NLシリーズ ボビー・コールドウェル / Southern California 2012 2016(2CDR)
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AORと言えばこの人、ボビー・コールドウェルの2012年、2016年二つのライブをカップリングしたタイトル。どちらともサウンドボードと間違えてしまう程の最高オーディエンス録音で収録しています。とにかく聴いたら、ボビーの虜になりますよ!
12年の方は、有名曲では「Jamaica」邦題「ジャマイカ・センチメンタル」のプレイが嬉しいです。またボビーが85年にコモドアーズに提供した「Janet」のセルフ・カバー演奏の素敵なこと。作曲者としてのボビーは確かに凄いですが、歌い手としてのボビーもまた真骨頂だと言えます。95年の名盤『Soul Surviver』からのラスト3曲、哀愁の「Let It Be Me」、小気味良いカッティングが心躍らせる「Back In The Fire」、そして「At Last」の重厚な曲展開、隠れ名曲のライブ・バージョンがまた身震いしてしまう程に素晴らしいです。
16年はボビーを知りたい、もっともっとな人のためにあるようなセトリ、「君の全てが手に入らなければ、いっそ何もかも捨ててしまうよ」と歌う「All Or Nothing At All」をオープニング、恋人が去ってしまいそうになるのを何とか止めたいその気持ちを歌う「Loving You」の切ないメロディー、そして失恋は誰にも癒すことは出来ない、ボズ・スキャッグスにも提供された「Heart Of Mine」の大名曲っぷり。「気づかないふりをするから嘘をつき続けて」とこれまた切ない歌詞の「Words」は実は優雅なダンサーです。R&B名プロデューサーのジャック・スプラッシュとボビーのユニットであるクール・アンクル名義の「Break Away」は嬉しい演奏と言えるでしょう。ジプシー・マナーな「Where Is Love」、メロディーが秀逸「Sunny Hills」、インスト2曲で心和ませ、大名曲「風のシルエット」の適度な崩し方で歌うボビーにサブイボ。フラミンゴズ「君のために僕の目はある」の直訳でも気品のあるタイトルそのカバー。クール・アンクルの絶対知って欲しい傑作「Miami Nights」、神にも届くに決まっている「Have Mercy」でフィナーレ。更に進もうとしているボビーが居ます!
Disc 1
Catalina's Bar & Grill
Los Angeles, CA
January 2, 2012 Late Show
1. The First Time
2. The Shape I'm In
3. Jamaica
4. Sax Intro
5. What You Won't Do For Love
6. All Or Nothing At All
7. Cry
8. Janet
9. Let It Be Me
10. Back In The Fire
11. At Last
Bobby Caldwell, Keyboards, Vocals
Mark McMillen, Keyboards
Carlyle Barriteau, Guitar
Lan Richards, Drums
Robert Valle, Bass
Andrew Neu, Sax
Disc 2
Catalinas Bar and Grill
Los Angeles, CA
December 30, 2016
Disc 2
1. All Or Nothing At All
2. banter
3. Loving You
4. banter
5. Heart Of Mine
6. Words
7. banter
8. Break Away
9. Where is Love
10. banter
11. Sunny Hills
12. Instrumental
13. Instrumental
14. banter
15. What You Won't Do For Love
16. Band Introductions
17. I Only Have Eyes For You
18. banter
19. Miami Nights
20. Have Mercy
Bobby Caldwell, Keyboards, Vocals
Mark McMillan, Keyboards Vocals
Carlyle Barriteau, Guitar
Tony Moore, Drums
John Murray, Bass
Andrew Neu, Sax
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