スタイリッシュな囁く独特のボーカル・スタイルとジャジー且つ都会的なサウンドで、AOR、クワイエット・ストーム、そしてシティ・ポップといったジャンルの先駆けとなるマイケル・フランクス。AORの神様トミー・リピューマによるプロデュースの76年のセカンド・アルバム『The Art Of Tea』をワーナーよりリリース、以降そのワーナーから数多くの名作をマイケルは生み出しました。そんな彼が12枚目のアルバム『Dragonfly Summer』をリリースした時期の93年の東京公演をプロショット収録。そのアルバムからのタイトル・トラックはメロウで爽やか。そしてシチュエーションばっちりの「Rainy Night In Tokyo」も嬉しい選曲です。そしてマイケルの作品を一つ選べと言われたらこれのセカンド『Sleeping Gypsy』からズバリの名曲「Antonio's Song」はヴェロニカ・ナンの薄く入るバック・ボーカルと哀愁のアコースティックギターが堪らない名演です。オリジナルはブレンダ・ラッセルですが、ここではヴェロニカと共にデュエットする「When I Give My Love To You」もアーバンこの上なし。ラスト2曲もセカンド、サード・アルバムからの珠玉のナンバーを演奏、特にプリンスの「Rainbow Children」風のジャズ・ファンク「Monkey See Monkey Do」はめちゃクールです。結果マイケル・フランクスにとってのベスト・セレクト、究極のステージとなっています。
The Art of Love
Now I Know Why
Dragonfly Summer
When Sly Calls
Rainy Night In Tokyo
Monks New Tune
Practice Makes Perfect
Mr. Blue
Your Secrets Safe With Me
Antonio's Song
When I Give My Love To You
Dr. Sax
Down In Brazil
Monkey See Monkey Do
1993-07-02
Tokyo, Japan
Pro-shot 84min.
Michael Franks Band
Saxophone - Chris Hunter
Keyboards - Charles Blenzing
Guitars - Jay Azzolia
Bass - Steve Logan
Drums - Clinton de Ganon
Vocal - Veronica Nunn