
マイケル・ジャクソン / Bad Sessions Definitive Edition Vol.4 (1CDR)
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85年1月よりニューアルバムのための曲制作が本格(プリンスに比べれば断定的に)開始されます。そしてその最中にSF短編映画『キャプテンEO』の制作も行われています。そこで使われた「We Are Here To Change The World」のリミックスからこのタイトルは始まります。エクステンデッド・バージョンは、『Ultimate Collection』に収録されたオリジナル・バージョンをシンプルに長くし、その後に映画のバージョンを加える面白い展開が味わえるリミックスとなっています。そして今度は逆に映画の雰囲気をしっかりと入れたリミックスで、こちらの方は凝った作り。そしてその映画の雰囲気の別のバージョンのインストも適度なデジタル感がグー。そして最後はセガが発売した88年のゲーム機ジェネシス(日本ではメガドライブと呼ばれていました)風にアレンジしたファンメイドのゲーム・リミックスです。実際このサウンディングがここに収録されている「Starlight Sun」と雰囲気がよく似ています。50秒のスニペット、そしてそこから独自に2分ほどに長く音質も良くしたバージョンの2種類を収録しました。「Starlight Sun」はマイケルが『キャプテンEO』のために書いたもののボツとなった音源。というのもインストゥルメンタルで、マイケルはボーカルを少しいれていますが、リード・ボーカルがありません。ブラッド・サンドバーグとジョン・バーンズは、録音はグルーヴのみでそれ以上は進行しなかったと語っています。そしてマイケルは86年7月より始まった『キャプテンEO』の撮影を終え8月にスタジオに戻ります。
「Changes」はマイケル、ジョン・バーンズ、ビル・ボットレル(後者はプロデュースも担当)によって書かれ、85年春から86年12月22日までのヘイヴェンハーストでのセッション中に録音されましたが、お蔵入りとなっています。その後94年夏から95年9月までの『HIStory』セッション中にマイケルによって収録が再検討されましたが、再びボツとなっています。10年にはアメリカ著作権局に登録されています。つまり11枚目のマイケルのスタジオ・アルバムセッション中に作り直されたということを意味しています。そのバージョンでは、ブラッド・バクサーが作詞とプロデューサーの両方を務めたとクレジットされています。
「ジョン・バーンズは、この曲がヘイヴェンハーストのセッションから生まれたものだと言っている。私が彼にそれについて尋ねると、彼はフックを歌ってくれて、私たちが同じ曲について話していたことが確認できたよ。『HIStory』のセッション中にこの曲が復活したが、完成することはなかった。「Changes」は教会で歌うような感じだ。ピアノとゴスペルの合唱、つぶやきのようなあまり力を込めないボーカル・スタイルだった」。ダミアン・シールズ
その後あるコレクターによるマイケルが「that's what they told me, changes、彼らが僕に言うこと、それは変化だ」と歌っている2秒間の断片がリーク。その2日後にダミアン・シールズによって、この曲が「Changes」だと確認が取れました。また「Changes」は主につぶやきで構成されており、リークされたのは、デモ全体の中で最も明確で最も力強いライン、であり、録音全体が7分以上続くと述べています。シールズがアメリカ著作権局で聞いたミックスのメタデータによると、ボーカルテイクは『HIStory』がリリースされてから数か月後の95年9月に作られたものでした。後に同じ曲の同じセクションが再びリークされ、音楽とボーカルが追加、約7秒間続いていました。24年5月4日、Korg Nexは同じスニペットのより長いバージョンをリークしています。パーカッションが入り、編集されているようです。ここではそのスニペット50秒を収録しました。更にそこからより長い曲にしたファンメイドのバージョンも収録。24年12月5日、ボットレルが『Bad』セッション中に録音された曲のメモのリストをシェアしていますが、その中に「Changes」が含まれていました。そのメモでは「The Choir Song」という仮題となっています。
85年の秋には「Leave Me Alone」のデモが作られました。そのスニペット、更にデモ風ですがホーンも入るファンメイドのミックスを収録。
そして85年10月2日に「Hot Fever」という仮のタイトルのデモが作られています。これは86年8月からのウエストレイク・スタジオでのレコーディングより「The Way You Make Me Feel」という曲に成長します。ここでは「The Way You Make Me Feel」とはあまり似ていないが雰囲気はあるのかな的「Hot Fever」のデモを収録。フェイクの疑いも感じられてしまいますが、そのような話がなく、真偽は不明です。
「What You Do to Me」は、ビル・ボットレルとマイケルのプロデュースで、85年秋に録音されましたが、最終リリースには含まれていませんでした。この曲は、ダミアン・シールズ曰く、リリースできるほどの完成度だったことが知られています。
「「What You Do To Me」には歌詞付きボーカルが入っています。ミッドテンポのラブソング。「Free」や「I'm So Blue」に似たさわやかな雰囲気。コーラスの歌詞は「You just don't know, you just don't know, what you do to me, do to me, do to me, do-do-do, do to me」」。ダミアン・シールズ
Xでのコメントでしたが、そのトラックがマイケルによってなのか、それともジョン・バーンズもいたのかと尋ねられたとき、ボットレルも「Bad Girl」と並んでこの曲について以下のように言及しています。
「両方とも私の日記に載っています。曲がどうなっているかは覚えていません。1、2日だけでした。肉付けはされていません。ボーカルが少しあったかもしれませんが、わかりません」。
今回「What You Do To Me」のスニペットを収録していますが、明らかに上記のコメントとは類せないもので、ほぼフェイクだと思われます。そして上記の情報で作られたAIバージョン、しかし歌っているのはAIマイケルではなく、Gangster BTSという名の(女性?)ミュージシャンによるものです。プリンスの『3121』辺りのサウンドを彷彿とさせていて、上記の歌詞が含まれており、時期的におかしくはありますが、出来は相当良いです。
「Tomboy」は、マイケル・ジャクソン、ジョン・バーンズ、ビル・ボットレルの共作、マイケルがプロデュースした未発表曲で、85年10月22日から86年1月22日までヘイヴェンハーストでアルバム『Bad』のために録音されました。しかし残念ながら、この曲は最終的に採用されませんでした。
「マイケルは85年秋にビル・ボットレルとジョン・バーンズと「Tomboy」に取り組んだ。バーンズは好きではなかったと語っているけど、マイケルは気に入っていた。彼は革新的なバンド、ザップのロジャー・トラウトマンに連絡を取り、この曲を制作したんだ。ファンキーなギターリフと明るいプロダクションが特徴だったけど、85年以降はあまり発展させようとしていなかった」。ジョー・ヴォーゲル著『Man in the Music: The Creative Life and Work of Michael Jackson』
「Tomboy」は、シンセサイザードラム、美しいストリングス、素敵なギターリフ、『キャプテンEO』のサウンドトラックを彷彿とさせるスラップベースを備えた、80年代半ばのクラシックなトラックと評されています。
「「Tomboy」、わからない。アメリカ著作権局で私が聴いたバージョンはインストゥルメンタルだった。とても『キャプテンEO』の雰囲気があって、音楽のメロディーラインは「Remember The Time」のボーカルの「I bet you remember」のラインと驚くほど似ていた(基本的に同じと言っていい)」。ダミアン・シールズ
「ロジャーは「Tomboy」で上手に演奏していたけど、曲はまあまあだった、というのが私の意見だ。マイケルは気に入ってだけど、『Bad』で聴ける他の音楽と比べると見劣りしていた。」ジョン・バーンズ
「ジョン・バーンズとマット・フォーガーと私はヘイヴェンハーストでその作業に取り組んだ。85年11月8日、12月2日から5日の間。この曲はマットとジョンによってすでに始められていた。おそらく『EO』セッションだったよ」。ビル・ボットレル
マイケルは「Tomboy」の作業を中止した後、この曲をロジャー・トラウトマンにマルチトラックを渡しました。マット・フォージャーによると、ロジャーは後にこのインストゥルメンタルを別の曲に使用したとのことで、それは89年『Zapp Vibe』に収録の「Stop That」だと思われます。曲で「ヒーヒー」という声が聞こえますが、マイケルにとてもよく似ています。「I bet your remember」に似たボーカル・メロディーがこの曲に含まれています。今回最初にリークしたスニペット(フェイクでしょう)、そしてジョン・バーンズによるものか不明ですが、作った人とされるデモ、そして「Stop That」を使って作ったInstrumental、そしてこれらの情報を合わせてAIで作ったマイケルのボーカルのバージョン。そして全くこれらの情報は無視、イメージで作ったミドル・バラードのファンメイドの「Tomboy」(これが結構悪くないんです)を収録しました。
「Al Capone」は、『Victory』セッション中に作られ、85年10月
1日にヘイヴェンハーストで行われていた『Bad』の初期セッション中に録音されました。ビル・ボットレルがプロダクションを担当。86年2月17日まで制作が続けられています。「Al Capone」から発展して「Smooth Criminal」となった、と思っている人は多いと思いますが、実はほぼ同時期に作られていました。今回はそのオリジナルのデモ、インスト、更にDJによるとてもカッコいいエクステンデッド・バージョンを2種、そして「Al Capone」と「Smooth Criminal」をマッシュアップしたリミックスを収録しています。正直「Al Capone」の方が『Bad』に収録されている世界も見てみたい気がします。それだけスリリングでカッコいい曲なのです。
1.We Are Here To Change The World (Extended Version) 5:45
2.We Are Here To Change The World (Captain EO Witaz Movie Mix) 6:35
3.We Are Here To Change The World (Captain EO Eulonzo Instrumental Mix) 4:41
4.We Are Here To Change The World (Sega Genesis Remix) 5:41
5.Starlight Sun (Snippet) 0:50
6.Starlight Sun (TAHMJ's Extended Reconstruction) 2:05
7.Changes (Snippet) 0:50
8.Changes (Fanmade Full Version) 2:41
9.Leave Me Alone (1985 Early Demo) 1:05
10.Leave Me Alone (Funmade Demo) 4:56
11.Hot Fever (Demo) 3:12
12.What You Do To Me (1986 Demo) 0:07
13.What You Do To Me (AI Version) 4:21
14.Tomboy (Demo Snippet) 0:44
15.Tomboy (Writer's Demo Snippet) 0:43
16.Tomboy (Instrumental) 4:02
17.Tomboy (AI Song) 3:03
18.Tomboy (Alteranate AI Song) 3:38
19.Al Capone 3:35
20.Al Capone (Instrumental) 3:33
21.Al Capone (SWG Extended Mix) 5:00
22.Al Capone (Zone Tripper Extended Mix) 7:10
23.Al Capone + Smooth Criminal (Mashup) 4:34
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