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ザ・レベルズ (1CDR)

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79年プリンスと時のバック・バンドが変装バンドとしてリリースする予定とされていたザ・レベルズ。79年7月10日から21日までの12日間コロラドにあるマウンテイン・イヤーズ・サウンド・スタジオにて全9曲録音されたと伝えられています。プリンス以外のメンバーはデズ・デイッカーソンがギター、アンドレ・シモーンがベース、ゲイル・チャップマンがキーボード、マット・フィンクがキーボード、ボビーZがドラム。僕らはコロラドに行って君たちと別のアルバムを作るんだ、別のグループ名にしてね、とプリンスが語っていたとマット・フィンクがインタビューで言及していますが、その一方デズは、本物のアルバムというより、メンバーへの刺激となるようなアルバムであった、とも語っています。後のザ・タイムのようなライバル・バンドをプリンス自身が作った、とても斬新な企画だったと言えるでしょう。プリンスがメンバーに曲を作らせてプリンスは演奏に徹するというのも同様画期的です。デズがToo LongとDisco Awayを作り歌もデズ、他にギターインストのInstrumental 1も作り大活躍。ザ・レべルズがハード・ロックだと思わせる要素、実はデズにこそあります。Thrill You Kill Youとベース中心のインストInstrumental 2をアンドレ。この辺りはブラック・コンテンポラリーさも感じさせます。そして大貫妙子のようなニューミュージックさを醸し出すゲイル・チャップマンにYou、If I Love You Tonight、The Loser(以前はTurn Me Onというタイトルで知られていましたがThe Loserが正式名称となりました)を歌わせていますが、これらの作曲は全てプリンスです。

今回は前半の9曲はDJ Foefurによるリマスタリングで、アルバムとするならこのような曲順であろう、それを再現しています。後半はこのザ・レベルズの音源を全て収録していたCDをそのままデジタルコピーで収録。ザ・レベルズ関連のオリジナル音源の他、79年頃のレコーディング、プリンスのアコースティックのカッティング一本で、僕といるとどんどん悪い方向に行くと歌うBaby Baby Baby、当時プリンスがデートしていた女性がタイトル名のNaderaも収録。そしてボーナスに81年のプリンスによるHard To Getの最も長い2:03秒のスニペット(以前は1分程しかありませんでした)を収録。ザ・レベルズの決定盤リリースです。

1.Thrill You Or Kill You
2.Disco Away
3.The Loser
4.If I Love You Tonight
5.Instrumental 2
6.You
7.Instrumental 1
8.Hard To Get
9.Too Long
The Rebels DJ Foefur Remaster

10.You
11.Too Long
12.Hard To Get
13.Thrill You Or Kill You
14.Disco Away
15.Instrumental
16.Instrumental
17.If I Love You Tonight
18.The Loser
19.Baby, Baby, Baby
20.Nadara
21.K-Funk Interview
From Original "Studio Session : The Rebels" CD

22.Hard To Get (1981 Version) 2:03

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