
プリンス/Jazz Funk Cuisine Las Vegas(4CDR)
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3121ラスベガス・ライブ、07年に入って1月19日と20日の3121ライブ、しかも唯でさえ録音が難しいClub 3121なのに、なんとレストラン、3121キュイジーヌでのアフターショウのライブをオーディエンス収録しているタイトル。
まずは19日のメインショウ、観客の声が煩いですが、これがラスベガスの状態なのでしょう、臨場感ある音質とも言えなくありません。まずはやはりこの曲を演奏しなくてはの3121。Zappのようなマイクのボコーダーが炸裂するファンク・バージョン、そして軽やかなドラミングで続けざまに入るGirls & Boysの失踪感のあるファンキーバージョン。それもプリンスがボーカルを崩して歌っているのとベース、そしてツィンズのコーラスがそう感じさせるのでしょう。そしてロング・バージョン、8分間も演奏されるSatisfied、これはキーボード、あのレナートが参加しているのでとにかく最高にジャジーな雰囲気。プリンスも力を入れて歌います。Down By The Riversideの軽快なリズムからいきなりPurple Rain。10分ながら念入りに演奏しています。それもレナートのキーボードの秀逸イントロ入り。プリンスも最高のギターで絡んできます。じっくりとジャズ風のアレンジ、プリンスはスーパーボウルを意識してか、Purple Rainを色々雰囲気を変えて演奏、ここでも光るプレイを魅せます。Lolita、Black Sweatもレナートがしっかりと支えての演奏、でもKissの途中で残念ながらこの音源はコンプリートではなく、ここで終了してしまいます。しかし続いて何とその日のアフターショウを収録。騒然としているようで、どこか冷静なこの雰囲気、いつものアフターショウとは少し違う緊張感、それを丸ごとパッキングした少し音割れがあるものの中々の上級音質です。マイク・フィリップスが、レナートやジョシュアらを紹介し始まるジャズの世界。アル・ジャロウのSpainのフレーズ他、完全にフリーキーに演奏するフリージャズが展開されます。これほど黒い演奏は過去に聴いたことがありません。恐らくプリンスはSpainの演奏辺りからギターで参加、そしてSweet Thingのインストでプリンスは面目躍如ながらリラックスしたギタープレイを聴かせます。しかし中半からボーカルを取るのはプリンスではなく、何とシェルビー。とにかく存在感のあるパワフルなステージに変貌します。そしてFootprintsのスローバージョンが演奏され、またもや混沌のジャズ世界となり、とにかく通の真っ黒ステージへ再び。軽快ながらフリーキーなインストにシェルビーやプリンスが絡む後半は恐らくプリンスがもしスタジオに今のメンバーと入ったのならこういう風に演奏されるのだろう、そんなラフながらアダルト且つファンキーな演奏が心地良く延々とリゾルブせず繰り広げられます。一つのインストに20分弱とか演奏しているのです。そして最後はI Like It Thereのインスト。このロックなバージョンは必聴です。ここで客がワンモアーといっているのにも拘らずあっさりと終了。全く予測が付かないハプニング・ギグです。
そして20日のアフターショウもコンプリート収録。録音した人間も場所と録音レベルを確認出来たのか、19日より音質は滑らかになっていて、好みに分かれると思いますが、上質のオーディエンス録音で収録されています。まず前日と同じメンバーでスタート、しかしプリンスは一曲目から既にステージに居てキーボードを主にプレイしています。その裏方ながらきらりと光るフレーズをビシッと入れるのは流石。前日とは違ったインストで、それもマイク・フィリップスが器用に吹き方を変化させ、バックもフリーキーに対応している結果で、未だかつて無いリアル・ミュージシャン振りを発揮しています。Billy CobhumのジャズStrutusもプリンスと言うフィルターを通した新機軸さがあります。しかしこの日はジャズ一辺倒と言うわけではなく、シェルビーがメアリーJブライジのNot Gon Cry、テイマーより濃厚なボーカルですが、Sunday In The Parkはテイマーの歌なので歌わず、代わりにマザーズ・フィネストのBaby Loveを歌う展開。ここではプリンスはギターやキーボードと裏方に徹しています。そして遂にプリンスがこの歌でフロントへ、演奏するは情緒溢れるメランコリックなプリンスの長いギターが泣けるTe Amo Corazon。哀愁のホーンと相まって6分も演奏されます。しかしなぜかプリンス歌わない、ここでもインストです。そしてナールズ・バークレイのヒット曲Crazyのカバーが登場。シェルビーがボーカルを取っていますが、かなりジャジーなダウナーバージョン、でもグルービー、これは最高のエンターテイメントの瞬間です。そしてここから予想も付かない展開へ、何とラリー・グラハムもいないのにThe Jamが10分も披露されます。しかもボーカルが殆どなく、バンド紹介も無い、とにかくファンキーに猪突猛進で突き進む、そこで時たまプリンスの粋なギターカッティングとホーンが入る超変則バージョンです。そしてファンキーは尚も続きます。Tower Of PowerのWhat Is Hipのカバー。しかしここでもボーカルは殆ど無し、ファンキーなバックにプリンスが縦横無尽に弾きまくります。しかし芸達者なテクが随所で光るプロフェッショナル・バージョンです。ここでステージは終了か、と思わせますが、直ぐにプレイ再開。プリンスが一人ピアノの前に向かいます。客は色々と演奏して欲しい曲をリクエストしますが、プリンスはHow Come U Don`t Call Me Anymore?をプレイ。しかしここでもプリンスは歌わず、客による大合唱となります!そしてムーグがそこにあるかのようなキーボードのリフ。Superstitionです、しかも歌うは、なんとミネアポリスから駆けつけたキップ・ブラックシャイヤー。やっぱり上手い。若いスティービーが歌っているかのような溌剌としたボーカルを披露。そこへマイク・フィリップスの効果的なソロが入ります。そしてUh! Yeah!のコール・アンド・リスポンス、そして最後、この聴いたことが無いキーボード・リフは?陰鬱ながらダウナーなファンク、ホーンも痙攣気味に鳴り響く、そしてMore Bounce To The Ounce、Dance Floor、California Loveボコーダーによるファンク・ジャムのロング・イントロ!ロジャー、ザップメドレー、そしてオーリオ、オーオの大合唱、そうこれは壮大な3121のジャムなのです。イントロから7分後、ここでやっと、やっとプリンスがボーカルを!こんなに焦らすなんて、声を聞いただけで泣いてしまいます。シェルビーがテイマーのパートをアグレッシブに歌い煽ります。そしてやや音が乱れますが、ラストのマイクのボコーダーによるつばを吐くようなラップ。ニューウェイブのファンクネス、もうージャズからこんなにファンキーなステージになってしまうと誰が想像出来たでしょうか。
Disc 1
1.3121 - 2.Girls & Boys - 3.Satisfied - 4.Down By The Riverside - 5.Purple Rain - 6.Lolita - 7.Black Sweat - 8.Kiss
Club 3121 Las Vegas Jan 19, 2007
9.Instrumental - 10.Instrumental
Disc 2
1.Spain - 2.Sweet Thing - 3.Footprints - 4.Instrumental - 5.I Like It There
3121 Cuisine Aftershow Jan 19, 2007
Disc 3
1.Instrumental - 2.Stratus - 3.Not Gon Cry/Baby Love - 4.Te Amo Corazon - 5.Crazy
Disc 4
1.The Jam - 2.What Is Hip - 3.How Come U Don`t Call Me Anymore - 4.Superstition - 5.3121/More Bounce To The Ounce/Dance Floor/California Love
3121 Cuisine Aftershow Jan 20, 2007
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