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プリンス / Sportpaleis, Antwerp, Belgium 27th May, 2014 (2CDR)

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Love Or Money/Confusion

アムステルダムと同じテーパーの録音、Love Or MoneyとConfusionの共同でリリース。これも音質は素晴らしいです。Let's Go Crazyでのテンションは高く、準備は出来ているか、僕は出来ている、と絶好調さをアピール。Take Me With Uも大合唱ですが適度の歓声となっていて録音の素晴らしさを物語っています。Musicologyでのfeel goodのコール・アンド・リスポンスに至っては圧巻。その後のベース・ソロが控え目に聴こえてしまうほどです。今夜僕の名前は、Kiss!と驚かして始めるKissのニューアレンジも音が良いので楽しめます。サンプラーセットは珍しくNasty Girlが2分と長く、ファンキーなキーボードのリフと観客との素晴らしいコール・アンド・リスポンスが楽しめます。Hot ThingではShortberry Strawcakeのフレーズを含めたキャシーのキーボードが素晴らしいです。オーベルジャンのコール・アンド・リスポンスから始まるControversyは変則のカッティングとLove Rollercoaster、I Know You Got Soulのリフも登場して、いつもと違う様相を魅せてくれます。まあ20Tenツアー時期程の展開はないですが、続く1999への流れが例外なく気分を抑揚させてくれて新鮮な気持ちで楽しめます。Nothing Compaes 2 Uは今回登場のキーボードだけのバッキングで歌うイントロがあるバージョンですが、ベルギーの観客の反応が良く素晴らしいものとなっています。新曲Funknrollは結構あっさりとしている演奏、シツコク繰り返さないバージョン。そしてPop Lifeのサンプラーを流したサンプラーセット第2弾が登場します。I Would Die 4 Uは大合唱でも音質が良いので楽しめます。HousequakeではMy Name Is Princeのようにイーダを彼女名前はイーダ、彼女はファンキーと紹介しています。そして素晴らしいのはAlphabet St.でリズムパターンを流しつつ壮絶なプリンスのベース・プレイが炸裂します。イエーイエーイエーと叫びながら重戦車の如く突き進むグルーブ。その後冷ますようなPurple Rainは10分とやや短いが盛り上がっています。ピアノセットではThe Beautiful Onesのもの凄いシャウトには圧倒されることでしょう。この曲での歌い方でプリンスのその日のボーカルの調子がわかるとすれば、ツアー中一番のボーカル、と言うことになります。まあそれだけシャウトしてしまうと次のGuitarが少し濁声になってます。それでもPlectrumelectrumはインストなので少しボーカルを休ませられます。まあwhat is plectrumelectrum?の叫びがあるけどもそれを聞くと喉に問題はなさそうです。Sometimes It Snows In Aprilでも嗄れた声どころか美しいし。しかしShe's Always In My Hairはボーカルが少し投げやりな感じ。哀愁のフレーズ、キーボードを中心に展開しますが、3分半と短く、プリンスやドナがギターで弾いていく後半部分がばっさり無くなっています。The Love We Makeは遜色ない出来。一分ほど用意の時間があって、なんと3回目となるサンプラーセット、Forever In My Lifeのリンドラムが鳴ります。直にプリンスは歌い出します。ここでプリンスはベースを弾きますが、バックのサンプラーはイーダが扱っているようです。これはAlphabet St.の時も同様です。プリンスだったら弾きながらキーボードもプレイ出来るのに、失敗を避ける意味での配慮なのでしょう。実際ボーカルは崩して変化させた歌い方、オーライのコール・アンド・リスポンスも素晴らしいもので、演奏が終わった後も暫くアンコールを促すかのように続けられています。サビメロを観客に歌わせ、キーボード、ベース、ギターの絶妙なファンキーなアンサンブルとプリンスの煽りで盛り上げる絶妙ジャムです。ベルジャン、ベルジャーンと大阪のオバちゃんが話しかけるような声でプリンスが問いかけるとFixurlifeupに。歌い方がやはり大阪のおばちゃん的馴れ馴れしさと攻撃的さが混ざったような感じです。いつも通りギター全開のSomething In The Waterの後、久々のScrewdriverがプレイされます。後半のギターが短めで潔いバージョン。適度の荒々しくて素晴らしい演奏です。そのまま繋がるようにThe Rideになるのは超スリリング。突然のブルースですが長く語り始めることなくギターを聴かせることに集中したプレイです。そこからEndorphinemachineのフレーズへと繋がります。プリンスのシャウトも決まって、最高の流れです。パンキッシュな歌い方もノリノリ。しかしプリンスは盛り上がっているのにワンバースだけで終わらせ、What's My Nameとなります。これが凄いのはベースが主体の曲なのに、プリンスがギターでそのフレーズを弾いていて、更にtake my guitar、と歌詞も変えていること。The Sacrfice Of Victorの歌詞を入れていますが、ギターがリフとなっているだけでどこかThe Sacrfice Of Victorのロック・バージョンのようにも聴こえてくるから不思議です。ベースがない代わりにキーボードも前に出ていて(少しベースも聴こえるがそれはイーダによるものでしょう)ベース・バージョンとは大きく異なるアレンジです。最高のサプライズです。

Disc 1
1.Let's Go Crazy (Reloaded) 2.Take Me With U 3.Raspberry Beret 4.U Got The Look 5.Musicology 6.Kiss 7.When Doves Cry 8.Nasty Girl 9.Sign O' The Times 10.Hot Thing 11.Controversy 12.1999 13.Little Red Corvette 13.Nothing Compares 2 U 14.Funknroll 15.Pop Life 16.I Would Die 4 U 17.Housequake
18.Alphabet St. 19. Purple Rain

Disc 2
1.How Come U Don't Call Me Anymore 2.Diamonds And Pearls 3.The Beautiful Ones 4.Guitar 5.Plectrumelectrum 6.Sometimes It Snows In April 7.She's Always In My Hair 8.The Love We Make 9. Forever In My Life 10.Play That Funky Music 11.Fixurlifeup 12.Something In The Water (Does Not Compute) 13.Screwdriver 14.The Ride 15. Endorphinmachine 16.What's My Name.

Sportpaleis, Antwerp, Belgium May 27, 2014

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