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プリンス / LG Arena, Birmingham 15th May 2014 (2CDR)

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Confusion

いきなりドラム音で始まります。若干冒頭が切れているということになるのですが、それでも音質は素晴らしいし僅かなのでご安心を。個々の楽器、プリンスのボーカルも聴こえるハイクオリティー・オーディエンス録音です。一曲目はFunknroll。薄くキーボードのバッキングがサーっと鳴っています。スラップベースがブチッ、ブチッと心地良く響き、国歌のような音はファズ・ベースとキーボードの2重層のような音になっています。結局3回繰り返し、最後の3回目はやや間が空いて始められ、結局それが終わるとすぐさまTake Me With Uへと流れます。今回加入したコーラス、マリッサ・ジャックの歌は確かに聴こえてきます。ハモる高い女性パートを忠実に歌っている、という感じ。プリンスはあまり歌っていません。続くRaspberry Beretも今度は観客に歌わせています。それでもブリッジの部分はプリンスは結構歌っていて、観客の反応を感じたのか、また彼らに歌わせています。マリッサの、そしてカサンドラ・オニールのコーラスも入っています。そしてI Can't Stand Myself (When You Touch Me)のバッキングから歌われるU Got The Lookは、シーナ・イーストンのパートはマリッサが歌っています。そしてリズムが変則になって繋がってMusicologyへ。ホーンのような音がありますがキーボードによるもの。シェルビーがいなくてもマリッサがいるのでやや軽い歌声だが、頑張って吼えたり叫んだり、ソウルフルなコーラスを入れています。カサンドラも同様歌っていて厚みを加え補填しています。ただバッキングに疾走感が足りません。プリンスも少しもっさりとした歌い方に聴こえます。しかしMama Feelgoodはプリンスが主体で歌っているのは初。マリッサがコーラスですが、シェルビーのようなメインボーカル然としたものとは異なります。プリンスのギター・ソロは面白く、Sex Machineのカッティング・フレーズが入って新機軸。そしてプリンスのKiss!の叫び声が上がり、やや間があってドラムが入る。この間にギターのチャララララのカッティングが入るはずですが聴こえません。バッキングが今まで聴いたことがないものとなったニュー・バージョンです。軽やかで飄々としたリズムでとてもカッコいいアレンジになっています。しかしプリンスのファルセットが小さく、そして観客に歌わせる部分が少なくないです。録音のせいなのでしょうか、もともとのミキシングが悪いのでしょうか。もう少し他の録音で聴いて比較したい所です。特にKissは12インチのバージョンのように後半エクステンド・ポーションがあります。これは20Tenツアーでの「Kiss」とは異なり(プリンスがチープなバッキングに合わせてダンスしていた)、どちらかといえばスタジオ12インチ・バージョンに近い展開です。そしてEmpty Roomが登場。ファルセットに力がありませんが、初日から喉を痛めてしまってはいけない、という配慮があるのかもしれない、そう思っていると中盤でシャウトが連発します。そしてピアノの調べからDearly belovedとプリンスが呟きます。そしてシャラシャラとハイハットの音、そしてもう一度Dearly belovedと唱え、ロックなギター・フレーズを入れます。Let's Go Crazyのリローデッド・バージョンですが、歌い方にタイム感があり、最初に登場した時のリローデッド・バージョンに戻ったという感じです。最後はサウンド・チェックは終わったと言ってからTake me awayの叫びがあります。そして破壊力のあるギターを弾き捲くるイントロからShe's Always In My Hairへ。途中に哀愁のメロディーが入るいつものパターンですが、キーボードによりそのメロがユニゾンされています。演奏が終わっても余韻を楽しむようにギターが入ってGuitarのイントロ、そして演奏。Plectrumelectrumは通常運転、Fixurlifeupも多少崩した歌い方をするも2分40秒と短く切り上げてSomething In The Waterのピアノ・イントロに。プリンスのピアノだけのバッキングで歌った後ドラムが入ってバンド演奏となるのも全く遜色を見せず展開しています。そして待ちに待ったPretzelbodylogicのライブ・バージョンが登場します。冒頭の3rdEyeGirlの女性達が歌う部分はテープのようです。なぜハンナらに歌わせないのでしょうか。演奏はもちろん生、ボーカルはプリンス、スタジオ・バージョンに近いサウンドになっています。しかしベースとギターが強調されているので、ライブ感はあります。プリンスの溌剌とした歌い方もカッコいいです。サビでは3rdEyeGirlのコーラスが入っていますが、これもテープなのかな?そしてファンキーなベース・ソロとドラムのアンサンブル、スリリングなギター。女性陣の掛け声も入り、2回目のサビはみんなで一丸になって歌っているように聴こえます。The Sailor's Hornpipeが入る辺りもギターとベースのファンキーなジャムが組み込まれています。そしてStratusのギター・フレーズで繋げてスムーズにStratusへと移行します。ここでは後半グルービーなベース・ソロがあり、ドラムもファンキーに絡むバージョンで。そしてハイハットの刻み、呟くように、僕の名前を奪ってくれ、要らないから、と静かに歌うプリンスいます。What's My Nameです。ベースがとても重要な曲ですが、11年7月26日のMelkwegの時にはイーダがおり、サビで突然暴力的になる彼女の激しいスラップ・ベースがあの時以上に響きます。プリンスは僕の名前は何だ、教えてくれと叫びますが、誰もプリンス!と教えるものはいません。あの改名の時期の93年にもこの曲の歌詞を唱えたことがありますが、その時と同様にどこか名前を叫んではいけない、という張り詰めた雰囲気があります。そして後半に炸裂するプリンス・ギターも特筆もの。この後Disc 2に移ってピアノ・セットになります。How Come U Don't Call Me Anymoreでは歌い始めて直に一度歌うのを止めて焦らします。僕を愛してる、愛していると言ってくれ、と叫ぶ迫真のバージョン。Diamods And Pearlsは短め、The Beautiful Onesはアコースティック・ピアノ・バージョンなので曲の本質が伝わってきてとても美しいです。しかし次のこの曲がピアノ・バージョンで披露されることの方が意義は遥かに大きいと言えるでしょう。Electric Intercourseです。83年8月3日のバンド・バージョンとは異なりますが、やはり曲そのものの良さがあるから、蕩けるような出来栄えです。あなたの天然色のクライマックスは僕の指先にあるんだよ、と素晴らしい指捌きのピアノと共に歌われるのですから、これぞ往年のプリンスです。2分半少しだが、何度も永遠に繰り返して聴きたい位です。Controversyはエレクトロ風のイントロより始まるWelcome 2 Americaツアー等で聴けたバージョンに近いもの。女性コーラスがマリッサとカサンドラだけでは層が薄いし、clap your hand,stamp your feetと叫ぶのもたどたどしい感じではありますが、逆にそれが新鮮とも言えます。その分プリンスのボーカルが前に出て楽しめるからです。相変わらずプリンスのカッティングは素晴らしいのですが、ドナと二人の2枚でカッティングを弾き捲くってくれるのなら尚素晴らしいのですがが残念ながらそれがありません。カサンドラのキーボード・ソロが少し入り、その後唐突に1999のイントロが入ってきます。マリッサ、ジョシュア・ウェルトンのボーカルがソウルフルではないので、どこかザ・レボリューション的な1999です。このバンドでパープル・レイン時期のアウトテイクスを演奏してくれたら悪くないかもと思わされます。マリッサが歌い間違えているし、パーティーの掛け声も疲れているように思えます。緊張しているんでしょうね。そしてLittle Red Corvetteはいつものスローバージョンに少し違うフレーズを入れて僅かながらマイナー・チェンジをしています。カサンドラが入ったことの効果です。スロウダウンのコール・アンド・リスポンスの所のバッキングもそろそろお家に帰りましょう、というやや悲しげなサウンドになっています。そして雷音が鳴りサンプラーセットへ。「Hot Thing」でキーボードが付加されているバンド・バージョンであること、そして女性のウィスパーが入るアンニュイとした謎の曲が11秒あります。Purple Rainではオフ気味の歓声でも流石に合唱が聴こえてきます。遜色ない演奏で音の良さもあり惹き込まれます。ここで終わっても、という状態にもかかわらずプリンスがシャウトをしてプレイされるのがPlay That Funky Musicです。決して咆えるようなギターではありませんが、あともう少しだけ一緒にいたいという気持ちの入った演奏を披露してくれます。初日だからの表現し尽したいプリンスの気持ちが表われた演奏です。

Disc 1
1.Funknroll 2.Take Me With U 3.Raspberry Beret 4.U Got The Look 5.Musicology 6.Kiss 7.Empty Room 8.Let's Go Crazy (Reloaded) 9.She's Always In My Hair 10.Guitar 11.Plectrumelectrum 12.Fixurlifeup 13.Something In The Water (Does Not Compute) 14.Pretzelbodylogic 15.Stratus 16.What's My Name

Disc 2
1.How Come U Don't Call Me Anymore 2.Diamonds And Pearls 3.The Beautiful Ones 4.Electric Intercourse 5.Controversy 6.1999 7.Little Red Corvette 8.When Doves Cry 9.Sign O' The Times 10.Alphabet St. 11.Forever In My Life 12.Hot Thing 13.Housequake 14. Nasty Girl 15.The Most Beautiful Girl In The World 16.Unknown 17.Pop Life 18.I Would Die 4 U 1 19.Purple Rain 20.Play That Funky Music

LG Arena, Birmingham, UK May 15, 2014

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