プリンス＆NPG/If U Want Me 2 Jam(2CDR)

ラリーグラハムやシャカ･カーンが参加し話題となったNew Power Soul Tour 開始する前の98 年3 月28 日ペイズリーパークでのギグを高音質オーディエンス録音でコンプリート収録。なんと言ってもこの頃は(今もそうですが）ペイズリーパークで録音することはチェックが厳しく事実上不可能と言われ、その音源が残っていることは奇跡としか言い様がありません。ルーズなThank You で始まりDays Of Wildに流れていく所を含めると20 分弱のジャム、そしてPush It Up の新しいフレーズを開発していくかのようなプレイ、そしてJam Of The Year のツアーの曲を挟み、Purple Rain までも演奏されます。そして激レアカバーGraham Central Station のWater のプレイ。数多に演奏されるGCS やスライの曲ですが、この曲のプレイは度肝を抜かされます。重厚なベースとキャッチーなホーンとボーカルフレーズ、そしてボーコーダーまで飛び出す最高にイカしたファンキー曲となっています。そして後半のもう一つの激レア曲、スライのIn Time のプレイ！ 95年8 月26 日のペイズリーパーク内でのギグでそのプレイが唯一聴けるものの、たったその一回だけで、ここでのプレイも小粋なピアノによるジャジーなアレンジとなっており、ボーカルにプリンスが中々入らず、イントロが長く焦らすだけ焦らすその手練手管を知っている演奏、入ったら入ったでとにかくバンド全体が一つとなりファンキーな悶絶モノのプレイを展開、プリンスとバンドが完成させた最高のIn Timeがこの時の演奏です。そのピアノの優美さを維持しながらIf You Want Me To Stay のジャジーなバージョン、そしてペイズリーパークでしかこんなルーズなプレイはしないだろうThe Good Life のこれまたジャジーなバージョン、さらにFace Downの長尺7 分のプレイからFreak On This Sideがさらに7 分、そしてCome Onも素晴らしいですが、I Like Funky Musicもチャントではなく楽曲とクールなジャムとして10 分弱も演奏。最高のI Like Funky Musicの演奏と断言出来ます。こういったサプライズ満載のライブはペイズリーパークでのギグならでは、大変貴重な録音、これぞレアプレイの醍醐味。

Disc 1
Thank You - Days Of Wild - Push It Up/Jam Of The Year - Jam Of The Year - Talkin`Loud And Sayin` Nothing - Let`s Work - Delirious - Purple Rain - Water
Disc 2
The Jam - In Time - If You Want Me To Stay - The Good Life/Typhoon - Face Down - Freak On This Side - Come On - I Like Funky Music

Live at Paisley Park, Minneapolis, Mar 28, 1998