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サイン・オブ・ザ・タイムズ・ツアー中に行われたアフターショウ、しかしかなり毛色の変わった内容の、87年5月21日ミュンヘンの未発表ジャズ・ライブが流出、元の音源はモノラルですが、その擬似ステレオと2種類出ていましたが、最も音質が良いのが出回りCDR化します。演奏が前に出ている良好のサウンドボード。今までは個々の楽器の分離は乏しく音の抜けが悪かったのですが、大分解消されています。とても楽しめる素晴らしい音質となっています。この音源はコンプリートではありません。Nine、One、Mutinyのサイン・オブ・ザ・タイムズ・ツアーの前座マッドハウスが演奏するような曲がTwoの前にプレイされていました。マッドハウスのドラマーDale Alexanderがこの最初のマッドハウス系の演奏でドラムを叩いていると思われます。そしてそれ以降がこの音源に収録されています。まずエリック・リーズがスリリングなサックスのフレーズ一つで鳥肌が出る思いになります。ドクター・フィンクのスペイシーなキーボード・ソロまで飛び出すTwoは素晴らしい。弾けるベースとドラムの下半身を支えるのはリーヴァイ・シーサーJRと先のデイル・アレキサンダー。Threeのゆったりとしたムーディーなジャズでもエリックが主役でフレーズが優雅に飛び出し、デューク・エリントンとジョン・コルトーレンのIn A Sentimental Moodのカバーでは完全にエリックのソロとなっています。それが終わるとデイルのドラム・ソロが軽く入りそれがイントロになってSixteenがクールに始まります。ドラムが縦横無尽に暴れ捲くり、サックスも吼え捲くり、ドクター・フィンクのキーボードもフリーキーに弾き捲くる、凄いバンド・サウンド。ここまでプリンスのギターは聴こえてこなかったのですが、遂にプリンスがステージの上ったと思われます。ついにジャズ風味に彩られていたライブが変化して、超ファンキーなSlamと題された曲が始まったからです(バンド紹介とシングルにもなったSixが演奏されていることになっているので、もしかすると未収録なのかもしれません)。It's Gonna Be A Beautiful Nightのライブ・バージョンのエクステンド・ポーションをもっと快活にしたような内容で、ギターのカッティングがとにかく気持ち良いクールなプリンス・ファンク。ミコ・ウィーバーもステージにいて彼が弾いているのかもしれません。あまりにもカッコいいのでプリンスも思わず叫び声を上げています。そしてアトランタ・ブリスとエリック・リーズがユニゾンで短いですがフックのあるフレーズを痙攣気味に吹き、ドクター・フィンクがエフェクトを入れ、リーヴァイがグルービーなベースを奏で、変則的にバンドはストップ・アンド・ゴーを繰り返します。突然剃刀のように飛び込んでくるエリックのサックス・ソロもドッキリさせられます。6分少しがあっという間に終わり、バスドラが次の演奏は何だろうとフレーズが出るのを待っているかのように鳴り、そして少しずつギターのワウやキーボードが音を入れ始めます。そして3分経ってマイルス的なトランペットが入ってきます。アトランタ・ブリスです。そしてサックスの音も聴こえ、プリンスのギターも劈くように響き渡ります。正に夜の波止場に彼らが楽器でシークレットで妖しげな会話を繰り広げているかのようです。11分少しでRave Un2 The Joy Fantasticのようなギターが入って突然バンドが盛り上がり出します。プリンスの指示の声、エリックのスリリングなサックス、犬の吼える声のサンプルも入ります。15分少しで演奏が切れ、ややゆったりとした演奏に切り替わります。しかしエフェクト等は忙しく、犬の吼える声は前より頻度が高く鳴っています。飄々とした音色のギターとピアノ、そして少しずつファンキーなリズム・カッティングが弾かれ始め(ミコ・ウィーバーによるものかも)また盛り上がっていく気配を感じさせます。そしてドラムが入り、サックスもまた別のフレーズを入れて案の定またバンドが盛り上がり出しました。一度演奏が切れたようになり、また先に聴けたサックスのフレーズが繰り返される中Strange Relationshipが繋がるように始まります。エリックも曲に被ってサックスを吹いてしまっています。プリンスは崩して歌っており、シーラEのコーラスも聴こえます。恐らくSlam辺りでドラムを交代したのではないでしょうか。一度音のレベルが低くなりますがまた持ち直します。聴いたことのないキーボードのフレーズも入り、ホーンも遊ばずに忠実にホーンを入れていますが、段々ジャムの様相となり、エーイエのコール・アンド・リスポンスから、Superfunkicalifragisexiのボーカル・フレーズ、It's Gonna Be A Beautiful Nightのホーン・フレーズとプリンスのサイン・オブ・ザ・タイムズ・ツアーのアフターショウ、もしくはリハーサルで聴けるような演奏になっていきます。Cold Sweatのホーンもプリンスに言われて登場。段々演奏を早くしてスネアを呼び出しスピーディーなファンクへと変化、An Argument若しくはGroove In Fと名づけられたジャムとなります。先のA ConversationやSlamでも登場したホーンのフレーズ、エフェクトが再び、しかしもっとアグレッシブになった感じで展開。2 Nigs United 4 West Compton的なフレーズも入り、ある意味ブラック・アルバム・マナーな攻撃的なファンク・ジャズとなっています。8分少しで演奏が終了。7分程でまたプリンスが戻ってくる。ごめんよ、もうここから離れなきゃ、ジャズだと言うのにファンキーになり過ぎちゃったから、かわいい女の子の物笑いの種だよ、と言ってThe Ballad Of Dorothy Parkerをプレイ。このスピーディー且つスリリングな展開、崩して歌うも軽やかで、シーラとキャットがコーラスで追い掛けてくるのも健気で素敵。Fourのホーンの調べも絶妙に切り込んできて、その間プリンスによるピアノでしょう、軽やかさは持続したままドンドンと進めていきます。演奏は終わっているようですが、続いてテンプテーションズのカバーJust My Imaginationの演奏に。ピアノと雰囲気を盛り上げるキーボードからのエフェクトが素敵なイントロはかなり長く4分弱続きます。ホンキーにダンダンと弾いているプリンスが見えるようです。これだけでも十分ジャズしています。そして遂にファルセットで歌い出すプリンス。コーラスにシーラ、そしてキャットのような声も聴けます。この絡みが素晴らしくとてもシルキーな雰囲気で、更にそこでへとんでもなく最高なエリックのサックスの調べがスルリと忍び込んで来ます。実はグレッグ・ブルックス、ウォーリー・サッフォードはいないはずなのですが、プリンスがサンキューと言った後に後ろでhousequakeと彼らの声が少し入っています。しかしその後別の演奏に切り替わってしまいます。プリンスのSign O The Timesの前のギター的イントロ、そこからブルースだとBlues In Gがプレイされます。冒頭から弾き捲くっているプリンスですが、バッキングはリトル・スティーブン、あのブルース・スプリングスティーンのバンド、Eストリート・バンドのギターがいるので彼によるものかもしれません。そして明らかにやや酔いどれムードのピアノ・ソロ、プリンスのお父さん、ジョン・L・ネルソンです。そしてプリンスがシュガーフットのようにしゃがれた声で歌っているのが聴こえます。そしてお父さんだと思われる歌声も聴こえます。リトル・スティーブンに拍手を、みたいなことを誰かが言っています(もしかするとこれがお父さんなのかもしれません)。しかしその後に彼のギターソロは間違いなく行われています。そして後ろでやはり酔いどれ風のピアノが鳴っています。最後はちゃんとブルースとして成立させて終わらせているのも良し。この後繋がる形でHousequakeが演奏されます。最初の会話部分はリーヴァイが言っているので、彼1人でもその種のファンキーな会話は出来てしまうのかもしれません。キャットとシーラ二人のコーラス、いつものホーン・フレーズ、しかしソリッドなバージョンのように聴こえます。ボニー・ボイヤーがいないので重厚さが足りませんが、演奏自体が軽やかとなって新鮮さがあります。最後にバイバイとやはり軽やかに言って演奏はあっさりと終了となります。
絶頂期のアフターショウの、しかもプリンスがジャズをする、こんな音源は初めて。是非ゲットです。
Disc 1
Two - Three - In A Sentimental Mood - Sixteen - Slam - A Conversation - Strange Relationship - An Argument
Disc 2
The Ballad Of Dorothy Parker / Four - Just My Imagination (Running Away With Me) - Blues In G (feat. John L Nelson And Little Stephen) - Housequake
Park Cafe, Munich, Germany
May 21, 1987
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