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NLシリーズ!タワー・オブ・パワー/Live Anthology 1971-1973 (6CDR)

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タワー・オブ・パワーのライブ音源を徹底してコンパイルしたライブ・アンソロジー・シリーズ。その第一弾がお求めやすい価格のナイス・ラインより登場です。驚異の6枚組、全てサウンドボード、全て名演の絶対必携のタイトルです!

現存する最古のサウンドボード・ライブ音源です。71年3月6日のフィルモア・ウェストでのライブ。タワー・オブ・パワーがフィルモアを、常に演奏するハコとして利用していた時の演奏です。ギターのカッティングやハイハット、そしてベース、バスドラ、それぞれの高音低音がはっきり出ている、所謂ドンシャリが効いた最高サウンドボード。若きエミリオ・カスティーロ、ステファン・クプカらの熱気あふれるホーン・アレンジとサウンド・ワークはここより始まります。初代ルーファス・ミラーの少しガラッとしたボーカルをリードに、まるでP-Funkのようにバックのホーンの連中達が目まぐるしく交代して歌っていて、ごった煮的なファンキーな雰囲気が良く伝わってきます。まだキーボードが無いため、ロウなファンクをプレイしているのも時代。You Got To Funkfizeがフェードインで始まるのは残念ですが、その後半の部分が、まだこの曲がコンパクトにまとまる前の模索中のアレンジで素晴らしく、またメロディーはチープですが、バックはファンクしている、未発表曲Baby I Love Youがラストに演奏されているのも目玉です。

Disc 1
Fillmore West, San Francisco, CA March 6th 1971

1.You Got To Funkifize 2.Social Lubrication 3.Let A Man Be A Man 4.You're Gonna Need Me 5.Back On The Streets Again 6.The Skunk, The Goose And The Fly
7.Knock Yourself Out 8.Baby I Love You 9.Outro

71年、フィルモアが閉じる、クロージング・ウィーク、6月29日から7月4日、その最終日に演奏したフィルモア・ウェスト、ピッチを正常にし、未収録だったKnock Yourself Outを収録したロング・バージョンでベストなサウンドボード・ライブとなっています。元のマスターはステージのラストの司会を含めた90分弱のテープで、今回はそのテープから作られたマスターを使用しています。一曲目から未発表曲のLet A Man Be A Man、そして後のレパートリーとなるBack On The Street Again等の曲も若さ溢れる演奏で迫ります。オリジナルのギター、ウィリー・ジェームス・フールトンの安定感のあるカッティングも最高です。ファンクの美学の結晶You Got To Funkfize、後のレパートリーには登場しなくなるThe Skunk, The Goose And The Fly、軽快なクローズにしてまたもや未発表曲のFeel Itで締め、初期の代表的名演の完全収録、とても喜ばしいことです。

Fillmore West, San Francisco, CA July 4th 1971
Disc 2
1.Intro 2.Let A Man Be A Man 3.Social Lubrication 4.Back On The Streets Again 5.You're Still A Young Man 6.Skating On Thin Ice 7.You Got To Funkfize

Disc 3
1.You're Gonna Need Me 2.The Skunk, The Goose And The Fly/Sparking In The Sand 3.Knock Yourself Out 4.Don't Fight It 5.Outro

72年ライブはこの音源しかありませんが、臨場感たっぷりの超高音質サウンドボード・ライブ、ラジオ放送音源で、かなりジェネーレーションが若いオンエア・テープ、もしくはマスターからの起こしのように、ヒスノイズは無いし、大変ダイナミックなサウンドで収録されています。傑作アルバムBump City時期のライブ、まずこの曲が冒頭に登場しているのは衝撃的What Is Hip?です。頭が若干切れていますが、そんなことは抜きにしても、まずボーカルが噛み付き気味に入るバリトン、そうリック・スティーブンスです。73年に加入するレニー・ウィリアムスのバージョンが最高である事は当然ですが(次のディスクと比較してください)、この低音気味のリックが歌っているバージョンはここでしか聴けません。後半は聴いた事が無いフレーズが登場するロング・バージョン、リックのがなるだけのボーカルがどこかプロトタイプのWhat Is Hip?を聴いているようです。そのTower Of Power収録曲がさらにもう一つ演奏されていて、それがGet Your Feet Back On The Ground、こちらはリックのザックリした歌い回しがローファィ・ファンク然としていてはまっていてカッコよいです。またプロモーションすべきBump Cityからの曲も注目。Flash In The Pain、You Strike My Main Nerve、そしてよりロッコとガリバルディーのポップコーンのような躍動感を獲得したYou Got To Funkfizeには特にシビれてもらいたいです。最後はフィルモア同様に未発表曲のFeel Itです。この曲が終わりに演奏されている時点で72年のライブである、と信用できるその理由となっています。これ以降この曲は演奏されなくなります。空白の72年、この時に野心的に新曲を作り、来るレニー、ブルース・コンテ、チェスター・トンプソンをバンドに迎える単なる準備期間的ライブと思っては、とんでもないことです、弾け具合では今までに聴いた事が無いくらいにファンキーです。エミリオとドクのファンク効果は既にTOPに根付いていたのです。

Disc 4
Keystone Corner, Berkeley, CA November 30th 1972
1.What Is Hip? 2.Flash In The Pan 3.You Strike My Main Nerve 4.You're Still A Young Man 5.You Got To Funkfize 6.Get Your Feat Back On The Around 7.Down To The Nightclub 8.You Got To Feel It 9.DJ Outro

73年1月28日、ウィンターランドでのコンサートを最高のサウンドボード録音にて収録した音源、ボーカルがレニー・ウィリアムス、ロッコとガリバルディーのリズム隊、ブルース・コンテのギター、そしてチェスター・トンプソンがキーボード、この時編成されたニュー・ラインナップ、事実これ以上無い最高の面子となった瞬間、よってベストのライブ展開を魅せてくれます。冒頭のChek It Outはインストですが、実は後のSquib Cakesの原型です。アーシーな挨拶代わりの最高の一発、とにかくアグレッシブで卒倒させられることでしょう。この時期はSo Very Hard To Goのトップ40ヒッツが生み出される前夜で、正直絶頂期スレスレと正確には言えるかもしれません。セカンドのBump Cityからベスト・トラックYou Got To Funkfize等を含む名曲と、新曲What Is Hip?等がトライアルされ、そしてこの日のライブでトリを勤めるカーティス・メィフィールドを意識して、カバーYou Want Somebody Elseをプレイ、そして大団円のKnock Yourself Outと、巧妙ブレンドのベスト・ライブが展開されています。

Disc 5
Winterland, San Francisco CA January 28th 1973

1.Chack It Out 2.You Strike My Main Never 3.What Is Hip ? 4.So Very Hard To Go 5.You're Still A Young Man 6.You Got To Funkifize 7.You Want Somebody Else 8.Both Sorry Over Nothin' 9.Down To The Night Club 10.Clear Slate 11.Knock Yourself Out

黄金期真っ只中。リマスタリングが素晴らしいサウンドボードです。73年は初期にしてレニー・ウィリアムス(Vo)、ブルース・コンテ(G)、チェスター・トンプソン(Key)、レニー・ピケット(Sax)の加入により最強のメンバーとなっています。翌年出されることになるBack To Oaklandの傑作アルバムに収録の秀逸ファンクSquib Cakesが新曲ですと言わんばかりに演奏されます。プリンスもドラムパターンを借用したファンクの基本、是非このアイテムでそのライブ・バージョンを堪能してください、卒倒しますよ。オリジナル、レニー・ウィリアムスがいる名曲What Is Hip?も、73年にプレイされている、それだけで最重要のライブ・テイクだと断言できます。すこし冒頭でボーカルを間違えるのはご愛嬌。彼らの出世曲You're Still A Young Manのエミリオを筆頭にヒッピーな5人組の哀愁あるホーン。そしてTower Of Power収録のエモーショナルなSo Very Hard To Go、さらにClean Slate、Get Your Feet Back On The GroundもTower Of Powerからの曲で、どれも名曲、演奏してくれて嬉しいものばかりです。ガリヴァルディとロッコの最強のリズム隊面目躍如のSoul Vaccinationもこの若さ溢れるバンドが一丸となって強烈に演奏してくれています。70年代のクロージング曲としてほぼ定着しているKnock Yourself Outまで、これが最強メンバーによるTower Of Powerだ!とこの音源だけでもバンドが持つ素晴らしさを全て理解できてしまうほどの内容です。僅か8曲、しかし凝縮された濃厚なビーフシチューのようで最高です。

Disc 6
Richard's Club, Atlanta, GA, July 2nd 1973
1.Squib Cakes 2.What Is Hip? 3.Clean Slate 4.So Very Hard To Go 5.You're Still A Young Man 6.Soul Vaccination 7.Get Your Feet Back On The Ground 8.Knock Yourself Out

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