとこの世界に居たいと思わされる形でのフィニッシュが心憎いです。 そしてグルーのジャズマタズ、サード・アルバム『Streetsoul』、そこにアンジーは「Keep Your Worries」で客演していますが、そのライブ演奏です。流麗なピアノはなんとハービー・ハンコック!ヒップ・ホップとジャズの高純度ブレンドに酔い痴れてください。 Starship Pay Back Visions Bone 2 Pic (Wit U) Green Grass Vapors Coulda Been You I Can Understnd It Love Junkie Love And Happiness Life Story Everyday / The Sweetest Taboo No More Rain (In This Cloud) Funk You Up North Sea Jazz Festival The Hague, Netherland, 14th July, 2000 No More Rain (In This Cloud) Holding Back The Years Band Medley Born 2 Pic (Wit U) Love And Happiness Everyday 2 Meter Sessions 2000 Keep Your Worries Guru's Jazz Matazz feat. Herbie Hancock Later Archive 2000 Pro-shot 110min.
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ロイ・エアーズ / Everybody Loves The Sunshine (1BRDR)
¥990
ヴィブラフォン奏者のロイ・エアーズ。ポスト・バップ・ジャズで音楽キャリアを始め、70年代に入ってユビキティを結成。Ubiquity、普遍的なものを普及させることを意味する英語ですが、ジャズとファンク、相性の良い音楽性をいち早く融合させ、ジャズ・ファンクというジャンルをしっかり確立させた功績は計り知れないものがあります。そんなロイ・エアーズのプロショット・ライブ演奏を3つ、1080PのHDクオリティーでトータル3時間、ブルーレイにてNice Lineのお求めやすい価格でリリースします。 まずは11年ノース・シー・ジャズ・フェス。ロバート・グラスパー・エクスペリメントの演奏がまずあって、キャセイ・ベンジャミンの心地良いサックスのフレーズが引っ張る前半、ロバート・グラスパーの流麗なピアノで酔わせるジャズ・インスト「Beautiful Changes」がプレイされます。バンマスのロバートの紹介からの、ロイ・エアーズらが入ってきつつの「Everybody Loves The Sunshine」は、嗄れ声のロイのボーカルとレイ・ガスキンのサックスが哀愁の空間を一気に提供してくれています。そしてヒップホップDJのピート・ロックをクリス・ロックと紹介してしまうロイ、そのピートが女性コーラスとバッキングを任された形で「Don't Stop The Feeling」が披露されます。クリス・デイブのドラムとレイのサックス、ロイのヴィブラフォン、これら適度な生音のブレンドから、気が付くとグラスパーのバンドが入ってきて、徐々にジャム感が増していく様が気持ち良いです。グラスパーのエレピに満足気な顔で見守るロイが居て、ピートのJB声のサンプリングが入り、キャセイがヴォコーダーを駆使する、72年の『He's Coming』収録の「We Live In Brooklyn, Baby」がヒップホップ寄せで演奏されます。唯一無二のロイのヴィブラフォーンの調べが蕩けます。そしてアル・グリーン、ビージーズ、キャメオ、ホール&オーツ、マイケル・ジャクソン等のダンクラ曲を観客に向けて流すピート・ロックのDJセット、そこから「Running Away」が飛び出すと、レイのサックスがまたもや大暴れ、バンド演奏のジャムの様相を呈してライブ終了まで突き進みます。 そして16年のTerminal Music & Arts Festival。これは完全にロイ・エアーズのバンドによるライブです。特にThe B.B. & Qバンドのドラム、バーナード・デイヴィスのタイム感、歌も入れる器用さには圧倒されるはず。73年のアルバム・タイトル曲「Red, Black & Green」のスリリングさ、スピリチャル且つメロウで解脱性ありありの絶対名曲「Everybody Loves The Sunshine」もこのバンドだと神々しいです。75年『Mystic Voyage』収録の「Spirit Of Do Do」、「Life Is Just A Moment」、そしてフィリップ・ウーがキーボードだった78年のアルバム『You Send Me』から「I Wanna Touch You Baby」の優雅さたるや。83年の『Lots Of Love』からの「Black Family」はロイの即興的なボーカル、そしてヴィブラホーンの流れるようなソロが入って最高です。ラストは79年の『No Stranger To Love』のオープニング曲、R&Bチャート32位の最早ダンクラ界の重鎮曲「Don't Stop The Feeling」のジャズ・ファンクとディスコの絶妙なバランス配合グルーブで閉め。クールさに特化した最高のライブです。 そして18年シンプルな編成でのTiny Deskの演奏。ボーカルはロイのみ、しゃがれ声がダイレクトに生々しく伝わってきます。「Black Family」でのビブラフォーンは神懸り的ロイを観ることが出来ます。また多幸感たっぷりの「Everybody Loves The Sunshine」はキーボードのマーク・アダムスがコーラスのサンプリングを入れて毛色を変えています。バンド・メンバーによってロイ・エアーズのサウンドは無限に変化していきます。そしてどれもこれも受け止めてしまうロイの懐の深さ。3時間があッという間に過ぎてしまいます。 Beautiful Changes Everybody Loves The Sunshine Don't Stop The Feeling We Live In Brooklyn, Baby Pete Rock DJ Set Running Away Roy Ayers - vocals, vibraphone Pete Rock, John Pressley - vocals Raeford Gaskins - saxophone Robert Glasper - piano Derrick Hodge - bass Chris Dave - drums Casey Benjamin - saxophone, vocoder Ahoy Hall, Rotterdam, The Netherlands, July 9. 2011 Intro Searchin' Running Away Red, Black & Green Everybody Loves The Sunshine Spirit Of Do Do We Live In Brooklyn, Baby I Wanna Touch You Baby Black Family Life Is Just A Moment Don't Stop The Feeling Roy Ayers - vocals, vibraphone John Pressley - vocal Donald Nicks - base Bernard Davis - drums Everett Freeman Jr - keyboards Letnja Scena Kabare, Sombor, Serbia, Aug 4, 2016 Serching Black Family Everybody Loves The Sunshine Roy Ayers - vocals, vibraphone Mark Adams - keyboards Trevor Allen - bass Christopher De Carmine - drums NPR Music Tiny Desk Concert, March 1, 2018 Pro-shot 182min
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メイヴィス・ステイプルス / Come Go With Me! (1BRDR)
¥990
常に変化し、観客を鼓舞し続ける、メイヴィス・ステイプルスのセットリストが異なるライブ二つを収録したブルーレイが、お求めやすいNice Lineシリーズからリリース! ステイプル・シンガーズ、家長であるローバック・"ポップス"・ステイプルズ(14年12月28日 - 00年12月19日)が、子供たちクレオサ(34年4月11日 - 13年2月21日)、パーヴィス(35年11月18日 - 2021年5月6日)、メイヴィス(39年7月10日生まれ)とともにグループを結成。イヴォンヌ(37年10月23日 - 18年4月10日)は、兄がアメリカ陸軍に徴兵された際に代わり、70年に加入しました。彼らは70年代に「Respect Yourself」、「I'll Take You There」、「If You're Ready (Come Go with Me)」、「Let's Do It Again」をリリースしヒット曲を世に送り出しました。 52年に彼らは最初のプロ契約を結びます。初期のキャリアでは、アコースティックなゴスペル・フォーク・スタイルで、ユナイテッド・レコード、ヴィージェイ・レコード、チェッカー・レコード、リバーサイド・レコード、そして65年にはエピック・レコードと、様々なレーベルでレコーディングを行いました。その中でも「Uncloudy Day」はボブ・ディランの初期に影響を与えた曲で、15年に彼はこの曲について「今まで聴いた中で最もミステリアスな曲だった...学校の机に座っている時でさえ彼らのことを考えていた...メイヴィスの写真(「Uncloudy Day」のジャケより)では彼女は私と同じくらいの年齢に見えた...彼女の歌声には圧倒された...そしてメイヴィスは素晴らしい歌手で、奥深くミステリアスだった。そして若い頃から、人生そのものがミステリーだと感じていた」と語っています。 エピックでは、ビリー・シェリルがプロデュースした教会でのライブ・アルバム『Freedome Highway』を含む一連のアルバムをリリース、そのアルバムのタイトル・トラックは、ポップスが書いた公民権運動の抗議歌でした。ステイプル・シンガーズは、エピックで「Why (Am I Treated So Bad)」や「For What It's Worth」(スティーヴン・スティルス作) など、メイン・ストリームの聴衆に受け入れられやすい音楽スタイルを確立しました。68年にスタックス・レコードと契約し、スティーヴ・クロッパーと2枚のアルバム『Soul Folk in Action』と『We'll Get Over』をリリース。クロッパーがスタックスを去ると、今度はアル・ベルがプロデュースし、有名なマッスル・ショールズ・サウンド・スタジオでリズムセッションを指揮し、メンフィスのアーデント・スタジオでエンジニア/ミュージシャンのテリー・マニングと、ファンク/ソウル傾向を強めていきます。 最初のスタックス・ヒットは71年初頭の「Heavy Makes You Happy (Sha-Na-Boom-Boom)」で、1971年後半にルーサー・イングラムとマック・ライス作曲の「Respect Yourself」は、ビルボードR&Bチャートで2位、ビルボード・ホット100で12位となります(後にスパイク・リーの94年の映画『Crooklyn』のサウンドトラックで使用されます)。この曲のテーマである自己啓発は、60年代の激しいアメリカ公民権運動の直後にリリースされたため、普遍的な魅力を持っていました。72年、「I'll Take You There」はビルボードの両チャートでトップの大ヒット73年、「If You're Ready (Come Go With Me)」はホット100で9位、R&Bチャートで1位となっています。75年のスタックス倒産後は、カーティス・メイフィールドのレーベル、カートム・レコードと契約し、カーティスがプロデュースした「Let's Do It Again」をリリース、ステイプル・シンガーズの2番目のナンバーワン・ポップ・ヒットとなり、アルバムもヒットしました。76年、彼らはザ・バンドの映画『ラスト・ワルツ』でコラボレーションし、「The Weight」を演奏しています(この曲をスタックスのファースト・アルバムでカバーしていました)。84年のアルバム『Turning Point 』ではトーキング・ヘッズの「Slippery People」のカバーが収録され、ダンス・チャートのトップ5にランクインしています。 メイヴィス・ステイプルスは、エピック・レコードでステイプル・シンガーズで活動していた60年代後半にソロ名義での初めてのシングル「Crying in the Chapel」、69年にはスタックスからセルフタイトルのアルバム、70年にセカンド『Only for the Lonely』をリリースしています。カーティス・メイフィールドのカートム・レーベルからの映画『A Piece of the Action』のサントラへの参加、79年にサード・アルバム『Oh What a Feeling 』をリリース後、メイヴィスのソロ名義のアルバムは89年のプリンスがプロデュースの『Time Waits For No One』までありませんでした。そして93年に再度プリンス・プロデュースで『The Voice』をリリースしています。 96年のラッキー・ピーターソンとの『Spirituals & Gospel: Dedicated to Mahalia Jackson』がありますが、メイヴィスは、04年にジム・トゥリオのプロデュース『Have a Little Faith』をシカゴのアリゲーター・レコードから出して、復活を遂げます。このアルバムには、一部セミアコースティックを含むスピリチュアルな音楽が収録されています。ブルース・ミュージック・アワーズでアルバム・オブ・ザ・イヤー他4つの賞を獲得しました。そして友人のボブ・ディランの『Gotta Serve Somebody: The Gospel Songs of Bob Dylan』収録の「Gonna Change My Way of Thinking」でデュエット、04年のグラミー賞の「最優秀ポップ・コラボレーション・ウィズ・ヴォーカル」部門にノミネートされました。05年には生涯功労賞を受賞。07年アンチ・レコードよりライ・クーダーがプロデュースの『We'll Never Turn Back』は公民権運動のゴスペルソングに焦点を合わせており、クーダーによる新しいオリジナル曲2曲も収録されています。 そして10年、8枚目となるウィルコのリーダー、ジェフ・トゥイーディのプロデュースで『You Are Not Alone』がグラミーのベスト・アメリカーナ・アルバムを受賞します。そしてやはりジェフのプロデュースの13年の『One True Vine』でもノミーネート。16年『Livin' on a High Note』、17年『If All I Was Was Black』、19年『We Get By』、22年にリヴォン・ヘルムとの『Carry Me Home』と順調にスタジオ・アルバムをリリースして現在に至ります。 このようにメイヴィス・ステイプルスにはステイプル・シンガーズでの多くのヒット曲に加え、そしてソロ名義、特に04年以降の充実した一連のアルバムからの楽曲があり、多くのライブ演奏のためのレパートリーが存在するのです。 そんな彼女の素晴らしいプロショット・ライブを二つ、1080PのHDハイクオリティーでブルーレイに収録しています。 まずメイヴィスの誕生日に行われた14年7月11日のNorth Sea Jazz Festivalでのライブ。前年にアルバム『One True Vine』をリリースしています。オープニングはステイプル・シンガーズのHot100で9位、ソウル・チャートではナンバーワンのヒット「If You're Ready (Come Go with Me)」。そしてバッファロー・スプリングフィールドの「For What It's Worth」、トーキング・ヘッズの「Slippery People」、ファンカデリックの「Can You Get To That」といったカバー、「自分に誇りを持てなかったら、悪巧みさえ出来ねえぞ」、そう鼓舞する問答無用の名曲「Respect Yourself」もプレイ。そして名盤『You Are Not Alone』のタイトル曲、そしてそのアルバムに収録の「Creep Along Moses」、「We're Gonna Make It」。メイヴィスのお父さんポップス・ステイプルス名義の「Freedom Highway」、カーティス・メイフィールド作の「Let's Do It Again」、そしてプリンスもカバーするステイプル・シンガーズの大ヒット「I'll Take You There」の貫禄のライブでクローズします。 そして地元シカゴでの23年2月4日のライブ。バックにメイヴィスの妹イヴォンヌはおりませんが、25年の来日時と同じラインナップでのプレイです。こちらは「For What It's Worth」がオープニング曲、そしてシングル「I'll Take You There」のB面曲「I'm Just Another Soldier」が歌われています。このライブでは「I'll Take You There」こそ入っていませんが、それが収録された名盤『Be Altitude: Respect Yourself』から「Respect Yourself」、そして「Are You Sure」も演奏しており、嬉しい選曲と言えるでしょう。19年の『We Get By』からバンド・リーダーでギターのリック・ホームストロムのカッティングがファンキーな 「Brothers and Sisters」、そして「まずこの土地から変えよう」という内容のベン・ハーパーが作詞した「Change」を披露。ザ・ステイプルス名義の78年の『Unlock Your Mind』収録の快活な「Hand Writing on the Wall」、スタックス最後のアルバムのタイトル曲「City In The Sky」、『One True Vine』から「Far Celestial Shore」、更に71年の『Staple Swingers』から「Heavy Makes You Happy」も素晴らしい演奏です。ボビー・ブルームが70年にリリースし、後にグラディス・ナイト&ザ・ピップスもカバーした名曲です。17年のアルバム『If All I Was Was Black』から「Who Told You That」、「涙を流す暇などない、やるべきことがあるんだ」と聴き手を煽る「No Time For Crying」を最後にプレイ。 メイヴィスには19年にリリースされたライブ・アルバム『Live In London』がありますが、それとはまたセットリストが異なり、常に何が演奏されるかわからない、そしてそれぞれのライブで観客はあらゆる角度から鼓舞され、感動を得ることが出来るのです。 If You're Ready (Come Go with Me) For What It's Worth Slippery People Can You Get To That Respect Yourself You're Not Alone Creep Along Moses Everything Is Everything Freedom Highway We're Gonna Make It Jam Jam 2 Let's Do It Again I'll Take You There Ahoy Hall, Rotterdam, The Netherlands, July 11, 2014 For What It's Worth I'm Just Another Soldier Brothers And Sisters Hand Writing on the Wall Who Told You That Can You Get To That City in the Sky Respect Yourself Change Slippery People Are You Sure Far Celestial Shore Heavy Makes You Happy Let's Do It Again No Time For Crying Symphony Center, Chicago, IL, USA, Feb 4, 2023 Pro-Shot 151min.
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ダニー・ハサウェイ / Live Compilation (2CDR+1BRDR)
¥1,990
圧倒的に音源、映像が少ないダニー・ハザウェイの73年までのライブをまとめた画期的なコンピレーションのリリースです! ワシントンDCの名門、ハワード大学でクラッシックを学び、オーケストレーションのアレンジもできる才を得て、主席卒業後はソングライト、ミュージシャンとしてカーティス・メイフィールドらの下でキャリアを積み、69年Atcoより「The Ghetto - pt.1」のシングル、続いて70年25歳の時にアトランティックより『Everything Is Everything(新しきソウルの光と道)』をリリース、ソロ・デビューを果たしたダニー・ハサウェイ。『Donny Hathaway(ダニー・ハサウェイ)』(71年)、『Live!(ライヴ)』(72年)、『Extention Of A Man(愛と自由を求めて)』(73年)、そしてロバータ・フラックとのデュエット・アルバム(72年)やクインシー・ジョーンズ監修の映画『Come Back Charleston Blue』(ハーレム愚連隊)(72年)のサントラをリリースしています。セッション・プレイヤーとしても活躍、アレサ・フランクリンの『Young Gifted And Black』(72年)でオルガン、エレクトリック・ピアノを担当。73年に妄想型統合失調症と診断されて以降入退院を繰り返し、音楽活動はその後停滞していくこととなります。 ダニー・ハサウェイは71年録音、72年にリリースしたライブ・アルバム『Live』の最高の出来から、クラブでのライブ・パフォーマンスに大変定評があります。プリンスもその観客との緊密した一体感をアフターショウで具現化すべく、お手本としていたに違いありません。しかしその一方でダニーとそのバンドは大勢の観客を前にプレイするジャス・フェスティバルの参加がありました。73年にニューヨークで開催されたニューポート・ジャズ・フェスティバル、そこでの演奏はダニーのライブの頂点と言えるものとなっていました。今回はその辺りの音源を網羅、検証して収録していきます。 73年のニューポート・ジャズ・フェスティバルは6月30日のニューヨークのカーネギー・ホール (午後6時と午後10時の2回)の公演、7月8日のユニオンデール、ナッソー・コロシアムのグランドフィナーレ、トータル3回行われているとされています。今回、カーネギー・ホールのthe afternoon show/6 P.M.のライブ完全版を最高のサウンドボード録音で、そしてナッソー・スタジアムの完全版が上質サウンドボード録音で共に発掘され、今回のタイトルの目玉として収録しています(両音源、曲間のノイズを除去したリマスタリングを施しました)。 まずカーネギー・ホールの公演ですが、ダニーの死後発売された『In Performance』にニューポート・ジャズ・フェスティバル出演のために特別に書いた新曲「Nu-Po」、また『These Songs For You, Live!』に「Flying Easy」、「Valdez In The Country」、「Someday We'll All Be Free」、更にボックス・セット『Someday We'll All Be Free』では「Love, Love, Love」、そして『In Performance』とは異なるバージョンの「Nu-Po」の演奏が収録されています。今回のファースト・ショウの音源の発掘で、これらがどのライブに相当するのかを検証、区分けして収録しました。 まず『These Songs For You, Live!』の3曲は最初のアフタヌーン・ショウと演奏が一致しました。ミキシングもあまり変わりません。しかし「Introduction」が欠けた形の「Flying Easy」、「Valdez In The Country」の演奏後に最新アルバム『Extension Of A Man』に関するMCがカットされ、そして「Someday We'll All Be Free」の演奏後行われたバンドのメンバー紹介がカットされていました。そして『In Performance』の「Nu-Po」はアフタヌーン・ショウの方ですが歓声が被さっていて、ライブ・リミックスとなっています。 そしてボックス・セット『Someday We'll All Be Free』からの『In Performance』とは冒頭のMCが異なり、演奏もかなり違う別演奏である「Nu-Po」、こちらの方がとても高揚感があって出来が良いです。そしてMCが違う『Someday We'll All Be Free』の「Love, Love, Love」は、アフタヌーン・ショウと演奏が異なっているため、結果この2曲はイブニング・ショウとなります。しかしイブニング・ショウのセットリストは一体どのようなものだったのかは不明のままとなりました。 しかし1曲目はイブニング・ショウも軽快なライト・ジャズ・ファンク「Flying Easy」だったのではないでしょうか。それだけこのインスト演奏のグルービーさは観客を十二分に惹き付ける魅力溢れるプレイになっていると思います。そしてファンクネスを更にググっと上げた「Valdezn In The Coutry」のインストもギル・シルヴァのカッティングが軽快です。『Extension Of A Man』ではコーネル・デュプリーが弾いていますが、比較するのが一興とは言えるものの、ここでしか聴けないバンド・メンバーの演奏の妙を堪能出来ることこそ嬉しいです。ここまでダニー名義のラスト・アルバムにして最高傑作とされる『Extension Of A Man』からのプレイが続きますが、そのアルバムの中でもベストとされる曲のライブ演奏が登場します。 妄想性統合失調症と診断されていたダニーに、友人のエドワード・ハワードが彼を励ますために作詞した「Someday We'll All Be Free」。エドワードは次のように語っています。 「当時、私の頭の中にあったのはダニーのことでした。彼は非常に問題を抱えた人だったからです。いつか彼が経験していたすべてのことから解放されることを願っていました。彼の励みになるようなものを書く以外に私にできることは何もありませんでした。」 「上を向いて、最高の歌を歌い続けるんだ。だから絶対信じて、いつか皆全てが自由になれるって」。作曲はダニー自身です。 ハワードの歌詞はダニーの精神的健康の苦悩に関する個人的なメッセージでしたが、人種間の争いに苦しむアフリカ系アメリカ人の苦境を励ます賛歌と解釈され、その大きな役割を担う曲となりました。ダニー自身も特に気に入っていて、レイラ・ハサウェイは次のように述べています。 「ダニーはこの曲が大好きでした。スタジオに座り、最終ミックスの再生を聴いて泣いたほどです。アーティストが誰かを圧倒するようなものを作れるというのは、とても特別なことなのです」。 この曲はチャート入りしませんでしたが、シングルのB面「Love, Love Love」がビルボードホット100で44位、R&Bチャートで16位を記録しました。 ライブ・バージョンしか存在しないことになる「Nu-Po」の素晴らしいジャズ・インストが、3バージョン全て収録されていることで、色々比較出来ることも今回のタイトルの魅力の一つとなるでしょう。そして『Extension Of A Man』からの曲で人気の高いポップな「Love, Love, Love」の至福感、これも2バージョンあり、両方楽しむことが出来ます。アルバムではウィリー・ウィークスですが、ベイシー・サンダースのベースがとても上品です。そしてダニーの代表曲であり、ライブでこそその魅力を全開させる「The Ghetto」。ダニーが前に出て引っ張るというのではなく、バンドに溶け込んで一体感を持ったまま心地良く突き進む、JBズ辺りとは異なる、プリンスが意識していそうな超ハイレベルなジャム感がこの演奏にはあります。『Live』よりもプロフェッショナルじゃないか?そんな感想だって聞こえてきそうです。 そしてボーナスに72年のアストロ・ドーム・ジャズ・フェスからマービン・ゲイのカバー「What's Goin' On」のオーディエンス録音です。貴重且つ当時としては最上級の音質で、メンバーは不明ですが、ギターのマイク・ハワードは少なくともいる71年演奏の『Live』の面子という気がします。しかしギターがやや異なるフレージングを含んでいて、リード・ギターがいて、それがフィル・アップチャーチではなくコーネル・デュプリーかもしれません。この辺りは詳細に聴いて色々研究したい所です。 Disc 2のメインは、73年7月8日のニューポート・ジャズ・フェスティバルのサウンドボード音源です。6月30日とは異なるセットリストとなっています。 ニューヨークで開催された第2回ニューポート・ジャズ・フェスティバルの最終日の夜、ジョージ・ウェインはロング・アイランドのナッソー・コロシアムという大きな会場で開催すると発表しました。ヘッドライナーとしてデューク・エリントン、レイ・チャールズ、アレサ・フランクリンらが演奏しましたが、その中にダニー・ハザウェイもいました。非常に才能のある歌手、ソングライター、ミュージシャンであるダニーは、編曲家、作曲家、指揮者、プロデューサー、革新者としても同等に優れた才能を発揮していました。70年代にロバータ・フラックと組んでヒット曲を数多く発表したスムース・ソウル・シンガーとして最もよく知られていますが、ダニー自身のレコーディングは更に野心的なもので、彼のアルバムはリズムの複雑さ、ハーモニーの洗練さ、そしてスティーヴィー・ワンダーやレイ・チャールズのような豊かな質感のイントネーションと音色の変化を伴う独特の神聖なボーカル・スタイルでその天才性を示しています。オペラに近いトーンコントロールが可能で、比類のない優雅でソウルフルな喉を持つダニーは、音楽、歌詞、ボーカルの高みに達しており、彼に匹敵するものは当時殆どいなかった、そんな逸材でした。 73年のニューポート・ジャズ・フェスティバルの最終日のダニーのセットは、この多才なアーティストの絶頂期を確実に捉えています。多くの人が70年代初頭の最も素晴らしいライブ・クラブ・パフォーマンスだと絶賛する72年の『Live』、そこからの豊富な素材を演奏しており、ダニーは多くの聴衆と繋がることに成功しています。教会のリバイバルの熱狂に限りなく近い感情的な体験をこの音源で生み出しているのです。前年に行われている『Live』同様に、オリジナル曲と厳選されたカバー曲がミックスされたセットで、ダニーの野心的な当時のニュー・アルバム「Extensions Of A Man」からの2曲も含まれており、すべてが彼のホットな新しいバンドの強力なソウル、ファンク、ジャズの才能を提示してくれています。 セットは『Live』と同じく(しかしバンド・メンバーは一新された)、ダニーによるマーヴィン・ゲイの「What's Goin' On」の新解釈カバー演奏で始まります。マーヴィン自身のバージョンはソウル・ミュージックの境界を再定義していますが、クラシック、ジャズ、ゴスペル音楽の素養があるダニーのバック・グラウンドが適用されたことにより、それらの境界さえも失われ、素晴らしい感動を生み出しています。そしてキャロル・キングのバラード「You've Got a Friend」。ロバータ・フラックとのデュエット曲としてカバー、シングル・カットされています。今では数え切れないほどのアーティストによって歌われていますが、このダニーのパフォーマンスは間違いなくベストの1つに含めることが出来るでしょう。次の曲「Little Ghetto」は、同世代への愛情を理解出来る者だけが発する情熱と切迫感と共に、激しく歌われています。このアメリカの黒人青年による心に残る、しかし前向きな嘆願は、歌を通して表現された悲しみと希望の最も率直な迸りとして聴き手を魅了します。ここまでの3曲は『Live』で披露されている曲で、6月30日には恐らくプレイされていないと思われます。 ダニーの当時のニュー・アルバム『Extensions Of A Man』から2曲がプレイされ、気分を高揚させてくれます。「Valdez In The Country」は、ダニーのエレクトリックピアノの演奏が光るさわやかなジャズ・インストゥルメンタルで、その後にメロディアスな「Love, Love, Love」へと流れます。前者は、ギタリストのジェリー・ガルシアやジョージ・ベンソンなど、何十人ものアーティストがカバーしているので馴染みがあるかもしれません。この曲はキング・カーティスが69年のシングル「Body Cake」のB面に初めて録音させました(この曲では若きダニーがキーボードを演奏しています)。後者の曲は、マービンのアルバム 『What's Going On』の影響を受けていることは確実で、同様に刺激的です。またオーボエのようなビブラートとゴスペルに影響を受けたボーカルのフレージングの好例でもあり、ダニーの才を際立たせています。 ライブは、ダニーのR&Bヒット曲「The Ghetto」の長いジャムで終わります。インプレッションズのリロイ・ハトソンとのコラボレーションで作曲されたこの脈動するポリリズムのワークアウトでは、ダニーのバンドがソウル/ファンクのグルーヴを奏で、ダニー自身は楽器とボーカルの両方で即興演奏しています。彼のトレードマークであるスピリチュアルさと、サンダースによる超推進力のあるベース・ラインに支えられたこの最後の演奏で、大勢の観客を完全に魅了し、次のアレサ・フランクリンのライブが準備万端となるわけです。 尚アナログしかリリースされていない『Recorded Live At Newport In New York』からこの時の73年7月8日「Valdez In The Country」のパフォもこのタイトルに収録しています。ミックスが異なりよりダニーのエレピが前に出ており流石オフィシャル、といえる音質です。 そして今回僅か26分しか存在しない、ダニー・ハザウェイのパフォーマンス映像、それらをブルーレイに収録していますが、そこからリッピングしたライブ音源を収録。 そして『Live』のニューヨーク、ビター・エンドでのライブ、その生の歓声が被さっていない音源は『Never My Love : The Anthology』に収録されていますが、限定リリースのアナログ盤はフィル・アップチャーチ(ギター)とリチャード・エヴァンス(ベース)作のインスト「The Voice Inside (Everything Is Everything)」が21分24秒のバージョンとなっており(尚『Live』では13分40秒、『Never My Love : The Anthology』は16分3秒です)、それを収録しています。マイク・ハワード、そしてコーネル・デュプリーのギター・ソロ、そしてウィリー・ウィークスのベース・ソロ(この4分だけ急に歓声が入り『Live』のトルバドール公演からの音源を使っている可能性があります。よってビター・エンドはベース・ソロが行われていなかったか、もしくは行われていても演奏が良くなかったということになります)が入っています。尚プリンスも実は「The Voice Inside (Everything Is Everything)」のカバー演奏をしており、その音源は以下のタイトルで聴くことが出来ます。 プリンス / The Voice Inside (1CDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/40277251 そしてダニー・ハザウェイの現存するライブ映像を1080Pにアップグレードして網羅したブルーレイが付きます。全て合わせてもわずか26分、しかしどれも素晴らしいものです。 まずロバータ・フラックとの『Double Exposure』、そこからダニーが演奏しているものを収録しています。その全貌はDVDRですが、以下に収録されています。 ロバータ・フラック / Video Collection (1DVDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/100592919 尚ロバータ・フラックとダニー・ハザウェイのサウンドボードライブが存在し、以下のタイトルに収録されています。 ロバータ・フラックとダニー・ハザウェイ / Live 1971 - 1972 (1CDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/100472016 そして唯一となるテレビ放送出演のパフォ、72年Flip Wilson Showから、「Put Your Hand In The Hand サインはピース」のゴスペル、そして中間部分の映像がなく不完全ですが「Someday We'll All Be Free」はダニーがトレードマークの帽子を被っていません。そして圧巻の72年のVibrationsの「The Ghetto」の演奏。真ん中にロゴが入っていますが十二分に楽しめる映像です。ここで確認できるメンバーは、ギターはマイク・ハワード、そしてベースがウィリー・ウィークス、ドラムはフレッド・ホワイト、コンガがアール・ディロウィンで、ほぼ『Live』の面子となり、72年はこのメンバーがメインだったと言えるでしょう。またオルガンはもちろん、カウベルもダニーが叩いているのが確認できます。 CDR 1 1.Introduction 0:22 2.Flying Easy 3:01 3.Valdez In The Country 4:22 4.Someday We'll All Be Free 6:40 5.Nu-Po / Band Indroducing 7:56 6.Love Love Love 4:23 7.The Ghetto 8:02 8.Flying Easy (These Songs For You, Live! Version) 3:11 9.Valdez In The Country (These Songs For You, Live! Version) 4:08 10.Someday We'll All Be Free (These Songs For You, Live! Version) 5:30 11.Nu-Po (In Performance Version) 7:09 Newport Jazz Festival the afternoon show / 6 P.M., Carnegie Hall, New York, NY, June 30th 1973 12.Nu-Po (Someday We'll All Be Free Version) 7:19 13.Love, Love, Love (Someday We'll All Be Free Version) 4:13 Newport Jazz Festival the evening show / 10 P.M., Carnegie Hall, New York, NY, June 30th 1973 Donny Hathaway - vocals, piano, electric piano Gil Silva - guitar Bassie Saunders - bass John Sussewell - drums Chuggy Carter - congas 14.What's Goin On Astrodome Jazz Festival, the Astrodome, Houston, TX, July 8th 1972 CDR 2 1.What's Going On 6:16 2.You've Got A Friend 4:00 3.Little Ghetto Boy 5:55 4.Valdez In The Country 4:02 5.Love, Love, Love 4:22 6.The Ghetto 11:00 7.Valdez In The Country (Recorded Live At Newport In New York Version) 4:03 Newport Jazz Festival, Nassau Coliseum, Uniondale, New York, July 8th 1973 Donny Hathaway - vocals, piano, electric piano Gil Silva - guitar Bassie Saunders - bass John Sussewell - drums Chuggy Carter - congas 8.Put Your Hand In The Hand (Flip Wilson Show 1972) 3:31 9.For All We Know (Flip Wilson Show 1972) 1:28 10.The Ghetto (Vibrations, PBS TV Special 1972) 9:59 11.The Voice Inside (Everything Is Everything) (Complete Live Version from Live At The Bitter End 1971) 21:24 BRDR Baby I Love You (with Roberta Flack) [Double Exposure, 1972] The Ghetto (Double Exposure 1972) Put Your Hand In The Hand (Flip Wilson Show 1972) For All We Know (Flip Wilson Show 1972) The Ghetto (Vibrations, PBS TV special 1972) Pro-shot 26min.
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ダニー・ハサウェイ/Hampton Jazz Festival 1973 (1CDR)
¥990
R&Bそのものの代表的アーティスト、ダニー・ハサウェイの未発表ライブがサウンドボードで登場。面子はDonny Hathaway - vocals, piano, electric piano、Gil Silva - guitar、Chuggy Carter - congas、Bassie Saunders - bass、John Sussewell - drumsとなる。1曲目がフェード・インで始まるのと、わずか34分という、かの『Live』よりも少ない収録時間に、物足りないと思われることでしょう。しかしダニーの未発表のサウンドボードなんて、時間どうのこうの以前に殆ど存在がないのですから、しかたがないのです。Little Gheto Boyが名作Live以上にリズミカルになっていて、またカッティング・ギターがビート感溢れるThe Ghettoも同様素晴らしい演奏。名曲Someday We'll All Be Freeはどんな時でも圧巻の歌声を魅せてくれますし、Love, Love, Loveのライブ・バージョンも驚異的プレイ。この物足りない時間だからこそ何度もリピートしたくなる名盤と呼べるものになったのかもしれません。 1. Valdez In The Country 2. Someday We'll All Be Free 3. Little Ghetto Boy 4. I Love You More Than You'll Ever Know 5. Love, Love, Love 6. The Ghetto / Outro Hampton Jazz Festival : Live at Hampton Coliseum, Hampton, Virginia, USA, June 16th 1973
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ロバータ・フラック / 1080P Collection (1BRDR)
¥990
才女、ロバータ・フラックの歴史を俯瞰する素晴らしいタイトルの登場!1080Pのクオリティーを集めたブルーレイによるプロショット映像コンピレーションです(映像を小さくすることで画質を上げたものや、一部微小ですが映像の切れがあります。) まずはセカンド・アルバムリリース頃の70年テレビ番組『Boboquivari』から。ベース、ドラム、そしてロバ―タのピアノと歌。シンプルな構成だからこそ際立つソウル。彼女の本質そのものを聴くことが出来る『First Take』と『Chapter Two』からの初期楽曲のライブ演奏と、ポップなビートルズの「Let It Be」を哀愁たっぷりのソウルフルに崩した歌い方に変えてしまうその妙にはガツンとやられてしまう人は確実に多いと思います。 そして71年モントルージャズ・フェスティバルセカンド・アルバム『Chapter Two』収録「Do What You Gotta Do」のレアなパフォ。73年の「Killing Me Softly With His Song」、そしてスリー・ドッグ・ナイトとの最高のハモリ「Where Is The Love」はオリジナルのダニーも嫉妬しそうなくらいの出来です。 アトランティック・レコード40周年、ロバータのパフォのみ収録。「The Closer I Get To You」、「知れば知る程あなたは私に魅せてくれる。全てを与えてくれるのね、だから私はあなたの虜になった」。ほんの少し音切れがありますが、ダニーの代わりという役を定着させていたピーボ・ブライゾンのシルキーな喉と、円熟さが出てきたロバ―タとの息はぴったりです。 ジョン・レノンの「Imagine」をソウルフルに、そしてレゲエにと優雅に展開させる、92年のEarth Voice Concert。そして93年の来日公演。『Oasis』収録の「You Know What It's Like」のバウンシーなアレンジがオープニング。サックスも入りその種のジャジーさが心地良いです。安定の大名曲「Killing Me Softly With His Song」、そしてピーボはいませんが、83年のジェリー・ゴフィンとマイケル・マッサー作のデュエット10傑曲に間違いなく入る「Tonight, I Celebrate My Love」、イギリスで2位となりました。「今夜愛の儀式を行います、友人から恋人への、あなたと結ばれるの」。デニス・コリンズのボーカルは揺ぎ無く、流石アレサからビヨンセ、ドナルド・フェイゲンと一緒に仕事をしているだけあります。結婚式で定番曲、このバブルの時期に披露されておりました。ロバータの音楽を支えたバリ―・マイルスがいることで、ライブに洗練さが纏います。体が思わず動く「Chinatown」は日本独自企画のカバー披露、ファンクさがある「Prelude To A Kiss」から、ナタリー・コールも後にカバーするマイケル・ラフの「More Than You'll Ever Know」の極上ラブソング、ロバータの出世曲「The First Time Ever I Saw Your Face」のソウルフルなアレンジと飽きさせない展開。特に嬉しいのがジャジーでクールなジャムを含む「Tryin' Times」のプレイ。ファースト・アルバム収録のハバード大学出身ダニー・ハザウェイとリロイ・ハトソン(そしてロバータも)の作曲で、ニューソウルのマナーに溢れています。そしてダニーとの名曲「Where Is The Love」はスローなイントロの演出、生感がありありの大変プロフェッショナルな演奏です。そしてやはりダニーとのダンサー曲「Back Together Again」、そしてこれがまだ残っていた、「Feel Like Makin' Love」のスリリングさも含めた珠玉演奏。ガブリエル・グッドマンの高音の美声が素晴らしいです。これでラストと思わせて、77年の『Blue Lights in the Basement』から「I'd Like To Be Baby To You」をダンサーを入れて披露。ほんの少し映像が止まる箇所がありますがフラストレーションを感じさせる程では全然なく、90年代の優しさたっぷりのロバータ・フラックのマストなライブ映像だと言えるでしょう。 94年『The Oprah Winfrey Show』でのロバータのデビュー25周年のパフォ、ダニーのようにキャスケットを被ったロバータが名曲をメドレーで披露します。 98年『Boston Pops』映画『Waiting To Exhale』のサントラ収録の映画『Tootsie』で使われたスティーブン・ビショップのカバー「It Might Be You」、そして「Where Is The Love」のスローからダンサンブルに展開するライブ・バージョンを収録。 インディア・アリーを見守るようにハモるあたたかーいロバータとの「The First Time Ever I Saw Your Face」、73年の「Jesse」のライブ演奏も収録。 Angelitos Negros Save The Country Ballad Of The Sad Young Men Reverend Lee Let It Be Boboquivari PBS, KCET-TV Studio, Los Angeles (1970) Do What You Gotta Do Montreux Jazz Festival (1971) Just Like A Woman Evening At Pops (1972) Killing Me Softly With His Song Classic Concert Cut (1973) Where Is The Love with Three Dog Night (1973) Killing Me Softly With His Song The First Time Ever I Saw Your Face with the Edmonton Symphony Orchestra (1975) Killing Me Softly With His Song The Closer I Get To You Atlantic Records 40Th Anniversary (1988) Imagine Earth Voice Concert (1992) You Know What It's Like Killing Me Softly With His Song Tonight, I Celecrate My Love Chainatown Prelude To A Kiss More Than You'll Ever Know The First Time Ever I Saw Your Face Tryin' Times Back Together Again Feel Like Makin' Love I'd Like To Be Baby To You Japan (1993) Intro Feel Like Makin' Love Killing Me Softly With His Song The First Time Ever I Saw Your Face Interview The Oprah Winfrey Show (1994) It Might Be You Where Is The Love Boston Pops (1998) Intro The First Time Ever I Saw Your Face with India Arie Jesse Japan Pro-Shot 164min.
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ロバータ・フラック / Video Collection (1DVDR)
¥990
才女、ロバータ・フラックの歴史を俯瞰する素晴らしいタイトルの登場! ハワード大学で音楽を学んだロバータ・フラックは、ピアニストのレス・マッキャンによって見出され(自身のアルバム『Much Less』で「Roberta」という曲を収録させている位の入れ込みよう)、アトランティック・レコードより69年にデビュー・アルバム『First Take』をリリースします。。レスは「ロバータの声は、私のあらゆる感情に触れ、揺さぶり、捉え、突き動かす」と語っています。優しく包み込むような歌声に、クラシック音楽の素養、そしてソウル、ジャズ、フォークを融合させた独自の音楽スタイルで、レスのみならずあらゆる人々を魅了し続けたロバータ・フラック。そんな彼女のプロショット映像集です。 まず最初はロゴが真ん中に入りますが超が付く程素晴らしい映像、ジャズ史上空前のヒット、レス・マッキャンのモントルー・ジャズ・フェスでの演奏「Compared To What」。『First Take』に収録されており、ロバ―タのヒット曲「Feel Like Makin' Love」の作者ユージン・マクダニエルスが作った曲です。「どんな大義でそれを正当化しようとしているの?」とロバータが疑問を呈し、戦争を止めさせるべく歌います。 71年クリント・イーストウッドが監督したサイコスリラー映画『恐怖のメロディ』で、彼女の『First Take』収録の「The First Time I Ever Saw Your Face」が採用され、72年のビルボードチャートでナンバーワンとなり風向きが大きく変わります。更に73年には最優秀レコード賞、74年に「Killing Me Softly With His Song」もナンバーワン、そして最優秀レコード賞を2年連続で取る快挙を成し遂げます(他にはU2だけ))。 このように躍進するロバータですが、それらと前後する時期に寵愛するダニー・ハザウェイと大変素晴らしいアルバムを制作、リリースしています。その頃のライブ映像が『Double Exposure』。まずアレサ・フランクリンのカバー、作曲は彼女の夫ロニー・シャノン、チャカ・カーンがプリンスとの共演でカバーしている「Baby I Love You」。『Roberta Flack & Donny Hathaway』に収録されています。そして『ウエストサイド物語』から「Somewhere」。出世曲「The First Time Ever I Saw Your Face」は、ダニー・ハザウェイのバンドをバックにロバータが美しいピアノと共に朗々と歌います「出会って初めてあなたの顔を見たら、朝日のような、お月様や星々で私の世界を飾ってくれたような、そんな気がした、それまでは暗闇だけの何もない世界に生きていたのに」。そしてファンキー過ぎるダニーの「The Ghetto」のジャム。『Live!』での動く彼らの姿が刻印さいれているということになります。ユージン・マクダニエルスのニューソウルの名盤『Outlaw』にも収録されている「Reverend Lee」はロバータのセカンド『Chapter Two』に収録しています。 尚この時期のライブがサウンドボード録音で楽しめる名盤もリリースされております。 ロバータ・フラックとダニー・ハザウェイ / Live 1971 - 1972 (1CDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/100472016 72年ジャズ・ベーシスト、スティーヴ・ノボセルと離婚(彼との子供はいなかったようですが、後にボビー・ブラウンやマイルス・デイビス等とのレコーディングを行っているバーナード・ライトを養子に迎えています)。その72年のFlip Wilson Showでは(真ん中にロゴが入ります)ラルフ・マクドナルド作、75年にグローヴァ―・ワシントン・ジュニアに提供され大ヒットとなった「Mr. Magic」を既にロバータが歌っていることに衝撃を覚えます。そして73年の『Killing Me Softly』に収録されるレナード・コーエンのカバー「Suzanne」もリリース前に披露されています。そしてマイク・ダグラス・ショウではトラッド曲「Freedom」の感動のパフォも収録。 74年、フェミニズムをテーマにした子供向けTV特番『Free To Be... You And Me』からロバータ・フラックとマイケル・ジャクソンによる「When We Grew Up」のMVも収録しています。「私は自分の見た目が好きだし、あなたは小さくて素敵。わざわざ変わる必要なんてない」。個性を大事にすることを諭します。ロバータの優しさ、マイケルのピュアさをとても感じさせてくれます。 70年代中期のロバータの活躍の裏で、病に苦しむ青年がいました。それが天才ダニー・ハザウェイです。しかし彼は77年ロバータの『Blue Lights In The Basement』収録の「The Closer I Get To You」で復活、その勢いで二人名義のセカンド・アルバム制作へ着手します。79年1月13日、ダニーはプロデューサー兼ミュージシャンのエリック・マーキュリー、ジェイムス・エムトゥーメらとレコーディングセッションを行います。ハサウェイは歌は素晴らしかったが、非合理的な行動を取り、偏執的で妄想的になっているようだったと彼らは語っています。エムトゥーメによると、ダニーは白人が彼を殺そうとしており、彼の音楽と声を盗む目的で彼の脳に機械を接続したのだと言っていたと語っています。ダニーのその種の行いを考慮して、マーキュリーはレコーディングセッションを続けることはできないと判断、セッションを中止し、ミュージシャン全員が家にとりあえず帰ったと述べています。数時間後、ダニーはニューヨークのエセックス・ハウス・ホテルの15階にある自室の窓の下の歩道で死亡しているのが発見されます。 バルコニーから飛び降りたと報じられました。ホテルの部屋のドアは内側から施錠され、窓ガラスは慎重に外されており、争った形跡はなく、捜査官はダニーの死は自殺であると結論付けました。しかし後にダニーの妻や友人は事故死だったと語っています。ロバータはダニーの死に打ちのめされましたが、翌80年『Roberta Flack Feat. Donny Hathaway』に2人で完成させたデュエット2曲を収録しました。マーキュリーによると、ダニーの最後のレコーディングは、マーキュリーがスティーヴィー・ワンダーと共作した「You Are My Heaven」だったと語っています。もう一つの曲「Back Together Again」の後亡くなったという説もあります。 そのアルバムを受けてのライブです。ダニーは天国で見守っています。彼の代わりにこの後女性とのデュエットでヒット曲を連発するピーボ・ブライゾンがロバータの相手をしています。そしてバックコーラスの一人としてソロ・デビュー前のルーサー・ヴァンドロスがいます。 正にダニーに捧ぐ、と言えるライブ、演奏曲もそのアルバムからばかりです。どれも名曲且つここでしか聴けないものが少なくないのでこの映像収録がこのDVDRのハイライト、と言えるでしょう。まずアレサ・フランクリン、マドンナ等のバックコーラスをしているグウェン・ガズリー作「God Don't Like Ugly」のゴスペルとロックの融合が1曲目。好きな男性が実は既婚者だった、その仕打ちを神はお金で解決させるつもりよ、そう強気で歌う、男性への先制パンチ曲です。そして名曲「Only Heaven Can Wait」。「愛は待っても叶うことはない、愛が終わらないと心は癒されない、でも天国だけは愛を待ってくれるの」。先のグウェン・ガズリーが恐らくコーラスでいるのではないでしょうか。スパンキー・アンド・アワ・ギャングをプロデュース、正直あまり知られていないスチュワート・シャーフ作の「Disguise」も隠れ名曲で嬉しい披露です。 72年にリリースしたもののヒットしなかったロリ・リーバーマンのオリジナルを飛行機内で偶然聴いたロバータが取り上げ大ヒットとなった「Killing Me Softly With His Song」。文字通り彼の歌にメロメロになってしまう、という歌をロバータが歌うことでリスナーをメロメロにしてしまったそんな橋渡し。歌詞ではギターを弾くのが「彼」なのですが、ロバータはあえてその歌詞を変えず、心の中では、ピアノを弾く「彼」と思って歌っていた、のではないかと。 「明日も愛してくれるの?」、ダニーとの名曲「Will You Love Me Tomorrow」の返歌、それが「You Are My Heaven」と言えるのではないでしょうか。「朝起きたら天使が僕に、直ぐ近くに天国を見つけるよ、って囁いたんだ。だったらそれは君のことだよね、朝の天国は、ねえ天使?僕の腕の中で、そして人生において戯れている君のことさ。傍にいてくれるなら僕のこの決定を誰も変えらやしれない。僕の恋人、私の天国、今はキザに歌わせて、君は僕だけのものなんだ」。「もし天使があなたに毎朝そう囁いてくれたら、本当最高よ、レアだわ。朝起きたと同時に永遠に愛してくれるって常にわからせてくれるなんて。あなたの愛、心の痛みも私は抱いているからね」。スティービー・ワンダー作、これほどのドリーミーな曲はそうはありません。ダニーの代わりに歌うピーボ・ブライゾン、少し間違えてますが、流石のデュエットの名手、素晴らしいです。 「冬から春へ、暗闇でいちゃいちゃしている恋人たちを見ていたら、したくなるの」。ユージン・マクダニエルス作の「Feel Like Makin' Love」。時折後ろで(特にギター・ソロの部分で)ルーサー・ヴァンドロスが「そんな時は、したくなっちゃうよー」とボーカルで絡んできます。ちょっとうざいけど大変貴重なライブ・バージョンです。 作詞はキャロル・キングの元旦那、ジェリー・ゴフィン、作曲はマイケル・マッサー、結果ホイットニー・ヒューストンの「Saving All My Love For You」のコンビが、絶対の名曲となるべく収録させた「Stay With Me」。「あと一日だけ一緒にいて。それが私の人生に永遠に残るから」。ロバータの気持ちを分かった上での制作に違いありません。 「一緒に住まない?ハッピーになるに違いない」と歌う「Why Don't You Move In With Me」は『Blue Lights In The Basement』収録。 「僕はじっと待っていた、君が居なくて寂しかった。私もよ」。「Back Together Again」はレジー・ルーカス、エムトゥーメ作の心躍らすアーバンなダンスチューン。スタジオ曲ではダニーのボーカルが躍動していて無敵状態ですが、その代わりのピーボも、負けじと頑張って歌っています。そしてロバータが主導権を得てライブ全体を引き締め、クローズへと導きます。ピーボがロバータの後ろから手を伸ばし支えながら、しかしロバータはそれを感じつつも堂々とステージを後にします。 81年Solid Rockでは、夢のデュエット、息がぴったりディオンヌ・ワーウィックとの「Killing Me Softly With His Song」、そして93年のアーセニオ・ホール・ショウでは、今までの珠玉の名曲をメドレーで、そしてその時のアルバム『Set The Night To Music』からスタイリスティックスのカバー「You Make Me Feel Brand New」を披露しています。 Compared To What Voice Of America/Radio Program Groovy Girl! (1970) intro Baby I Love You (Roberta Flack & Donny Hathaway) Somewhere (Roberta Flack) The First Time Ever I Saw Your Face (Roberta Flack) The Ghetto (Donny Hathaway) Reverend Lee (Roberta Flack & Donny Hathaway) Double Exposure (1972) Mr. Magic Flip Wilson Show (1972) Freedom The Mike Douglas Show (1972) When We Grew Up (w/Michael Jackson) Free To Be... You And Me (1974) God Don't Like Angry Only Heaven Can Wait Disguises Killing Me Softly With His Song You Are My Heaven Feel Like Makin' Love The First Time Ever I Saw Your Face Stay With Me Why Don't You Move In With Me Back Together Again Roberta Flack Live (1980) Feat. Peabo Bryson & Luther Vandross Killing Me Softly With His Song (w/Dionne Warwick) Solid Rock (1981) Killing Me Softly With His Song Feel Like Makin' Love Tonight I Celebrate My Love The First Time Ever I Saw Your Face Where Is The Love Making Love You Make Me Feel Brand New The Arsenio Hall Show (1993) Pro-Shot 109min.
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ノット・シュアー・フーズ・シンギン / Bible (2CDR)
¥1,490
『Bible』は、エディ・カシオとジェームズ・ポートが作曲し、07年にマイケル・ジャクソンが演奏したとされる12曲のコレクションに付けられた仮のタイトル名です。タイトルの由来は、マイケルの死後フランク・カシオが何度かオークションに出品した1枚のCDR、そこにはポートの手書きによる「Bible」という言葉から。このCDRは17年に個人コレクターに売却されています。 カシオとポートによると、これらの曲は07年秋にマイケルがニュージャージー州フランクリン・レイクスのカシオの自宅スタジオでカムバック・アルバム用に作曲、録音したものとのこと。初めて注目を集めたのは10年5月、Showbiz411のロジャー・フリードマンがマイケルが「07年秋にアルバム一枚分の素材を録音していた」と書いた際のことでした。そしてカシオとポートは契約を結び、10年リリース『Michael』用にと曲を提出、試聴セッション後、レコード制作チームは、収録曲の全てに矛盾点(マイケルによるアドリブのサンプリング等)があり、マイケルではなく、モノマネ・シンガーの歌だと主張します。そのことを受けてカシオとポートは、マイケルは、失敗や未完成のボーカル・テイクを補完するため、以前のアドリブやオートチューンを使ってのアドリブをUSBに入れていつも携帯していたのだと反論。二人は最終的なボーカルだと主張しており、マイケルが、これらは完成したものだから以前のテイクをすべて「破棄」するように頼まれたとも語っています。カシオとポートのプロデューサー、スチュアート・ブローリーは、自分の仕事は「曲をマイケルらしくする」ことだけだったと語っています。 カシオとポートの曲のうち「Breaking News」、「Keep Your Head Up」、「Monster」の3曲が採用されます。マイケルの長年の協力者であるテディ・ライリーがミックスしました。しかし提出された残りのトラック(「All I Need」、「Burn Tonight」、「Stay」)は最終的に収録されませんでした。関係者と同様に、ファンもボーカルの信憑性を疑い、曲はジェイソン・マラキという名のなりすましによる作品であると非難します。13年春、『Bible』12曲がインターネット上に流出し、17年7月12日、現存する唯一のコピーであるオリジナルCDRがオークションにかけられ、個人コレクターに売却されます。そして「Ready 2 Win」と「All Right」の2曲のCDRが、ジェフレ・フィリップスの訴訟の法廷文書に掲載されています。これらのCDRは、以前はマイケルが所有していたため、少なくとも彼はカシオ・トラックの曲の存在を認識していたとは思えますが、おそらく一度も聴いたことがなかったのではないか、とされています。 ジェイソン・マラチはイタリア系アメリカ人のシンガー・ソングライターです。ジェイソン自身がマイケルの大ファンで、最も大きな影響を受けた人物だと語っています。07年8月21日YouTubeチャンネルで「Michael Jackson - Mamacita (2007)」というタイトルのビデオがアップされます。この曲が実際にはマイケルによるものではなくジェイソンによって歌われていると隠していたことから、多くの憶測や誤報が生まれました。世界中のニュース局がこれを取り上げ、「マイケル・ジャクソンの新しい曲がオンラインで流出した」と報道したのです。ジェイソンはその間沈黙、しかしTMZに「Mamacita」のバック・ボーカルは、マイケルによって歌われていないことを伝えたのです。ジェイソンが作った他の曲「Don't Walk Away」や「Let Me Go」などがラジオで流され、ジェイソンはそれらの曲が自分の曲だと伝えていましたが、誤報は広まり続けました。ジェイソンの曲が、マイケルの映像付きでオンラインにアップロードされ、ジェイソンは、それほど気にしていなかったそうです。ジェイソンは、エディ・カシオがマイケルのために書いた3曲、「Breaking News」、「Keep Your Head Up」、「Monster」が初めて発表されるとすぐに、ファンはボーカルの信憑性を疑問視。エステートが曲は実際にはマイケルが演奏していると述べましたが、ジャクソン家がそうではないと主張したため、ファンはエステートの主張を信じなかったのです。11年1月16日、ジェイソンのFacebookページに、実際に曲を歌ったとの投稿があったのですが、すぐに削除されています。後にジェイソンはMySpaceで、自分のアカウントがハッキングされ、投稿したのは自分ではないと主張しています。ジェイソンは、自分のページではないとし、後にはフォトショップ加工したとも語っています。 14年、カシオが07年に書いた数曲がオンラインで流出し、その曲を収録したオリジナルCDRが3年後に『Bible』というタイトルでオークションにかけられました。ファンはボーカルは間違いなくマイケルではなくジェイソン・マラキであるとしました。22年6月30日より『Michael』に収録していたその3曲は音楽ストリーミングサービス等で取り下げられて聴くことが出来なくなっています。24年のポッドキャスト「Faking Michael」で、研究者のダミアン・シールズと彼のチームがジェイソンに連絡を取り、この件についてインタビューしています。ジェイソンは歌ったことを否定しなかったのですが、アルバムのリリース後、彼と彼の家族は何年も脅迫されていると述べ、「時が来たら」語るつもりだとしています。 今回Disc 1には『Bible』のセットリストだと思われる形で収録。そしてDisc 2には破棄されてないはずのデモがなぜか存在し、それら収録しています。そしてジェイソンの「Mamacita」も入っています。 Disc 1 1.Monster (Feat. 50Cent) 2.Breaking News 3.Stay 4.Keep Your Head Up 5.All Right (Everything's Just Fine) 6.Black Widow 7.Burn Tonight 8.All I Need 9.Water 10.Fall In Love 11.Ready 2 Win 12.Soldier Boy Disc 2 1.Monster (Original Demo) 2.Monster (Album Demo) 3.Breaking News (Original Demo) 4.Stay (Original Demo) 5.Keep Your Head Up (Original Demo) 6.Burn Tonight (Original Demo) 7.All I Need (Original Demo) 8.Fall In Love (Original Demo) 9.Jason Malaqui / Mamacita
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ロバータ・フラックとダニー・ハザウェイ / Live 1971 - 1972 (1CDR)
¥990
72年4月20日にリリースされ、Billboard 200で3位、R&Bアルバム・チャートで2位、ジャズ・アルバム・チャートでは10位となった名盤『Roberta Flack & Donny Hathaway』。二人は黒人名門音楽校ハワード大学の先輩、後輩です(ロバータはダニーの8歳上、そして15歳でハワードに入学しています)。そのリリース前の71年11月24日のラジオ用ライブ音源がリーク、CDR化致します。オフィシャル級のサウンドボードとなっており驚愕の一言です。 ダニー・ハザウェイの代表作にしてライブ盤『Live』のリリースが72年2月、そしてロバータ・フラックの「The First Time Ever I Saw Your Face(愛は面影の中に)」が全米1位となったのが72年4月と、これらエポックメイキング以前に行われたライブだということがまずあります。ただ71年5月に「You've Got A Friend」、9月に「You've Lost Tha Lovin' Feelin'」を二人の名義でシングルを出しており、それぞれポップで29位、71位となっていました。またダニーの『Live』が71年8月ロサンゼルスのトルパドール、そして10月ニューヨークのビター・エンドからの演奏を収録しており、今回のライブはその面子がバックとなっている可能性は高いです。なぜなら『Live』と演奏が唯一重複する「Little Ghetto Boy」のサウンドがかなり類似しているからです。例えばキング・カーティスのザ・キング・ピンズ時代にジミヘンの派手なギターに対していぶし銀のリズム・ギターに徹していた名手コーネル・デュプリー、彼のカッティングだとわかる心地良いギターが終始聴こえます(『Live』の8月のギターはフィル・アップチャーチでしたが、10月はコーネルで、その時の「Little Ghetto Boy」が彼によるものです)。ただメンバーが一丸となって行われていたバックコーラスがこのライブにはなく、もしそれがあれば他のメンバーも自ずと一緒ということになりますが、それでもアール・デルーエンのコンガ、フレッド・ホワイトのドラム、ウィリー・ウィークスのベース、そしてダニーの歌にエレピと、『Live』と一緒の面子によるまた別の魅力溢れる演奏となっている、そう断言して良いと思います。もしくはバーナード・パーディやチャック・レイニー、エリック・ゲイルら凄腕が『Roberta Flack & Donny Hathaway』に参加していることから彼らの内の誰かがいる、というのもワンチャンあるでしょう。とにかくヒット前夜ながら最高峰のメンバーによる最高のライブが繰り広げられているということだけは間違いないです。 バンドがそういうメンバーだと思ってこのライブを聴くとその尊さで崇めたくなる方もいるはず。72年4月リリース、シングルで5位となった「Where Is The Love」(ラルフ・マクドナルドとウィリアム・ソルター作。元はフィフス・ディメンション提供予定でした)からもう最高の心地良さで、「You've Lost That Loving Feeling」はオリジナルのライチャス・ブラザースやホール・アンド・オーツとは異なる不思議な崩し具合のジャジーなカバーをライブ表現しており、ロバータとダニーならではの演奏世界を序盤から堪能できます。そしてダニーとユージン・マクダニエルズ共作の「When Love Has Grown」でのロバータとダニーの息の合ったデュエットは蕩ける程に爽快。ジェリー・ゴフィンとキャロル・キングが結婚し初の大ヒット作、シュレルズに提供され、初めて黒人女性グループとしてビルボードで1位となった「Will You Love Me Tomorrow」、キャロルも71年2月リリースの『つづれおり』でセルフ・カバーしましたが、ロバータは「今夜あなたは私のもの、でも明日も私を愛してくれる?」と彼女ならではの包容力で歌い切ります。そしてやはりキャロル作の「You've Got A Friend」。『つづれおり』とジェームス・テイラーの『Mud Slide Slim And The Blue Horizon』は同時進行でアルバムが作られ、ジェームスが是非歌いたいのでと収録させたのですが、『つづれおり』が71年2月、ジェームスのシングルのリリースが71年5月29日と、ロバータとダニーのカバー方がちょっと先にリリースしていました。しかしジェームスの方が一位となります。「名前を呼んでくれれば、どこに居ても急いで駆けつける、だって君はそんな味方を手に入れたんだから」。これはデュエットで歌う曲じゃないのかもしれません。ジェームス一人で歌うとヒーローさが感じられます。それでもロバータとダニーの二人の掛け合いは格別で、ヒットしたとかどうでもよくなります。そしてダニーの単独のピアノと歌でのスタンダード・ジャズ「For All We Know」。静謐の中に少しアナログの針音が入ってしまうのですが(マスターがアナログなのでしょう)それがまた雰囲気たっぷりで、やはりこの曲はダニーが一番、それはライブだと尚更理解できて泣けてくる程心に沁み入ります。98年にチャカ・カーンがプリンスとロンドンのカフェ・ド・パリスで演奏したことがありますが、それとはまた違った「Baby I Love You」。アレサ・フランクリン・バージョンに忠実なロバータながら、女性コーラスがない代わりにダニーが絡むというやはり二人の世界となっていてドキドキものです。元はイタリアの曲で63年に英語歌詞でベン・E・キングがビルボード29位、トム・ジョーンズが70年にビルボード14位となった「I (Who Have Nothing)」の悲哀の二重奏的カバーのライブ・バージョンは、二人の悲哀さが圧倒的に迫ってくる名演です。ダニーが次のシングルとなると言っている「Little Ghetto Boy」。そしてラストは、「私のためにありのままのブラックでいてよ」と歌う「Be Real Black For Me」。ダニーとロバータ二人が作曲の中心で、確かに一人で歌うべきでツインはどうかと思ってしまう一方、男も女も関係なく、ブラック・ライブズ・マターを唱えているのだということで、今こそ再評価されるべき二人の矜持だと思います。最高のクロージングとなっています。 ボーナスに72年ドキュメンタリー映像『Doulbe Exposure』からのライブ音源のリッピングです。やや経年劣化的ジリジリと音が入りますが、しっかり全体の演奏が聴こえるサウンドボード録音です。「Baby I Love You」以外被りがなく、「The First Time Ever I Saw Your Face」や「The Ghetto」の二人の代表曲が演奏されているのが嬉しいです。 1.intro 2.Where Is The Love (Roberta Flack & Donny Hathaway) 3.You've Lost That Loving Feeling (Roberta Flack & Donny Hathaway) 4.When Love Has Grown (Roberta Flack & Donny Hathaway) 5.Will You Love Me Tomorrow (Roberta Flack) 6.You've Got A Friend (Roberta Flack & Donny Hathaway) 7.For All We Know (Donny Hathaway) 8.Baby I Love You (Roberta Flack & Donny Hathaway) 9.I (Who Have Nothing) (Roberta Flack & Donny Hathaway) 10.Little Ghetto Boy (Donny Hathaway) 11.Be Real Black For Me (Roberta Flack & Donny Hathaway) WPLJ Radio, A&R Studios, New York City, Nov 24th 1971 12.intro 13.Baby I Love You (Roberta Flack & Donny Hathaway) 14.Somewhere (Roberta Flack & Donny Hathaway) 15.The First Time Ever I Saw Your Face (Roberta Flack) 16.The Ghetto (Donny Hathaway) 17.Reverend Lee (Roberta Flack) Double Exposure (filmed in 1972)
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ジャクソンズ / Victory Tour Compilation 3 (4CDR+1BRDR)
¥2,990
84年のジャクソンズのヴィクトリー・ツアーを徹底的に集めたシリーズ、その最終章がナイスラインシリーズのお求めやすい価格で登場。現存するオーディエンス録音のライブを3つ、4CDRに、そしてオーディエンス録音のライブ映像等をブルーレイに収録し、リリース致します。 84年7月29日のニュージャージー公演、冒頭は凄い歓声ですが、徐々に落ち着いて来ます。そして84年10月7日トロント公演はボーカルが前に出た比較的安定したオーディエンス録音です。しかし一部音が遠くなる箇所もあります。そしてラスト3曲が未収録となります。そして84年12月2日カリフォルニア公演は最も音質が良く、一部カットがありますがほぼ完全収録となっており、しかもツアー終盤ということで演奏がとても安定しています。 そしてブルーレイ・ディスクに収録の映像。まずは7月29日のニュージャージー公演。巧妙な編集のせいもあるのですが当時のオーディエンス録画としてはかなり素晴らしく、スクリーンを映し、ステージも映しとカメラとしてしっかり捉えています。絶頂期のマイケル人気なのに観客は静かな方ですし、多少歌っている人はいてノッていますがそれほど苦ではないです。何より前に観客がいるとかが無いのがストレスレスです。そしてやはり『Thriller』系の曲、『Off The Wall』からの曲とソロに観客は反応が高いように感じられます。マイケルの踊り、ムーンウォークが飛び出すとどよめきます。「Beat It」では過剰に反応している観客に対して、そういうの禁止だよ、踊るんだよ、と諫めているマイケルが居ますが、映像的にはある種適度な歓声と共に人気絶頂期のマイケル・ジャクソンとジャクソンズのライブをカットがありますがかなり完全に収録しています。更に7月30日のプロショットのアーカイブ映像も収録しています。 CDR 1 1.The Sword In The Stone 2.Wanna Be Startin' Somethin' 3.Things I Do For You 4.Off The Wall 5.Ben / Human Nature 6.Heartbreak Hotel 7.She's Out Of My Life 8.Let's Get Serous 9.Dynamite 10.Tell Me I'm Not Dreamin' 11.I Want You Back 12.The Love You Save 13.I'll Be There 14.Rock With You 15.Lovely One 16.Working Day And Night CDR 2 1.Beat It 2.Billie Jean 3.Shake Your Body (cut) 10th concert,Giants Stadium,New Jersey,July 29,1984 4.The Sword In The Stone 5.Wanna Be Startin' Somethin' 6.Things I Do For You 7.Ben / Human Nature 8.Heartbreak Hotel 9.She's Out Of My Life 10.Let's Get Serious 11.Dynamite 12.Tell Me I'm Not Dreamin' 13.I Want You Back 14.The Love You Save 15.I'll Be There 16.Rock With You 17.Lovely One 35th concert,Exhibition Stadium,Toronto,Canada,Oct 7,1984 CDR 3 1.The Sword In The Stone 2.Wanna Be Startin' Somethin' 3.Things I Do For You 4.Ben / Human Nature 5.Heartbreak Hotel 6.She's Out Of my Life 7.Let's Get Serious 8.Dynamite 9.Tell Me I'm Not Dreamin' 10.I Want You Back 11.The Love You Save 12.I'll Be There 13.Rock With You 14.Lovely One CDR 4 1.Workin' Day And Night 2.Beat It 3.Billie Jean 4.Shake Your Body (Down To The Ground) 52th concert,Dodger Stadium,California,Dec 2,1984 BRDR 10th concert,Giants Stadium,New Jersey,July 29,1984 Ben / Human Nature Beat It 11th concert,Giants Stadium,New Jersey,July 30,1984 The Sword In The Stone Wanna Be Startin' Somethin' Things I Do For You Off The Wall Ben / Human Nature Heartbreak Hotel She's Out Of My Life Let's Get Serious Tell Me I'm Not Dreamin' I Want You Back The Love You Save I'll Be There Rock With You Lovely One Working Day And Night Beat It Billie Jean Shake Your Body (Down To The Ground) 95min. Audience / Pro-shot Recording ジャクソンズ、ヴィクトリー・ツアー関連アイテム、好評発売中! ジャクソンズ、Victory Tour関連アイテム、好評発売中! ジャクソンズ / Victory Tour In Toronto (1BRDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/99682902 ジャクソンズ / Victory Tour Compilation 1 (1BRDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/99969086 ジャクソンズ / Victory Tour Compilation 2 (1BRDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/100196022
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ジャクソンズ / Victory Tour Compilation 2 (1BRDR)
¥1,890
マイケル・ジャクソンはもちろんジャーメイン・ジャクソンもいる唯一のジャクソンズのツアー、ヴィクトリー・ツアー。そこからの数多のライブ映像を丹念に可能な限りに時系列で集め、全て1080Pにアップグレードしたコンピレーションです。映像は玉石混交、殆ど元のマスター自体が劣化しているため、クオリティーはそこそこなものばかりですが、それでも貴重さという点と資料として是非手にして頂きたい決定盤映像集です。 今回はニュースで流された際の映像やライブが行われた土地だけが持っていたアーカイブからの映像等、よりマニアックなものを集めました。音声が入っておらず映像のみ、音声はあるがブラックアウト、写真で差し替えというのが少なからずございます。しかし良くここまで集めたな、と思われることだと思います。 まず複数のテープを集めて作られたヴィクトリー・ツアー、初日の1時間23分34秒の映像です。一曲目は「Wanna Be Startin' Somethin」ですが最初音がありません。ここでがっかりしないでください。1分少しで入ります。また初日だけのハプニングがあります。ジャーメイン・ジャクソンがヒット曲「Let's Get Serious」を演奏するのはこのツアーの恒例ですが、なぜか冒頭で演奏がストップ、昔の曲、違う曲をやろうと兄弟内でプチ争いとなるのです。ジャーメインもやっちゃだめなの?と不安顔。これは予定調和で、ジャクソンズ大丈夫なのか、とファンを不安がらせる演出なのかもしれませんが、最後はやはり元通りジャーメインの曲をやろうとマイケルがまとめて、「Let's Get Serious」を演奏します。「Tell Me I'm Not Dreamin'」もプレイしますが、ジャーメインがもう1曲プレイするよ、と言って、マイケルが何を?と尋ねてから始まるので、マイケルがステージに居ます(いつもはマイケルが途中からステージに雪崩れ込んでくるのですが)。そしてマイケルのパートはジャーメインが促す形で始まります。しかしこの時の映像が定まらず、以降ほぼ音が出ていない部分が続きます。スタジアムをヘリコプターから映しているのですが、ステージは遠すぎて何をしているかわからず、退屈な時間が続きます。「I'll Be There」も少しだけ音が入っているだけです。復活するのは「Lovely One」からで、「Working Day And Night」とその後のマジックからの「Beat It」、「Billie Jean」はしっかりパフォを映像で収録しています。初日の緊張感は十二分に伝わって来るかと思います。 8月17日、18日、19日のミシガンはそれぞれ1分17秒、2分15秒、10秒の断片的クリップで音声を8月26日のライブで補っています。 8月25日、26日のバッファローはそれぞれ13分23秒、7分25秒で、部分ながらも良好なショットがありますが(リポーターの声ばかりで演奏が殆ど聞けないものもあります)、ニュース映像のバックに流れていたり、観客へのインタビュー他は映像を写真と差し替えています。 9月1日、2日フィラデルフィアはそれぞれ1分57秒、4分42秒と断片的クリップですが良好ショットです。 9月7日デンバー、コロラドの6分56秒、冒頭の「Wanna Be Startin' Somethin'」は一瞬だけの映像で、良くこの曲だとわかったものです。ラストも一瞬の映像が続きますが、不明な部分が多いです。超イントロより難度高いです。分かる人がいたら天才だと思います。 9月16日モントリールの3分37秒、21日(4分33秒)、22日(11分4秒)ワシントン、「Dynamite」は比較的長めの映像ですが、後は断片、音もないのがあり、一体何の曲のパフォでしょうか、というクイズのようなものが多いです。 10月に入ってイリノイ12日(2分8秒)そして13日(10分13秒)の方は「Heartbreak Hotel」がかなりしっかり捉えられている映像です。19日クリーブランド(5秒)、そして26日(1分3秒)27日のアトランタ公演が「Heartbreak Hotel」が充実した映像です。 11月2日マイアミ(13分19秒)は「Thins I Do For You」は前半は音のみですが、以降のパフォは良く捉えられています。3日(45秒)は一体何の曲のパフォでしょうか、というクイズの連続のような映像です。ヒューストン9日(7分26秒)10日(5分58秒)はまたもやかの「Human Nature」、「Heartbreak Hotel」ですが良好映像。ヴァンクーヴァ―16日(12秒)は超断片、17日(1分6秒)も断片映像。30日LA(6分2秒)もサイレントがありますが苦心の編集です。 12月7日LA(33秒)は何のパフォかクイズ再び、8日(4分36秒)は画質も良く良好映像。そして9日の最終公演は21分20秒で特に「Shake Your Body」をほぼ完全収録しているのが大変うれしいです。フェアウェル・ツアー(暫しお別れのツアー)とマイケルはMCをし、エマニエル坊やも登場します。兄弟もこれで終わりになるかも、という悲しげな表情、それを出さないように頑張ってプレイしています。 Victory tour 1st concert,Arrowhead Stadium,Missouri,July 7,1984 Intro Wanna Be Startin' Somethin' Things I Do For You Off The Wall Ben / Human Nature Heartbreak Hotel She's Out Of My Life Let's Get Serious You Like Me Don't You Tell Me I'm Not Dreamin' I Want You Back (No Sound) The Love You Save (No Sound) I'll Be There Rock With You (No Sound) Lovely One Working Day And Night Beat It Billie Jean 18th concert,Silverdome,Michigan,Aug 17,1984 Off The Wall Human Nature Billie Jean (Audio Buffalo Aug 26) 19th concert,Silverdome,Michigan,Aug 18,1984 Beat It Billie Jean (Audio Buffalo Aug 26) 20th concert,Silverdome,Michigan,Aug 19,1984 Billie Jean (Audio Buffalo Aug 26) 21th concert,Rich Stadium,New York,Aug 25,1984 Intro Off The Wall Ben / Human Nature Heartbreak Hotel Working Day And Night / Beat It Billie Jean (Audio Buffalo Aug 26) 22th concert,Rich Stadium,New York,Aug 26,1984 Heartbreak Hotel (Audio Buffalo Aug 25) Beat It (Audio Toronto Oct 5) Billie Jean Shake Your Body (Audio Toronto Oct 5) 23th concert,John F. Kennedy Stadium,Philadelphia,Sep 1,1984 Human Nature 24th concert,John F. Kennedy Stadium,Philadelphia,Sep 2,1984 Off The Wall Human Nature 25th concert,Mile High Stadium,Colorado,Sep 7,1984 Wanna Be Startin' Somethin' Off The Wall Ben / Human Nature ? / Beat It or Billie Jean / Shake Your Body 27th concert,Montreal Olympic Stadium,Montreal,Sep 16,1984 Off The Wall Human Nature 29th concert,RFK Stadium,Washington D.C.Sep 21,1984 Things I Do For You Off The Wall Human Nature I'll Be There Beat It Billie Jean / Shake Your Body 30th concert,RFK Stadium,Washington D.C.Sep 22,1984 Wanna Be Startin' Somethin' Heartbreak Hotel Dynamite I'll Be There Lovely One Working Day And Night Beat It Billie Jean Shake Your Body 36th concert,Comiskey Park,Illinois,Oct 12,1984 Human Nature 38th concert,Comiskey Park,Illinois,Oct 13,1984 Human Nature Heartbreak Hotel Working Day And Night Billie Jean Shake Your Body 39th concert,Cleveland Stadium,Ohio,Oct 19,1984 Intro / Wanna Be Startin' Somethin' (No Sound) 41th concert,Atlanta–Fulton County Stadium,Georgia,Oct 26,1984 Heartbreak Hotel 42th concert,Atlanta–Fulton County Stadium,Georgia,Oct 27,1984 Human Nature Hertbreak Hotel 43th concert,Miami Orange Bowl,Florida,Nov 2,1984 Things I Do For You Ben / Human Nature Heartbreak Hotel 44th concert,Miami Orange Bowl,Florida,Nov 3,1984 Intro Things I Do For You Let's Get Serious / Tell Me I'm Not Dreamin' I Want You Back Lovely One Working Day And Night Beat It Shake Your Body 45th concert,Astrodome,Texas,Nov 9,1984 Human Nature Heartbreak Hotel 46th concert,Astrodome,Texas,Nov 10,1984 Human Nature Heartbreak Hotel 47th concert,BC Place Vancouver,Nov 16,1984 Heartbreak Hotel 48th concert,BC Place Vancouver,Nov 17,1984 Intro Human Nature Heartbreak Hotel 51th concert,Dodger Stadium,California,Nov 30,1984 Things I Do For You Human Nature Heartbreak Hotel Beat It Billie Jean 53th concert,Dodger Stadium,California,Dec 7,1984 Wanna Be Startin' Somethin' Things I Do For You Off The Wall? Human Nature Billie Jean 54th concert,Dodger Stadium,California,Dec 8,1984 Wanna Be Startin' Somethin' Human Nature Heartbreak Hotel 55th concert,Dodger Stadium,California,Dec 9,1984 Intro Wanna Be Startin' Somethin' Human Nature Heartbreak Hotel Rock With You? Billie Jean Shake Your Body Pro-Shot 215min. ジャクソンズ、Victory Tour関連アイテム、好評発売中! ジャクソンズ / Victory Tour In Toronto (1BRDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/99682902 ジャクソンズ / Victory Tour Compilation 1 (1BRDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/99969086 ジャクソンズ / Victory Tour Compilation 3 (4CDR+1BRDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/100327447
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ジャクソンズ / Victory Tour Compilation 1 (1BRDR)
¥1,890
マイケルが超キレキレ!ジャーメイン・ジャクソンもいる唯一のジャクソンズのツアー、ヴィクトリー・ツアーよりテキサス公演を、最新のテープよりリマスタリングを施しブルーレイに収録!他にもヴィクトリー・ツアーが始まった84年7月、続く8月のライブ映像も1080Pのアップグレードでコンピレート収録!実は所縁のある(後述)ジェームス・ブラウンのステージにマイケル、そしてプリンスが上った、伝説の映像も収録!決定盤です! まず本編となる84年7月13日テキサス公演です。画質は総じて楽しめるレベルに十分なクオリティですが、「Lovely One」冒頭等の映像のブレ、音がステレオからモノラルへと、不安定な箇所はあります。ツアー前半にプレイされていたジャーメイン・ジャクソンの80年『Jermaine』からのセカンド・シングル、R&B13位のヒット「You Like Me Don't You」はマービン・ゲイの「Mercy, Mercy Me」を思わせる清涼感があり素敵です。流行遅れとマイケルが強調するジャクソン5メドレーは、ジャクソンズから離れソロとなる気概が溢れ出してしまっている感じです。自身のダンスもステージが進むにつれいよいよ絶好調。蜘蛛のモンスターに攻撃される際のマイケルの迫真の演技(そして謎のダンス)はこの映像が一番よく分かります。そして「Beat It」は間違いなくマイケルの全歴史において一番の「Beat It」と言えるでしょう。なぜならオリジナルでソロを入れているエディ・ヴァン・ヘイレンが客演しているからです。冒頭PAとラインが繋がっていないと叫んでいるエディ、しかし直ぐに音が出て、ソロ前なのに曲中でガンガン弾き入れます。マイケルがエディ、エディ!と呼ぶとソロを入れますが、その迫力たるや!スタジオ曲でのそれを凌駕しています。とにかく勢いが段違い!再度エディが登場し、マイケルが煽ってエディを調子に乗らせたりとてもスリリングです。「Billie Jean」もそしてラストの「Shake Your Body」も素晴らしいですが、「Beat It」これだけはかの名ギターリスト、プリンスも観ていたら嫉妬していたことでしょう。 そして14日のダラス公演も1分24秒の繋ぎ合わせ、音声はJacksonvilleとBuffalo公演から使って(無音部分もあります)収録しています。 ここでアラン・リーズのインタビューをご紹介します。 「僕らはジャクソンズのヴィクトリー・ツアー、ダラス公演を観に行ったんだ、プリンスが行きたがっていてね。でもビッグ・チック(巨漢のプリンスのボディーガード)を連れて行けないって言ってて。チックはその時有名になっていて、チックが居れば、そこにプリンスが居る、ってわかってしまうからと。でもフードで隠して連れて行ったんだ。マイケルに連絡しないで行く、僕らを知っている人が居ない状況でそこに行きたいとプリンスはそう望んでいて。プリンスもフードを付けていたんだけど、ライブ中、プリンスは僕をズル賢い目で見たんだ、まさか、だめだよ、そんなことしては!プリンスはチックのフードを取ってしまったんだ。そして広い場所に向かった。キャープリンスよ!僕らはもみくちゃにされた。マイケルは不機嫌になっただろうね、ショウの邪魔をしてしまったから」。 ジャクソンズはスタジアムばかりでのライブを行っています。よっていくら有名なプリンス達が居たとしても驚いた人は広範囲ではあるでしょうが、彼らの周りに限られるでしょう。果たしてそれにマイケルは気が付いたかどうか。ダラス公演に相当するのは映像の、7月13日、14日、そしてあと映像が存在しない15日があります。ツアーの初期ですが、プリンスはどんなライブなのか気になって観に行ったのでしょう。二つの映像からはマイケルがプリンスに気がついたようなシーンはありませんでした。ただ14日で観客が急に立ち上がっている映像が映されています。もしかするとそれかもしれません。 そして7月21日のジャクソンビル公演はステージを正面とステージを見て左側からのショットを混ぜた良好映像でトータル10分あり、音声に少し難がある所もありますがかなり演奏自体を楽しめます。 8月4日MSG公演、タイムコード等、文字がかなり入っている部分もありますが、画像は超良好です。 8月10日はニュースのナレーションが入りますが画像超良好、12日は「Human Nature」をステージ正面で映した良好ショットとなっています。 そしてジェームス・ブラウンのステージに、マイケル、そしてかのプリンスも飛び入りした時の映像です。 ジェームス・ブラウンがマイケルを呼び出すと、最初そこへは行けないよという雰囲気を出しますが、笑いつつ仕方ないなあという感じで観客と握手をしながら、マイケルはステージに向かいます。二人が軽く抱擁する際にマイケルはJBにそっと耳打ちします。ここで恐らく「プリンスが来てますよ」と告げたのではないかと。そしてJBは「There Was A Time」の演奏を静かにさせ、マイケルが歌い易い状況にさせるのです。つまりマイケルが何かパフォーマンスをする、という打ち合わせがあったということになります。マイケルはスローなバッキングの中、I love you~とスキャットを入れていますが、後ろで絶妙にギターが鳴ったり、マイケルがI love you!とシャウトするや演奏がファンクにガラッと変わって、スリリングなダンス、ムーンウォークを魅せ、バシッとパフォが終了するのです。はっきり言って即興感はありません。そして本当はプリンスがこの後登場するのですが、編集されており、プリンスは出て来ずJBが演奏を継続させています。ここまでの映像は大変素晴らしいタイムコードも出ないショットです。 そして続いてタイムコードが入るものとなります。画質も落ちますし、音落ちもあります。しかし1080Pのアップグレード版です。ここでJBはマイケルからブラザーがいると聞いたぞと、プリンスを呼び出しつつ、どこにいるんだ?と探します。そしてJBが高笑い。プリンスはボーディー・ガード、ビッグ・チックことチャック・ハンツベリーの肩の上に乗りステージに向かっていました。途中ギターを弾くため、付けていた手袋を脱ぎ捨てます。しかしその手袋を手にした観客がプリンスの方へ投げ返すのです。そう、ここはマンズ・ワールド。JBとマイケルは旧知の仲ですが(マイケルが5歳の時から)、JBはプリンスをその時知りませんでした。そして観客もプリンスを知らないのです。つまりプリンスは完全アウェイの場所に居ると言えるでしょう。何かしてもらおう、とゴッドファーザーが言って、プリンスはバンドからギターを貰い手にします。マイケルに出来なくて、プリンスに出来ること、それは楽器演奏です。プリンスはステージに上がらされるとは思っていなかったという説もありますが、マイケルが居るということで少なくとも呼ばれる覚悟はしていたと思います。しかしマイケルのように用意されていたステージではありません。マイケルを除きほぼ会場の誰も知らない、マイケルが画策してプリンスに仕組んだハプニングなのです。プリンスはピックを貰い(ギターに付いていたピックは気に入らなかったのか捨てています)メンバーと少し話をして、いざ弾き始めます。スリリングなギターが披露されます。カッコいい。JBも後ろでお、やるな、という感じ見守っています。ただ観客はそれほど興味を向けていないように感じられます。プリンスはステージの前に出て、ギターを弾かずに力を溜めるようなポーズをした後一音だけ出し、やめた、とばかりにギターを返しつつ、今度は上着を脱ぎ上半身裸になります。マイケルも好んでこういうことはしないタイプですね。プリンスってどんな奴?この脱ぎっぷりによって観客に対して相当なアピールとなったはず。ただ一方で大嫌いとなってしまうリスクもあります。実際歓声は微妙です。しかしここからは違います。御大JBの前でマイク・スタンドを巧妙に捌いてのパフォをするのです。これもマイケルがステージでしたことはないです。バッチリ決まりました。そしてプリンスは動物の鳴き声のようなシャウトを発します、上半身裸で。そして手持無沙汰感を纏いつつ、くねくねとした踊りを披露。これらは賛否両論、というよりは否の方が多かったと思われます。でもJBの真似ではなく、プリンスのオリジナルさを感じさせてはくれますね。そしてプリンスは自分のメンバーでもないのに、JBのバンドを使って、指で出す本数分だけドラムを含めたバンドがジャンと音を鳴らす、なんかJBもやってたかもしれないような芸だからきっと出来るだろうと安易に強行します。大変な無茶ぶりですが、それでもそのリアクションを楽しむ余裕などあるはずもなく、圧倒的に困るのは今ステージの主人公プリンス本人です。でも何度かやっている内に何とか出来るようになっていきます。スゲエ。これらもマイケルは一切やったことがありません、というかやろうとも思ったことないでしょう。まあこれくらいで良いだろう、とプリンスは勝手に判断、拍手を貰えるようなタイミングではないのですが、プリンスはお辞儀をして、ステージを降りようとします。そしてその際にこけないようにとポールを掴みます。するとそのポールが固定されておらず、観客の方に倒れてしまうのです。会場騒然。そんな中、JB自らがプリンスの脱いだ服を持って渡しに行くシーンが瞬間ですが入ります。後にJBはマイケルにオチオチしてられねえぞ、と忠告したとも言われています。芸人としてなのか、ミュージシャンとしてなのかは不明です。 最後にスーザン・ロジャースのインタビューをご紹介します。 「プリンスはステージでポールを転倒させてしまったの。彼はめちゃくちゃになって大混乱していた。その後彼はその時のビデオをよく見ていたわ」。 4th concert,Texas Stadium,Texas,July 13,1984 The Sword In The Stone Wanna Be Startin' Somethin' Things I Do For You Off The Wall Ben / Human Nature Heartbreak Hotel She's Out Of My Life Let's Get Serious You Like Me Don't You Tell Me I'm Not Dreamin' I Want You Back The Love You Save I'll Be There Rock With You Lovely One Working Day And Night Beat It (Feat. Eddie Van Halen) Billie Jean Shake Your Body (Down To The Ground) 5th concert, Reunion Arena,Texas,July 14,1984 Off The Wall Human Nature Heartbreak Hotel Unknown Lovely One 7th concert,Gator Bowl Stadium, Florida,July 21,1984 Things I Do For You Off The Wall Ben / Human Nature Heartbreak Hotel Billie Jean 13th concert,Madison Square Garden,New York,August 4,1984 Things I Do For You Off The Wall Ben / Human Nature 15th concert,Neyland Stadium,Tennessee,August 10,1984 Intro Off The Wall Human Nature Fireworks 17th concert,Neyland Stadium,Tennessee,August 12,1984 Human Nature The Beverly Thetre,Beverly Hills,California,August 20,1983 There Was A Time Michael Jackson on stage Prince on stage Pro-shot 121min. ジャクソンズ、Victory Tour関連アイテム、好評発売中! ジャクソンズ、ヴィクトリー・ツアー関連アイテム、好評発売中! ジャクソンズ / Victory Tour In Toronto (1BRDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/99682902 ジャクソンズ / Victory Tour Compilation 2 (1BRDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/100196022 ジャクソンズ / Victory Tour Compilation 3 (4CDR+1BRDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/100327447
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ジャクソンズ / Victory Tour In Toronto (1BRDR)
¥1,890
マイケルが超キレキレ!ジャーメイン・ジャクソンもいる唯一のジャクソンズのツアー、ヴィクトリー・ツアーよりトロント公演を、最新のテープよりリマスタリングを施しブルーレイに収録!決定盤です! ビクトリー・ツアーは、ジャクソンズが84年7月から12月にかけてアメリカとカナダで行ったコンサート・ツアーです。マネージメントに父親ジョーが復帰、ジャーメインもアリスタに移籍し、ジャクソンズに加入。途中ジャッキーが負傷して参加出来なくなりますが、ジャクソン兄弟6人全員が揃った唯一のツアーとなりました。 グループは55回のコンサートを行い、約250万人の観客を動員。55か所の公演場所のうち、53か所は大きなスタジアムで行われました。ほとんどの観客は、当時音楽界を席巻していたアルバム『Thriller』を観るために来ており、セットリストの曲のほとんどが『Thriller』と『Off Th Wall』のアルバムからの曲であったことから、マイケルのスリラー・ツアーではないか、そう思っていた人は多かったようです。 このツアーは、ドン・キングがプロモーションを担当。約7500万ドル(23年のドル換算で2億2,000万ドルの収益を上げ、最高収益ツアーの新記録を樹立したと伝えられています。しかしその裏には高額なチケット代、プロモーター側に有利な販売システムがあり、結果トラブル続出、訴訟問題となりました。それでもツアーの最中にマイケルは会見を開いて公正且つ適切なチケット販売形態にするように要請、チケット代が通常に近い値段に落ち着きます。またワールドツアーという宣伝にもかかわらず、公演はアメリカとカナダのみで行われました。 ライブ中、マイケルの片方の装飾手袋、黒いスパンコールのジャケット、そしてムーンウォークが披露されました。奥さんの車に轢かれ足を負傷してしまったジャッキー(そのため参加出来なくなりました)の当時の不倫相手だったポーラ・アブドゥルが振付を担当しています。マイケルに焦点を当てていますが、セットリストにはジャクソンズのアルバム『Destiny』と『Triumph』の曲が含まれており、ツアー名はジャクソンズのアルバム『Victory』にちなんで付けられています。カンザスシティでのツアー初公演の4日前にリリースされ、タイミングがばっちりであったにもかかわらず、ラストの「Shake Yout Body」でのマイケルのアドリブで「State Of Shock」が歌われる以外(「State Of Shock」もリハーサルされていますが、曲そのものを演奏することはありませんでした)、『Victory』の曲はツアーでは演奏されませんでした。ジャーメインも84年4月にアルバム『ダイナマイト』をリリースしてR&Bチャート1位と成功を収めていましたが、そのアルバムから「Dynamite」(「You Like Me Don't You」がプレイされたセットもあります)、そしてマイケルとのデュエット「Tell Me I'm Not Dreaming」が演奏されています。残念ながら「Thriller」の演奏の出来が良くなく、雰囲気も合わずで、マイケルによりセットリストに含まれませんでしたが、後にマイケルのソロ・ツアーで定期的に演奏されるようになります。 オープニングは、悪魔に征服されそうになっている国を、ランディ・ジャクソン扮するアーサーが、石に刺さって抜けなかった聖剣、エクスカリバーを抜くことが出来、クリーチャーを倒し、王国を建国し勝利する、そんなストーリーより始まります。とても映像の発色が良く、SFの映画を観ている錯覚に陥ります。ほんの少し映像や音が乱れますが最小限で、このクオリティは画期的と間違いなく言えます。1曲目はアルバム『Thriller』からの「Wanna Be Startin' Somethin'」。ジャクソンズのメンバーが煽り、後のマイケルのツアーとは別の迫力、疾走感があります。『Destiny』収録の「Things I Do For You」へとスリリングに流れます。踊らずにはいられない「Off The Wall」でも、演奏がスピーディーでマイクを持ってダンスをしながら歌っているマイケル、吐く息が白いです。でも息切れは全くしてません。そして好きな歌としてマイケルは「Ben」を歌おうとしますが、中断、ずっと愛されてきた曲だけど、時代は変わる、今はこの曲だと「Human Nature」をプレイします。哀愁のダンス・メロディの「Heartbreak Hotel」はティトのギターが印象的です。感情移入がものすごい「She's Out Of My Life」ではややブルージーなアレンジで、それはティトのギターだと思われます。ここでマイケルは一度ステージを後にします。そしてこれまでバンド内唯一のベースを弾きつつ踊っていたジャーメインが(アルバム『Vicotry』よりも遥かにライブの方が貢献度が高いです)、自身の曲を披露すべくフロントに立ちます。ランディもショルダー・キーボードでマルチプレイヤーぶりをアピール、ティトのギターもファンキーです。マーロンがスティービー・ワンダーが歌うパートを低い声で入れています。ジャッキーはケガでいませんが、マイケル以外の素晴らしいジャクソンズが堪能できます。84年のオープニング曲「Dynamite」はプリンスの「Sexuality」とデヴィッド・ボウイの「China Girl」がブレンドしたようなダンサンブルな曲でそのライブ・バージョンが観れるのは嬉しい限りです。そして「Tell Me I'm Not Dreaming」はジャーメインが最初歌ってから、マイケルが飛び出すようにステージに入ってきてのデュエット。ジャクソン5のメドレーでも「I'll Be There」でマイケルとジャーメインがボーカルを分け合う、それこそがオリジナルなのでウルッと来ます。その後のマイケルのスキャットがまた冴えに冴えてます。「Rock With You」、「Lovely One」とソロとグループによるナンバーを交互に演奏、「Workin' Day & Night」ではGregg Wrightのギター・ソロ、ランディのパーカッション・ソロ、とメンバーの卓越した演奏テクが惜しげもなく披露されます。そして嵐のような演出の後、マイケルはモンスターによりベッドの上に寝かされ儀式が始まり、忽然と宙に消えてしまいます。しかし別の場所から衣装を「Beat It」仕様に変えて姿を現します。ここでもグレッグのエディ・ヘイゼルを完全模倣したギター・ソロ、2回目はエディを超えるかの勢いでのプレイが素晴らしいです。群舞がないため、その分マイケルにフォーカスされ、且つボーカルとダンスも若々しくキレッキレとなっていて、ズバリの絶頂期となっています。マイケルの曲もジャクソンズ・バージョンの方がかなり迫力があるんです。「Billie Jean」もジャクソンズのコーラスがソウルフルで、マイケルも安心して、そしてノリノリで踊り歌っています。帽子を被ってここぞで魅せるムーンウォーク、シブすぎです。そこからのジャクソンズの出世曲「Shake Your Body」はこの時点が興奮の沸点で、神懸っています。「State Of Shock」、「Don't Stop 'til You Get Enough」のボーカル・ラインもマイケルから飛び出します。「Lovely One」同様ランディとマイケル作で、ジャーメインが居ない時期のジャクソンズの曲ですが、彼によるベースが凄いファンキーです。マーロンのくねくね踊りをマイケルが見て、まあいいか、みたいな顔をするのがなんか可愛いです。ジャクソンズの代表曲を一つ選べと言われてこの曲、という人は多いはずです。 そのマーロンによると、マイケルは『Victory』の曲をリハーサルしたり演奏したりすることを拒否し、ツアーに参加することにも乗り気では無かったと語っています。マイケルが最終的に同意するまでに、母親のキャサリンとファンの説得が必要でした。マーロンはまた、マイケルは収入を必要としていた兄弟たちのため渋々ツアーに参加しただけだとも語っています。ツアー中、マイケルと兄弟たちの間で緊張が高まり、12月9日のコンサートでマイケルはこれが一緒に演奏する最後の機会になると発表し、85年の春と夏のヨーロッパとオーストラリアでのツアーは中止になりました。ジャクソンズとドン・キングはツアーでまだ収益を上げたがっていました。マイケルはツアー前に約束した通り、いくつかの慈善団体に自分の分を寄付しています。彼と兄弟たちの間の溝はジャクソンズ一家に深く永続的な影響を及ぼし、晩年の大半を彼らと疎遠にさせ、マイケルを含むジャクソンズは、ライブ披露をするグループとして事実上終焉を迎えます。ジャクソンズは89年にもう1枚アルバムを制作しましたが、マイケルとマーロンは1曲しか参加せず、01年にマイケルのソロアーティストとしての30周年を祝うコンサートを除けば、マイケルの存命中に再びジャクソンズとしてのツアーを行うことはありませんでした。 記録を塗り替える程に84年最も収益があったヴィクトリー・ツアー。85年ももしコンサートを続けて来日もしていたら、プリンスのパープル・レイン・ツアー、そして最も収益のあったブルース・スプリングスティーンとEストリート・バンドのボーン・イン・ザ・U.S.A.ツアーを超えていた可能性は相当あります(共に日本に来ていませんし)。 そしてジャクソンズの一員としてマイケルが参加、これがきっかけでジャーメインも参加するとになる、Motown 25での伝説の映像を1080Pブルーレイにてばっちり収録!ジャクソンズも当然良いのですが、ここはマイケル一人になっての新曲「Billie Jean」のパフォです。やはりこの曲はダンスがあってこそ栄えるのです。初めてのムーンウォークの披露によってマイケルがいよいよスーパースター認識される、その瞬間。『Thriller』がモンスター・アルバムとなる約束の映像です。 The Sword In The Stone Wanna Be Startin' Somethin' Things I Do For You Off The Wall Ben / Human Nature Heartbreak Hotel She's Out Of My Life Jermaine's Set: Let's Get Serious Dynamite Tell Me I'm Not Dreamin Jackson 5's Medley: I Want You Back The Love You Save I'll Be There Rock With You Lovely One Workin' Day & Night Beat It Billie Jean Shake Your Body (Down To The Ground) CNE Stadium, Toronto, ON, Canada October 5, 1984 Intro I Want You Back Love You Save Never Can Say Goodbye I'll Be There Billie Jean Pasadena Civic Auditorium, Pasadena, CA, USA March 25, 1983 Pro-shot 133min. ジャクソンズ、Victory Tour関連アイテム、好評発売中! ジャクソンズ / Victory Tour Compilation 1 (1BRDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/99969086 ジャクソンズ / Victory Tour Compilation 2 (1BRDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/100196022 ジャクソンズ / Victory Tour Compilation 3 (4CDR+1BRDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/100327447
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スイング・アウト・シスター / London 1989 (1CDR)
¥990
スイング・アウト・シスターのセカンド『Kaleidoscope World』リリース時のロンドンでのライブを完璧サウンドボード録音で収録! キーボード担当のアンディ・コーネル 、ドラムのマーティン・ジャクソン、そして後から加わったヴォーカルのコリーン・ドリュリー で84年に結成、バンド名は、45年のアーサー・トリーチャー主演映画『Swing Out, Sister』から採られました。86年末に発売したシングル「Breakout」はイギリスチャート4位そしてアメリカチャート6位、続くジョン・サーケルのトランペット・ソロが使われた「Surrender」 はイギリスチャート7位、ジャズ調の「Twilight World」、ピチカート・ファイブを予見させる陽気なポップ「Fool By A Smile」と、ジャズとテクノポップを巧妙にブレンドした名曲だらけのファースト・アルバム『It's Better To Travell』はイギリスチャート1位になっています。セカンド・アルバム『Kaleidoscope World』でマーティンが脱退、デュオとなりますが、サウンドはオーケストラを取り入れてよりオーセンティックな音楽となっていき、そのサウンディングがこのロンドンでのライブでも強く感じさせます。そんな豊潤さはファースト・シングル「You On My Mind」のオープニング演奏に既に彼らの自信と共に現れています。イントロからじわじわと「Breakout」の世界に誘導する巧みさや、後半の男性ボーカルをジャジーに歌わせた展開も最高です。それでも終始全くぶれないコリーンの艶やかで誠実なボーカルは、安心感と心地良さを同時にリスナーに与えてくれます。一つの到達点なったライブです。 Live at The Royalty Theatre in London 3rd December, 1989. 01. You On My Mind 02. Twilight World 03. Precious Words 04. Forever Blue 05. Fooled By A Smile 06. Breakout (introduction) 07. Breakout 08. Surrender
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ジャクソンズ / Alternate Victory (2CDR)
¥1,490
歴史を塗り替える大ヒットとなるアルバム『Thriller』。そこからのラスト・シングルはそのタイトル曲でした。83年末の「Thriller」の画期的なショート・フィルムの公開は、ソロ活動中だったマイケル・ジャクソンの人気が頂点に達した時だったと言えるかもしれません。その頃マイケルがいるグループ、ジャクソンズは、契約切れだった父ジョーがマネージャーに復帰して、83年末にアルバムのレコーディングを本格的に開始します。『モータウン 25: Yesterday, Today, Forever』でそれまでモータウンでソロ活動していたジャーメイン・ジャクソンがグループに(一応)戻ることとなり、ジャクソンズは6人になっていました。84年2月にアルバムリリース予定と報じられていましたが、7月とずれ込んでしまったジャクソンズのアルバム『Victory』を、今回色々な音源よりその魅力に迫ります。 Disc 1、まず『Victory』の独自解釈オルタネイト・アルバムを収録しました。 84年8月にセカンド・シングルとしてリリースされ『Victory』のオープニング曲である「Torture」は、83年11月に長男ジャッキー・ジャクソンによって書かれ、モータウンのライター、キャシー・ウェイクフィールドが作曲サポートをしています。当初ジャッキーがマイケルと一緒にボーカルを録音する予定でしたが、最後の最後まで 『Victory』に参加するか不明瞭だったジャーメインが、結局ジャッキーの代わりにボーカルを取ることになります(ジャッキーが歌う部分も残っています)。 ジャクソン5時代は、ジャクソン家5男のマイケルだけでなく3男ジャーメインがリードを取る曲があり、子供のマイケルなんかよりもジャーメインよ、という女の子が少なくありませんでした(アマチュア時代にはジャーメインがリードを取っていましたし、マイケルはジャーメインを真似することからシンガーを始めています)。75年にベリー・ゴーディの娘とジャーメインは結婚、モータウンに残ることになり、ソロでアルバムをリリースしていきます。一方エピックに移籍してマイケルが主軸となったジャクソンズは、セルフ・プロデュースを行うようになってからの78年に「Shake Your Body」のヒットが生まれ、79年ソロでの『Off The Wall』が成功、80年の『Triumph』はR&Bアルバム・チャートで、ジャクソンズ名義では初となる1位獲得を果たします。ジャーメインも「Let's Get Serious」が80年のR&B年間チャート一位となるヒットがありますが(ちなみに2位はマイケルの「Rock With You」でした)、マイケルはメガトン級の大ヒット『Thriller』をリリースして、大きく水をあけることになります。 そんな二人が互いにリードを取る曲、それが「Torture」です。「君が愛のないナイフで僕を傷づけてもこの想いは止められない」、それを「拷問」としている歌ですが、デュエット用というより一人称の曲となっています。しかしジャーメインが「歩み続けろと言われたが、僕はここに来るべきではなかった」、そしてマイケルが「彼女は無意味に階段を上っている」と歌っていて、二人の関係性も匂わせている歌詞になっています。 また「Torture」のPVはマイケルがアイデアを出し「Thriller」のようなホラー映画風に仕上がっていますが、当のマイケル、そしてもう一人の主役のジャーメイン、二人が出演していません。しかしマイケルだけは蝋人形で登場します。結果6人ではなく、ジャクソン4+1(人形)となっています。ジャクソンズだと思われる骸骨も映されますが、それも5体です(その内の1体はムーンウォークのような動きをしています)。もしかするとPVはジャッキーとマイケル用に用意していたのかもしれません。撮影は大変費用がかかったにもかかわらず、ポップで17位。PV制作会社はそのためなのか破産してしまったそうです。 ここでは12インチ・バージョンにイントロ、アウトロの風が吹く音が入っている「Torture」のPVバージョンを収録しました。 『Victory』セッションより前に、フレディ・マーキュリーとマイケルは「State Of Shock」、「There Must Be More To Life Than This」そして「Victory」の3曲を録音しています。しかし残念ながら「Victory」のみがリークしておりません。ただその曲はマイケルが思い付きで作ったスロー・バラードが元で、フレディと二人で曲に発展させました。メインボーカルはマイケル、フレディがバックボーカル、最後のパートでは二人が共に歌の掛け合いを行っていると言われています。しかし二人のスケジュールの関係で完成とはなりませんでした。アルバム『Victory』にはタイトル曲が収録されていません。そしてアルバムのタイトルはマイケルが考えたのものです。 「私たちが実際に一緒に書いて残されているのは「Victory」という曲で、その後マイケルがジャクソンズのアルバムのタイトルとして使用されたんだ。曲を作ったのはそれより前だったよ。おかしなことだけど、その曲は凍結されてしまっていると思う。私たちが実際に一緒に書いた唯一の時(曲)だったということで。それでデモができて、とてもいい感じになっていたんだけど。」フレディ・マーキュリー、「A Musical Prostitute: Freddie Mercury Interview」、84年 実はマイケルはフレディーとの「Victory」をアルバム収録の候補としてジャクソン兄弟に提示していたという話があります。そしてその「Victory」を特に気に入ったのがジャッキーでした。ジャッキーはアルバムのプロデューサーの一人デヴィッド・ペイチと共に、マイケルが歌っているヴァースの歌詞、コード進行に変更を加え、マイケルとフレディーが共に歌う部分の歌詞、構造、コード進行はほとんどそのままにしつつ、クイーンのアルバム『Hot Space』収録のドラマー、ロジャー・テイラーの曲「Action This Day」にインスピレーションを得て、曲のテンポを速めてダンサンブルな曲調に変えました。そしてスティーヴ・ルカサーがクイーンのギタリストのブライアン・メイ風ギターソロを入れて、完成したのが「Wait」です。その曲のクレジットにはジャッキーとペイチのみで、マイケル、フレディの名はありません。リード・ボーカルはジャッキーですが、終盤マイケルとジャーメインの掛け合いがあります。「Wait」は一部の国で4番目のシングルとなりましたが、実際素晴らしいダンサー曲となっています。マイケルは原曲と異なっている、ジャッキー達のアレンジ力を評価し、クレジットを辞退したのかもしれません。でもフレディは...単に気が付かなかっただけなのでしょうか。謎です。 ここでの「Wait」は、マイケルのボーカルをAI処理により前に出して、ジャッキーとマイケルのデュエット風にしたバージョンを収録しました。 3曲目「One More Chance」の美しいミディアム、6男ランディの作です。キーボード、ドラムもランディ、歌もランディ、パーカッションを除いてほぼランディ一人でやっていて、その姿勢はプリンス的です。93年のジャネット・ジャクソンの『Janet.』からのシングル「If」のカップリング曲に「One More Chance」のカバーがあり、今回その音源を巧妙に編集しランディとジャネットのデュエット曲にしたバージョンを収録しました。 4曲目「Be Not Always」は4男マーロンとマイケルが作曲です。グレッグ・ポレーによるアコースティック・ギターを中心に、美麗なバラードをマイケルが一人で歌っています。ここではファンメイドの9分のロング・バージョンを収録しました。 5曲目、マイケルと、右利きのジミヘンと呼ばれていたランディ・ハンセンとの共作「State Of Shock」は、84年6月18日にアルバム先行ファースト・シングルとしてリリースされ、マイケルとミック・ジャガーのツイン・ボーカルによるハード・ロック・チューン、絶対大ヒットの宿命を帯びていました。しかし蓋を開ければポップ3位。PVが無かったのが一位になれなかった理由なのかもしれません。というのも7月7日にプリンスの「ビートに抱かれて」がナンバーワンとなり、そこから5週連続一位。そしてその直後8月11日に今度はレイ・パーカー・Jrの「Ghostbusters」が3週連続一位となるのです。両方ともPVを作っていますし、何よりショート・フィルムどころか映画と結びついてのヒットです。「Torture」も「Body」もマイケル、ジャーメインがPV出演していなかったので、MTV、映像の時代だというのに、軽んじ過ぎていた結果の小ヒットだったのではないかと思われます。 「State of Shock」は83年5月か6月頃にヘイヴェンハーストでクイーンのリード シンガー、フレディ マーキュリーとのデュエット曲として一度録音されています。そのデモには、デヴィッド・ウィリアムズのギターとベース、リンドラム、そしてレコーディングセッション中にマイケルが個室で(原文はin a closet)ドラムを叩いていると、ビル・ボットレル (トラックのミックスを担当) は述べています。確かにプリンス的なリンドラムが「State Of Shock」に入っていますが、『Victory』のクレジットにそれがマイケル・ジャクソンだと書かれています。 当時のフレディのパーソナル・アシスタント、ピーター・フリーストーンが「「State Of Shock」はすでにレコーディング済で、フレディは単にそれにボーカルを加えただけだった、残念ながら、2人は仕事の都合で一緒に取り組んだ曲を最後まで完成させることはなかった」と語っています。マイケルは最終的にローリング・ストーンズのミック・ジャガーと共にこの曲を完成させます。このバージョンでは、オリジナルの16トラックのデモ (フレディとのデュエット・バージョン) の基本トラックがそのまま残され、ボーカルとパーカッションがオーバーダビングされています。 ここでは、マイケル、ミック、そしてフレディの3人の夢の共演「State Of Shock」を作成、収録させました。 6曲目「We Can Change The World」は次男ティトの作曲で、リード・シンガーもティトです。ベースがルイス・ジョンソンとネイザン・イーストの二人で、リズム・ギターがデヴィッド・ウィリアムス、パーカッションがTOTOにも参加していたレニー・カストロです。そしてティト自身もキーボード、リンドラム、ギターをプレイ、バンド・サウンド寄りに仕上がっています。 ここではアルバム・バージョンを収録しました。 7曲目「The Hurt」はマイケルとランディ、そしてデヴィッド・ペイチ、スティーブ・ポーカロの作。リード・シンガーはファルセットのランディで、バッキング・ボーカルはジャーメイン、マイケルを含む他のジャクソンズ兄弟が担当。TOTOのメンバーの支えでブリブリ且つスイングさのあるキーボード・ワークをランディが中止に表現していますが、とても出来の良いダンス・チューンとなっています。それでも作曲に絡むマイケルの声が欲しい所ですね。 ここではAI処理でよりマイケルの声をフィーチャーしたバージョンを収録しました。 8曲目「The Body」はマイケルと共に『Victory』を最後にグループを離れるマーロンによる作品で、サード・シングルとなりました。バッキング・シンガーにジャーメインがおらず、PVも制作されましたが、マイケルは多忙からなのか出演しておらず、これがシングルに選ばれた理由は不明です。しかしマーロンの味のあるボーカルとダンスフロアを沸かせるに十二分に足りる軽快なサウンド、特にギターがヤバく、中間の爽やかなグレッグ・ライトのソロ、途中から入ってくるデヴィッド・ウィリアムスのギター・カッティングの心地良さに聴き手は踊らざるを得ません。ジャーメインが参加して、マイケルと共にPVを作っていたら、ワンチャン一位があったかもでした。ポップで47位、R&Bでも39位。 ここでは12インチ・バージョンを収録しました。 そしてDisc 1後半、Disc 2に渡って『Victory』でシングルとなった7インチ、12インチのバージョンを全て収録しています(オルタネイト・アルバムの方に収録しているのはダブりとなるため入れていません)。また「Torture」のマイケルだけが歌っているようにAI処理したバージョンや、Disc 2では「The Hurt」のファンメイドのExtended Version、「Body」のマイケルだけが歌っているようにAI処理したバージョンも収録しています。また長男ジャッキーがグレッグ・フィリンゲインズに提供した「Playing With Fire」のアルバム・バージョンと12インチ・バージョンも時期的に『Victory』セッションなので収録しています。 そして「State Of Shock」のマイケルとフレディによるデモも収録。83年より始めたフレディーとのセッションでマイケルは「There Must Be More to Life Than This」を共に録音しています。この曲はフレディ・マーキュリーが作曲し、82年クイーンのアルバム『Hot Space』用にバンドと共に録音されていましたが、完成とまで至らずお蔵入りにしていました。その2年前、マイケルとフレディはクイーンのThe Game Tourのバックステージで初めて出会って以来、連絡を取り合っていましたが、フレディはマイケルのロスのスタジオを訪れ、マイケルのボーカルで録音したもののやはり未完成となった、ということです(後にクイーンで84年の『The Works』用に再録音しましたが、未完成となったそうです)。しかしマイケル・ジャクソンがフィーチャーされていない状態で、フレディの85年のソロデビューアルバム『Mr. Bad Guy』に収録されることになります。しかし83年のセッション音源がリークしています。それがマイケルだけが歌っているバージョンです。そしてそのピアノのバッキングはフレディによるものです。フレディがマイケルに指示する声も入っています。「なぜ白か黒かだけで判断しようとするの?見たもの以上のものが人生にあるんだ」というフレディの気持ちがこもった歌詞はマイケルにとっても共感できたことでしょう。しかし二人が歌っているバージョンもリアルに存在し、それがGolden Duetという、ハモりもある二人の歌が完全溶け込んだ素晴らしいバージョンで、それも収録しています。そして『Mr. Bad Guy』のフレディのピアノ中心のバージョン、クイーンのメンバーで作られたバンド・バージョン、そしてマドンナ等のリミックスを手掛けているウィリアム・オービットによるバージョン、これはクイーンによるバッキングに、フレディ、そしてマイケルのボーカルがある、コンプリート・テイクと呼べるものです。 Disc 1 1.Torture (Music Video Version) 6:19 2.Wait (Feat. Michael Jackson AI) 5:27 3.One More Chance (Feat. Janet Jackson) 5:18 4.Be Not Always (Long Version) 9:00 5.State Of Shock (Michael Jackson, Mick Jagger & Freddie Mercury Trio Version) 5:02 6.We Can Change The World 4:46 7.The Hurt (Feat. Michael Jackson AI) 5:29 8.Body (12" Version) 5:49 9.Torture (Michel Jackson Solo Version AI) 4:55 10.Torture (7" Version) 4:31 11.Torture (12" Version) 6:15 12.Torture (12" Version Instrumental) 5:06 13.Wait (7" Version) 4:21 Disc 2 1.State Of Shock (7" Version) 4:07 2.State Of Shock (12" Version Dance Mix) 5:40 3.State Of Shock (12" Version Instrumental) 4:40 4.The Hurt (DJT Extended Version) 6:38 5.Body (7" Version) 4:23 6.Body (7" Version Instrumental) 4:16 7.Body (12" Version Instrumental) 6:46 8.Body (Michael Jackson Solo Version AI) 5:07 9.State Of Shock (Michael Jackson & Freddie Mercury Demo) 4:43 10.There Must Be More To Life Than This (Michael Jackson Solo Demo) 2:04 11.There Must Be More To Life Than This (Golden Duet Version) 2:55 12.There Must Be More To Life Than This (Freddie Mercury Version) 3:01 13.There Must Be More To Life Than This (Queen Version) 3:25 14.There Must Be More To Life Than This (William Orbit Mix) 3:27 15.Greg Phillinganes - Playin With Fire 4:45 16.Greg Phillinganes - Playin With Fire (12" Version) 6:37