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スティービー・ワンダー / Soul! WNET 1972 (1BRDR)

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72年12月20日に放送された『Soul!』でのスティーヴィー・ワンダーのパフォーマンス。今回最上級のマスター映像によりブルーレイ化。ごくわずかですが、マスター起因の映像の乱れがありますが、過去最高の画質となっています。

モータウン時代のヒット曲から最新作『Talking Book』までを網羅した、彼の音楽的成長をたどることのできる素晴らしい映像。少年スターとしての時代から、自ら作曲、編曲、演奏を手掛ける革新的なアーティストへと変貌していく過程が、選曲からもよく伝わってきます。

「For Once in My Life」
68年のアルバム『For Once in My Life』収録曲です。もともとは他の歌手のために書かれた楽曲でしたが、スティーヴィーの躍動感あふれるアレンジによって決定版となりました。全米ポップチャート2位、R&Bチャート1位を記録し、初期を代表するヒット曲として広く親しまれています。

「Let Me Know Just How You Feel」
67年のアルバム『I Was Made to Love Her』収録曲です。シングルとしては発売されていませんが、若きスティーヴィーのソウルフルな表現力を味わえる佳曲であり、ライブではよりブルージーな魅力が引き出されています。

「If You Really Love Me」
71年のアルバム『Where I'm Coming From』からのヒットシングル。全米8位を記録し、従来のモータウン・サウンドから一歩進んだ成熟した音楽性を示しました。後の傑作群への重要な橋渡しとなった作品です。

「Superwoman (Where Were You When I Needed You)」
72年の名盤『Music of My Mind』収録曲です。シングルとしてもチャート入りを果たしましたが、商業的成功以上に音楽的評価が非常に高い作品として知られています。複雑な構成と繊細な感情表現は、スティーヴィーが芸術家として新たな段階に到達したことを示しています。

「You and I (We Can Conquer the World)」
同じく『Music of My Mind』収録のバラードです。愛する人との絆をテーマにした美しい楽曲で、華やかなヒット曲ではありませんが、多くのファンから長年愛され続けています。

「What's Going On」
Marvin Gaye が71年に発表した歴史的名曲です。ベトナム戦争や社会問題を扱ったコンセプト・アルバム『What's Going On』のタイトル曲であり、ソウル・ミュージックの歴史を変えた作品の一つとされています。

「My Cherie Amour」
69年のアルバム『My Cherie Amour』収録曲で、全米4位を記録した世界的ヒットです。優美なメロディーとロマンティックな歌詞によって、現在もスティーヴィーの代表曲として高い人気を誇ります。

「Blowin' in the Wind」
ボブ・ディランの代表作として有名ですが、スティーヴィー・バージョンも66年に全米トップ10ヒットとなりました。公民権運動の時代を象徴するメッセージソングであり、若きスティーヴィーの社会的意識の高さも感じさせます。

「With a Child's Heart」
66年のアルバム『Up-Tight』収録のバラードです。子どもの純粋な心をテーマにした楽曲で、当時10代だったスティーヴィーの透明感ある歌声が印象的です。

「Love Having You Around」
『Music of My Mind』のオープニングを飾る楽曲です。幸福感に満ちたラブソングであり、シンセサイザーやクラビネットを積極的に取り入れたサウンドは、その後の黄金期を予感させます。

「Signed, Sealed, Delivered, I'm Yours」
70年発表の大ヒット曲で、アルバム『Signed, Sealed & Delivered』のタイトル曲です。全米3位、R&Bチャート1位を記録し、明るく躍動感あふれるモータウン・クラシックとして現在も愛されています。

「Papa Was a Rollin' Stone」
一般にはテンプテーションの代表曲として知られていますが、オリジナルはThe Undisputed Truthが72年に録音した作品です。その後、テンプテーションズ・バージョンが全米1位を獲得し、グラミー賞も受賞しました。長大なイントロと重厚なグルーヴを持つ70年代ソウルの金字塔です。

「Superstition」
72年の傑作『Talking Book』を代表する楽曲です。クラビネットによる印象的なリフで知られ、全米ポップ、R&B両チャートで1位を獲得しました。スティーヴィーのキャリアを象徴する一曲であり、ファンク史に残る名作でもあります。

「Maybe Your Baby」
同じく『Talking Book』収録曲です。シングルではありませんが、ブルース、ロック、ファンクが融合したヘヴィなサウンドによって高く評価されています。アルバムの中でも特に実験精神とエネルギーに満ちた作品です。

「Uptight (Everything's Alright)」
65年の大出世作であり、アルバム『Up-Tight』収録曲です。全米3位、R&Bチャート1位を記録し、「リトル・スティーヴィー・ワンダー」から本格的スターへ飛躍するきっかけとなりました。モータウン黄金期を代表する名曲の一つです。

「Keep On Running」
もともとはThe Spencer Davis Groupが1965年にヒットさせた楽曲ですが、スティーヴィー自身も1972年にシングルとして録音・発表しています。そのため、この時期のライブでは単なるカバーではなく、自身のレパートリーとして演奏されていました。ソウルとロックが自然に融合した力強いナンバーです。

この『Soul!』での演奏曲は、60年代半ばのモータウン・ヒット「Uptight」や「My Cherie Amour」、円熟への転換点となった「If You Really Love Me」、そして『Music of My Mind』『Talking Book』からの革新的な作品群までを一気に見渡せる内容となっています。単なるヒット曲集ではなく、スティーヴィー・ワンダーがシンガーから総合的な音楽家へと進化していく軌跡を示すライブであり、後に訪れる黄金時代の到来を鮮やかに予告する歴史的なパフォーマンスと言えるでしょう。

尚Wonderloveのメンバー、レイ・パーカー・ジュニアは後に「Ghostbusters」の大ヒットで世界的スターとなり、オリー・E・ブラウンは一流のセッション・ドラマー兼プロデューサーとして活躍。スティーヴン・マダイオも『Songs in the Key of Life』などの名盤を支えた名トランペッターとして知られています。一方、他のメンバーも70年代ソウル黄金期を支えた優秀なセッション、バックアップ・ミュージシャンとして大変高く評価されています。

Intro
For Once in My Life
Let Me Know Just How You Feel
If You Really Love Me
Superwoman
You and I (We Can Conquer the World)
What's Going On
My Cherie Amour
Blowin' in the Wind
With a Child's Heart
Love Having You Around
Signed, Sealed, Delivered, I'm Yours
Papa Was a Rolling Stone
Superstition
Maybe Your Baby
Superstition (Reprise)
Uptight (Everything's Alright)
Keep On Running
Interview

Recorded in New York City at WNET Studios for the PBS television program Soul!, originally aired on December 20, 1972.

Wonderlove;
Scott Edwards Jr.(bass)
Ralph E. Hammer (guitar)
Steven P. Madaio (trumpet)
Denny Morouse (horns)
Ray E. Parker (lead guitar)
Keith Stevens (congas)
Ollie Eugene Brown (drums)
Shirley Brewer, Lani Groves and Delores Harvin (singers)

Pro-shot
59min.

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