プリンス / The Crystal Ball Warehouse (2CDR)
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レボリューションが解散し、アルバム『Sign O' The Times』もそろそろ完成となる、そんな時期の87年1月より、ワシントン・アベニューの倉庫で、プリンスの新しいバンド編成によるリハーサルが始まります。その最初期のリハーサル音源が最高のサウンドボード録音で登場です。まだアルバムが未完成ということで、3枚組の『Crystal Ball』を意識していたという事実がまずびっくりです。そしてほぼ完成しているライブ・バージョンとなっているのがまたくりびつ!そして演奏されている曲がとにかく激レア熱過ぎます!
まずこのライブ・バージョンが聴けるのには拍手喝采です。それは「Crystal Ball」!完成されたライブ・バージョンという感じで、しっかり且つスタジオ・バージョンよりもエフェクトがヴィヴィッドに入って、ゴージャスさがあります。ただただ圧倒されるプレイとなっています。
「U Got The Look」はホーン・フレーズがかなり異なっていて、初期段階のライブ・アレンジという感じです。特に中盤がガラリと変化したホーンも入る大変面白いバージョンになっています。
「Rebrith Of The Flesh」もライブ・バージョンとしてワンランク否、もっともっと上げた、新しいアレンジが施されたファンキーなバージョンです。特にコリンコリンとしたカッティング音がクールで仕方がありません。
「Play In The Sunshine」は真剣そのものの演奏で、ホーン・フレーズも微妙に異なっていて、まだ初期という感じを受けます。そしてしっかり繋がる形、そしてややゆったりとしたグルーブで展開する重量級の「Housequake」もどこか初期さを感じさせます。
そしてザ衝撃の「Starfish & Coffee」のライブ・バージョン!エリック達のホーンの牧歌さが堪りません。プリンスの少しだけメロディーを変える部分があったり、涙が止まらなくなる激スゴバージョンです。
「Slow Love」は15分もの超ロング演奏、特に後半のスロウ・ジャズがとてもとてもクール!こんなのアフターショウでも聴いたことないです!
一風変わった、しかしとてもファンキーな「It's Gonna Be A Beautiful Night」のジャムは「Superfunkycalifragisexy」のサビや、「Mutiny」、(少し)「America」のフレーズ、犬の吠えるサンプリング、新機軸のギター・カッティング、色々混ぜ込んで展開、最高です。
「I'll Take You There」もボニー・ボイヤー以外もボーカルに参加しているとてもゴスペル・マナーな演奏。後半はプリンスのアンビエントなギターとエレビがサイケデリックに展開する優れもの。
続けてグラハム・セントラル・ステーションの「Tell Me What It Is」の短いですが激ファンクなジャム。そして「Hair」はしっかりとそしてグルービーに展開。ホーンではなくクールなキーボードが前に出ていて、それはそれで心に刺さります。後半は別のファンク展開となり、ここでプリンスがホーンを呼び出し、聴いたことのないフレーズが吹かれ、アーシーなジャズ・ファンクに変化、予測不可能ジャムになります。静かなバッキングに怪しくギターの音色が響くお遊びとマジの混ぜこぜ演奏も決しておざなり感はなく、プロフェッショナルです。
そして「Crystal Ball」のライブ・バージョン、また別のタイプの素晴らしい演奏が入り、ジル・ジョーンズの「For Love」のホーン・フレーズのブレンド具合を確認したりしているようです。そしてまた「Crystal Ball」がプレイされますが、途中でフェードアウトします。「Crystal Ball」のライブ・バージョンを試行錯誤している、こんな音源があったとただただ茫然として何度も聴き捲ってしまう、そんな25年のベスト・リハーサルになっています。
[1987-01-14] Rehearsals | Washington Avenue Warehouse | Edina MN | USA
Disc 1 :
01. Crystal Ball #1 incl. For Love (Instrumental) - Lines [11:14]
02. U Got The Look [04:51]
03. Rebirth Of The Flesh [04:00]
04. Play In The Sunshine [04:49]
05. Housequake [04:49]
06. Starfish And Coffee [03:14]
07. Slow Love [15:52]
Disc 2 :
01. It's Gonna Be A Beautiful Night #1 (Instrumental) incl. Superfunkycalifragisexy (Chant) - Mutiny - For The Love Of Money (Chant)[07:07]
02. It's Gonna Be A Beautiful Night #2 (Slowed Down) incl. Planet Rock (Chant) - Superfunkycalifragisexy (Chant) [06:19]
03. I'll Take You There [07'02]
04. Tell Me What It Is incl. I Need A Man (Instrumental) [01:53]
05. Hair [05:26]
06. Guitar Improvisation incl. The Cross (Intro Chord) [04:47]
07. Crystal Ball #2 incl. For Love (Instrumental) - Lines [11:51]
08. Crystal Ball #3 incl. For Love (Instrumental) - Lines [04:36]
Musicians :
Prince | Vocals, Guitar, Keyboards, Drums
Sheila E. | Drums, Vocals
Levi Seacer Jr. | Bass
Miko Weaver | Guitar
Dr. Fink | Keyboards
Boni Boyer | Keyboards, Vocals
Eric Leeds | Saxophone
Atlanta Bliss | Trumpet
Cat | Dance, Backing Vocals
Wally Safford | Backing Vocals, Dance
Greg Brooks | Backing Vocals, Dance
Soundboard Recording
バンド・メンバーについて。
グループの中で唯一の長年のメンバーはキーボード奏者のドクター・フィンクで、リサ・コールマンがバンドを去った際には、彼女の多くのキーボードパートを引き継いでいました。プリンスはまた、ギタリストのミコ・ウィーヴァー、ホーン・セクションのエリック・リーズとアトランタ・ブリス、そしてバックシンガー兼ダンサーのグレッグ・ブルックスとウォーリー・サフォードも引き続き起用しました。
ドラマーとしてはシーラ・E. が加入し、彼女は自身の86年ツアーバンドから2名を連れてきました。ベース奏者のリーヴァイ・シーサー・ジュニアと、シーラの幼なじみでオークランド出身のキーボーディスト、ボニータ“ボニ”ボイヤーです。ボニーはキーボードの技量よりも、ボーカリストとしての実力を買われて起用されています。
リーヴァイはカリフォルニア州リッチモンドの小さなゴスペル教会でギターを弾き始めました。10代の頃にシーラ・E. と出会い、二人はベイエリアのクラブでラテンロックやジャズロック・フュージョンを演奏していたそうです。シーラはその後、マーヴィン・ゲイやライオネル・リッチーらと共演したのち、プリンスと組むようになります。パープル・レインツアー後には、リーヴァイがミコ・ウィーヴァーに代わってシーラのバンドのギタリストを務めるようになっています。
キャシー・グローバー、通称キャットは、振付師兼ダンサーとして採用されました。シカゴ生まれの彼女は、シカゴで数年間クラブダンサーとして働いており、そこでスティーヴ・ファルニョーリが初めて彼女を見出しました。84年にロサンゼルスへ移った後、テレビのタレントショー『スター・サーチ』にデュオ「Pat & Cash」の一員として出演したことが、彼女の最初の大きな転機となりました。スティーブ・ファルニョーリが彼女をプリンスに紹介し、二人はロサンゼルスのクラブ「トランプス」などで何度か会ったそうです。
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