
マイケル・ジャクソン / Bad Sessions Definitive Edition Vol.5 (1CDR)
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Vol.4では85年のレコーディングを中心としたコンパイルでしたが、その中で「Al Capone」という「Smooth Criminal」の原型と思われている曲を取り上げました。
「Smooth Criminal」は85年10月1日から86年7月15日までヘイヴェンハーストでデモが録音されています。この曲は、マイケルのマフィア、クライムをテーマにした別の曲「Al Capone」から派生したもので、「Smooth Criminal」の方が後に形作られていることは確かですが、「Al Capone」もまたある程度まで完成させており、事実上この二つの類似する曲はパラレルに作られていたと思われます。86年7月10日からのクインシー・ジョーンズらが参加したAチームのレコーディングで「Smooth Criminal」は完成するのですが、それまでだと思われそうなデモをまとめて収録しました。
まずは1984 Demo Mix、ファンメイドでドラムに「State Of Shock」を使い確かに『Victory』のセッションで作っていた感を出しています。音が足らない感じや別のボーカルを使ったりして未完成さがあります。実際マイケルは84年に「Smooth Criminal」の曲のアイデアが浮かんだとされています。
そしてFANMADE Demo、これはかなり音が簡素になっていてデモらしく仕上がっています。これが85年位に作られていた、と言われたら信用できそうです。
Early Mixはファンメイドではなくリーク音源だとされています。しゃくるような声やシャウトが入っています。バッキングも異なる箇所があり未完成感もあります。本物と言えそうです。
Rare Demo Mix、これもファンメイドではないです。声がとても生々しく明らかにスタジオ・バージョンとは異なります。デモさがとても感じられます。バッキングも異なる箇所があり、最後にマイケルによる足音があり、なんか曲に乗ってダンスしている感じがあります。かなり本物と言えそうです。
1985/1986 Demo、これはBluefire Sorcererという人のファンメイドです。セミナーからの隠し撮り音源等を使っており、スニペット感をなくしてはいますが、音は悪く繋がりもスムーズではありません。
6曲目以降は全てスニペットです。唯一6曲目(Demo)だけは本物リーク音源だと確定しています。少しテンポが遅いのは、『Bad』は曲のピッチを上げて迫力を出しているというのがあるので、その前の音源であるということ、その裏付けとなります。 Are you okay, Annie?の声が変えられているのが面白いです。音が悪いですが聴いたことのない音があるDemo Snippet、聴いたことのない音がありますが本当にマイケルなのか不明の音の悪いOriginal Seminar Demo、音が荒いですがスタジオとライブの中間のようなサウンドのRare Demo Snippet、インストで曲の内部を知れるDemo 3、Demo 4、Demo。ナレーターのような人の声でマイケル・ジャクソンと唱えるのが何度も入る不明のRare Demo、音質が良いリズム中心のインストStudio Number 3、音質が悪くかなり昔からあるMoonwalkerバージョン等を使ったフェイク扱いされているUnreleased Rare Demo、リード・ボーカルが異なるDemo Snippetを収録。
「Make Or Break」は93年11月にマイケルのメキシコでの証言でその存在を明かしています。ジョン・バーンズによると、この曲は別の未発表曲「Alright Now」よりも前に作られたもの、一方ビル・ボトレルによると85年12月に作られたと述べています。
「マイケルは参考程度のボーカルとブリッジ、バック・ボーカルを作っていました。革新的な曲にする機会はありましたが、他の曲を優先したため、あまり力を入れませんでした」ジョン・バーンズ
「とても力強く、素晴らしいフックがありましたが、結局完成しませんでした」。マット・フォーガー
「ヘイヴンハーストで「Make Or Break」をやったのを覚えています。たぶん85年12月です」。ビル・ボトレル
「「Make or Break」はマイケルと私が書いた曲です。結局完成しませんでした。未完成のボーカルのデモがあります。歌詞も少しあります。これは私がシンクラヴィアで作った3番目の曲です。曲として可能性を秘めていると思います。彼は『Bad』には入りませんでした」。 ジョン・バーンズ
しかし、バーンズの発言とは裏腹に、ジョー・ヴォーゲルは24年2月6日、マイケルが実際に「Make Or Break」のボーカルを完成したと主張しています。ボットレルも、この曲はレコード・ワンでの『Dangerou』セッション中に制作されていたと述べている。
「ちょっといじっていただけだ。あまり良くなかったよ」。ビル・ボットレル
今回は「Make Or Break」の未完成のデモ、これは『Bad』時期だと思われますが、インストのため真偽は不明です。そしてもう一つは25年最近リークした「Make Or Break」のマイケルのボーカル入りのものです。AIで作られたとはされておらず、どこか「Another Part Of Me」の雰囲気を持っており、楽曲もかなり完成されていて素晴らしいです。『Dangerous』時期とはあまり思えないためここに収録させました。
「Liberian Girl」は、ジャクソンズとのアルバム『Victory』セッション中、83年12月21日にCan-Am Recordersで初めてレコーディングされています。その後86年1月28日にヘイヴェンハーストで行われた初期の『Bad』セッションで再レコーディングされ、8月にウェストレイク・レコーディング・スタジオで行われたメイン・セッションでも再レコーディングされました。この曲は、マイケルの亡き長年の友人、エリザベス・テイラーに捧げられています。
「この曲は自宅のゲームルームで書いたんだ。ピンボールか何かをやっていたら、ふと頭に浮かんだ。それで2階に駆け上がってテープに録音したら「Liberian Girl」になったんだ。何も考えずに、自然と浮かんできたんだ」。マイケル・ジャクソン
今回はとても荒い短いデモ、そしてバック・ボーカルを高い所から低い所をマイケルが歌い、それらを重ねているレコーディングのデモを収録しました。これらが83年の時のものかもしれませんが、一応86年の方としました。
「Price Of Fame」は、86年1月20日から87年1月3日にかけてヘイヴンハーストで録音、ビル・ボトレルとマイケルのプロデュース。アルバム『Bad』に収録される予定でしたが、採用されませんでした。マイケルによるこの曲についてのメモがあります。
「僕に夢中になりすぎて、僕を追いかけてきて、僕の車で僕が僕を殺したくなる気持ちにさせる女の子たち。僕と何かをするために、僕に会うためなら命を捧げる女の子たち。彼女たちは何でもする。僕の心は張り裂けそうだ。気が狂いそうだ。彼女との関係、家族との関係を壊してしまう。それが名声の代償だ」。マイケル・ジャクソンのメモより
オリジナル・バージョン、インスト、AIで楽器とボーカルを分離しバランス調整したリマスター・バージョンを収録。更に「Billie Jean」を巧妙に織り交ぜたリミックス2種、そして「Billie Jean」をやはり使ったClassic MJ Remix、バウンシーになったRemixを収録。
「Turnin' Me Off」は、マイケルが86年1月29日から3月9日にかけて作曲、録音し、ジョン・バーンズとビル・ボトレルがプロデュースした曲です。アルバム『Bad』には収録されませんでした。またマイケルが93年のメキシコでこの曲の存在を認めています。
「クレイジーなサウンドの組み合わせが特徴で、エレクトロニカ的なサウンドでした。3種類のシンセサイザーを使っていました。シンセサイザーのパンチが十分だったので、ベースは省きました」。ジョン・バーンズ。
マット・フォーガーも、この曲を「マイケルのエッジの効いた実験曲の一つ」と評しています。そして「とてもグルーヴ感があって、なかなか面白い曲だった」と述べています。一方、ボットレルは「Turnin' Me Off」を「ちょっと変な曲。すごく嫌い」としています。
「「Turning Me Off」は、86年1月29日にトラッキングを始めた。僕はリードボーカルを録音していないよ。バッキング、トラッキングまで作れなかった。あの曲に飽きてしまったんだ。(エンジニアの)ブラッド・サンドバーグが(ボーカル入りの)DATを持っているとしたら、それはおそらくウェストレイクのものだろう。私がハーストで働いていた最後の日まで、彼はそこに入ることができなかったから。彼は夜遅くに現れ、すべてのテープを持ち去った。ウェストレイクに持って行くために。だから『Dangerous』の時に南京錠付きのロッカーを買ったんだ」。ビル・ボットレル
今回はマイケルの声なのか不明なスニペット、そして恐らくAIでつくっただろうバージョン、『Xscape』風だとするインストの3種類を収録しました。
1.Smooth Criminal (1984 Demo Mix Fan Made) 3:14
2.Smooth Criminal (FANMADE Demo) 3:57
3.Smooth Criminal (Early Mix) 4:28
4.Smooth Criminal (Rare Demo Mix) 4:14
5.Smooth Criminal (Rare Demo 1986) 3:54
6.Smooth Criminal (Demo) 1:27
7.Smooth Criminal (Demo Snippet) 0:30
8.Smooth Criminal (Original Seminar Demo) 0:17
9.Smooth Criminal (Rare Demo Snippet) 0:38
10.Smooth Criminal (Demo 3) 0:45
11.Smooth Criminal (Demo 4) 0:46
12.Smooth Criminal (Demo) 1:07
13.Smooth Criminal (Rare Demo) 0:23
14.Smooth Criminal (Number 3) 0:46
15.Smooth Criminal (Unreleased Rare Demo (Snippet)) 0:36
16.Smooth Criminal (Demo Snippet) 0:48
17.Make Or Break (Unfinished Demo) 2:26
18.Make Or Break (2025 New Leak) 3:22
19.Liberian Girl (Demo) 0:13
20.Liberian Girl (Recording Background Vocals) 1:15
21.Price Of Fame (Original Version) 4:33
22.Price Of Fame (Instrumental) 4:40
23.Price Of Fame (Remastered) 4:31
24.Price Of Fame (Back To Billie Jean Mix) 4:33
25.Price Of Fame (Back To Billie Jean Alternate Mix) 4:33
26.Price Of Fame (Classic MJ Remix) 4:32
27.Price Of Fame (Remix) 4:42
28.Turnin' Me Off (Rough Demo Filtered) 0:24
29.Turnin' Me Off (AI Version?) 3:04
30.Turnin' Me Off (Xscape Instrumental-Style Beat) 3:42
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