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プリンス / For Your Memories The 14 Sep 1-2007 Alternate Master (4CDR)
¥2,490
プリンス / For Your Memories The 14 Sep 1-2007 (4CDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/116714761 上記のFor Your Memories The 14 Sep 1-2007 (4CDR)とは異なる別のマスターでのリリース。ナイスラインによるお求めやすい価格で!メインショウは「Thunderstorm Intro」のイントロがカットされイキナリ「1999」で始まってしまいますが、音質は歓声がオフ気味で、中域が良く出ている良質オーディエンス音源。アフターショウはオープニングの「Let`s Go」が2分ほど未収録のバージョンですが、音質は観客の声が少なめの甲乙つけがたい良好音質。メイシオ・ファイナルのライブです。 DISC 1 1. 1999 2. Take Me With U 3. Guitar 4. Musicology 5. Play That Funky Music 6. Satisfied 7. "the rules" 8. Cream 9. U Got The Look 10. Question Of U/The One/Fallin 11. piano medley start/Raspberry Beret 12. Pop Life 13. Diamonds And Pearls 14. The Beautiful Ones 15. How Come U Don't Call Me Anymore 16. Strange Relationship 17. Little Red Corvette 18. Sometimes It Snows In April DISC 2 1. Lolita 2. Black Sweat 3. Kiss 4. Purple Rain 5. I Feel For You 6. Controversy 7. Nothing Compares 2 U 8. A Love Bizarre 9. Sexy Dancer (Le Freak) 10. Sign O The Times 11. Irresistable Bitch 12. Erotic City 13. Alphabet St 14. When Doves Cry 15. Nasty Girl 16. I Wanna Be Your Lover 17. Head 18. D.M.S.R. 19. Let's Go Crazy DISC 3 1. Let's Go (partial) 2. The 1 U Wanna C 3. Honky Tonk Women 4. When U Were Mine 5. What Have You Done For Me Lately 6. Partyman 7. It's Alright 8. What You Need 9. Stratus 10. Gotta Broken Heart Again 11. Love Is A Losing Game 12. Sing A Simple Song DISC 4 1. Thank You For Talking To Me Africa 2. Suga Mama 3. Alphabet St 4. Get On The Boat 5. Redhead Stepchild
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プリンス / The O2 Arena London August 24, 25 & 28 (4CDR)
¥2,490
ロンドン・ナイツが更なる変化を遂げる!その過程を3日間連荘で楽しめる、4枚組にたっぷりぎっしり収録し、更にナイスラインのお得なお値段でご提供!!どれも最上のオーディエンス録音がヒシメク、ツアー中盤を余す所無くキャッチしています!まず24日、この音質の良さでまずノックアウト!そして一曲目からもうびっくり仰天!!なんとついに復活!99年以来の「1999」がプレイされます!それも頭から終わりまで忠実に再現して、マイクリレーも、イントロもアウトロも...そのくせベースはノリノリでかなりファンキーなバージョンにも聴こえます、最高!ギターで「Honky Tonk Woman」と「Start Me Up」のフレーズを弾いてから「Alphabet St.」のグルービーなバージョンに突入!ラリーグラハムがいませんが、変わりに軽やかなアレンジになった新しいバージョン!そして「Guitar」は変則的なギターが長く続く実はインスト、肩透かしですが、こういう遊びもロンドン21ナイツでは許されちゃう!「Musicology」ではメイシオが主役、後半は「Prince & The Band」となるまたもや変則な展開!そして「Love Rollercoaster」や「Kiss」を軽く弾き「Play That Funky Music」へ。そして歌うのはあのコモン。最初はあまりやる気が無さそうながら、途中からラッピングをガンガン入れてきます!プリンスも「Miss You」のフレーズを入れてコモンに援護射撃!中半にはなんと今度はピアノ・セットが組み込まれています。まずレアな「Little Red Corvette」のピアノ・バージョン。「Raspberry Beret」も大合唱。そして「The Rules」の歌詞を入れるロング・バージョン「Satisfied」!そしてこれにはびっくり、プリンスのヒット曲のスタジオ・インスト曲を恐らくDJ Rashidaにプレイさせ、それをバックにプリンスが歌うという、全く新しい趣向が登場します!プリンスのワンマン・ライブ!まあ要するにカラオケなのですが、プリンスが歌ったり、歌わなかったりとフリーキーにやっていて、大変面白いです!そして最後はプリンスがピアノで「Purple Rain」のフレーズを。更にプリンスはギターも弾いてます。アンコールでは突然「Kiss」、ファイナルは「Nothing Compares 2 U」としんみり。 そして25日、こちらはついについに登場!!ニューアルバムの壮大なあの冒頭曲にしてタイトル曲「Planet Earth」のライブ・バージョン!かなりスタジオに忠実な展開ではありますが、ドラミングとコーラスがより濃厚な聴かせるアレンジになっています!そしてなんと言ってもピアノの調べが最高!そして続くは「1999」!とにかく興奮させられっぱなし!後半少し変わったギターフレーズを混ぜつつ、「Take Me With U」、「Guitar」ではロックなシャウト気味のボーカルを披露!「Musicology」は「Prince & The Bands」を混ぜつつ疾走、その最中突然鳴り響くあのギターリフ!「Honky Tonk Woman」!しかもシェルビーが堂々と歌うホンキートンク振りを発揮、プリンスもバックでハモリを入れます!うわー超ロック!プリンスが最高のギタープレイ!そしてアース・ウィンド・ファイヤーのようなホーンがAOR的な「It`s Over」、歌うはシェルビー!メイシオのソロも最高!そして演奏に切れ目無くプリンスが割って入り歌う「Long And Winding Road」!大盛り上がりの激レア大洪水!!そしてそのジャジーな雰囲気のままピアノセットに突入!「Condition Of The Heart」をお久しぶりに弾きます!「Do Me Baby」、「Sometimes It Snows In April」の流麗な連続プレイも美しい!そして「Black Sweat」はベースが大爆発! そして二日間の休みの後の28日、疲れを払拭したのか一曲目から「Let`s Go Crazy」でパワー全開!しっかりと演奏して続くはパープルレイン・ツアーを髣髴させる「1999」、シェルビーがコーラスに入っての厚みのあるソウルフルなバージョン!この日はレディースが大活躍!「Take Me With U」、「7」、「Come Together」でプリンスはギターを入念にプレイ!そして連続のピアノ・セット一曲目は意外な「Diamonds & Pearls」、嬉しい「The Beautiful Ones」、そしてプリンスのピアノが入る「Lolita」、プリンスのベースが無い代わりにバックが盛り上げる「Black Sweat」。少し元気が無いのか、と思わされますが、それもプリンス・ワンマン・ライブのためにボーカル力を蓄えていたから!ヒット曲たくさん歌うぞ!とプリンスが突如ゴキゲンになり、歌だけでなくピアノまで入れて大活躍!一撃必殺のステージ! 更にボーナスにシングルGuitarがリリースされた後、プロモDJ12インチがリリースされており、そこからの貴重な「Guitar Beat Machine Mix」を収録!もうこれでもかと続く愉快なロンドン、凄いぞロンドン! Disc 1 UK Hall Of Fame Intro - 1999 - Honky Tonk Woman/Stat Me Up - Alphabet St. - Guitar Instrumental - Cream - U Got The Look - Musicology - Prince & The Band - Play That Funky Music(Vocal by Common) - Satisfied/The Rules - Little Red Corvette - Raspberry Berett - How Come U Don't Call Me Anymore - Diamonds & Pearls - Sometimes It Snows In April - Sign O'The Times - Pop Life - Erotic City/When Doves Cry - Nasty Girl/I Wanna Be Your Lover - D.M.S.R - Purple Rain Disc 2 I Feel For You - Controversy - Kiss - Nothing Compares 2 U The O2 Arena London, August 24, 2007 UK Hall Of Fame Intro - Planet Earth - 1999 - Take Me With U - Guitar - Cream - U Got The Look - Shhh - Musicology/Prince & The Band - Honky Tonk Woman - It`s Over - Long And Winding Road Disc 3 Little Red Corvette - Diamonds & Pearls - Beautiful Ones - Condition Of The Heart - How Come U Don`t Call Me Anymore? - Do Me Baby - Sometimes It Snows In April - If I WAs Your Girl Friend - Black Sweat - Kiss - Purple Rain - I Feel 4 U - Controversy - Crazy - Nothing Compares 2 U The O2 Arena London, August 25, 2007 UK Hall Of Fame Intro - Let's Go Crazy - 1999 - Take Me With U - 7 - Come Together Disc 4 Cream - U Got the Look - Musicology - What a Wonderful World - Diamonds and Pearls - The Beautiful Ones - Little Red Corvette - Raspberry Beret - Lolita - Black Sweat - Kiss - Sign O The Times/Irresistible Bitch - Alphabet St - When Doves Cry/Erotic City/Nasty Girl - I Wanna Be Your Lover/Sexy Dancer - Purple Rain - I Feel For You - Controversy - Nothing Compares 2 U The O2 Arena London, August 28, 2007 Bonus Guitar(Beat Machine Mix from DJ promo 12inch)
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プリンス / The O2 Arena London August 10 (2CDR)
¥1,490
ロンドン21夜、5日目!またもやセットリストを変えてきました!公約通り!オープングには待ってました!「3121」!ロンドンの人たちをパーティーにご招待!冒頭はホーンが鳴り響き中々プリンスのボーカルが出てきません!そしてマイク・フィリップスのボコーダーで終始する前半、そしてプリンスが出てきてからは大興奮!ロジャー大会のマイクといい、一曲目からもう沸点!そして「Gilrs & Boys」へとノンストップ、Oh Funky Londonと大シャウトするプリンス!「Down By The Riverside」、「Purple Rain」とジャジーな前半!そしてヒット曲もテンション高く披露する中「Musicology」は8分ちょっととかなり長めにプレイし、そして「Pass The Peas」をプリンス自ら宣言し、更に4分ちょっととかなりロングジャムとなります!メイシオとグレッグ大活躍!マイクもね!そして後もう一曲ファンクと「Play That Funky Music」をプリンスとツィンズで歌います!そして名演としか言えないレナートの「The Dance」!美しい。ここから又ジャジーな曲が並びますが、あの賛美歌のようなイントロ、そして歪んだギターで始まる「Let`s Go Crazy」からヒット曲全開モード!そしてあの美しいアコースティック・ギターの調べ「Little Red Corvette」、ギター・セットをセットリストに入れてきました。3曲の入念な演奏に涙がポロリ。これで終らせない。シェルビーが魅せる「Crazy」、そして待ってました!この曲でフィニッシュ!「Get On The Boat」!途中ピアノのソロを何故か求めたりするフリーキーなバージョン、プリンス指示多すぎ!でもバンマスだから良いのです、当然。ボーナスにアフターパーティーで流された「Sexy MF」のニューリミックス、C+Cミュージックファクトリーとブレンドされた不思議且つファンキーなバージョン、そしてやはり存在していた「Prince & The Band」のスタジオ・バージョン、JBばりの超ファンキーな曲です!この2曲はそのパーティーで隠し撮りされたもので、音質は良くないものの、その素晴しさは楽しむ事が出来るはず! 尚この8月10日のメイン・ライブの音源は以下のタイトルと同じものです。 プリンス / For Your Memories The O5 Aug-10-2007 (4CDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/116648108 こちらはナイス・ラインによるリリース、そしてボーナス音源が付いています。 Disc1 3121 - Girls & Boys - Down By The Riverside - Purple Rain - Cream - U Got The Look - Shhh - Musicology - Pass The Peas - Play That Funky Music - The Dance (Renato instr.) Nothing Compares 2 U - Satisfied - Let's Go Crazy - Kiss - If I Was Your Girlfriend - I Feel For You - Controversy - Little Red Corvette - Rasberry Beret - Sometimes It Snows In April - Crazy - Get On The Boat The O2 Arena London August 10, 2007 Bonus Sexy MF New Remix - Prince & The Band Studio Version(Audience Recording)
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プリンス / The O2 Arena London August 3 & 4 (4CDR)
¥2,490
栄えあるロンドン21ナイツの初流出ライブ音源、ツアーの二日目、三日目のライブをお求めやすいナイス・ラインでリリース。2万人も入る大会場でありながらこの素晴しい臨場感のあるサウンド!最高音質のオーディエンスでこの興奮のライブをカップリング収録!2日目の一曲目「Down By The Riverside」では「Courtin` Time」のようなフレーズが入るアップテンポ・バージョン、そして緩急をつけての「Satisfied」、メイシオのいぶし銀のソロが溜まりません!プリンスが快活な喋りで観客を盛り上げる最高のエンターテインメント振り、ヒット曲を最高のテンションにまで持って行きます!「Musicology」ではFunky London!の大らかなコーラスが入り、「Play That Funky Music」ではプリンスが歌って観客を教授し、ギターのインスト・バージョンになって、凄いだろう?と自慢します!「Peach」では途中終りそうになるのに、またギターソロが入るといった展開、チョッパーのイントロがファンキー「Black Sweat」はロング演奏、そして「Kiss」に絶妙に繋がります!。プリンスの不思議なギターリフに導かれ「I Feel For You」ではシェルビーとデュエット!久々の「Controversy」は「Housequake」のチャントが入りシェルビーも煽るファンキーなバージョン!そして目玉、幻惑なピアノ・イントロで焦らして始まる13分ものロング・バージョンの「Purple Rain」!プリンスは変則ながらスリリングなギターソロを入れ、ソウルフルなシェルビーのコーラスも入る新鮮なバージョン。そして「Let`s Go Crazy」は4分超も演奏され、イントロも長め、破滅的なギターが入る気合たっぷりの演奏!そしてこれで演奏が終了?と思わせて「Take Me With U」大合唱の最中に、突然「Guitar」のイントロが!「Guitar」のスタジオ・バージョンより長くプレイされたロング・バージョン!プリンスの雄叫びでフィニッシュ!テンション高い!!この日はアフターショウが無く、その力を翌日で爆発させます!三日目、こちらも音質は二日目同様最高音質オーディエンス!オープニングはパープルレインツアーを髣髴させる「Let`s Go Crazy」!やはりこの曲で始まるとライブが引き締まります!そしてパープル曲が続き「Take Me With U」、そして待ってました!の「Guitar」とフルスロットルで雪崩れ込みます!やはり前日同様素晴しいギターを聴かせますが、「Shhh」でもイントロからもう先走って弾きまり止りません!ホーンやギター、コーラスといつも変化する「Musicology」は「Pass The Peas」、そして「Play That Funky Music」と今度はファンキー連発状態!そしてこのライブの目玉、一度演奏が終って、「Sexy Dancer」のインスト、しかしシェルビーはシックの「Le Freak」のフレーズを歌います!最高のファンキーブレンド・バージョン、体が疼いてしまうー前日披露していない「If I Was Your Girlfriend」、「Pink Cashmere」、「Purple Rain」は前日に比べスリリングさに欠けますが、、シェルビーのコーラスは素晴しい。そしてこの日はプリンスのアコースティック・ギターのセットがあり、ギターで色々フレーズを弾いて準備万端、名曲「Little Red Corvette」を弾きそして入念に歌います。途中もう観客が大合唱になってしまう、最高の時!そして「Crazy」のプレイが終るか終らないかでプリンスがボーカルを入れて始まる「Nothing Compares 2 U」でエンド。オープニングも違えば、エンディングも違う。ライブ全体の雰囲気もその微妙に変化する、これがロンドンThe O2アリーナでのとある日のプリンスだ!そしてこの二日間はプリンスはアフターショウとして指定しているインディゴで行われたニッカ・コスタでのライブに客演、その時の貴重なライブを収録!実は出回っているライブは前半プリンスが客演する「Like A Fether」を録音に失敗してしまっているのですが、違う録音者が辛うじて3分の録音に成功していて、それをまず収録。音質は悪いですが、プリンスのブルージーなギタープレイが堪能できます。そしてその後からは臨場感がある高音質オーディエンスとなって3曲、特に「Everybody Got Something」ではプリンスはいませんが、彼以外のNPGメンバーが全て参加しており、シェルビー、マイク・フィリップスのボコーダーでの「One Nation Under A Groove」、メイシオらNPGホーンもP-funkの権化と化します! Disc 1 Down By The Riverside - Satisfied - Cream - U Got The Look - Musicology - Play That Funky Music - What A Wonderful World - Joy In Repetition - Anotherloverholenyohead/Rocklobster - Peach - Lolita - Black Sweat - Kiss - I Feel For You - Controversy Disc 2 Purple Rain - Crazy - Let's Go Crazy - Take Me With U ? Guitar The O2 Arena London, August 3, 2007 Disc 3 UK Hall Of Fame Intro - Let's Go Crazy - Take Me With U - Guitar - Shhh - Musicology - Pass The Peas - Play That Funky Music - Sexy Dancer/Le Freak - I Feel For You - Controversy - What A Wonderful World - Cream - U Got The Look - If I Was Your Girlfriend - Pink Cashmere Disc 4 Lolita - Black Sweat - Kiss - Purple Rain - Little Red Corvette - Raspberry Beret - Sometimes It Snows In April - Crazy - Nothing Compares 2 U Nikka Costa at Indigo Aug 6, 2007 Like A Fether(w/Prince Guitar, Incomplete) - Funkier Than A Mosquita's Tweeter - Happy In The Morning - Everybody Got Something (w/NPG) The O2 Arena London, August 4, 2007 異なるマスターの以下のタイトルもございます。 プリンス / For Your Memories The O2 Aug-03-2007 (4CDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/116621304 プリンス / For Your Memories The O3 Aug-4-2007 (3CDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/116621775
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ニューパワージェネレーション / Indigo2 London September 20, 2007(1CDR)
¥990
このリリースはレア!ロンドンで行われた07年21ナイツ最終日間近、ファンも発狂寸前だったこの時、プリンスは9月20日にロンドンで20回目に当たるO2アリーナでのメインライブを行っていますが、アフターショウは行いませんでした。ガッカリ…しかしその9月20日、マイク・フィリップスらNPGホーンズはイギリスのバンドRaiyneを使って、ライブを行っていました。そのライブを超高音質のオーディエンス録音で収録。プリンスが出演しないとアナウンスがあったため、21ナイツ音源のリリースしているFor Your Memoriesの録音者達もあきらめ、結果この日の音源を所有しておらず、この日のライブだけはFor Your Memoriesでもリリースされていません。それだけお座なりにされていたライブなのです。しかしかなりプリンスのアフターショウ的展開が楽しめ、やはりNPGのメンバーは卓越したセンスを持ち合わせていることがこのライブを聴けばきっとわかってもらえると思います。まずはマイク・フィリーのボコーダーが炸裂する「Can I Kick It?」のジャム!もう殆どRogerが墓場から出てきて歌っているようなドファンク!そしてVulaと言うローカル女性シンガーによるシャカ・カーンのカバー「Ain`t Nobody」は少し緊張した歌声ですが、軽いサウンド・メイキングで聴きやすいアレンジになっています。そして続く「Higher Ground」でもそのVulaがボーカルを取りますが、この頃にはかなりこなれた歌い方になって、ソウルフルにスキャットして折り卓越したセンスを持った女性であることにきっと気づくことでしょう!そしてホーンはNPG、後半には独壇場となります!しかしプリンスがいないことである意味リラックスしているのが伝わってきます、肩肘張らないプレイ!そして「So What」とマイルスのナンバーも軽めのピアノやギターが少し入るもののホーン中心ですが、スムースジャズのようなライトなアレンジで新鮮に聴こえます!ここでJohn Altmanという映画タイタニックのスコアを作ったサックス奏者がゲストで吹いています。後半はマイクのボコーダーが炸裂!その後Dukeというヒューマン・ビートボックス・バンドが登場。場を沸かせますが、すぐに終了。そして次はなんとアース・ウィンド・アンド・ファイヤーの「Can`t HIde Love」をプレイ!かなり忠実なカバーで、ホーンも素晴らしく、前半はインストで後半よりなんとシェルビーとマーバ・キングがステージに登場!スキャットを入れて盛り上げます!そしてシェルビーJの新曲?「Last Train」というタイトルのミドル・ジャズ・ナンバーが登場。シェルビーのボーカルセンスにも脱帽ですが、後半マイクのボコーダーでの掛け合いはプリンスもきっと嫉妬するのでは。そしてラストはジャクソンズの「Shake Your Body」のバック演奏にシェルビーが女王然としてボーカルを歌い、合わせる大変器用且つファンキーなジャムでクロージング!ここでのボーカルワークと言うか、観客を盛り上げる手練手管には脱帽です。75分以上、一枚のCDにフルに収録された完全フリーなNPGライブ、自由とファンクが好きなら絶対必携です。 Can I Kick It?(Mike Philly) - Speech - Ain't Nobody (Vula:guest vocalist) - Higher Ground (Vula) - So What/More Bounce To The Ounce - Duke Beatbox - Can`t Hide Love(Shelby J & Marva King) - Last Train(Shelby J) - Shake Your Body (Down to The Ground)/Sex Machine/Do U Want Party? - Outro Jam
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シーラ・E / Music Video Collection 2006 - 2024 (1BRDR)
¥990
シーラ・Eの『Sex Cymbal』後の、ミュージック・ヴィデオを集めたブルーレイです。 まずは古いMVなのでクオリティが1080Pではありませんが、グロリア・エステファンの「No Llores (Don't Cry)」。07年の彼女のアルバム『90 Millas』に収録された情熱的なラテン・ポップです。カルロス・サンタナ、グラミーで最優秀新人賞を取ったホセ・フェリシアーノ、そしてシーラが参加。MVでもキュートな叩き方でシーラは登場しています。 「Glorious Train」はとても高揚感のあるシングル・ポテンシャルがある曲です。MVのクオリティも1080Pではありません。尚10年8月15日にシーラのサンフランシスコのYoshi'sでのパフォーマンスの際に売られていたCDR『From E 2 U』にも収録されていました。 ここからは1080Pクオリティが続きます。そして映像監督はシーラの弟ピートが殆どを担当するようになります。「Mona Lisa」はプリンスの「Get On The Boat」をよりシーラ寄せした快活ラテン・ファンクで、クリスチャン・ラテン・シンガーのルシア・パーカーが参加。 ゴスペルからネオソウル、ヒップホップとあらゆるジャンルを行き来するB. Sladeが素晴らしいアクセントなった「Fiesta」はシーラのパーカッシブで活気のあるグルーブを中心に祝祭チューン。MV中のダンスがとにかく観る者を巻き込みます。 「Lovely Day」は愛する人と過ごすことで、いつもが特別な1日になる、という歌詞のとてもハッピーな曲。MVでシーラが男性と出会うととてもプリンシーなファンクになっていくのが最高です。『Icon』収録。 ここまで13年『Icon』収録曲です。ラテン・ファンクが多いですが、この「Who I Am Now」は今までの人生を振り返り、その培いが今の私が持つ強さを肯定させてくれる、どこかプリンスとの真の決別をも感じさせる美しいバラードです。プリンス時代、ソロとなったシーラの画像、映像が入って素敵な絵画のようなMVとなっています。 『Icon』に続くアルバム制作中の16年4月。プリンスに捧げる曲を制作、それが「Girl Meets Boy」です。シーラによるピアノと少しのストリングスで構成されたとても悲しい曲。シーラもMVの中で泣いています。ヤング・プリンスの笑顔...。アルバムもそのタイトルで作られていましたが、未だリリースされていません。そして21年にプリンスとの長年の関係を描いた伝記映画のタイトルも『Girl Meets Boy』で、上映されると告知されつつも世に出てはいません。 私はまだ少女だった そして会ったあなたの面影も 少年だった それでもあなたは私の世界を揺さぶった そして心の奥底で 私も同じことをしていたと思っている あなたの愛を私に大量に浴びせた あなたの愛が雨のように 昨日 私たちの大切な思い出 もしかしてこれは夢? 目覚めたくない あなたと一緒にいたいの ようこそ、私の世界へ あなたが去った 土砂降りの雨 あなたが去ったから 雨が降り注いだ それでも、私はあなたの世界を揺さぶったわ そして心の奥底のどこか あなたも同じように私を揺さぶったの ただの少女 ただの少年 あなたの愛の雨が私に降った 「Funky National Anthem」の星条旗賛歌と心打つメッセージ、プリンスのレボリューションのライブ・バージョンを再現した「America」も愛国心を感じさせる歌詞と斬新なアイデアのMVです。そして愛しかない「What The World Needs Now」も名MV。ポインター・シスターズの「Yes We Can Can」のカバーですが、オバマの言葉に寄せて左翼活動家アンジェラ・デイヴィスを語らせた「Yes We Can」がカッコ良し。「Everyday People」はフレディー・ストーンが参加していますが、彼の声がスライにそっくり、プリンスのカバーよりスライっぽい「Everyday People」はシーラ主体のエディMも絡むプリンスのバージョンでは聴けない、プリンシーなファンキー展開が入ります。これらは17年のアルバム『Iconic Message 4 America』からのMVです。 私のパーティは並ぶ必要なし「Line」はスヌープ・ドギー・ドッグ参加の真夏に聴き浴びたいナンバー。 プリンスとシーラは11年5月21日のサンノゼ公演を最後に共演していません。その日前座にEファミリーが行うはずでしたが、ラリー・グラハムとGCSに変更となっています。後の30日ツィッターでプリンスとは共演しないとシーラが上げており、12年9月のWelcome 2 Chicago公演でも、共演しない、もう出来ないのよ、なぜならプリンスが...とツイートしています。プリンスがシーラを嫌いになった、ということのようですが、その理由はシーラの自伝『Beat Of My Own Drum』でラブセクシー・ツアー中にステージでプロポーズされた、と書いたから、またプリンスから貰った音楽学校設立の資金の使い道、このような理由があります。ここで20年リリースの「Lemon Cake」の歌詞抄訳です。 あなたが私の唇に残した味、最高 私がすることはあなたのためだけ ただ接着剤のようにあなたとくっつきたい もう終ったと思ったのに あなたのことが忘れられない 彼は私のレモンケーキが大好きだった レモンケーキを口実に ロイヤルティーとレモンケーキ 深夜は私があなたと一緒に一番いたい時 オレンジジュース?トースト? ただあなたを見ている 私が唇をなめる、でもこんなことしない、キスしてくれるまで ボーイ、プリンス、彼は私のレモンケーキが好きでした シーラがプリンスにレモンケーキを作ってあげていたと歌っていますが、レモンケーキを作っていたのは実はブレンダ・ベネットの旦那さんで、80年から93年までライトニング・デザイナー、エンジニアを務めていたリロイ・ベネットだと、ブレンダが、更にリロイもそうだと肯定するツィートをあげています。そしてアポロニアのfacebookでのコメントです。 「20年4月21日は、私たちの最愛のプリンスが亡くなって4年目の記念日です。この困難な時期に、私とパープル・レインのファミリーは、プリンスの遺産を守るために最善を尽くしてきました。これは愛情のこもった仕事でした。私たちは誰にもプリンスの歴史を書き換えさせません。プリンスは「Lemon Cake」という曲を書きました。このタイトルは、彼のために焼かれたおいしいケーキに基づいており、パープル・レインでの受賞歴のあるライトニング・デザイナー、リロイ・ベネットからインスピレーションを得ています。彼の悲しい命日の数日前に、なぜ誰かが彼の曲のタイトルを使用するのでしょうか?そして、なぜパープル・レイン・ファミリーは、20年4月21日にテレビ放映されるプリンス・トリビュート・コンサートでプリンスに敬意を表す機会さえ提供されなかったのでしょうか?プリンスのバンド、ザ・レボリューションは、出席して演奏するために文字通り戦わなければなりませんでした。端的に言って、このような扱いと行為は受け入れられません。私はこれらの出来事すべてに心から悲しんでいます。プリンスの遺産が歪められていることに吐き気がするので、文字通り公の場で話すことを余儀なくされました。パープル・レイン・ファミリーは今もなお、彼の遺産を守り続けています。そしてプリンス、あなたを永遠に愛し、守り続けます。 いつも温かいお言葉、そして変わらぬ愛とサポートをありがとうございます。心から感謝しています」。 お付き合いしていたプリンスとシーラが二人きりで何をしていたか、それは二人しか知らないことです。蛇足ですが、パープル・レイン・ツアーの前座はアポロニア6ではなく、シーラが担当しました。共に84年にリリースされていますが、アポロニア6のアルバムよりシーラのファーストの方が売れています。尚先の音楽設立資金の話もアポロニアのツイートからです。 プリンスの「Lemon Cake」という曲は未リークのため歌詞は不明です。しかし録音時期はわかっており、85年4月16日サンセット・サウンド、メンバーはプリンス、シーラがドラム、ウェンディがギター、リサがキーボード、彼らによるジャムセッションです。この日は「Life Can Be So Nice」も録音されています。「Lemon Cake」には翌日に録音される「New Position」のエレメンツが含まれていると言われており、これが独立した曲なのか、それとも「New Position」の初期バージョンなのか定かではありません。もしかすると歌詞はないインストの可能性さえあります。 そして20年4月20日のエリック・リーズのfacebookでのコメントです。 「親友のシーラ・Eとリロイ・ベネットが、プリンスの好物であるデザート、レモンケーキを焼くことについての「会話」を、興味深く読んでいます。あまり知られていませんが、当時私たち全員が彼のためにこのお菓子を作れるように求められていました。80年代後半にPRNと私が締結した雇用契約書の13ページ、第4段落、第2B項には、「本契約に基づき、従業員と呼ばれる当事者は、レモンケーキと呼ばれるお菓子のレシピに精通し、雇用主と呼ばれる当事者(すなわちプリンス・ロジャース・ネルソン)の依頼に応じてこのケーキを作れるようにしなければならない」と書かれています。 プリンスが私にレモンケーキを作らせてくれたのは、一度だけでした。偶然にも、それは過ぎ越しの祭りの週でした。確か87年か88年のこと。そこで、この機会にラビにケーキの祝福をお願いするのもいいかもしれないと思い、誇らしげにレモン・コーシャー・ケーキをプリンスに贈ったのです。なんと彼はケーキをとても気に入り、一時期ユダヤ教への改宗も考えたほどだったのです。よってあの悪名高いヴォルトのどこかに、彼の名曲「The Cross」のリメイク版が眠っているはずです。歌詞が少し変更され、タイトルも……「The Nosh」となって……」。 尚シーラのこれらについての反論は見つけられませんでした。 シーラのMVについての話に戻ります。24年4月にリリースのサルサ・アルバム『Bailar』からタイトル曲を含む4曲のMV、そして「Bemba Colorá 」のみパフォ映像が収録されています。そして『Icon』に収録されていましたが24年に突如リリースされた「Oakland N Da House」のMV、そしてボーナスにエル・デバージとシーラ、そしてツアー&プロダクション・マネージメント兼ベースのレイモンド・マッキンリーの3ピースによるパフォ、シーラはドラムですし、エルもそれほど歌っていないのですが...素晴らしいです。 Gloria Estefan - No Llores (Don't Cry) (2006) Glorious Train (2009) Mona Lisa (featuring Lucia Parker and Gisa Vatcky) (2013) Fiesta (featuring B. Slade) (2014) Lovely Day (2014) Who I Am Now (2014) Girl Meets Boy (2016) Funky National Anthem: Message 2 America (2017) America (2017) What The World Needs Now (2018) Yes We Can (featuring Angela Davis) (2018) Everyday People (featuring Freddie Stone)(2018) No Line (featuring Snoop Dogg) (2019) Lemon Cake (2020) Bailar (featuring Luis Enrique) (2021) Bemba Colorá (featuring Gloria Estefan and Mimy Succar) (2024) Bemba Colorá (featuring Gloria Estefan and Mimy Succar) (Live) El Rey Del Timbal (featuring Gilberto Santa Rosa) (2024) Playa Tequila (2024) Oakland N Da House (2024) Bonus : with El Debarge In A Special Way - Jam - Jam - All This Love Pro-shot 108min.
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ジミ・ヘンドリックス / Plays Other People's Songs (1CDR)
¥990
ジミ・ヘンドリックスがキャリアを通して演奏してきた数々のカバー曲のコンピレーションです。時代も時代ですが、音質は、まずまずのものから、最上級のものまで様々です。ほぼアングラ音源で構成されています。プリンスがやっているロック、その元祖だということがこの音源を聴けばわかりますし、そのカバーするアレンジの斬新さもまたプリンスの作法に通底している、そう言えるのではないでしょうか。 1. Get out of my life woman - アラン・トーサン作曲。録音は65年12月。Curtis Knight and the Squiresとの共演にて。 2. Hoochie Coochie Man - Willie Dixon作曲。録音は68年。ミュージシャン不明。おそらくニューヨークの無名の小さなクラブでの録音。 3. Can you please crawl out your window - ボブ・ディラン作曲。録音は68年5月10日。フィルモア・イースト。 4. Tax Free - Hanson & Karlsson作曲。録音は68年5月26日Bologna。 5. Dear Mr. Fantasy - トラフィック作曲。録音は68年8月3日Dallas。 6. Like a Rolling Stone - ボブ・ディラン作曲。69年6月20日Newport Pop festival。 7. Sometimes I wonder - カーティス・メイフィールド作曲。録音は69年6月22日Newport Pop festival 8. Bleeding Heart - エルモア・ジェイムス作曲。録音は69年12月31日BOG Fillmore East 1st show 9. Mannish Boy - マディ・ウォーターズ、ボ・ディドリー、メル・ロンドン作曲。録音は70年1月7日ニューヨークRecord Plant。 10. Star Sprangled Banner - フランシス・スコット・キー。録音は70年4月25日 LAフォーラム。 11. Johnny B. Goode - チャック・ベリー作曲。録音は70年5月16日フィラデルフィア 。 12. Hey Jone - ウィリアム・M・ロバーツ作曲。録音70年6月13日ボルティモア 13. Drifter's Escape - ボブ・ディラン作曲。録音は70年6月17日ELLスタジオ(ニューヨーク)。 14. All Along The Watch Tower - ボブ・ディラン作曲。録音は70年6月27日ボストン
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シーラ・E&ジ・Eトレイン / North Sea Jazz Festival 2025 (1CDR)
¥990
25年7月11日に行われたNSJフェスでのシーラ・Eのライブを完全収録且つ素晴らしいサウンドボード録音で収録! アルバム『Hella Fonk E』からのナンバー中心の前半、オープニングが「Love Is Now」、ピート・エスコベード名義の当然シーラも参加しているラテン曲「El Alma De Carnival」、そしてオークランドのバンドを讃えるファンク「Oakland N Da House」、続いてその代表格であるタワー・オブ・パワーの「Fanfare Mantansuka」のイントロから「Stroke 75」、「Oakland Stroke」の通な流れでプレイされるカバー、そしてビートルズの「Yellow Submarine」とそのアルバム収録曲が続きます。90歳となるピート・エスコペードが紹介され、スティービー・ワンダーの「Don't You Worry 'Bout A Thing 」、チャチャとシーラに紹介されるピートの「La Cuna」、そこからこの曲は知っているかもとシーラが控えめに言ってから「A Love Bizarre」のプリンス曲がいよいよプレイされます。そしてリンが歌うメイズの「Happy Feelin'」のカバーは「I'll Take You There」のヴォーカル・フレーズをシーラが入れています。そしてプリンスもライブでカバーしていた「When The Saints Go Marching In」、そしてハル・デヴィッドとバート・バカラック作、ディオンヌ・ワーウィックではなく、ジャッキー・デシャノンが歌ってヒット、ケネディ大統領がロサンゼルスのアンバサダーホテルで撃たれた際に、彼が翌日に亡くなるまでの間、同市のラジオ局が流し続けたという「世界は愛を求めている」のシーラによるカバーが泣けます。そして最後に満を持してプレイされる「The Glamorous Life」で大団円。プリンスだけではない、シーラのルーツをこの最高音質のサウンドボード・ライブで楽しみながら知ることが出来るでしょう。 Love Is Now El Alma De Carnival Truth Oakland N Da House Intro Oakland N Da House Fanfare Mantansuka - Stroke 75 - Oakland Stroke Yellow Submarine Sheila E. Drum Solo (incl. Kiss) introduce Pete Escovedo Don't You Worry 'Bout A Thing (Feat.Pete Escovedo) La Cuna (Feat. Pete Escovedo) A Love Bizarre Happy Feelin' When The Saints Go Marching In What The World Needs Now Is Love The Glamorous Life North Sea Jazz Festival July 11 2025 尚バンド・メンバーは Gabriel Severn :ベース (今回初抜擢) Mychael Gabriel:ギター (ミネソタ出身) Bertron Curtis:キーボード Rose Ann Dimalanta:キーボード (RAD.) Lynn Mabry:ボーカル(バック・シンガー) あとシーラのバンド紹介では確認できませんでしたが、以下の人たちも参加している可能性が高いです。 Daniel Rodriguez:ドラムス Fausto Cuevas:パーカッション Johny Ayquipa:トランペット Percy Recavarren:トロンボーン Rebecca Jade:ボーカル Debi Nova:ボーカル Jean Rodriguez:ボーカル
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シーラ・E / Live Compilation 2010 - 2025 (1BRDR)
¥990
シーラ・EのHDクオリティの映像を集めた最近のライブ映像集がブルーレイで登場。 まずは25年最新のNSJのプロショット、そしてオーディエンス・ショットを収録。ツアー&プロダクション・マネージメント兼ベースのレイモンド・マッキンリーがおらず、若いメンバーによるバンドです。それでもシーラの盟友Pファンク出身のリン・メイブリーやNPGにも03年に少しだけメンバーとなっていたRose Ann Dimalanta、RAD.が居ます。やはりオークランド出身の先輩バンド、タワー・オブ・パワーのシングルのみリリースの通な1曲「Stroke '75」のカバー。ドラムは当然シーラで、今のTOPはデヴィッド・ガリバルディ不在なので、シーラが代わりに、なんて頭をよぎります。そしてリンゴ・スターのオールスター・バンドにも参加していたシーラが「Yellow Submarine」をファンキーにアレンジして披露。そして素晴らしいドラム・ソロを魅せてくれます。そして観客に自分はあまり歌いませんが「Kiss」を歌うように促します。そして明日7月12日で90歳となるシーラのお父さん、ピート・エスコペードを紹介、彼と共にスティービー・ワンダーの「Don't You Worry 'Bout A Thing」をリンがボーカルでラテン風味たっぷりにプレイします。プリンスの「A Love Bizarre」そして「The Glamorous Life」も新しいシーラのバンドでの新しいサウンドで迫力たっぷりです。 オーディエンス映像では、23年のアルバム『Hella Fonk E』収録の新曲「Oakland N Da House」や、ピートの翌日の誕生日を祝うハッピーバースデイ、他にもMCが入っていて、プロショットの映像を補完する内容です。 そしてこちらではレイモンドがベースを弾いているTiny Deskの生ライブ。24年の7年ぶりのニューアルバム『Bilar』からのサルサ・ナンバーを披露、とてもダンサンブルです。テキーラを皆で呑んでから「Playa Tequila」も陽気で素敵です。 そして少し古いですが、10年6月25日のハンプトン・ジャズ・フェスのライブを複数のカメラによる恐らく関係者が撮影したショットです。この頃はまだ『Icon』はリリースされていませんが、プリンス作の「Leader Of The Band」をプレイしています。そしてプリンス絡みの曲が多くセットに入っています。プリンスの一連のライブでのフレーズをシーラは熟知しており、彼女なりにリアレンジしてご提供しているのが鳥肌モノのカッコ良さです。例えばスタジオ録音に忠実なアレンジの「Holly Rock」はプリンスのライブでは味わえないサウンドです。そしてシーラが子供の頃にエドワード・リアの本 『The Table And The Chair』の詩を組み入れて作った「Transmississippirap」を優しくラップします。これは「It's Gonna Be A Beautiful Night」制作時、ツアー中でテネシーに居たシーラに電話越しでラップさせ録音されたあのラップです。そしてシーラがギターを弾いてもいい?と観客に尋ねつつ勿体ぶって弾く場所を探し、いざ奏でるのが「Purple Rain」ならぬ「Rockstar」というのも感涙です。確かに「Rockstar」は「Purple Rain」に似ていますね。終盤のプリンス・メドレーも「America」のアレンジや「Free」の絶妙な入れ込みが素晴らしいです。そしてシーラのダンスも素敵です。ライブ最後のシーラのドラムで一瞬カットが入ります。ご了承ください。 Stroke '75 Yellow Submarine Kiss Don't You Worry 'Bout A Thing (w/Pete Escovedo) interview Sheila E. & Pete Escovedo A Love Bizarre The Glamorous Life North Sea Jazz Festival July 11 2025 Pro-shot Oakland N Da House Stroke '75 Yellow Submarine (part) Happy Birthday Don't You Worry 'Bout A Thing What The World Needs Now Is Love (part) The Glamorous Life North Sea Jazz Festival July 11 2025 Aud-shot The Glamorous Life Jam Mi Amor The Way That You Do Possibilities Playa Tequila Tiny Desk Concert 2024 Come Together / All We Needs Love Leaders Of The Band Get On The Boat Holly Rock The Belle Of St. Mark 17 Days Alphabet St.(Outro) / Koo Koo A Love Bizarre If You Want Me To Stay Transmississippirap When The Saints Go Marching In Rockstar medley Erotic City / Let's Work / U Got the Look / America / Free / Baby I'm a Star The Glamorous Life Hampton Jazz Festival June 25, 2010 Pro/Aud-Shot 131 min.
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パトリース・ラッシェン / Live Compilation 2024 (1BRDR)
¥990
ジャズ・ピアノからフュージョン、ジャズ・ファンク、そしてブラコンへと、時代の中で進化していったパトリース・ラッシェン。「Forget Me Nots」のヒットでキャリアの頂点を迎えましたが、ジャネイやカーク・フランクリンが「Haven't You Heard」、またSWVが「Never Gonna Give You Up」をサンプリング。ミュージック・ソウルチャイルドfeat.エイリーズ、トリーナ&タマラが「Settle For My Love」をカバー、ジャザノヴァが「Let Your Heart Be Free」をリメイク、そしてプリンスの「I Wanna Be Your Lover」、実はパトリースのことを歌っている、そんな話もあるそうで、彼女のサウンドは今も尚多くのミュージシャンに愛され続けています。そんなパトリースの24年のオーディエンス録画ライブ2種をHDクオリティーで収録。どちらも彼女の代表曲を網羅しています。メンバーは、ドラムがパトリースとの共演歴が長いレイフォード・グリフィン、マーカス・ミラーも惚れるパッチェス・スチュワートがトランペット、新曲「Song For A Better Day」の作者ラスティン・カルフーンがサックス、アル・ジャロウやチャカ・カーン等共演しているベースのアンドリュー・フォード、そしてパトリースは音楽教師でしたが、その生徒だったギター・カッティングが的確なEnzo Iannello、そしてパトリースをキーボードとバックボーカルでフォローするAlexis Angulo、この二人もとても才能あるミュージシャンです。 まず一つ目はAlexandriaでのライブ。パトリースがステージ右側、カメラは左側と離れています。しかしホーンとサブのキーボードが捉えられており、それはそれで一興かと思います。全部をとらえてなくても編集がしっかりされていてブチ切り感がないです。関係者撮影の迫力たっぷり、臨場感伝わるオーディエンス録画です。 そしてパリのNew Morningでのライブ。パトリースを中心に捉えた素晴らしいオーディエンス・ショットです。こちらは編集は殆どなく、ライブをコンプリートで収録しています。 Number One The Hump Music Of The Earth Settle For My Love Kickin' Back Funk Jam Remind Me Arrival Song For A better Day Feel So Real Haven't You Heard Forget Me Nots Rolling With The Punches The Bichmere, Alexandria, Virginia, Jan 14, 2024 Number One The Hump Hang It Up Music Of The Earth Settle For My Love Kickin' Back Remind Me Arrival Song For A Better Day Feels So Real (Won't Let Go) Haven't You Heard Forget Me Nots Rolling With The Punches New Morning, Paris, July 16, 2024 171min. Aud-shot
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パトリース・ラッシェン / Video Compilation 1988 - 2012 (1DVDR)
¥990
「Forget Me Nots」だけでなく、多くの名曲を持つパトリース・ラッシェンのライブ・コンピレーションの登場です。 まずは12年5月11日Southport Weekender、恐らく関係者がバンドの近くからスマホ等のカメラで撮影、曲間を編集、とてもアットホームで観やすい素晴らしいオーディエンス録画で収録。挨拶一発Number One、そしてダンサンブルなThe Hump、2曲のパトリース代表曲をまず披露します。 エヴァレット・ハープはサックスで、彼のアルバム『In The Moment』から「Monday Speaks」を優雅にプレイ。 ベースのフレディ・ワシントンはハービー・ハンコック、マイケル・ジャクソン、アル・ジャロウと06年からスティーリー・ダンのツアー・メンバーになっています。彼が歌も入れて中心となったファンク、そして名曲「Remind Me」へと流れます。 ウィルソン・ピケット、ルーサー・ヴァンドロス等に居たドク・パウエル。彼のギターはジョージ・ベンソンを彷彿とさせるもので、グラミーのR&Bインスト賞にノミネートされたマービン・ゲイの「What's Going On」のカバーを披露。 「Oneness」はンドゥグ・チャンクラーのドラミングが牽引するライブならではの臨場感のあるジャズ・ファンクで迫ります。ショルダー・キーボードでパトリースが「P Funk」のフレーズを弾いて観客を魅了。そしてドラム・ソロが実はイントロで「Forget Me Nots」が唐突に演奏されるのはとてもスリリングです。ベース・ソロ、実は「Forget Me Nots」をパトリースと共作したのがフレディです。プリンス風のファンクとなっていく後半、これで終わりと思いきや、直ぐに「Haven't You Heard」を入れ込んで真の大団円となります。 そしてイエロージャケッツのドラマー、リッキー・ローソン、チック・コーリアのエレクトリック・バンドに居たサックスのエリック・マリエンサル、シールやベイビーフェイス等でベースを弾くレジー・ハミルトンによる「Number One」のオーディエンス映像。更にサンタナとウェイン・ショーターの「Fireball 2000」のパフォにパトリースがキーボードで参加した際の映像をプロショットで収録。 Number One The Hump Everette Harp - Monday Speaks Ready Freddie Washington - Do You Like Ready's Groove? Remind Me Doc Powell - What's Going On Oneness Forget Me Nots Southport Weekender Minehead UK 11 May 2012 With Ndugu Chancler, Everette Harp, Doc Powell and Ready Freddie Washington Number One With Ricky Lawson, Eric Marienthal and Reggie Hamilton Indigo2 London UK 29 July 2011 Fireball 2000 With Santana and Wayne Shorter Montreux 1988 Aud / Pro Shot 75min.
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パトリース・ラッシェン / Video Collection 1973 - 1982 (1DVDR)
¥990
ウィル・スミスの映画『メン・イン・ブラック』等数多くサンプリングされた大名曲「Forget Me Nots」。その作り手、歌い手である才女パトリース・ラッシェンはピアニストとしても素晴らしい才能を持ち、プリンスがニュー・パワー・ジェネレーションになる前のバンドのメンバーに引き入れようとした位です。そんな彼女のの全てプロショットのライブ・コンピレーションのリリース。まず代表的アルバム『Straight From The Heart』リリース時の絶頂期のライブ、ほんの一部音のバランスが悪いことがありますが、総じてとても楽しめる複数カメラのプロショットで収録。ファンク寄せのステージング、パトリースの皆が聴き入るピアノ・ソロを含み、この時点での彼女のベスト的選曲となっています。そしてまだ初々しい73年のトリオでのジャズ・インストのパフォ。どこかプリンスを思わせます。そしてダンクラ「Never Gonna Give You Up」の映像にスタジオ曲をシンクロさせたPV風の映像。パトリース・ラッシェンの魅力に是非このタイトルで触れて感じてください。 Haven't You Heard Hang It Up When I Found You Roll With The Punches The Funk Won't Let You Down Look Up! Piano Solo Breakout! Number One Never Gonna Give You Up (Won't Let You Be) Forget Me Nots with The Long Beach City College Contemporary Music Ensemble Live at Long Beach City College, Long Beach CA December 6th 1982 Haw-Right Now Patrice Rushen Trio 1973 TV Performance Never Gonna Give You Up (Won't Let You Be) Pro-Shot 79min.
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グラハム・セントラル・ステーション Feat.プリンス / Live at the Montreux Jazz Lab (2CDR)
¥1,490
13年7月14日のモントルー・ジャズ・ファブでラリー・グラハムのグラハム・セントラル・ステーションにプリンスが客演した際のライブを超高音質オーディエンス録音で完全収録。最後の「We Be Jammin' Up In Montreux」でプリンスとNPGホーンズが参加します。その際にプリンスはギター、そして途中「Controversy」のフレーズの際にプリンスはキーボードを弾いています。また「Tell Me What It Is」のフレーズで、プリンスはとてもカッコいいギター・カッティングを入れています。 Disc 1 1.Introduciton By Prince 2.GCS Intro 3.Than You 4.Thron-n-down The Funk 5.We've Been Waiting 6.It Ain't No Fun To Me 7.It's Alright 8.I Can't Stand The Rain 9.Hair 10.Dance To The Music 11.The Jam 12.Thank You 13.Now Do U Wanta Dance 14.I Want To Take You Higher Disc 2 1.We Be Jammin' Up In Montreux (feat. Prince& The NPG Horns) Auditorium Stravinski, Montreux, July 14, 2013
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プリンス / Keep The Funk Alive + Karaoke CD (2CDR)
¥1,490
パーティー・コンピレーション・アルバムの登場!その名もKeeping The Funk Alive!、プリンスの映像、それも最高音質を誇るDVDから選りすぐったファンクの演奏をデジタル・リマスタリングして編集!これがプリンスの最もファンキーな瞬間です!更にボーナスディスクとしてプリンスの名曲のカラオケが付きます!演奏にバックコーラスが薄く入っており、後はプリンスのメインのボーカル・パートをあなたが歌うだけです!これもパーティーに必須といえるコンピレーションでしょう! Disc 1 Keep The Funk Alive compilation taken from DVDs 1.Ireesistible Bithc 2.Possessed 3.America 4.A Love Bizarre 5.Controversy 6.Mutiny 7.Erotic City 8.Housequake 9.Partyman 10.Days Of Wild 11.Soulman And Kiss 12.D.M.S.R. Disc 2 Karaoke 1.Controversy 2.1999 3.Little Red Corvette 4.When Doves Cry 5.Let's Go Crazy 6.Purple Rain 7.Kiss 8.Sign O The Times 9.Alphabet St 10.Thieves In The Temple 11.Gett Off 12.Diamonds & Pearls 13.Sexy MF 14.The Most Beautiful Girl In The World 15.Gold 16.I Hate U
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マイケル・ジャクソン / Bad Sessions Definitive Edition Vol.13 (1CDR)
¥990
『Thriller』の時と同様、LPに収録する時間が限られていることから、アルバム『Bad』収録曲に編集が施されました。「Bad」、「The Way You Make Me Feel」、「Speed Demon」、「Just Good Friend」、「Smooth Criminal」の5曲のテンポを上げているのです(ピッチ変更ではないので、音の高低は変えていません)。今回『Bad』の99年9月9日に作成された初期スペシャル・エディションのインフォを元に、『Bad』のオリジナル・スピード・バージョン等を使って構成した『Bad Special Edition Early Configuration』を独自コンパイルしました。下記のセットリストにおいて、変更した部分を()内に記してあります。ご参照ください。 更にBad時期に再レコーディングされた「Scared Of The Moon」のピアノをバッキングにしたとても美しいバージョン、そして「Scared Of The Moon」のオリジナルのインストを収録。これらは『Bad Special Edition』には収録されていませんが、もし入っていたら、というボーナス・トラックです。 Bad Special Edition Early Configuration September 9, 1999 1.Bad (Original Recording Speed) 4:14 2.The Way You Make Me Feel (Original Recording Speed) 5:08 3.Speed Demon (Original Recording Speed) 4:08 4.Liberian Girl 3:53 5.Just Good Friend (Feat. Stevie Wonder) (Original Recording Speed) 4:15 6.Another Part Of Me 3:54 7.Man In The Mirror 5:19 8.I Just Can't Stop Loving You (Album Version) 4:25 9.Dirty Diana (Album Version) 4:52 10.Smooth Criminal (Original Recording Speed) 4:26 11.Leave Me Alone 4:40 12.Bumper Snippet 0:13 13.Streetwalker 5:53 14.Someone Put Your Hand Out (Edit Version) 4:32 15.I Just Can't Stop Loving You (7" Version) 4:09 16.Fly Away (Edit Version) 2:40 17.Scared Of The Moon (Piano Mix) 4:40 18.Scared Of The Moon (Instrumental) 4:40
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マイケル・ジャクソン / Bad Sessions Definitive Edition Vol.12 (1CDR)
¥990
『Bad』時期のマイケル・ジャクソンとクインシー・ジョーンズは音楽性において対立している部分が多々ありました。まずマイケルはテクノロジーを駆使したシンセサイザーのサウンドを支持、一方クインシーは従来の生楽器の演奏の路線です。「僕たちは喧嘩もするんだ」とマイケルは87年にエボニー誌に語っています。「意見が合わないこともある。もし揉めるとしたら、それは新しいもの、最新のテクノロジーについてだった。僕はこう言ってた。『クインシー、音楽は常に変化しているんだ』と。僕はみんなが使っている最新のドラム・サウンドが欲しい。最新のものを超えたいんだ。」「Smooth Criminal」はマイケルのお気に入りで、リードシングル兼タイトルトラックの候補だったのですが、クインシーはこの曲を嫌い、最終的なトラックリストに載せるだけの力があるとは考えていませんでした。 また流行の音楽という点でも意見が異なっていました。クインシーはラップが将来主流のジャンルになると予測していましたが、マイケルはそうはならないと思っていました。クインシーは、当時ヒップホップ界の大物だったラン・D.M.C.と共に、マイケルが反ドラッグを訴えるトラック「Crack Kills」をレコーディングする計画を立てましたが、頓挫しています。「ラン・D.M.C.をスタジオに連れてきたんだ。ヒップホップの未来が見えていたからね」とクインシーはビルボード誌に語っています。 「そしたらマイケルはフランク・ディレオにこう言うんだ、『クインシーはもうおかしくなって、マーケットを理解していないと思うんだよ。ラップが死んだことも分かっていない』、とこう来たw」。 マイケルとクインシーの対立は、ライブ・バンドでの再録音に反対していたマイケルが、クインシーが録音したテープを、自宅スタジオでクインシーに内緒でシンクラヴィア・サウンドにアレンジし直したことで頂点に達しました。激怒したクインシーは一時的にプロジェクトから離脱することになります。 結局意見の相違を解決し、妥協案に同意したのですが、マイケルとクインシーはアルバム完成へのプレッシャーが高まっていきます。既に2度の延期しており、リリースが数ヶ月遅れていました。そしてマイケルが16ヶ月間のツアーのプロモーションのため、ビデオとペプシのCM撮影を同時に行っていました。そしてアルバム発売の翌週にマイケルのツアーが始まると期日は決められていて、アルバムは87年8月までに完成させる必要があったのです。 今回のVol.12、1曲目「Tod Mi Amor Eres Tu」、意味はAll my love you are君は僕の愛その全て、は「I Just Can't Stop Loving You」のスパニッシュ・バージョンです。そして「Je Ne Veux Pas La fin De Nous」、意味はI don't want the end of us僕たちの終わりは必要ない、で「I Just Can't Stop Loving You」のフレンチ・バージョンです。 「Just Good Friends」は、グラハム・ライルとテリー・ブリテンの作曲で、87年『Bad』のセッション終盤に録音されました。クレジットには記載されていませんが、スティーヴィー・ワンダーが参加しています。アルバムの中で唯一シングル化されていない曲です。よってオフィシャルのリミックスが存在しません。尚クインシー・ジョーンズは「マイケルとスティービー・ワンダーのデュエットはミスだった。」と言っています。ファンメイドのオルタネイト・バージョン、とても心地良いExtended 80's Version、クールなMajor Tourist Edit、スピーディーでビート感のあるDJ Beat Remix、ベースが効いたThe Reworked Bass Mix、そしてスパイク・リーのBAD 25ドキュメンタリーからのレコーディング部分を収録。 「Get It」は、アメリカのシンガーソングライター、スティーヴィー・ワンダーが作詞・作曲・プロデュースを手掛けた楽曲で、彼の21枚目のスタジオアルバム『Characters』の7曲目としてリリースされました。マイケル・ジャクソンがゲストボーカルとして参加しています。。88年5月5日にシングルとしてリリースされ、アルバムからの3枚目のシングルとなりR&Bチャートで最高4位を記録しました。ビルボード・ホット100では80位でした。 マイケルとスティービーは87年に6度目のコラボにして、初のデュエット曲「Just Good Friends」をレコーディングしましたが、その数か月後の9月、マイケルは恩返しとして、CBS/ソニー・スタジオでクインシー・ジョーンズと共に「Get It」にボーカルを入れました。後にスティーヴィーがワンダーランド・スタジオでレコーディング、彼とゲイリー・オラズバルが作曲しています。ここには「Get It」のオフィシャル全バージョン、アカペラ、DJミックスの「The Groovey Reworked Edition」、そしてマイケルのソロ・バージョンを収録。 そして「Bad」のペプシCMバージョンを収録。歌詞は以下の通りです。 「ちゃんと教えてやるから、お前の実力を見せてみろ。満足するまで決して止まらないでくれ。いい気分だ。上を目指して、選択はもう決まっている。限界だとよく言っているけど、お前を止めるものは何もない。お前は真新しい世代だ。そしてペプシがやってくる。俺がヤバい奴だってことは知ってるだろ。全世界が今すぐ答えを出さなければならない。ペプシ流を教えてやる。それはクール。」 カリフォルニア・レーズンという擬人化されたレーズンによるR&Bグループで「Bad」のバッキングで歌うマイケルがフィーチャーされた「I Heard It Through The Grapevine」を収録。 1.Tod Mi Amor Eres Tu (I Just Can't Stop Loving You) 4:10 2.Je Ne Veux Pas La fin De Nous (I Just Can't Stop Loving You) 4:07 3.Just Good Friends (Feat. Stevie Wonder) (Alternative Version) 5:34 4.Just Good Friends (Feat. Stevie Wonder) (Extended 80's Version) 6:46 5.Just Good Friends (Feat. Stevie Wonder) (Majour Tourist Edit) 4:07 6.Just Good Friends (Feat. Stevie Wonder) (DJ Beat Remix) 4:36 7.Just Good Friends (Feat. Stevie Wonder) (The Reworked Remix) 3:57 8.Just Good Friends (Bad 25 Spike Lee Documentary) 1:02 9.Steview Wonder - Get It (Feat. Michael Jackson) 4:32 10.Steview Wonder - Get It (Feat. Michael Jackson) (7" Version) 4:27 11.Steview Wonder - Get It (Feat. Michael Jackson) (12" Version) 6:43 12.Steview Wonder - Get It (Feat. Michael Jackson) (Instrumental) 4:27 13.Steview Wonder - Get It (Feat. Michael Jackson) (12" Instrumental) 6:45 14.Steview Wonder - Get It (Feat. Michael Jackson) (A Cappella) 4:22 15.Steview Wonder - Get It (Feat. Michael Jackson) (The Groovy Reworked Edition) 5:35 16.Get It (Solo Version) 3:50 17.Bad Pepsi Advertising Version) 1:29 18.California Raisins - I Heard It Through The Grapevine 1:11
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マイケル・ジャクソン / Bad Sessions Definitive Edition Vol.11 (1CDR)
¥990
01年のクインシー・ジョーンズのインタビューで、マイケルはアルバム『Bad』に「Another Part of Me」ではなく「Streetwalker」を収録したがっていたと言っています。 「マイケルは「Streetwalker」が好きで、私は「Another Part Of Me」を収録させたいと思っていた。両方ともマイケルが書いたから、違いはなかったんだ。 私たち3人で聴いて、どちらを選ぶか決めようと。「Streetwalker」が流れている時はディレオが座っていたんだけど、「Another Part Of Me」が流れてきた途端、彼はあのデカい尻で立ち上がって、踊り始めたんだよ。私は『全然マイケルの味方じゃないな』って言って。すごく面白かったよ。[...] マイケルはディレオを変な名前で呼んでいた。『Rubberゴム…ああ、僕の方の負けだ』ってね。ディレオの尻が、私を助けてくれたんだ。」 – クインシー・ジョーンズ、Bad Special Editionより しかし87年8月12日付の初期のDATでは、両曲ともアルバムに収録される予定となっていました。そして最近ウエスタン調のイントロが入った「Streetwalker」が発掘され、今回それをエディットして冒頭に収録(スペシャル・エディションに収録されているのは88年に作られたバージョンです)。そしてその他の『Bad』は87年のリリース当初のLP、CDのバージョンを収録しました。音質の違いの他に、以下が異なります。 まず「Bad」はホーンが入っているソウルフルなバージョン。「The Way You Make Me Feel」は2秒弱長いバージョン。「I Just Can't Stop Loving You」は冒頭にマイケルの語りがあるロング・バージョン。「Dirty Diana」は10秒程長いロング・バージョンですが、演奏それ自体は変わりがなく、ライブ風にアレンジされていますが、その歓声が長く続いてやがてフェードアウトして終了するもの。「Smooth Criminal」はイントロでマイケルの凍えて震えるような息使いが聞こえるバージョンです。 そして「Streerwalker」のウェスタン風イントロのフル・レングス・バージョン、更に最初セミナーで披露された音の悪いオーディエンス録音のバージョン。「The Way You Make Me Feel」のバッキングがハートウォームで、歌い方も間が異なる、アーリーデモ風 のファンメイド、デモ音質となったRemastered Demo、ロング・バージョンとなるFull 1987 Sessionのファンメイドを収録しました。 「The Way You Make Me Feel」はクインシー・ジョーンズと共にプロデュースされ、85年10月2日にヘイヴンハーストで制作が開始された当初は「Hot Fever」というタイトルでした。アルバム・バージョンが86年8月から1987年7月6日の間に録音されましたが、そのセッション中にタイトルが「The Way You Make Me Feel」に変更されました。 「君が僕にくれる何とも言えない気持ち、僕は本当それに夢中になるんだ、虜にするというか、孤独だった日にさよなら」。ウキウキさせてくれるマイケルの3本指に入る名曲だと思います。 Early BAD Album on August 12, 1987 1.Streetwalker (Western Intro Edit) 4:49 2.Bad (Original Album Version) 4:07 3.The Way You Make Me Feel (Original Album Version) 4:59 4.Speed Demon 4:01 5.Liberian Girl 3:53 6.Just Good Friends 4:07 7.Another Part Of Me 3:54 8.Man In The Mirror 5:19 9.I Just Can't Stop Loving You (Original Album Version) 4:25 10.Dirty Diana (Original Album Version) 4:52 11.Smoooth Criminal (Original Album Version) 4:19 12.Streetwalker (Western Intro) 5:25 13.Streetwalker (1987 Demo) 4:36 14.The Way You Make Me Feel (Early Demo Fan-Made) 3:42 15.The Way You Make Me Feel (Remastered Demo) 6:16 16.The Way You Make Me Feel / Hot Fever (Full 1987 Session) 5:25
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マイケル・ジャクソン / Bad Sessions Definitive Edition Vol.10 (1CDR)
¥990
マイケルの自作曲でアルバムを埋め尽くしたいと思っていたでしょうが、ヒット性のある外部からの提供曲もクインシー・ジョーンズはアルバム候補曲としていきます。 「Song Groove (a.k.a. Abortion Papers)」はクインシー・ジョーンズとの共同プロデュースで、87年にサウンド・キャッスル・レコーダーズでマイケル自身によってレコーディングされました。マイケルが中絶について自身の考えを述べているため、リリースされていれば物議を醸すことになったかもしれません。マイケルはこの曲を正しい形でしっかり作曲しようと、多くの時間を費やしました。 「中絶を経験した女性たちを傷つけたり、罪悪感を抱かせたりしないように、慎重に作曲しなければならなかった…本当によく考えた」。マイケル・ジャクソンのメモより エンジニアのマット・フォーガーはこう記しています。「しかし、この曲を聴くと、物語を語っているように感じる。マイケルは、この曲のアプローチをどうするべきか、真剣に考え抜いたのです」。 歌詞はネイティブの人でも発音が分からない部分があるそうで、どうやら完成していたとは言えないです。「中絶許可証、命について考えて、僕は子供が必要なんだ」と中絶に反対している内容です。「Abortion Papers」が『Bad』に収録されなかったのは、マドンナが似たようなテーマを扱った「Papa Don't Preach」をリリースしたためだと推測されています。噂によると、当時アルバムの制作チームは、ライバルであるマドンナの真似をしているとは絶対思われたくなかったとのことです。しかしアルバム制作に関わった誰からもその事実は確認されていません。 オリジナルのSong Groove、インスト、アカペラ、そして確かに80年代風という感じの80's Mix。ボコーダー、ゲーム音が入ってとても面白いMetropolis Zone Remix、オリジナルのサウンドを大事にした素晴らしいSWG Extended Mixを収録。 「Cheater」はマイケルとグレッグ・フィリンゲインズの共作です。86年にヘイヴェンハーストで録音されました。結局『Bad』に収録されませんでした。00年に『Invincible』でラッパーのFatと録音したという噂があります。しかしそのラップ入りのバージョンはリークしていません。しかし『The Ultimate Collection』に収録され、プロモーション・シングルとしても「Cheater」はリリースされています。「Cheater (Demo)」と書かれており、未完成だった、と言えます。尚マイケルの11枚目のアルバムのすべきことのリスト、そこに「Cheater」が取り上げられており、Finish完成と書かれているのです。なお87年3月13日から17日にレコーディングされたというバージョンが「Cheater (Demo)」だと思われます。 今回はその「Cheater (Demo)」、そしてインスト。ベースとドラムを前に出したBass And Drums Mixはかなりデモ感があります。そしてアカペラを収録。更にExtended Mixは実は長くなっておらず短くなったエディットなのですが、ロッキッシュなギターが入ってとても『Bad』に収録すべきバージョンになっています。イントロをつけてリンドラム的リズム・トラックを加える等をして伸ばしたExtended Version、いきなりボーカルが入って始まる曲構成を変えたRecondtructed。エフェクトが極端ではなく、キーボードが溶け込んだ形で加えられているAlternate Versionを収録しました。 「Cheater」の歌詞「こんな遊びに俺が一生懸命なのは知っているだろ、CIA内の隔離施設に手紙を書いたりして。警察やお前達のことなんて知るもんか。お前は俺の物、だから金をかけろよ。誰かが言ってる、感じることを放棄しちゃえって。でも頭を吹き飛ばすような刺激こそお前が必要としているものだ。僕は要らないよ、そうお前が言うならお前ってずるい奴だな。やり返してみろ。態度を改めるべきだな」。 「We Are the World」、「Heal The World」、そして「Man In The Mirror」。 これらは、人道的なテーマを掲げ、リスナーに「世界をより良い場所にしよう」と促す名曲です。「Man In The Mirror」はサイーダ・ギャレットとグレン・バラッドとの共作です。クインシー・ジョーンズ(マイケルと共にこの曲を共同プロデュース)は、サイーダを自宅に招き、他のソングライターたちとのミーティングを開くと、次のアルバムの楽曲を一緒に考えてほしいと頼みました。サイーダはクインシーが「ヒット曲が欲しい。それだけだ」と言ったと回想しています。そしてその依頼をソングライティング・パートナーのグレンに持ち込み、サイーダはキーボード奏者として参加します。グレンは、サイーダが鏡を見る男性についての歌詞がある歌を約1年間歌い続けていて、そこから曲作りの着想を得ます。二人は1週間かけてデモを完成させ、サイーダはガイド・ボーカルを録音。その後すぐにクインシーに電話をかけ、月曜日まで待つ必要はないわ、と伝えます。その言葉でクインシーは、すぐに彼女を自宅に招きテープを手に入れます。その4時間後、クインシーはサイーダに電話をかけ、曲の採用を伝えるのです。サイーダとグレンは(サビへと繋ぐ役割の)ミドルエイトを少し長く書き足し、マイケルの要望により、歌詞の一部を修正します。クインシーがウェストレイクにアンドレ・クラウチ合唱団を呼び、ゴスペルボーカルを追加収録しました。 サイーダが歌い、バッキングもキーボード主体でシンプルですが既に名曲として完成している「Man In The Mirror」のデモ、そしてバックサウンドをシンプルに削げ落とし、マイケルがメインボーカルですが、サイーダの歌うパートを増やしたReborn Strippedのファンメイドのリミックスを収録しました。 「Man In The Mirro」歌詞。「人生は一度きり、僕は変えてみたい、そうすればとても気分が良くなるはず、今までとは異なる方に、正しい方に変えるんだ。僕のお気に入りの冬用コート、その襟を立てても、僕の心の中を風が吹く。食べるものに不十分な子供達がストリートにいる。飢餓している状況に目を背けている、僕という人間。夏、無関心。割れた瓶、その口。そして一人の男のSoul。風に任せてお互い従い合う奴ら。行くべき場所を見失っているんだ。だから僕は君達に知って欲しいんだ。僕は鏡の中の男に問うことからから始める。やり方を変えるようにと問いかけてみる。実際こんな明白なメッセージってないよね。もし世界をより良くしたいと思うなら、自分を見つめて変わるんだ」。 1.Song Groove (a.k.a. Abortion Papers) 4:26 2.Song Groove (a.k.a. Abortion Papers) (Instrumental) 4:26 3.Song Groove (a.k.a. Abortion Papers) (A Cappela) 3:48 4.Song Groove (a.k.a. Abortion Papers) (80's Mix) 4:20 5.Song Groove (a.k.a. Abortion Papers) (Metropolis Zone Remix) 3:59 6.Song Groove (a.k.a. Abortion Papers) (SWG Extended Mix) 6:43 7.Cheater (Demo) 5:08 8.Cheater (Instrumental) 5:05 9.Cheater (Bass And Drums Mix) 5:10 10.Cheater (A Cappella) 4:27 11.Cheater (Extended Mix) 4:06 12.Cheater (Extended Version) 6:47 13.Cheater (Reconstructed) 3:59 14.Cheater (Alternate Version) 4:51 15.Siedah Garrett - Man In The Mirror (Demo) 3:54 16.Man In The Mirror (Feat. Siedah Garrett) 5:30
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マイケル・ジャクソン / Bad Sessions Definitive Edition Vol.9 (1CDR)
¥990
アルバム・タイトル曲「Bad」は86年10月にレコーディングしています。しかしそれより前に曲として完成していました。作曲はマイケル、プロデュースはクインシーとマイケルです。まず最初「P」、もしくは「Who's Bad」という仮タイトルが付けられていました。Pはプリンスの頭文字、そして誰がBadだって?という意味になります。 「クインシーはマイケルを説得したんだ、もし君とプリンスが一緒に仕事をするなら、今がその時だ、「Bad」だと。君たちが団結するという気持ちならね。クインシーはマイケルとプリンスを自宅にディナーの招待をしたんだ。彼らが会う前に、電話が鳴った。ハーイ、Q、プリンスはもうそこに居る?マイケルからだった。クインシーは、まだだよ、プリンスは来てない。電話が切れて5分後、また電話が、今度はプリンスからだった。ヘイ、Q。マイケルはそこにいる?いないよ。オッケー。二人が交互に確認する、こんなのが20分続いたんだ。どちらも最初に行きたがらなかったんだよ。クインシーはマイケルに言った、もう来ちゃえ、こんなこと止めよう。彼はマイケルを分かっていたからね、ずっと一緒だったから。でもプリンスのことは知らなかった。マイケルは2秒後に現れ、その後ドアベルが鳴った。プリンスが入ってきた。皆が座ってディナーするために話をして。プリンスが、質問があるんだ、歌詞について聞きたい、って言って。クインシーがもちろん。なら...ここは誰が歌うんだい? 」。タヴィス・スマイリー 「その曲の最初の歌詞は「お前のケツは俺のものだ」(ケンカの吹っ掛け言葉)だった。だから僕は「誰が誰に歌うんだろう?君なら絶対に僕に対してそう歌わないだろうし、僕も君にそうは歌わない」って言ったんだ。つまり、問題が起きたってことさ」。プリンス、クリス・ロックに、97年 「Bad」の歌詞「お前のケツは俺のものだ、きっちりそのことを分からせてやる。表へ出てこいよ、俺がお前をどう思っているか、傷付けることになるが、撃ち殺したりするわけじゃないから。今から3つ数える、その間にお前が出来ることをやってみな、それでも口には気をつけろよ、お前のやり方はわかっている、次になにをするかって。限界はないって、皆が言っているのは俺に対してなんだ、実際そうだ。でも友よ、お前は何も見えちゃいない。俺がやり終えるまで待ってりゃいいんだ、なぜなら俺がBadだから。世界は直ぐに答えないとな、もう一度言ってみろよ、誰がBadだって?」。 「プリンスはマイケルが「俺はBad(強い、不良、すげぇ、ハゲヤバ)だ」と歌う度胸があるとは信じられなかった。マイケルには何もBadなところがない、という感じで。そしてそのことでマイケルを許すことが出来なかった。プリンスは、マイケルと一緒に歌うつもりはないと言っただけでなく、スタジオに行って、こうあるべきだと思ったものを録音し直し、マイケルに送った。「いや、そうじゃなくて、こうあるべきだ」という曲を。それで終わりだった。でも、そのやり方こそがプリンス」。スザンナ・メルヴォワン 「Wouldn't You Love To Love Me?」の歌詞「僕の大きな茶色の瞳を見つめて。何を考えているのか教えてよ。本当に僕を愛しているの?それともただ時間を作りたいだけ?それでも別に構わないよ。ただ少しだけ一緒にいてほしいだけだから。君の瞳を見ればわかるよ。本当に、本当に僕を愛しているってこと。君は僕を愛するということこそ欲しているんだろ?そうだろ?僕を愛したいと思わないの?ねえ?僕と二人きりで過ごしたいと思わない?僕を君だけの人にしたいと思わないの?僕はそんなに手に入れにくい人間じゃない。ただ君にわかってほしいだけなんだ。ベイビー、僕はまだ準備できてない。君に僕のすべてを捧げることを。君をからかいたいわけじゃないんだ。ただ君を興奮させたいだけなんだ。君を喜ばせられるって分かってるよ、君の声が擦れる程に、パーティが終わるまで」。 「Who's Bad」と題されたデモ、そしてプリンスが86年9月18日にマイケルに送った「Would't You Love To Love Me?」、そしてAIで作ったスニペットですが、マイケルが歌う「Would't You Love To Love Me?」を収録しました。 「Crack Kills」はランD.M.C.と共に制作され、86年11月4日から87年1月11日までウェストレイク・スタジオでレコーディングされました。ランD.M.C.がフィーチャリングされる予定でしたが、彼らのラップ・パートは作られず、もちろん録音もされませんでした。スタジオでマイケルと一度だけしか彼らは会ったことがありません。 「確かに存在するよ。ボーカルも入っている。思っていたよりも完成度が高い」。ジョー・ヴォーゲル それ以来、このタイトルはマイケルとの複数のコラボレーターによって何度も取り上げられ、93年のメキシコでの証言の際にも存在を確認しています。00年代に、「Crack Kills」の歌詞カードがオンラインのオークションに出品されたことがあります。ボットレルによってメモのリストが公開され、その中の1つには「Crack Kills」(リストでは単に「Rap Song」となっています)が87年1月にウェストレイクで制作されていたことが示されています。以下がその歌詞です。 Crack kills your mother, your father Your sister, your little brother Crack kills the baby, it's shady Not maybe, it's such a loser Crack kills the winners, the sinners It's such a loser, it's this to take you I'm how far, and you all know Who you are, crack kills クラック・コカインは君の母親、父親を殺す、君の仲間だって殺す、恋人も殺す。予想を超えて来る、絶対に最低なんだ。クラックは勝者も罪人も共に殺す、最低なんだ、こんな目に遭わせるのがクラックだ。僕はどこまで行くんだ、君達皆は知っているんだろう、自分が誰なのか。クラックはまた何かを殺している。 残念ながら「Crack Kills」はリークしていません。ここではAIや他の曲から作られたDJミックスを収録しています。まずComplete Version AIは最もしっかりと作られていて、かっこいいサウンドですが、音質が少し硬質でデモっぽいです。そしてそのインストも収録。ミドル・バラードに仕上げたCreated with Udio AI、変則なリズムで面白いFanmade AI Songは入れてないはずのラップが少し入ります。そして歌詞を無視して作ったDemo 1、歌詞を使って作ったDemo 2、そしてランDMCのラップ「Crack」を使って、マイケルの「Cheater」と時期は違いますが「2Bad」を混ぜ合わせてとてもスリリングに仕上げたFeat. Run DMCを収録しました。 哀愁さのあるサビメロがフックさたっぷりの「Throwin’Your Life Away」は、86年12月15日から87年1月4日までヘイヴンハーストで録音されました。ビル・ボットレルとの共同プロデュースで、アルバム『Bad』に収録される予定でしたが、未収録となりました。しかし88年のツアーで再び取り上げられています。09年にアルバムの収録曲の候補だったとされるマイケルによるメモが存在します。今回は「Throwin' Your Life Away」のスニペット、そして87年のバージョン風に作られた音源を収録。88年のバージョンはリークしていますが、後のタイトルに収録します。 「Al Capone」をお蔵入りにして「Smooth Criminal」の制作に集中させたであろう87年のレコーディング。マルチトラックを入れ替えてデモっぽく仕上げているEarly Demo、幾つかのスニペットを集めて作った1987 Alternate Demoを収録、共にファンメイドです。そして87年時期と推測しての収録、Original 2nd Demo from 1987、Demo 1986/1987、Rare Demo 1987、Demo 1987、これらは全てスニペットです。 マイケルは「Smooth Criminal」を、40年代から50年代のマフィアや犯罪映画から着想を得て作りました。そして「アニー、大丈夫?」のフレーズは、心肺蘇生法(一般にCPRとして知られています)の講習で用いられる訓練方法のことを指しています。レスキューアンという練習用マネキンがあり、受講者はCPRを行う前に、「Annie、大丈夫ですか?」と尋ねて、意識と反応を患者に確認する練習をします。『Bad』のレコーディング中、マイケルはCPR講習を受講していました。 「アルバムを作るたびに100曲近く、あるいはそれ以上の曲を書くので、それらをアルバムに収録させるのは暗号を解読するようなものだよ。「Smooth Criminal」はもしかしたら収録されていなかった、そんなギリギリの曲だ。」 –『Michael Jackson's Private Home Movies』03年 「Someone Put Your Hand Out」 は「Someone Put Your Hand Down」というタイトルだった、という説があります。87年にデモが作られており、その音源が流出しています。後にテディ・ライリーと90年2月から91年10月まで『Dangerous』用に作られたバージョンとは異なる、ミディアム・スロウのとても心地よいサウンディングになっています。歌詞も異なります。以下がそのデモの歌詞です。 「毎日痛む、孤独な心が。心の奥底から泣いている。嘆き悲しんでみよう、痛みを耐えて生きれるから。涙は悪いことじゃない。ああ、感じている(感じている)、心は君のためにある(心は君のためにある)、誰か、僕の魂を救って、どんなやり方でもいいから、今すぐ、ほら。誰かが手を差し伸べてくれる。あなたの愛を乞う。僕はただ手を差し伸べるだけ、あなたの愛を必要としている僕の心。僕を夢中にさせる言葉を言ってよ、さあ。毎日、僕に希望を与えて。見えないけど、言葉なら君に言えるよ、どんな言葉でも。傷ついているし、効果もない、でも心は君のためにある、誰か、僕の命を救って、そうさ 何でもいいから、今すぐ教えて。この心の痛みから僕を救ってくれ、僕の心の痛みを聞いてくれ、僕は本当に嫌だって言えるんだ、ああ、嫌だって あとどれだけ耐えられる?ああ!」 「Someone Put Your Hand」のデモからのスニペット、そしてその流出したデモ、そのインスト、そして「Liberian Girl」等をサンプリングした80's Mixは90年のテディとのバージョンを使っていますが、ジャジーさがあるのと『Bad』に入っていたら面白いと思い、あえて収録しました。 1.Who's Bad (Demo) 2:44 2.Prince - Wouldn't You Love To Love Me #3 6:15 3.Wouldn't You Love To Love Me (AI Version Snippet) 1:00 4.Crack Kills (Complete Version AI) 3:29 5.Crack Kills (Instrumental) 3:30 6.Crack Kills (Created with Udio AI) 5:26 7.Crack Kills (Fanmade AI Song) 3:21 8.Crack Kills (Demo 1) 3:09 9.Crack Kills (Demo 2) 2:48 10.Crack Kills (Feat. Run DMC) (Fanmade) 4:38 11.Throwing Your Life Away (Snippet) 0:35 12.Throwing Your Life Away (1987 Version) 3:51 13.Smooth Criminal (Early Demo) 4:21 14.Smooth Criminal (1987 Alternate Demo) 3:09 15.Smooth Criminal (Original 2nd Demo from 1987) 0:37 16.Smooth Criminal (Demo 1986/1987) 0:14 17.Smooth Criminal (Rare Demo 1987) 0:36 18.Smooth Criminal (Demo 1987) 0:35 19.Someone Put Your Hand Out (Bad Demo Snippet) 0:15 20.Someone Put Your Hand Out (Original Demo) 6:30 21.Someone Put Your Hand Out (1987 Demo Instrumental) 6:30 22.Someone Put Your Hand Out (Fanmade Demo) 6:13 23.Someone Put Your Hand Out (80's Mix) 5:50
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マイケル・ジャクソン / Bad Sessions Definitive Edition Vol.8 (1CDR)
¥990
85年1月から87年1月22日まで行われた『Bad』のアルバム作り。しかしその制作を始めようとしていた頃にプロデューサーのクインシー・ジョーンズは、副腎症候群という鬱病にかかり、休息を余儀なくされていました。それでもマイケルは、史上最高の売上を記録したアルバムの続編という、途方もない挑戦に着手します。マイケルは公の場から姿を消し、カリフォルニアのヘイヴェンハーストにある自身の邸宅にこもり、クインシー不在で取り掛かったのです。それはクインシーの強い要望でもありました。マイケルにアルバムでより主導的な役割を担うよう促し、以前の『Off The Wall』や『Thriller』での他の作曲家に依頼していた曲作りを、マイケル自身が行うようにと。世間はこれらのアルバムを依然としてクインシーの作品だと見なしていることを懸念したマイケルは、自分が歌とダンスだけをこなす男ではなく、作曲とプロデュースもできることを証明するのだと心に決めたのです。 最先端のシンセサイザー、サンプラーを搭載した超高級ワークステーションである、ほとんどの楽器の音を再現できるシンクラヴィア・システムを使って、マイケルは兄弟との不和(彼らとは再びレコーディングやツアーに出ないという決断によって、兄弟の関係は悪化していました)、社会問題、疎外感、そしてメディアにおける自身の描写に対する怒りとフラストレーションを吐き出し始めました。メディアは、過去に誤った発言をされたと主張し、一切のインタビューに応じないと誓ったため、マイケルに対するメディアの描写は最低水準にまで落ち込んでいました。 85年8月に『キャプテンEO』の撮影を終え、マイケルはビル・ボットレル、ジョン・バーンズ、マット・フォージャー、クリストファー・カレルらからなる「Bチーム」と呼ばれるメンバーと共に、ヘイヴェンハーストで曲を作り上げていきます。86年8月にクインシーが戻り、アルバム制作が本格的に始まる頃には、マイケルはアルバムのために60曲以上を書き、レコーディングしていました。 86年8月4日、街の反対側にあるウェストレイク・レコーディング・スタジオで、サウンド・エンジニアのブルース・スウェディエンを含むクインシー・ジョーンズによる主力の「Aチーム」が正式に作業を開始します。クインシーは、皆が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、友好的な競争意識を醸成していったのです。そして、マイケルは曲をほぼ1年かけて既に作り上げていて、それらの作品にある程度満足していたため、今度はアルバム楽曲のサウンドを練り始めようとします。自身のボーカルの低音域やシンクラヴィアの音色を試しながら、新たな自信をつけようとしたのです。 「Speed Demon」は86年6月18日にヘイヴェンハーストでデモとして初めて録音され、同年11月18日から12月12日にかけて、より完成度の高い別のデモが録音されました。アルバム・バージョンは87年3月から6月15日にかけて制作されています。マイケルと共にこの曲を作曲したクインシー・ジョーンズは、マイケルがスピード違反で停車させられた後にこのアイデアを思いついたと言っています。この曲には「Liberian Girl」へと続くコンセプトを持った最初の曲となりました。脈打つようなパーカッションとベースラインが特徴的な「Speed Demon」は、アルバム全体を通して用いられている「Sonic Fantasy」と呼ばれる手法の最も顕著な例の一つです。これは、リスナーに音楽を視覚化させる体験を与えるために、エンジンの吹き上がる音やバイクのスピード音といった効果音を組み込むという手法です。 ここで収録されているDemoはかなり初期だと思われ、基本のリズムは出来ていますが、どのような展開を持つのか模索している感じを与える、そのメイキングがどのようになっているのかを教えてくれる、大変興味深い音源です。そしてもう一つはファンメイドのデモ、これはベースラインが異なっていて、色々アイデアがある中の一つを提示した、という解釈のサウンドになっています。 86年7月18日に『Bad』からのファースト・シングル「i Just Can't Stop Loving You」のデモをヘイヴェンハーストで録音します。マイケルによるソロ・バージョンを含む、デモはリークしていません。それはデモ作成時点で女性とデュエットする曲として用意していたことの表れかもしれません。 「Groove Of Midnight」は86年9月にクインシーらがいるウェストレイク・スタジオでレコーディングされました。作曲はロッド・テンパートン。後にクインシーの秘蔵っ子であり「I Just Can't Stop Loving You」でデュエットするサイーダ・ギャレットの88年のアルバム『Kiss Of Life』に「Groove Of Midnight」は収録されることになります。マット・フォージャーによると、この曲のマイケルのボーカルが入ったものは曲倉庫にはなかった、としています。しかしプロデューサーと話しをしながら、ピアノをバックに歌をハミングするマイケルを捉えた音源がリークしています。それがDemoです。そしてサイーダのバージョンを収録。そしてそのサイーダのバッキングとは異なる(つまりロッド・テンパートンさがない)マイケルのDemoから類推で作ったFanmade Demo、そしてそのインスト。更にサイーダのバージョンにマイケルのハミングを合わせたApple Cider's Remix。DJミックスのEulonzo 12" Mixは「I Just Can't Stop Loving You」をサンプリングで使っています。そしてEulonzo Mixを使ってAIでマイケルのボーカルを加えたのがComplete Versionです。そして最後にAIで恐らく作った(その表記がないのですが、そもそもマイケルが歌入れした音源は存在していないはずなので)マイケルが歌うAI Versionを収録しています。尚この頃マイケルとサイーダはまだ出会っていません(サイーダが作曲の「Man In The Mirror」のレコーディングが最初)。そしてサイーダの「Groove Of Midnight」の歌入れは彼女のアルバム制作時に行われています。 実はサイーダの『Kiss Of Life』にはやはりロッド・テンパートン作曲の、マイケルが歌入れをして完成させたにもかかわらず、アルバム『Thriller』に未収録となり、恐らく『Bad』でも収録が考慮されていた可能性のある曲があります。サイーダでのタイトルは「Baby's Got It Bad」、そしてマイケルの際には「Got The Hots」となっていました。今回サイーダの「Baby's Got It Bad」そして「Got The Hots」があることで作ることが出来た、サイーダとマイケルのデュエット・バージョンを収録。このように『Off The Wall』、『Thriller』でのメイン・ソングライター、ロッド・テンパートンの作った曲は、マイケルがメインのソングライターとなったこともあり、『Bad』には採用されなかったのです。 マイケルは85年、ビートルズ、リトル・リチャードの著作権を含むイギリスの民放テレビ局、ATVが所有していたARVミュージック出版を4700万ドルで買収します。ジョン・レノンとポール・マッカートニーはブライアン・エプスタインが67年に他界した際に、会社の筆頭株主ディック・ジェイムズがジョンとポールに内緒で株式をATWに売却してしまったことから端を発し、結果ビートルズの曲の権利をポール・マッカートニーは所有することが出来なかったのです。確かにジョン・レノンが亡くなった際に買戻しのチャンスはありました。ポールはジョンの妻オノ・ヨーコに共同購入しようと話を持ち掛けます。しかし提示された金額2000万ドルが高すぎるとヨーコが拒否。この話はお流れとなってしまうのです。後にポールはマイケルに、著作権をしっかりと所有することの必要性を『Thriller』時期に語り、それを理解したマイケルは倍以上の値段にもかかわらず、ビートルズの著作権を購入するのです。「We Are The World」にポールが参加しなかった理由にこれがあるのかな、と思ってしまいます。 さて86年10月26日から11月17日の間に、ビル・ボトレルとマイケルの共同プロデュース名義で、ビートルズの「Come Together」のカバー曲の録音が行われています。ビートルズはジョンが作ろうがポールが作ろうが、初期の頃のように二人で作ろうが、作曲者はジョン・レノンとポール・マッカートニーとクレジットすることを二人は徹底しておりました。「Come Together」はジョンとポールのクレジットですが、作ったのはジョン・レノンです。マイケルのポールへの遠慮が伺えますね。結局『Bad』には収録されませんでしたが、88年10月29日の映画『Moonwalker』で使われ、92年1月14日のシングル「Remember The Time」に5:20のロング・バージョンが収録、そしてアルバム『HIStory』にはショート・バージョン4:02が収録されました。今回恐らくまずフルレングス・バージョンとして5:20の音源をこの頃録音したのではないかと推測、ここに収録しました。 「Streetwalker」は86年3月23日からヘイベンハーストで曲作りがスタートしています。その時の仮タイトルは「Florida Groove」でした。そして86年10月8日よりウエストレイク・スタジオで再度レコーディングが開始され、その頃のデモがリークしています。それがOctober 1986 Rough Mixです。「The Way You Make Me Feel」を思わせるバッキングとテンポです。コーラスもしっかりとした形でなく、未完成であることはわかります。そしてそのハイクオリティーの86年のデモが出回る8年前の16年に当時出回っていたデモを使って作った1986 Demo - Mixです。当時のデモは音質が悪かったのですが、ここでのは音質が素晴らしく、キーボードではなくホーンが入っており、10月のラフ・ミックスより完成している感じがあります。そしてこれはファンメイドですが、かなりデモっぽいFanmade Demo。確かに初期の感じがあります。尚「Streetwalker」は87年、そして88年のマイケルによるバージョンがあります。 「Price Of Fame」はペプシのCMに使われる予定で、87年1月11日にそのCM用のレコーディングが行われています。しかし理由は不明なのですが、中止となってしまいました。しかしその幻のCM映像があり、今回はそこから再構築して収録しています。尚下のタイトルに「Price Of Fame」の色々なバージョンを収録しています。 マイケル・ジャクソン / Bad Sessions Definitive Edition Vol.5 (1CDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/104124377 1.Speed Demon (Demo) 3:07 2.Speed Demon (Fanmade Demo) 4:07 3.Groove Of Midnight (Demo) 1:33 4.Siedah Garrett - Groove Of Midnight 4:40 5.Groove Of Midnight (Fanmade Demo) 3:26 6.Groove Of Midnight (Fanmade Instrumental) 3:26 7.Groove Of Midnight (Apple Cider's Remix Feat. Siedah Garrett) 5:21 8.Groove Of Midnight (Eulonzo 12" Mix) 6:36 9.Groove Of Midnight (Complete Version) 4:40 10.Groove Of Midnight (AI Version) 4:39 11.Siedah Garrett - Baby's Got It Bad 4:43 12.Got The Hots (Garrett Mix) 4:23 13.Come Together (Extended Version) 5:27 14.Streetwalker (October 1986 Rough Mix) 6:20 15.Streetwalker (1986 Demo Mix) 16.Streetwalker (Fanmade Demo) 5:01 17.Price Of Fame (Pepsi Version Remaster) 3:18
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マイケル・ジャクソン / Thriller Double LPs Edition (1CDR)
¥990
82年11月、エピックの重役達に『Thriller』完成の視聴会が行われました。そこでのクインシー・ジョーンズの見解とマイケルの見解、それぞれが微妙に異なります。クインシーの方は以下のタイトルで説明しております。 マイケル・ジャクソン / Thriller Sessions Definitive Edition Vol.4 (1CDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/98428008 アルバムにあまりにも多くの要素を加えすぎていたから、A面、B面それぞれを19分以内にしなくては現実的ではない、とクインシーが判断し、それぞれの曲のレングスを削って編集した、としています。 一方マイケルの方は違います。優れた楽曲をいっぱい詰め込み過ぎて、収録可能な容量を超えるレングスとなり、結果音質が劣化してしまった、なのでエピックから10日間だけ猶予してもらって、毎日1曲ずつ編集して『Thriller』を完成させた、としています。 クインシーは曲それぞれが長すぎてしまったからアルバム自体のクオリティーが劣化した、マイケルはアルバム自体は素晴らしいものだったが、長すぎて音質が劣化してしまった、ということです。ただ音質の劣化なら、苦渋の決断になるとは思いますがどれか1曲をカット、全8曲にしてリリース、という案も浮上していたのではないでしょうか。正直どの曲もカット出来ませんけど、シングル・カットされておらず6分以上ある「Lady In My Life」がその候補になるのかと。こんな素敵な曲が入っていない『Thriller』はやっぱり『Thriller』ではないですけども。 急に作業をするということで非現実的ではありますが、2LPにしてリリースするというアイデアは出なかったのでしょうか?『Thriller』には沢山の候補曲があります。実際初期の『Thriller』はこのようになっていた、というタイトルが2つあります。 マイケル・ジャクソン / Thriller Original Album Draft Version 1 & 2 (2CDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/104785655 初期の『Thriller』には「Got The Hots」、「She's Trouble」、「Carousel」、「Hot Street」そして「Niteline」の5曲の収録候補曲があったのです。入れようと思っていたわけですから、その5曲は皆完成していたということになります。これらを収録させれば十分2LP分になります。そしてそれは究極の『Thriller』となっていたと言えるのではないでしょうか。 実は『Thriller』のリリース(82年11月30日)の前に、傑作2枚組がチャートに登場していました。それはマイケルのライバル、プリンスの『1999』です(82年10月27日)。11曲なのに2枚組です。長い曲が多かったのです。『Thriller』の視聴会をする前にこのことはマイケル側はわかっていたことになります。もちろんマイケルがプリンスがしているんだから、僕も2枚組にしたいとクインシーにお願いはしていません。しても却下されるから、ではなくそもそも思いついていなかった、出すならやはりマイケルも1LP。ですがマイケルは次の『Bad』の時は3LPにしたいとクインシーに言って、断られることになります。 全14曲、収録時間68分2秒。CDの時代としても通用する究極の『Thriller』。リリースしていたらプリンスの『1999』を超えられたのか、やはり金額が高いから売れない2LPにもかかわらず、モンスター・アルバムとなっていたのでしょうか。 Side A 1. Wanna Be Startin' Somethin' (6:30) 2. Baby Be Mine (4:20) 3. Thriller (5:57) Side B 4.Beat It (4:18) 5.Hot Street (3:56) 6. Got The Hots (4:25) 7. Carousel (3:58) Side C 8. Billie Jean (6:19) 9. She's Trouble (4:13) 10. Nightline (4:32) 11. The Girl Is Mine (3:42) Side D 12. Human Nature (4:05) 13. P.Y.T. (Pretty Young Thing) (5:41) 14. The Lady In My Life (6:24) Total 68:02
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マイケル・ジャクソン / Thriller Original Album Draft Version 1 & 2 (2CDR)
¥1,490
マイケル・ジャクソンの『Thriller』の初期の草案があるとされており、それを再現したタイトルです。Version 1がそれに当たります。 Version 2、それは正確な収録曲順は知られていないのですが、アルバム制作の終盤にクインシー・ジョーンズが既にあった収録曲「Got The Hots」、「She's Trouble」、「Carousel」そして「Hot Street」を、「Beat It」、「Human Nature」、「P.Y.T.」、そして「The Lady In My Life」の4曲に差し替えたと語っているのです。またファンサイトでは「Baby Be Mine」と「The Girl Is Mine」の間に「Hot Street」が収録されていた、そんな噂があります。これらの情報を合わせてクインシーの差し替え直前の『Thriller』を再現したのがVersion 2です。「Baby Be Mine」が既に収録決定曲となり(実際この大重要曲が入っていないVersion 1の『Thriller』は『Thriller』じゃないと思ってしまいます)、「Got The Hots」が入っていて、Version 1にあった「Nightline」と「The Lady In My Life」がありませんでした。 Disc 1 Version 1 Side A 1. Wanna Be Startin' Somethin' (6:30) 2. Hot Street (3:56) 3. The Girl Is Mine (3:42) 4. Thriller (5:57) Side B 5. Billie Jean (6:19) 6. She's Trouble (4:13) 7. Nightline (4:32) 8. Carousel (3:58) 9. The Lady In My Life (6:10) total 45:13 Disc 2 Version 2 Side A 1. Wanna Be Startin' Somethin' (6:30) 2. Baby Be Mine (4:20) 3. Hot Street (3:56) 4. The Girl Is Mine (3:42) 5. Thriller (5:57) Side B 6. Billie Jean (6:19) 7. She's Trouble (4:13) 8. Got The Hots (4:25) 9. Carousel (3:58) total 43:02
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マイケル・ジャクソン / Bad Sessions Definitive Edition Vol.7 (1CDR)
¥990
86年に入り、ニューアルバム用の曲を作っていきますが、完成に至るまでの曲はなかなかできません。デモが作られているものの、全くどういう曲なのかほぼわからない曲があります。 まずは「Song For Epic」。マイケルとビル・ボットレルの共同作曲・プロデュースで、86年1月30日から2月6日にかけてヘイヴンハーストで行われた初期のBadセッション中にレコーディングされました。仮タイトルで、ボットレルのメモリストと共に発表されました。ボットレルによると、この曲はエピック・レコードのアイデアで、マイケルにティナ・ターナーとブルース・スプリングスティーンとのトリオ曲を作らせたいと考えていたとのことです。 「エピックはマイケルにティナ・ターナーとブルース・スプリングスティーンとのトリオ曲を作らせたいと考えていたんだ。かなりつまらないアイデアだったけど、マイケルは粘り強く、「何かやってみる」と言っていました。マイケルが数日間留守にしている間に、ジョン・バーンズと私は歌詞のないフックを書き、簡単なデモを作成しました。それでマイケルはエピックに「試してみたら、全てがうまくいった」と伝えられたんだ」。ビル・ボットレル そして「New Song」。この曲も仮タイトルのようです。マイケルとビル・ボットレル(プロデュース)によって書かれ、86年2月8日から10月1日まで、ヘイヴンハーストで行われた初期のBADセッション中に録音されました。これら2曲は全くリークしておらず、さすがにAIでもこれだけの情報では作れませんでした。 さて今回のタイトルは「Fly Away」のエクステンデッド・バージョンより始まります。これは前作の以下のタイトルには未収録です。 マイケル・ジャクソン / Bad Sessions Definitive Edition Vol.6 (1CDR) https://purpletown.buyshop.jp/items/104343691 恋人同士の蜜月を歌った「Free」、そして二人の別れを匂わせた「Fly Away」。上記のVol.6にこの2曲の色々なバージョンを収録してリリースしました。 これらも名曲でしたが、その後を描いた86年春レコーディングの名曲があります。「I'm So Blue」です。しかし完成には至らず、『Bad』にも収録されていません。かつての恋について語り、その関係を振り返る中で感じる感情を歌っています。その恋は、以前お付き合いしていたというテータム・オニールに対してなのかもしれません。86年にジョン・マッケンローと結婚しています。ダイアナ・ロスが85年に再婚した、こちらの方のショックも決して癒えていないでしょう。「まあ、氷のように冷たいんだ、あなたを愛してと言われたから、友達になったその後に、まあ、今となっては僕は一人で歩いてる、僕ら全てをした後にこうなるの?彼女は僕を許してくれるって言っていた、長い永遠の愛、真実、でも彼女は他の男を取って僕から去ってしまったんだ、だから僕は憂鬱な気持ちを紛らわすために歌を歌っている。お願いだ、僕を自由にして、僕はここで独りぼっちさ、悲しい、寂しい、僕は何をすればいいんだろう、わからない、とにかく一人ということ、君は僕を愛してくれていたよね、君も僕がいないから憂鬱なんじゃないか、って思っている、皆が言うんだ、君は歌を歌うべきだよ、って。今君が憂鬱だったら僕は幸せなのに、僕はずっと歌い続けるよ、まだ泣いているよ、僕にどうすべきか教えてくれないか」。 オリジナル・バージョン、AIによるリマスター・バージョン、インスト、アカペラ、アップデートさせて生き生きとしたサウンドとなったTAHMJ's Updateed Reconstruction、そして80年代中期のサウンディングでビート感を加えた80's Mixとそのインスト、更に「Set Me Free」と曲名を変えて哀愁マナーに仕上げたDJミックスを収録。 「Sunset Driver」は、マイケルによって78年11月から79年4月にかけてヘイヴェンハーストでアルバム『Off The Wall』用に初めてレコーディングされましたが、完成せずお蔵入りとなりました。82年8月にはウェストレイク・レコーディング・スタジオでアルバム『Thriller』用にオーバーダブが加えられアップデートされるも、やはりお蔵入りとなりました。『スリラー40』の公式ライナーノーツとビル・ボトレルが共有したメモによると、「Sunset Driver」は86年5月30日と31日にアルバム『Bad』への収録が再検討され、これらのセッション中に79年、82年のデモのアップデートミックスが制作されました。『The Ultimate Collection』、『スリラー40』に収録されたのがそれです。『Off The Wall』的ディスコ・サウンドですが、実はファイナルのテイクだったのです。今回その86年5月30日のバージョンにあたるその「Sunset Driver」を収録。更にそのインスト(サウンドだけ抽出するとストリングスが残っているのにディスコさが減って『Bad』期のように思えなくもないかと)、ベースをバックに歌うほぼアカペラ・バージョン、そしてファイナルというからにはもう少しアップデートするべきなのでは、と考えて、やはりベース主体ですがリズムを加えたStripped Mix、デジタル感があるRemix、2種のリミックスを収録しました。ズバリの『Bad』期的ではないですが、エフェクトを加える程度ではなくバッキングも歌い方もある種ガラッと変えないと、という気がします。それだけ「Sunset Driver」は『Off The Wall』的です。 「Do You Know Where Your Children Are」は、86年5月9日から16日にかけてヘイヴンハーストで行われた初期のBadセッション中にマイケルによって録音され、90年の『Dangerous』でさらに発展させました。残念ながら、どちらのアルバムにも収録されませんでした。94年の『HIStory』ではドラムのプログラミングに若干の修正が加えられましたが、やはり収録されませんでした。まずオリジナル・バージョンですが、『Bad』、『Dangerous』、『HIStory』いずれの時期なのか。可能性としては86年から90年にレコーディングされたとクレジットされていることから、『HIStory』時期ではないことはわかります。聴くとどちらかと言えば『Bad』時期的です。最小限のエフェクトも肌触り的に『Bad』、ギターはソロを含めてデヴィッド・ウィリアムスです。ビル・ボトレル、マットー・フォージャーのエンジニアのクレジット、でもジョン・バーンズの名は見当たりません。かなり『Bad』要素が多いですが、何よりビル・ボトレルが86年の録音だと言及しています。例え『Dangerous』で発展させたとしてもそれほど『Bad』時期とは変わらなかったのではないかと。10年のアルバム『Michael』用に作られたトリッキー・スチュワートがリミックスしたものがリークしています。それには91年のノーティ・バイ・ネーチャーの「O.P.P.」のサンプリングがあり、『Dangerous』時期を演出しているかのようです。それがオリジナル・バージョンが『Dangerous』時期なのではないか、という意見の根拠の一つと言えそうです。実際オリジナル・バージョンのリズムはボビー・ブラウンの「Every Little Step」に似てなくもないです。また『Xscape』でティンバランドとJ-Rockの斬新すぎるリミックスが収録されました。実はそこで使われているのはオリジナル・バージョンと歌詞が違うのです。「彼女はまだ12歳」という表現が異なっています。『Xscape』の方はWho's only 12 years oldと関係代名詞で前の文章中のlittle girlに修飾的に係っています。一体この『Xscape』のボーカルはいつの時代のものか、斬新なリミックス、実は『HIStory』時期のアレンジを参考にしていたのでは?わかりません。 「お子さん達がどこにいるかご存じですか?今12時ですよ、ストリートのどこかにもしいるのなら、どれほど心細いか想像してみてください」。アメリカのニュース番組で夜10時、もしくは11時に視聴者に呼び掛けて、子供夜遊びをしないように注意する映像が60年代から90年代まで流されていました。夜の12時、いい仕事を世話しようと男に騙され売春をするわずか12歳の少女。「Bad」のショートフィルムの監督マーティン・スコセッシの代表的映画『タクシードライバー』でのジョディ・フォスターが演じた娼婦アイリス、彼女もまた12歳でした。 「Do You Know Where Your Children」はオリジナル・バージョン、インスト、アカペラ、そして『Bad』時期に寄せたリミックス、更にリーク音源『Dangerous』時期的なトリッキー・スチュワートによるミックスを収録。 1.Fly Away (Extended Version) 4:21 2.I'm So Blue 4:07 3.I'm So Blue (AI Remastered) 4:05 4.I'm So Blue (Instrumental) 4:07 5.I'm So Blue (Acapella) 3:47 6.I'm So Blue (TAHMJ's Updated Reconstruction) 4:07 7.I'm So Blue (80's Mix) 4:12 8.I'm So Blue (80's Mix Instrumental) 4:12 9.Set Me Fee (I'm So Blue Remix) 4:16 10.Sunset Driver (Demo) 4:03 11.Sunset Driver (Instrumental) 4:02 12.Sunset Driver (Acapella Bass Mix) 4:04 13.Sunset Driver (Stripped Mix) 4:05 14.Sunset Driver (Remix) 3:36 15.Do You Know Where Your Children Are (Original Version) 4:39 16.Do You Know Where Your Children Are (Original Version Instrumental) 4:40 17.Do You Know Where Your Children Are (A Cappella) 4:10 18.Do You Know Where Your Children Are (80's Bad Era Remix) 4:05 19.Do You Know Where Your Children Are (Tricky Stewart Remix) 4:30
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マイケル・ジャクソン / Bad Sessions Definitive Edition Vol.6 (1CDR)
¥990
85年1月から本格的な新しいアルバムのための曲作りを始めたマイケル。「Hot Fever」、「Al Capone」といったプロト・タイプ的楽曲のレコーディングの他、ある程度まで作られているものの完成したとは言えない曲のテープが保管倉庫に積まれていきます。どんなアルバムとなるか、誰にも分らない状況です。86年に入ってもその作業が続きます。 まずは「Don't Be Messin' 'Round」(ふざけないで、真面目にやっての意味)。マイケルはこの曲を生涯を通してを何度もレコーディングしており、大変お気に入りだったようです。最初のレコーディングは81年秋、エンジニアのブレント・アヴェリルと『Thriller』のセッション中に行われました。しかし当時は新しい素材が溢れかえっていたこともあり、次のアルバムに回すことにします。86年、長年のコラボレーターであるマット・フォージャーとビル・ボトレルと共に、改装されたばかりのヘイヴンハースト・レコーディング・スタジオの愛称であるラボラトリーで「Don't Be Messin' 'Round」に再び着手します。 「マイケルは自分がやりたい時に曲を練り上げていくんだ。準備不足だったり、アルバムやプロジェクトにフィットしないと思ったら、倉庫に入れておくんだ。そして時期が来たらもう一度取り出すんだよ」。マット・フォージャー フォージャーによると、オリジナルデモは約8分もあったため、マイケルはそれを現在の4分20秒、ほぼ半分の長さにまでカットしなければならなかったという。 「「Don't Be Messin' 'Round」のロング・バージョンはとても興味深い、なぜなら部分部分で違うことが起こっているから。長いなあと感じながら8分間座って聴いていられるようなものじゃない。クールだ、と感じさせることがそこで起こっている、リズムだけで満足するよ」。マットー・フォージャー 「マイケルは曲を長くするのが好きなんだ、グルーブ感を持続させる、そうすると踊れるから。それが大好きなんだ。曲が彼にダンスさせるのならば、それはそのグルーブを支配できているということなんだ」。マット・フォージャー マイケルは86年2月19日から10月25日まで、ヘイヴェンハーストとウェストレイク・レコーディング・スタジオの両方でこの曲の制作を続けました。 「ウェストレイクでMJがやって来て、この曲をもう一度やり直したいと言ったんだ。ピアノの前に座って、何気なく何か弾いていたけど、興味を失ってしまった様子で。結局私たちは別のことに取り掛かったよ。」 ビル・ボトレル 結局クインシー・ジョーンズには気に入られず、『Bad』でもお蔵入りとなりましたが、まずそのオリジナルの「Don't Be Messin' 'Round」を収録。ラテン、ジャズ、ボサノバ、ポップを織り合わせて、心ウキウキさせてくれるフックを持つ軽快なサウンドを生み出しています。実はマイケルがピアノを弾いています(フォージャーが、皆さんが 知っている以上に上手だよ、と語っています)。バブルス調のホホ!という声が入ったり、斬新さがある一方、明らかに歌詞が無い部分があり、ハミングして誤魔化したり、ブリッジ前にブリッジ!とマイケルが叫びますが、実際その後、そのメロディはあるものの歌詞は登場しません。未完成なわけですが、リリースされたバージョンは、86年の『Bad』セッション時の最終バージョンだ、その後新たにパートを加えられることはなかった、それは87年以降のどのレコーディングでもとフォージャー自身が言っています。一方でマット・フォージャーによる新たなミックスで、複数の異なるマルチトラックのテープに録音された要素を組み合わせ、『Bad』時代のバージョンを可能な限り再現しようと試みたその結果だ、とも言われています。『Bad』時に作られたバージョンと言うことになるわけですが、先の『Thriller』時期のスニペットと同じバッキングのような気がします。 そして実はKorg Nexがリークしたreduxという別のフェイクではないリアルなデモが存在し、それも収録しています。こちらの方が更に未完成感があるように思えます。フレーズも考え中というかアイデアが出ていないような雰囲気です。これが『Thriller』時期なのか、もしくは『Bad』の初期の時期なのか、はたまたフォージャーはこのデモを使ったのか、不明ですが、研究し甲斐がありますね。 そしてオリジナル・デモが約8分あるとフォージャーが言っていましたが、それに近づけるべく6分のExtended Long Versionのファンメイドを収録。そしてXscapeRのDJリミックス。あまり手を加えず曲の良さを生かしている良ミックスです。 「Bad Girl」は、93年11月のメキシコでの証言でマイケルが存在していると言っています。ヘイヴェンハーストでのセッション中にビル・ボットレルがプロデュース、ボットレルによると、マイケルと86年2月28日に「Bad Girl」をレコーディングしたが、これがこの曲が実際に制作された唯一の機会だったと語っています。 「日記に載っているよ。曲の展開は覚えていない。たった1、2日で、肉付けはしていなかった。もしかしたらボーカルが少し入ったかもしれないけど、よくわからない」。ビル・ボットレル 「86年2月28日は、ボーカルも含めて「Bad Girl」のレコーディングに一日中、夜遅くまで取り組んだ。どの程度完成していたかは覚えていない。その後、二度とこの曲に取り組むことはなかった」。ビル・ボットレル 「その日以降は作業していなかったので、どんな音だったか覚えていない。厳重なセキュリティを保っていたので、テープは持ち帰らなかった」。ビル・ボットレル 今回の収録はその86年2月28日の音源ではありません。09年Massariという男性ボーカリストがリリースした「Bad Girl」、それをAIでマイケルが歌っているようにしているものです。マサリの「Bad Girl」はマイケルとは全く無関係です。実際マサリのボーカルはかなりマイケルに似ているのでマイケルからの影響は多分に受けていると思われます。AIでマイケルがカバーした、という音源があり、マイケルがシークレットで曲提供した、という架空のストーリーを作って、あえて収録させました。 「Free」は作曲がマイケル自身、ビル・ボットレルと共同プロデュースし、86年3月19日にヘイヴンハーストでレコーディングしました。この日だけで作られ、(ほぼ)完成させていると思われます。しかし『Bad』には未収録となりました。93年にメキシコで行われた証言の中でも「Free」の存在を言及しています。 まず完璧を超えた美しく優雅なメロディ。「君が僕が愛して止まない正にその女性、僕の気持ちは誰もわからない、君は僕にとってどんな人なのか言っておくれよ、僕は今言ったその通りさ、君が得る全ての愛を僕が与えるから、君は僕を救ってくれたんだ」。サビの韻の踏み方も最高です。「自由、風のように、スズメのように飛ぶために、僕の髪が風にになびく、僕のタイム感でどこへでも行ける、僕は僕のものだから」。最後にマイケルが笑い転げた後、「ランディ、君ってお馬鹿さんだね」と言います。この時にたまたまランディ・ジャクソンが遊びに来ていたのでしょうか。 「Free」のオリジナル・バージョン、そして曲から抜き出したインスト、そしてアカペラ、更に80年代風の素敵なリミックスを収録。 「Fly Away」は、86年4月20日から7月14日まで、ヘイヴェンハーストで行われた『Bad』セッション中に録音され、ビル・ボトレルがプロデュースを手掛けました。しかしお蔵入りとなります。10年以上経った後、この曲は姉のレビーに渡され、彼女のアルバム『Yours Faithfully』に収録されることになります。レビーのバージョンでは、マイケルはバックコーラスで参加しており、その一部はマイケルのオリジナルのバージョンには含まれていません。とても素敵なメロディを持つ「Fly Away」は作曲家マイケルの真骨頂といえるナンバーでしょう。「僕らの愛は進行中だよ、知っているよね、僕は決して離れないって、だから教えて、僕らの愛にさよならって。正に今が旬だから、一緒に僕らで飛び立とう、僕の心を捧げるよ、だって僕らはこんなに近いんだ、だからそんな事必要としないんだよ。僕だけを行かせないで、ここに居させて、今を愛して、愛はここにあるんだ」。ダイアナ・ロスへの恋慕でしょうか。それかテイタム・オニール?僕ら二人で飛び立とうよ、他の誰かとではなく、ということですね。 今回オリジナル・バージョン、インスト、アカペラ・バージョン、そして80年代風にアレンジしたリミックス、再構築したReworked Version、そしてExtended Versionを3種、その中でもJuiceppe's Remixはミドル・ダンス・チューンになっていて面白いです 1.Don't Be Messin' 'Round (Snippet) 0:07 2.Don't Be Messin' 'Round 4:19 3.Don't Be Messin' 'Round (Instrumental) 4:18 4.Don't Be Messin' 'Round (Korg Redux) 4:23 5.Don't Be Messin' 'Round (Extended Long Version) 6:06 6.Don't Be Messin' 'Round (XscapeR Mix) 4:16 7.Massari - Bad Girl (AI Cover Version) 3:09 8.Free 4:25 9.Free (Instrumental) 4:28 10.Free (Acapella) 4:17 11.Free (80's Mix) 4:42 12.Fly Away 3:27 13.Fly (Instrumental) 3:30 14.Fly Away (Acapella) 3:23 15.Fly Away (80's Mix) 3:36 16.Fly Away (Reworked Edition) 4:50 17.Fly Away (Extended Version By The Shields Biggest Fan King) 4:08 18.Fly Away (Extended 8D Mix) 5:44 19.Fly Away (Juiceppe's Remix) 6:10