プリンス/Ciao Millano! Remastered (2CDR)

Sabotageも当時ONAツアーを頻発していましたが、今は亡きPremiumさえもリリースしていない幻のONAヨーロッパツアー、ミラノ公演のリマスターエディションが登場です。90年のヌード・ツアー以降イタリアではライブ公演が全く無かっただけに、この時の公演の爆発的な演奏ぶりは数多のリリースされているヨーロッパツアーの中でも出色の内容となっています。なんと言ってもシーラEのゲスト、特にXenophobiaでのパーカッシブなあのドラムにメイシオの最高のブロウ。これは数多のバージョン中最高の演奏です。そしてThe Workではメイシオに負けてなるものかとキャンディー・ダルファーのセクシーなサックス・プレイでファンキーさを上げています。プリンスも上機嫌、イタリアの観客の前で曲ごとにかなりMCが入り､もちろん演奏もバンドの一体感が随所で感じられ、The Everlasting NowではシーラEのファンキーなパーカッションに導かれながら､ジョン・ブラックウェルも負けじと素晴らしいドラムキープを見せ、今はジェフ・ベックのベースのロンダ・スミスがグルービーなベースラインと相まって､下半身に来るサウンドとは何かということを教えてくれます。しっとりのピアノ・セットは軽めに流して､最後のDays Of Wildはもう最高の一言､とにかくシーラEがいるだけで､こうも違うのかの演奏。最高のバンドアンサンブルで、プリンスのシャウトもこれ以上ないハイテンション。観客もWe Want The Funkの大合唱。ヨーロッパ公演中、ファンキーさではこのミラノ公演と言われていますが、今回可能な限り音質向上を目指してのリリースとなっています。

Disc 1
Drum Solo - Rainbow Children - Pop Life - Xenophobia - The Work Pt.1 - Purple Rain - 1+1+1=3 - Love Rollercoaster - Strollin`/U And Me - Gotta Broken Heart Aagain

Disc 2
Strange Relationship - Pass The Peas - Whole Lotta Love - Sign O` The Times - Take Me With U - Raspberry Beret - The Everlasting Now - Adore - Diamonds And Pearls - The Beautiful Ones - Nothing Compares 2 U - The Ladder - Starfish & Cofee - Sometimes It Snows In April - Days Of Wild

One Nite Alone Tour

Palatucker, Milan, Italy, October 31, 2002