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1セットのみ!Sale! プリンス/Baltimore Rally 4 Peace (2CDR)

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15年5月5日、Rally 4 Peaceと題してこのショウはアナウンスされ、翌日売り出されました。Dance Rally 4 Peaceと同様グレイを着るようにとお達しがあって、それは喪に服す、という意味。このライブは前半はサウンドボード音源があり、後半の音質の素晴らしいオーディエンス録音と合わせて今回コンプリート収録となってリリースされます。まずハンナの、この美しい街バルティモア、平和のために世界を変えるために集まってくれてありがとう、魔法のような夜になるわ、ショウを楽しんでね、というMCの後、For You、1999、Let's Go Crazyのイントロ、そしてジュディス・ヒルが歌うプリンスの新曲Million $ Showの一部を含むDAT Introが流され、ロックなギターとドラム、ベースのイントロが生演奏されて、バルティモア、今日は僕らはあなたのためにここに来て、あなたを労わる、準備はいいかい?とLet's Go Crazy(Reloaded)をプレイします。いつもの、ですが、ゆったりと溜めたギターの弾き方、もっとこの先に何か凄いものが待ち受けている、そんな期待感を抱かせます。リブとのTake Me With U、Raspberry Beretはサイーダ・ライトとアシュレイ・ジェイの女性コーラスが更に厚みのある歌にすべく重ねています。突然の衝撃、バルティモア、これは君の歌だ、とBaltimoreがメドレーに組み込まれる形で歌われます。リブの声が前に出ていますが、エリン・アレン・ケイン、そしてトレヴァー・ガイがギターで参加。そして何よりプリンスがしっかりと歌ってくれていること。歌詞の内容とは異なってとても希望に満ちた曲調。スタジオ・バージョンではエリンの多重コーラスでバルティモーアと入りますが、それはライブ・バージョンではありません。スタジオ録音では後半、引き裂くギターというよりはさめざめと泣いているが前向きさもあるという音色のプリンスのギターも入りますが、ライブでは先のトレヴァーだろうギター、エリンも大勢の観客の前でも臆することなくシャウトが入ります。後半はロックっぽいベースとシンプルなドラム、フーウーウとコール・アンド・リスポンスを入れてバンドと観客が一体となります。そしてU Got The Lookはイントロなしでプリンスが歌い、突然大きな音でホーンが飛び込んで来ます。やがて正常の音に落ち着くのですが、このミキシングの不備はライブストリーミングのため起こったハプニング。The Question Of U/The Oneのマッシュアップは、真剣に歌い情感を込めたギター・ソロが圧巻な演奏で、更にはElectric Manのボーカル・フレーズも朗々と歌われます。自分のギターと会話してからスリリングにまたギターを弾き入れるというトリッキーな瞬間も。サウンドボードということもあり名演と呼べるものになっています。ギターの余韻をそのままにControversyのエレクトロなキーボードのリフが鳴り、曲がクロスフェードで始まります。キーボードもホーン的役割を当然この曲では行われていますが、本物のNPGホーンが少し入ってくる肉感的さもあるプレイ。控えめだったものがじわじわと印象的なフレーズを入れてくる巧妙なギター・カッティング、僕はどこ?バルティモアのコール・アンド・リスポンスでアゲムードにし、女性コーラスに一丸となったホーンの煽りが入って、これも素晴らしい演奏です。そして流れるように1999に。イントロはホーンとキーボードがユニゾン気味に飛び込んできます。とてもゴージャスなライブ・バージョンです。Little Red Corvetteへテンションを落とさず辿り着きます。そして牧歌的なイントロのNothing Compares 2 Uをプリンスがソロで歌います。シェルビーがいない場合、リブが代わりに、ということはないのです。本当にここでのプリンスのシャウトは凄まじく、人種偏見に対する怒りを秘め愛を説くいつものNothing Compares 2 Uではない鬼気迫るものがあります。そしてアンコール前の空白が3分弱あり、サンプラーセットに。外出制限なんてないNo Curfew、とプリンスが言ってからWhen Doves Cryのギター・イントロが入ります。オーオーオーとプリンスが叫びながら結構真剣に歌っています。Nasty Girlは歌われず、Sign O' The Timesではハンナのドラムがフィーチャーされます。そしてHot Thingでは面白いキーボード・ソロがプリンスにより行われています。最後、オール・ザ・ワン!と叫んだ所でサウンドボード音源のパートは終了。この後I Would Die 4 Uもプレイされ、ここからオーディエンス録音となります。少し歓声が入り、ややプリンスの演奏が引っ込みますが、違和感ない、大変良好な音質です。ダグEフレッシュがフィチャーされてサンプリングも入っての超上げムードのKissは、プリンスの代わりにダグのラップで観客と一体となり、プリンスはいつどんな登場するのか、と待ち構えていると、キューがあるのか、ほぼラップが終わるか終わらないかの絶妙なタイミングでスルリとプリンスがdon't have to be beautifulと歌を入れます。そしてダグに感謝の言葉も入れつつ歌い続けます。ここでグンナイと終わりそうになりますが、まだサンプラーセットは続けられDarling Nikkiを流すと観客は盛り上がりますが、何?とプリンスが少し怒り気味でそういうと、Pop Life、If I Was Your Girlfriendを流し、そしてHow Come U Don't Call Me Anymoreは一転ピアノで歌います。ここからピアノセットとスムーズに移行します。Diamonds And Pearlsはプリンスはちゃんと歌いますが41秒で終了、もっと続てい欲しいと思わされます。そしてThe Beautiful Onesも2分と短め、そしてピアノでは比較的珍しいDo Me, Babyがプレイされ、情緒感たっぷりの歌に心揺さぶられます。しかし観客の声も大きく、だんだん観客とのデュエットのようになります。ピアノ・アンド・ア・マイクロフォーンの前哨戦という趣です。Forever In My Lifeはプリンスは歌いませんが、なんとネオ・ソウルの雄ミゲルがそのバッキングでWhen Will We Paid?を観客を巻き込みつつ叫びます。プリンスも途中から参加、リブらコーラスも絡んでゴスペルチックな展開に。そしてAlphabet St.はサンプラーセットからですがプリンスは歌っています。更にジュディス・ヒルが登場、プリンスとジュディスがデュエットをしてAs Trains Go Byのファンクをプレイします。この曲は当然ジュディスのライブで彼女自身のバンドでプレイされていきますが、ここではNPGによるもの、とてもプリンシーでNPGホーンズも最高の煽りを魅せます。キーボードがとてもフリーキーでもう一発でこれはプリンスだ、とわかる、そんな凄いフレーズです。最後は声量たっぷりのジュディスのスキャットでフィニッシュ。続くはセネガル生まれロンドン育ちのエステルが歌うPurple Rain。バックがプリンスとNPG、3rd Eyg Girlsという、初の試み!しかしモノマネで本人が途中から登場するように、やはりプリンスが途中から入ってきて、エステルとのデュエットになっていきます。プリンスのギターも冴え、MCの後また盛り返し観客との大合唱となる凄いPurple Rainが披露されています。オールスターズ的ライブの様相を呈している後半ですが、リヴらがコーラスのCoolとDon't Stop 'til You Get EnoughのマッシュアップからダグEフレッシュが登場、プリンスが彼に絡み、そしてダグも応えて且つ観客を煽り、途中からホーンも入ってきていつもよりゴージャスなバージョンとなっています。特にダグがピーポーピーポー(people people)とパトカーのように叫んでいるのがかわいいです。そしてプリンス一人によるベース・ソロ。バッキングは一切なしの真剣勝負。そして絶妙な解放感を提供するMountainsのプレイ!エリック・リーズらと異なる感じのNPGホーンズならではのホーンが入った実は凄いバージョンです。そしてそこからThe Dance Electricがまさかの最終演奏曲です。3rd Eye GirlとNPGの合体バンドによるファンク・ジャム、カッコいいギター、コーラス、ボーカルがこれでもかと畳みかける秀逸な10分の大団円。15年の最高のライブと言っても過言ではありません。

Disc 1
1.Hanna Intro
2.DAT Intro
3.Let's Go Crazy
4.Take Me With U
5.Raspberry Beret
6.Baltimore
7.U Got Look
8.The Question Of U/The One/Electric Man
9.Controversy
10.1999
11.Little Red Corvette
12.Nothing Compares 2 U
13.When Doves Cry
14.Nasty Girl
15.Sign O The Times
16.Hot Thing
17.I Would Die 4 U
18.Kiss (Feat Doug E Fresh)

Disc 2
1.Kiss (w/ Doug E. Fresh)
2.Darling Nikki
3.Pop Life
4.If I Was Your Girlfriend
5.How Come U Don't Call Me Anymore
6.The Beautiful Ones
7.Diamonds And Pearls
8.Do Me, Baby
9.Forever In My Life/When Will We B Paid? (w/ Miguel)
10.Alphabet St
11.As Trains Go By (w/ Judith Hill)
12.Purple Rain (w/ Estelle)
13.Cool incl. Don't Stop 'Til You Get Enough
14.Mountains
15.The Dance Electric (w/ Doug E. Fresh)

Royal Farms Arena, Baltimore, May 10, 2015

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